【事例】私のコンサル力10(情報通信機器編)
2007/9/28に私が講師となって開催したセミナーは大変好評でした。好評だったのは、参加者が希望すればその参加企業のPRアイデイアを蓮香流に解決してあげます、という個別相談をさせてもらったからです。結果、参加企業30社の内、半数に当たる15社をはすか流PRで提案してみました。以下の事例集がそれです。はじめに参加者の課題・現況を10項目程度、箇条書きに書いたものを提出していただいて、私がそれをみてPR回答したものです。立案の途中、一切の質問はしませんでしたので、ひよっとしたら私の理解が間違っているころがあったかもしれません。このように私の特技はクライアントと直接お逢いして詳細なオリエンテーションを受けなくても、課題・現況さえみれぱ、解決のためのPR回答を創造することができます。30年以上の経験がなければ達成できないスキルだと自負しております。
●[課題・現況]----情報通信機器メーカー
[01] 1975年創業のNECグループの開発会社。もともと通信分野(PBX、無線など)を主に担当していた。現在は事業領域を拡大しNECグループからの受託事業はケータイのハードウェア開発から宇宙関係の機器の開発まで幅広い。BtoB企業。
[02]NECグループでこれだけ幅広い分野を担当している会社は他にはない。逆に言うとかなりニッチな領域の仕事が多い。コンピュータ領域と通信領域の技術との融合領域が得意領域である。
[03]ここ数年、自主事業(NECグループ以外からの仕事)も増えた。現在ではNECグループからの受託事業と自主事業の比率は半々である。自主事業は画像処理・音声処理・無線関連のソリューションが多い。最近特に力を入れている事業は「ワイヤレス&センシング」によるソリューションである。
[04]自主事業は伸長している一方、派手な宣伝活動はあまりせず、広報、業界紙への広告、展示会、Webからの誘導を中心に販促活動を行っている。広報発表の案件は平均すると月1回のペース。また、展示会への出展を商談の場とすべく、かなり積極的に行っている。
[05]自主事業についての多くは、ビジネス発想をNECの中央研究所で行っている。したがって、自主事業を一から自分たちで立ち上げるノウハウがほとんど無いことが弱点であり、同時に社内にイノベーティブな風土が弱いことが課題である。
[06]海外には拠点がなく、ビジネスは国内向けのみと言っても過言ではない。
[07]自主事業に関しては元々一緒に事業をやってきた背景からNECグループで重複する事業もあり、その棲み分けが難しい状態にある。
[08]当社はNECグループの中でも幅広い分野を担当しているため、仕掛け次第ではかなりのシナジー効果があがる会社ではあるが、先述したビジネス発想が苦手であり、また長年事業部ごとに個別な活動をしてきたため事業部を横断した活動が苦手であり、事業のシナジー効果があがるまでには課題が山積している。
[09]以上のような背景からまずは社内の組織風土を改革する意味で、昨年度よりCI策定を行ってきた。そして今年度に入り「ポリバレンス(※)理念」という言葉を掲げ、社員同士が接近し、散らばった技術が接近し、新しい事業が生まれるよう社内の風土改革・意識改革を目指している。※ポリバレンス:多様な原子価の意。サッカーのオシム監督も「一人の選手が様々な役割をこなす」という意味で使用。
[10]今後はまず社員へ「ポリバレンス理念」の本質を理解してもらい、社内のモチベーション活性化をさせていきたい。
●(現況から)私のPR回答
【A】 社内組織風土を改革する横断的組織「ポリバレンス改革推進委員会」
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社内改革は今の時代、トップや人事部の「上意下達」号令では無理。中堅幹部自らが立ち上がり、問題点の把握と各部門間の調整などの根本部分の設計を構築するため、各部門から改革のための委員を選出、検討機関を設置、おおよそのアウトラインができたら、人事やトップの判断にゆだね、正式な組織編成と待つといったやり方が懸命。そして、いったん発足したら、先遣隊を立ち上げ、他社の成功例を入手するなど委員会の活動がうまく回るように「各種データ」を収集しておく。この「ポリバレンス推進委員会」の最大の課題はどこの組織に組み込むかということ。すなわち経営企画部の下にぶら下がるのか、営業本部に入れるのか、それとも社長室なのか。本当はどこにも所属せず、社長直轄でいくべき。入社10年クラスの35歳前後の若手を委員に据え、広い展望と
斬新な考え方をもった人材に積極運営させていくのが成功のポイント。
【B】受託事業や自主事業で成功を収めた事例集サイト「NEC成功事例集」
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取引先クライアントの承認を得なければならないが、受注経緯と納入事例を公開できる範囲でサイト提示できれば社会的に有意義な知財活用サイトになるものと思います。社名やシステム名は出さずにWeb公開してもよい。ビジネス構成上、BtoBスタイルなわけですから、業種、案件名、ソリューション事例などいくつかの項目でクロス検索できるようにデータベース方式にすべき。発注者や開発者の声ももちろん、納入後の稼動状況についてのレポートも記載する。ここではNEC側の視点にたっているが、結果的には納入先企業の側にも「問い合わせ」「見学」「見積り依頼」「訪問」「商談」がいくような、ビジュアルなシステム設計が必要。要するに、ユーザー側の視点で「事例集」を構築すべきと思います。複数の問い合わせがあるならば別途「セミナー」形式でプレゼンテーション会を開催するのも効率的で有効的な営業スタイルなのでは。広告原稿やチラシ、パンフレットなどの告知ツールも載せることも重要。
【C】通信とITの融合した分野の専門家「CITコンシェルジュ」の設置
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通信領域とコンピュータ領域の技術との融合領域を得意領域とするNECエン
ジニアリング。この2つの領域に詳しい専門家を「CITコンシェルジュ」(略称:シットコンシェルジュ)と呼び、この呼び名を普及、一般化させる。これからますますニーズが増えてくるであろう、通信とITの融合分野の技術者、彼らに代わってその内容を第三者に伝える、いわば水先案内人的な技能、知識をもった人たちである。この人材の育成がこれからの情報通信業界には急務。まず社内で立ち上げある一定の技能・知識が認められたならば「認定証」を授与。この方式で社内はもとより、社外にも増やしていく。将来、「資格制度」にまで発展していくかどうかはさておき、通信とITの分野のビジネス商談だったら、「CITコンシェルジュ」のいる会社へ、といったテーマで関係各界に呼びかけていく。ITCといえばITコーディネータを指すようなので、あえて通信CommunicationのCを前にもってきて、ITとを組み合わせした「CITコンシェルジュ」にした。
【D】BtoBビジネスと支援を考える「BtoBサポート研究会」の立ち上げ
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BtoB型ビジネスモデルを総合的に研究する会合。BtoBの成功事例を中心に、BtoBの現状と課題を考える。参加者はIT系企業の担当者で、ITソリューションプロバイダー、技術情報システムの運用管理に携わる方、購買システムの運用管理に携わる方、システムの企画開発者、SE営業職などで構成する。ネットではこの種の研究会、勉強会が多数あり、いずれも「顧客囲い込み」を狙った企画と想定される。しかし、実際のビジネス取引はまた別の要素がからむので、研究会では売りを意識せず、あくまでも研究開発や相互啓発、親睦交流などに重点をおいたエンタメ的運営をすべきであろう。ネット検索したら、「BtoB研究会ワークショップ」があったので、「BtoBサポート研究会」という会合名に。BtoBのビジネスモデル事例として、以下の有名サイトがある。「プロトレード」「エヌシーネットワーク」「いい仕事ドットコム」「おさがしドットコム」「鬼に金棒ネット」「いい購買ドットコム」「木建市場」「剛材ドットコム」「栽培ねっと」など。
【E】無線通信の技術者の連絡組織「日本ワイヤレスセンシング連絡協議会」
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成長性著しい無線通信技術ですが、この分野でも技術、営業の2つの領域においてトップとなるよう、業界に率先して横断的ネットワークの会合をつくり、先端技術の研究に情熱を注ぐ。IT業界に携わる、まざまな技術者が一同に会することで親交と技術の双方の交流と開発発展、なかんづく人材(専門家)の育成が狙い。同業他社からスパイ的参加者も考えられるが、そういう張り詰めた雰囲気のほうがかえってよい。何よりこの種の研究会をいちはやく立ち上げ、開発環境をオープンにする姿勢を示すことに社会的意義がある。参加すればライバル社の組織、人数、技術、予算などがみえてくるはず。競争社会にあっても常にイニシアティブをとる勇気が大事で、そういった先駆者的行動が業界を飛躍的に発展させる。
●感想文
まずお伝えしたいのは、まさか当社のように非常に特色が出しづらい職種の会社で、ここまで様々なアイデアを出していただけるとは、という点です。
今まで新製品以外のリリースを出したいと考えつつも、なかなかアイデアが思いつかず滞ってしまっていたのですが、はすか様から「中小企業の快適オフィス学を研究する快適オフィス研究所の設置」案や「『業績アップする!オフィス環境術』というビジネス書の制作・発行」案などこれまで考えつかなかった案をいただき、案だけでなく新たなアイデアのタネも教えていただいたと思います。
正直なところを申し上げると、アイデアの中には採用が難しい案もあったのですが、新製品以外のリリースを出していくには、こうして自由にいろいろと考えていくことが大切なのだということを、勉強させていただきました。特に「女性に優しいオフィス環境プロジェクト「おんな未来オフィス隊」の設置」という案は、女性社員だけで構成された専門チームを作り、託児所の設置など色・デザインよりも機能面を充実させた女性仕様のオフィス環境にするという内容でしたが、逆に当社自身が自社の女性社員に対してここまでできているのかと考えさせられ、リリース案だけでなく経営に対する提言をいただいた想いです。今回、いただいた発想法をもとに、より社会に貢献できるリリースを配信していきたいと思います。ありがとうございました。
[このコラムの執筆履歴]
●私のコンサル力1(人材派遣業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049408602.html
●私のコンサル力2(99円シヨップ業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049520373.html
●私のコンサル力3(Tシャツ販売業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049937064.html
●私のコンサル力4(女性向けフィギュア業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12050224165.html
●私のコンサル力5(接客業向け人材派遣業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12050560616.html
●私のコンサル力6(和風居酒屋編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12051175875.html
●私のコンサル力7(時計メーカー編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12051656118.html
●私のコンサル力8(車の板金修理業編)
http:// ameblo.jp/pridea/entry-12051937547.html
●私のコンサル力9(パジャマのネット通販編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12052255402.html
【事例】私コンサル力9(パジャマのネット通販編)
2007/9/28に私が講師となって開催したセミナーは大変好評でした。好評だったのは、参加者が希望すればその参加企業のPRアイデイアを蓮香流に解決してあげます、という個別相談をさせてもらったからです。結果、参加企業30社の内、半数に当たる15社をはすか流PRで提案してみました。以下の事例集がそれです。はじめに参加者の課題・現況を10項目程度、箇条書きに書いたものを提出していただいて、私がそれをみてPR回答したものです。立案の途中、一切の質問はしませんでしたので、ひよっとしたら私の理解が間違っているころがあったかもしれません。このように私の特技はクライアントと直接お逢いして詳細なオリエンテーションを受けなくても、課題・現況さえみれぱ、解決のためのPR回答を創造することができます。30年以上の経験がなければ達成できないスキルだと自負しております。
●[課題・現況]----パジャマのネット通販
[01]インターネット通販3店舗にて自社オリジナル企画の高品質・こだわりパジャマを販売
[02]独自ドメインの本店とショッピングモール2店舗(楽天市場店、ヤフーショッピング店)の計 3店舗で販売。
楽天市場店は2001年 1月~ 売上の約70% 。
本店は2006年 4月~ 売上の約20%
ヤフー店は 2006年11月~ 売上の約10%
[03]売上は3店舗合計で年商1億(2006年12月実績)リピート購入率20%、購入率(購入者/アクセス人数)2%、平均客単価1万円強
[04]客層は30~40代の高所得層が中心。売上の約50%がギフト(母の日、父の日、誕生日、結婚祝、敬老の日等)で、 他の店舗ではなかなか真似できないラッピング対応も強みとなっています。
[05]売上が月、時期によって差が大きい点が課題。(1500万を超える月と300万以下の月があります)少ない時期(3、7、8月)の売上を伸ばせるような商品もしくは販促テーマが必要。
[06]インターネット販売でありながら、アットホームな雰囲気が特徴。「心」が伝わる接客(メール、納品時の手書きのお手紙等)でファンづくり。 「お客さまに感動していただけるために」をモットーにしております。
[07]主力商品は生地づくりからこだわり、試行錯誤を続けて生み出したこだわりのオリジナルパジャマ。お客さまの声等を取り入れて、更にグレードアップさせた商品への改良を常に試みております。主力商品の価格帯は5,900~16,800円とパジャマの中では かなりの高級ゾーンです。パジャマ以外にオーガニックコットン製品(仕入れ販売)も販売(売上の10%)
[08]インターネット通販という絞った市場×パジャマというニッチな商品に絞った商材、このインターネット通販のパジャマ市場で圧倒的なNo1を確固たるものにし、「パジャマ屋」というショップ、「pajamaya.com」商品のブランディングが重要。
[09]映画やドラマへの衣装提供、雑誌、ラジオ、TV等の依頼もくるようになって
きたので今後はプレスリリースをかけてもっと露出を増やして、知名度を上げていきたいです。
[10]売上が順調に伸びているので、更なるステージに上げるために人材、商品開発、システム構築等にも力を注いでいきたいです。
●(現況から)私のPR回答
【A】 社会問題に対応する看板「許すまじ!落下物の犯罪」の設置
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E案の新製品開発でも触れたのですが、赤ちゃんをお母さんが「おんぶと抱っこ」するための「つり包帯」のもの。これの素材に「パジャマ生地」を使う。赤ちゃんの肌に優しいパジャマ生地ならではの製品だ。これを御社の基幹商品として育てるべく、同製品のファンユーザーと見込み客を発掘するための組織「パジャマんま」。この製品カテゴリーでは日本ナンバーワンのシェアにすべく、各種活動を行う。育児経験と同製品の使い方が指導できるオピニオンリーダーなどにセミナー講師になってもらったり、「パジャマんま」(製品名もこれでいいかも)の正しい使い方と同ファンユーザー層との交流の場として位置づける。同倶楽部主催で、「パジャマんまで働くお母さん」というテーマで、作文募集するというのも感動的な作品が集まりそうな気がしてならない。とにかくパジャマ地のベビースリングを流行らせるのだ。そのことが回りまわって他のパジャマ製品の業績にも好影響を与えてくれるだろう。「赤ちゃんの肌に優しい布地」がキーワードだ
【B】アンケート調査結果「男女別人気パジャマ・ベスト10」の発表
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購入者ユーザーの申し込みデータを分析し、パジャマ到来のシーズンである11月中旬にマスコミ発表できるように分析と資料作成しておけばよい。購入者データの素材、着心地、デザイン、価格、購入理由などの5項目を、属性である男女、年齢とクロスして調査結果を分析する。このパジャマの集計結果から「時代が反映されるような内容を導き出す」ことがパブ成功のポイント。男女別や年齢別でみていくとおもしろい結果が抽出されるのではないか。大事なのはこういう「アンケート調査結果」をパブリシテイの素材として使うことを前提とするなら、そのデータの入口の部分、つまり「どんな項目を聞いたおけばパブ素材になりやすい結果が導き出されるのか」を事前に想定、よく研究して購入者アンケート調査の実施をすすめなければならない。ここが本企画の最大の知恵の絞りどころ。大した質問もしていないところからはニュースになるような答えはもともと導き出されないのである。アンケート調査は「質問項目の設定」の仕掛けが成否を決めます。
【C】CDソング「パジャマよ!今夜もありがとう」の制作
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肌身離さず自分を守ってくれたパジャマへの賛歌、応援歌をCDで作る。あらかじめ作詞になる作品募集をパブリシテイで行い、選考後、グランプリ作品をCD化する。非売品扱いとし、PRツールとして活用する。作曲はプロの作曲家に依頼する方が楽だと思いますが、グランプリ作品の作詞を発表して作曲も公募パブリシティするという方法もある。出来上がったCDソングはテレビパブリシティのための強力なツールとなる。映像と音声が入っておりエンタメ性に優れたCDを使っていっきにテレビメディアを攻略したい。「夜霧よ今夜もありがとう」はスター・石原裕次郎のヒット曲だが、これにならってパジャマ賛歌を広め、商材としてのパジャマに感謝したい。曲のテーストは演歌になるのかポップス調になるのか検討つかないが、「覚えやすく」「印象に残り」「歌いやすい」というのがPRソングの鉄則だろう。CDの枚数は500枚もあれば用は足りるのでないか。PRソング「お魚くん」は「泳げ鯛焼きくん」とは趣を異にするが、いれもヒットした。
【D】PRイベント「パジャマDEサンタ」
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パジャマ姿のサンタさんが宅配訪問し、良い子の枕元に「パジャマ」をプレゼントしていくユーモラスで楽しい企画。当然のことながらマスコミ、とりわけテレビを意識したパブリシティ戦略をすすめていく必要がある。どの子の家をサンタ訪問するかについては、事前にパブリシティで公募しておき、突撃訪問する前に、そのお宅の親御さんと綿密な打合せをしておくべきでしょう。何時頃に眠り、何時頃たったら気付かれないだろうという時刻に訪問しなければならないからね。パジャマサンタは「赤パジャマ」「黄パジャマ」「茶パジャマ」の3人いたほうがいいのでは。そして「早口」で呪文を唱えながら訪問した方がテレビ的にユーモラスがあり、笑いを誘う。初年度は、東京・大阪・名古屋の3大都市で開催し、成功を収めれば次年度は6大都市に拡大してすればいい。もちろんそれぞれのパジャマには「パシャマ屋」のロゴ入りというのは言うまでもない。冬の寒い時期にパジャマ姿になるのだから、メディア露出されなければ意味がないので周到な準備が必要。
【E】独自商品「パジャマベビースリング」「ペットパジャマ」「早口パジャマ」の開発
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品質を重要視する御社は、パジャマの素材、肌触り、着心地などに自信があり、他社製品よりも優れていますね。その優れている点を活かしながら、さらに新商品開発を進めていく。これまでのカテゴリ(ナイティとルームウェア)にはなかった新たなタイプの商品開を提案したい。「ペットパジャマ」は文字通り、犬専用のパジャマである。肌と環境に優しいというのなら犬でもそうであるべきという発想から。「早口パジャマ」は面白みにかけるが、赤パジャマ黄パジャマ茶パジャマの早口に代表される赤・黄・茶の3色をデザインしたパジャマ。私の一押しは「パジャマベビースリング」。これは赤ちゃんをお母さんが「おんぶと抱っこ」するための「つり包帯」のもの。これの素材に「パジャマ生地」を使う。赤ちゃんの肌に優しいパジャマ生地だからだ。「ベビースリング」を作っている「パジャマ屋」だからきっと他のいい製品なのだろうと思う。それぐらいこの「ベビースリング」に御社の品質志向、企業姿勢が象徴的に込められている。
[感想文]
お忙しい中、個別のアイディア回答ありがとうございました。ご提案いただきましたアイデアは自分ではなかなか発想できないものばかりだったので、第3者の切り口、視点、発想が取り入れられるような仕組みやルートづくりは大切だと思いました。す。
また、パブリシテイの素材として取り上げられやすいものにするための発想法や切り口も参考になりました。アドバイスいただいた内容を参考に自分でも自社の強みを整理してパブリシテイの素材になるようなアイデアを考えてみたいと思います。
ほんとうにありがとうございました。セミナーの講義だけではなく、このような個別のアドバイスやフォローをいただける講座は稀有だと思いますし、受講だけに終わることなく具体的なアクションへの足がかりになる内容だったと思いま
[このコラムの執筆履歴]
●私のコンサル力1(人材派遣業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049408602.html
●私のコンサル力2(99円シヨップ業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049520373.html
●私のコンサル力3(Tシャツ販売業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049937064.html
●私のコンサル力4(女性向けフィギュア業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12050224165.html
●私のコンサル力5(接客業向け人材派遣業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12050560616.html
●私のコンサル力6(和風居酒屋編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12051175875.html
●私のコンサル力7(時計メーカー編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12051656118.html
【文章】キモに銘じるプレスリリース3カ条
報道用発表資料をプレスリリースと呼んでいますが、新聞や雑誌で報道記事で紹介される、いゆる「新商品」や「新サービス」などの話題はマスコミが自主的にネタを見つけて取材し報道記事にするいうことはありません。
今の時代は100%、企業や団体からプレスリリースが提供されているのです。記者たちはそれをみて取捨選択し、自分のメディアにふさわしいネタを取り上げているのです。
プレスリリース配信を始めるにあたって、次の3箇条を肝に銘じておくべきでしょう。
[1]]多忙な記者は自ら会社やお店に情報を求めて行くことはない。
会社や店側から働きかけている
[2]会社や店側がアピールしない限り、掲載(報道)はされない
[3]アピールには記者が理解できるプレスリリースが必要
【書き方】プレスリリース7大原則
http://ameblo.jp/pridea/entry-11046022174.html
【事例】私のコンサル力8(車の板金修理業編)
2007/9/28に私が講師となって開催したセミナーは大変好評でした。好評だったのは、参加者が希望すればその参加企業のPRアイデイアを蓮香流に解決してあげます、という個別相談をさせてもらったからです。結果、参加企業30社の内、半数に当たる15社をはすか流PRで提案してみました。以下の事例集がそれです。はじめに参加者の課題・現況を10項目程度、箇条書きに書いたものを提出していただいて、私がそれをみてPR回答したものです。立案の途中、一切の質問はしませんでしたので、ひよっとしたら私の理解が間違っているころがあったかもしれません。このように私の特技はクライアントと直接お逢いして詳細なオリエンテーションを受けなくても、課題・現況さえみれぱ、解決のためのPR回答を創造することができます。30年以上の経験がなければ達成できないスキルだと自負しております。
●[課題・現況]----車の板金修理業
[01]インターネット通販3店舗にて自社オリジナル企画の高品質・こだわりパジャマを販売
[02]独自ドメインの本店とショッピングモール2店舗(楽天市場店、ヤフーショッピング店)の計 3店舗で販売。
楽天市場店は2001年 1月~ 売上の約70% 。
本店は2006年 4月~ 売上の約20%
ヤフー店は 2006年11月~ 売上の約10%
[03]売上は3店舗合計で年商1億(2006年12月実績)リピート購入率20%、購入率(購入者/アクセス人数)2%、平均客単価1万円強
[04]客層は30~40代の高所得層が中心。売上の約50%がギフト(母の日、父の日、誕生日、結婚祝、敬老の日等)で、 他の店舗ではなかなか真似できないラッピング対応も強みとなっています。
[05]売上が月、時期によって差が大きい点が課題。(1500万を超える月と300万以下の月があります)少ない時期(3、7、8月)の売上を伸ばせるような商品もしくは販促テーマが必要。
[06]インターネット販売でありながら、アットホームな雰囲気が特徴。「心」が伝わる接客(メール、納品時の手書きのお手紙等)でファンづくり。 「お客さまに感動していただけるために」をモットーにしております。
[07]主力商品は生地づくりからこだわり、試行錯誤を続けて生み出したこだわりのオリジナルパジャマ。お客さまの声等を取り入れて、更にグレードアップさせた商品への改良を常に試みております。主力商品の価格帯は5,900~16,800円とパジャマの中では かなりの高級ゾーンです。パジャマ以外にオーガニックコットン製品(仕入れ販売)も販売(売上の10%)
[08]インターネット通販という絞った市場×パジャマというニッチな商品に絞った商材、このインターネット通販のパジャマ市場で圧倒的なNo1を確固たるものにし、「パジャマ屋」というショップ、「pajamaya.com」商品のブランディングが重要
[09]映画やドラマへの衣装提供、雑誌、ラジオ、TV等の依頼もくるようになってきたので今後はプレスリリースをかけてもっと露出を増やして、知名度を上げていきたいです。
[10]売上が順調に伸びているので、更なるステージに上げるために人材、商品開発、システム構築等にも力を注いでいきたいです。
●(現況から)私のPR回答
【A】 社会問題に対応する看板「許すまじ!落下物の犯罪」の設置
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最近、車道を走行中の車に石などの落下物が社会問題となっていますが、この問題に対応する企画。「許すまじ!落下物の犯罪」と記載した「看板」を作成し、これを国交省管轄の国道管理事務所等に寄贈し、犯罪防止の啓蒙活動にする。文字とおり、犯罪防止と市民をドライバーを守りたいという社会貢献だ。これを実施したからといって売り上げ・利益に結びつかないことは最初からわかっている。しかし、こういう小さなCSR(社会貢献)の積み重ねが御社ブランドを確固たるものと導くでしょう。例えば、仮にその看板を国道沿いに設置されたとしたら、当然のことながらNHKが取材し放送するでしょう。確かに企業名やサービス名である「ヘコミ救急隊」はクレジットされないかもしれませんが、これがジャブとなって効いてきて「あちこちで話題」になるものと思われます。社会貢献とは企業名が出ないからこそ意義ががあるのです。
【B】子供向け自動車凹み修理の学習見学会「凹ミニ塾」を開催
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小学生向けに「車の凹み専門の出張修理」を見学会を開催。車の大切さを体験学習させ、近未来のヘビーユーザーへとつなげていく。開催場所は「街のガソリンスタンド」にすればチャネル対策にもなる。出張修理の依頼人の許可を得た上で5-10人希望の小学生が見学できる。見学後は、「ヘコミ救急隊」名が入った「キー」か「ストラップ」のようなものを贈呈する。図工や理科、国語などの先生の賛同が得られれば感想文などを書かせれば「活きた課外授業の教材」となっていく。もちろんこれらのことは一般紙の県版で取材され、記事になっていくことだろう。見学会の場合は、修理マンと広報インストラクターと2人が同伴で行くべき。修理後、ほかの素材(ミニカー)で学習体験させられたらさらにベスト。
【C】きれい好きマイカーユーザの愛好会「我ら洗車党」の立ち上げ
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「洗車は趣味」「車への愛情は誰にもまけない」「我こそは車きれい好き人間」といってはばからない愛車オーナーのユーザ層の発掘とファン育成のために「洗車党」を旗揚げする。「ヘコミ救急隊」が運営事務局となり、セミナーや講習会、さらには会員ユーザー同士の親睦会として多目的に活動展開。会員の登録(申し込み)はITを活用。Webデータベースのシステムに構築すれば登録と同時に自動的にデータベースとして蓄積されていく。有名人ゲストを講師に呼んで愛車トークをさせれば盛り上がるだろう。この継続的な啓蒙活動を通して「ヘコミ直しだったらヘコミ救急隊」という位置づけがなさされていくのはいうまでもない。会員に対し、「小冊子」の提供や、「アンケート調査」を実施していけばパブリシティとしてのネタづくりにも貢献できるのでは。「ヘコミ救急隊」の顧客ユーザー発掘とファン育成が目的だが、同時に「情報発信基地」として、御社の広報アンテナとしてとらえて欲しい。組織名の正式名称は「我ら洗車党」とするが、親しみを込めてWaresen(ワレセン)という呼び名で統一した方が素敵だ。フリーダイヤルも0120-001000(ワレセン)が取れればベストですね。Webサイト名は、独自ドメイン名を使って、http://www.waresen.com
となれば最高ですね
【D】ストラップ人形「凹むなクン」の制作
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凹みユーザーの動機は「他人からいたずらされたり」「自分の不注意でなったり」とさまざまだと思いますが、仮に車のバック運転などが苦手な女性ユーザーだと仮定すると、日頃から、その想定女性ユーザーに対し、親近感のあるアプローチを図っておく必要があるのではないか、その日(事故発生)のために。そういう意味で、女性層に支持されそうなかわいいノベルテイなどのPRツールを制作する。そのひとつが「凹むなクン」である。この名称は意匠登録されてもいいぐらいベストネーミングだ。ぬいぐみで「落ちないクン」とかありますね。ああいう発想で「つらいことがあっても少々のことで凹まないで」というメッセージを込めた「落ちないクン」。かわいいキャラクターとデザインで構成し、例えば、価格的にも割安なストラップ人形「落ちないクン」を制作して、これを女子高校生がかばんや携帯電話につけるようにブームにもっていけば最終的には「ヘコミ救急隊」の需要ニーズへと発展してことになります。いわば顧客予備軍。
【E】車のへこみ119番「0120-153704(凹み直す)」
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車の凹みを直したいとき、ユーザーはどのような行動をとるかを考えてみる。今の時代ならインターネットで検索をかけてみるというのが一般的だと思いますが、ネットで判明できたとしても次の行動プランは「問い合わせ電話」だろうと思います。フリーダイヤルの専用電話は広報上のみならず、お客様のいらだちの気持ちを少しでも緩和させる意味でも不可欠なものでしょう。実際に「0120-153704(凹み直す」の番号が取得できるかわかりませんが、早く手をうっておいた方が得策でしょう。番号は数字の語呂合わせが覚えやすいので一番いいですが、別案として「ヘコミ救急隊」のロゴマークを作っておき、このロゴに動物などのキャラクターをつけてその動物名を数字に置き換えるという手もあります。例:ふくろうさん→2963 (つまりフクロウさんの救急隊)というように。
[感想文]
お忙しい中、個別のアイディア回答ありがとうございました。ご提案いただきましたアイデアは自分ではなかなか発想できないものばかりだったので、第3者の切り口、視点、発想が取り入れられるような仕組みやルートづくりは大切だと思いました。
また、パブリシテイの素材として取り上げられやすいものにするための発想法や切り口も参考になりました。アドバイスいただいた内容を参考に自分でも自社の強みを整理してパブリシテイの素材になるようなアイデアを考えてみたいと思います。
ほんとうにありがとうございました。セミナーの講義だけではなく、このような個別のアドバイスやフォローをいただける講座は稀有だと思いますし、受講だけに終わることなく具体的なアクションへの足がかりになる内容だったと思います。
[このコラムの執筆履歴]
●私のコンサル力1(人材派遣業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049408602.html
●私のコンサル力2(99円シヨップ業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049520373.html
●私のコンサル力3(Tシャツ販売業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049937064.html
●私のコンサル力4(女性向けフィギュア業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12050224165.html
●私のコンサル力5(接客業向け人材派遣業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12050560616.html
●私のコンサル力6(和風居酒屋編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12051175875.html
●私のコンサル力7(時計メーカー編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12051656118.html【事例】私のコンサル力7(腕時計メーカー 編)
2007/9/28に私が講師となって開催したセミナーは大変好評でした。好評だったのは、参加者が希望すればその参加企業のPRアイデイアを蓮香流に解決してあげます、という個別相談をさせてもらったからです。結果、参加企業30社の内、半数に当たる15社をはすか流PRで提案してみました。以下の事例集がそれです。はじめに参加者の課題・現況を10項目程度、箇条書きに書いたものを提出していただいて、私がそれをみてPR回答したものです。立案の途中、一切の質問はしませんでしたので、ひよっとしたら私の理解が間違っているころがあったかもしれません。このように私の特技はクライアントと直接お逢いして詳細なオリエンテーションを受けなくても、課題・現況さえみれぱ、解決のためのPR回答を創造することができます。30年以上の経験がなければ達成できないスキルだと自負しております。
●[課題・現況]----時計メーカー
[01]精度の高い機械式時計、それは時計職人ならずとも、誰もが夢見る腕時計である。その夢を実現する、“今までの機械式時計の常識を覆した時計”を、SEIKOは27年もの歳月をかけて開発した。それがスプリングドライブである。
[02]スプリングドライブは、機械式時計同様にぜんまいを動力源としながら、クオーツ式時計と同等の高精度、平均月差±15秒(日差±1秒相当)を実現している。SEIKOにしかつくれない“第3のエンジン”である。
[03]機械式時計の原理は、300年以上前に発明されたものである。巻き上げられたぜんまいが元に戻る力を動力源とし、脱進・調速機構によってぜんまいがほどける力を一定に保ちながら、複雑に組み上げられた歯車をまわすことで、時を刻んでいる。しかし従来の機械式時計では、時計の個体差や、同じ個体であっても使用条件による差が出やすく、精度のばらつきが大きかった。
[04]1969年、SEIKOは世界に先駆けてクオーツ式腕時計を発売。SEIKOのクオーツ式腕時計は、従来の機械式腕時計では考えられなかった、平均月差±15秒(日差±1秒)という高い精度を実現。この小さなクオーツ式ムーブメントが
計業界の地図を変えた。
[05]クオーツ式時計の開発の原点は、1964年に開催された東京オリンピックで、日本の時計メーカーとしては初めて、SEIKOが大会の公式計時を担当したことにある。この時、初めてクオーツ式の卓上時計が親時計として導入され、「計測ミス・ゼロ」の快挙を打ち立てた。その後、SEIKOはクオーツ式ムーブメントの小型化に成功し、クオーツ式腕時計が誕生した。
[06]一方、SEIKOは1960年代、従来からある機械式ムーブメントの精度を高めていった。目標は、当時、スイス・ニューシャテルで開催されていた機械式時計の精度を競う「天文台コンクール」で優勝すること。初めて参加したのは1964年。SEIKOは、スイスの強豪メーカーが多数ひしめく中、参加するごとに順位を上げていった。1967年、SEIKOは2位・3位を獲得する。そして翌年、コンクールは中止された。
[07]数ある時計メーカーの中でも、ムーブメントの設計にはじまり、ねじ1本からの部品製造、組立までのすべての工程を、一貫して自社でおこなっているメーカーは、世界に数社しかない。これを、「マニュファクチュール」と呼ぶ。SEIKOは、この「マニ ュファクチュール」のうちの、1社である。中でも、機械式時計とクオーツ式時計の両方を手がけるSEIKOは、世界で唯一の「メカトロニクスマニュファクチュール」といってよい。その原点は、まさに、1960年代に生まれた。
[08]スプリングドライブの開発がはじまったのは、1970年代。ちょうど時計の主流が、機械式からクオーツ式に切り替わりつつあった時だ。クオーツ式時計の開発メーカーであるSEIO。しかし、機械式時計でも頂点を極めたSEIKOだから、機械式時計もあきらめなかった。いつかまた、機械式時計の時代がやってくるかもしれない、と。
[09]一般的な機械式時計は、巻き上げられたぜんまいが元に戻る力を動力源として時を刻んでいる。スプリングドライブは、調速機構に「水晶振動子(クオーツ)」を用いる。ぜんまいがほどける力をもとに、水晶振動子から正確な時間をつくりだす。結果的に、従来の機械式時計同様にぜんまいを動力源としながら、クオーツ式時計に匹敵する精度を実現している。まさに、機械式時計とクオーツ式時計の理想的な融合である。SEIKOが、世界唯一のメカトロニクスマニュファクチュールであることの証しだ。
[10]そして、スプリングドライブの誕生により、SEIKOは、ひとつの“奇跡”を生み出した。かつて誰も目にしたことがなかった、流れるような、スイープ運針による時計である。
●(現況から)私のPR回答
【A】 ビジネスパースンの時間管理を研究する勉強会「日本タイムマネジメント研究会」
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「時間を有効活用」して業務の効率をアップしたい人のための勉強会。昔は、時間管理=スケジュール管理であるところから「手帳」が定番だった。最近では「タイムマネジメント」というキーワードで置き換えられ、同名タイトルのビジネス書がヒット。雑誌でも「時間活用術」という特集を組むとすぐに「売れ切れ」に。そこで、「タイムマネジメントの達人」達に講師になってもらい、セミナー講演会を開催。参加者は時間を有効活用したい人達だから、時間の精度を売りとする御社の「クォーツ腕時計」ファンとも重なる。「時計そのもののハード」を売るのではなく、「時間の使い方のソフト」に力点を置く。講師は著者もいいが、スケジュール管理用ソフト会社の責任者という手もある。著者は箱田忠昭/松本幸夫/野口悠紀雄/久恒啓一/行本明説/矢矧晴一郎/小山龍介/佐々木正悟/秋庭道博(いずれも敬称略) など。書籍に「タイムマネジメント研究会編」とあったので、会合名は頭に「日本」をつけた。広報情報の受発信基地として機能、位置づける。配りを忘れないのもポイントだ。割り箸をやめ、マイお箸にするというのは今の飲食業界のトレンドでもあることですし、こういうことは機をみて敏であるべし。
【B今年の十大ニュースを時刻であらわす調査レポート「Newsタイムログマネジメント」を発表
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ビジネスパースンに今年の十大ニュースをあげてもらい、そのニュース発生した時刻を早朝(0時~6時)、午前(6時~12時)、午後(12時~18時)、深夜(18時~24時)の4タイプに分け、それぞれニュース項目と地域別を分析、時間帯からくる社会背景について論評、今日的状況を切り取り、時間履歴から見た時代リポートを発表する。論評はセイコー発と識者(総評)のものを併記するのがポイント。その年の1月から11月までの起きた十大ニュースの発生時刻を集計・分析、12月10日頃には公表する。1日24時間を4つのゾーンに分けて、その十大ニュースごとに、発生時刻ゾーン、月別、地域別にクロス集計する。これも上記研究会の主宰で発信したらいいと思うが、ふだんからニュースをデータベース化しておかないと短期間での集計は困難と思われる
【C】年末恒例アンケート調査「来年をどんな年にしたいか?(漢字2字で表現)」の結果発表
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新年を迎えるカウントダウンの時、時を刻むのは「時計」。よく年末になると新聞やテレビニュースで「今年はどんな年だった?」のアンケート結果や「今年を一字で表すとどんな年?」の「漢字」が報道されるが、この時期は時計メーカーとしてどうしても露出しておきたい場面。そこで、来年はどんな年にしたいかを尋ねるアンケートを12月1-2日にインターネット調査。その結果をクリスマス明けの12月27日にマスコミ発表。露出は28日~31日。どんな年にしたい内容を「2字の漢字」を使って表す。例えば、「来年こそ就職したい→就職」などのように回答してもらう。プレスリリースは「恒例どんな年にしたいかアンケート結果 経済格差?時代を反映して『就職』がトップに」のようなイメージに。御社が毎年6月頃、「時の記念日」を記念してアンケート調査結果「時間のイメージ」を発表しているが、半年後の年末にも同様手法で媒体露出を図り、年に2本はアンケートものをパブ素材に活用、恒例化していきたい。上記研究会の主宰がベター。
【D】遅刻の失敗体験を綴った作文募集「第一回『遅刻王はキミだ』」
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時間を守れなかったために「締切」や「遅刻」をして会社や相手に大迷惑をかけてしまった遅刻常習犯たちの作品を募集し、グランプリ作品として「遅刻大賞(遅刻王)」を贈呈。賞品(時計)と賞金を授与。遅刻体験を作品化することで「時間管理の大切さ=時計携帯」を逆説的に啓蒙する。応募作品は400字詰め2枚程度。賞金は10万円程度。発表タイミングは7月5日の9時。この日は語呂合わせで「遅刻759」の日。作品募集のプレスリリースを2月から3月に配信し、掲載記事を4月から5月までに獲得、6月に審査、入賞者を選出するという段取り。入賞者作品を10位まで選び、全文を小冊子に著し、後日、希望者にプレゼントする。この時の贈呈条件は、「返信用切手を同封」にする。同時にホームページにも掲載する。時間管理のまずさが人や社会に迷惑をかけるという悪い事例を自虐的に積極的に公表していく。
【E】遅刻防止のノウハウを記載したビジネス書「遅刻バスターズ」の制作・出版
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上記A案「日本タイムマネジメント研究会」やD案「遅刻者の作品募集」などで得られた収集データをもとに、遅刻しないためのハウツウを集めたビジネス書「遅刻バスターズ」を商業出版する。書籍商品として単独でのビジネスベースを狙っていくが、翌年開催される御社の各種イベント等での「賞品プレミアム」としても活用できる。バスターズの意味は掃除人。従って、書名の「遅刻バスターズ」は遅刻退治のハウツウ本ということに。書籍「遅刻バスターズ」は全国の遅刻者ゼロ運動をめざす企業に推奨していく。遅刻を防止するためには「正確な時間表示ができる時計」が必要になることからタイムマネジメントに関する常備本として提唱、展開していく。テレビの朝番組のコーナー枠を獲得すべく企画案を提示、交渉。すなわち、企業の朝の出勤シーンで、番組の女の子で構成する「遅刻バスターズ隊」が入口付近で遅刻者を見つけ、叱責した後は同本を贈呈していくという内容。遅刻者はテレビに顔を出すと「恥さらし」になるので後ろ向き撮影がポイント。
[このコラムの執筆履歴]
●私のコンサル力1(人材派遣業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049408602.html
●私のコンサル力2(99円シヨップ業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049520373.html
●私のコンサル力3(Tシャツ販売業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049937064.html
●私のコンサル力4(女性向けフィギュア業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12050224165.html
●私のコンサル力5(接客業向け人材派遣業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12050560616.html
●私のコンサル力6(和風居酒屋編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12051175875.html
【事例】私のコンサル力6(和風居酒屋業編)
2007/9/28に私が講師となって開催したセミナーは大変好評でした。好評だったのは、参加者が希望すればその参加企業のPRアイデイアを蓮香流に解決してあげます、という個別相談をさせてもらったからです。結果、参加企業30社の内、半数に当たる15社をはすか流PRで提案してみました。以下の事例集がそれです。はじめに参加者の課題・現況を10項目程度、箇条書きに書いたものを提出していただいて、私がそれをみてPR回答したものです。立案の途中、一切の質問はしませんでしたので、ひよっとしたら私の理解が間違っているころがあったかもしれません。このように私の特技はクライアントと直接お逢いして詳細なオリエンテーションを受けなくても、課題・現況さえみれぱ、解決のためのPR回答を創造することができます。30年以上の経験がなければ達成できないスキルだと自負しております。
●[課題・現況]----和風居酒屋店者
[01]喫茶店を経て現在の居酒屋を営業。創業1984年。
[02]立地は御徒町松坂屋デパート近く。近隣は居酒屋を含め多数の飲食店が点在。最近は過当競争気味の超激戦区。
[03]5階建てのビル全部を使って営業。客席数120。鰻の寝床のような細長いビル。調理は数人の板前が行う。
[04]店の一番の“売り”は、博多風「地鶏の水炊き」と「焼酎や地酒の品揃え」。水炊きは、白濁したスープが美味しいと評判。
[05]店内の水槽にいる「イカ」「カワハギ」「ウナギ」などの生きている姿を客席で見せてから調理するのも好評。他に、炭火料理や河豚料理、豚しゃぶ蕎麦つゆ仕立て鍋など多数。
[06]鍋料理が有名なために「水炊き居酒屋」のイメージが強い。そのために夏の売上げが極端に落ちる。
[07]夏対策として「ジンギスカン」をやったこともあるが、排煙設備がないために他のお客様に不評で取りやめ。現在、「夏の鍋」として「カレ-水炊き」「薬膳鍋」をメニューに加えているが、インパクトが弱い。
[08]客層はビジネスマンが殆ど。男女比は半々。女性同士のお客様も多い。客単価は6000円を超える。
[09]営業時間は17時~23時。第4日曜日のみ定休。ピークタイムは、19時前後。お客様の滞在時間は2時間を超えるために2回転しにくい。金曜日が一番混むが、最近は混雑具合が金曜日のみに集中してしまう。
[10]オフィシャルのホームページからの集客が多い。また、「花ふぶき会員」が2000人ほどいて、毎月、お酒やお料理が無料になるDM(今月の宴会やお勧め料理などの情報も掲載)を葉書にて投函。他にメルマガ会員が500人。週に1~2回、お得なメルマガ情報を流して販促。以前は、年に何回か雑誌に取り上げられてきたが、最近は新店が続々出来ているためか、雑誌の無料掲載が減ってきている。
●(現況から)私のPR回答
【A】 「マイお箸」のキープ制の導入
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森林・環境問題の社会的潮流が社会背景で、今、飲食店での「割り箸」は使用しない方向になりつつあります。貴店でもこういった社会問題に取り組み、ささやかであるけれども社会貢献と経費削減の2つが同時にできます。こういう小さな活動の積み重ねが実はボディープローのように効くPRといえます。「来店客の集客」も大事でしょうけれども、社会に役立ちちよっといいことをするというのもさわやかな気分です。客の名前をお箸に記入させ、それをキープボトルよろしくお店に預けるといった企画だ。お金などいただかない。無料だ。「マイお箸」はお店でも有料販売すればいいし、もちろん持参するのはいっこうに構わない。持参分のお箸は店側が洗って差し上げるという心配りを忘れないのもポイントだ。割り箸をやめ、マイお箸にするというのは今の飲食業界のトレンドでもあることですし、こういうことは機をみて敏であるべし。
【B】「飲酒運転防止」文言を記載した「コースター」の開発と配布
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名コピー「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」などの文言を「コースター」に印刷したものをサービス配布する。地元、表面には「湯島警察署の名入り」、裏面には印刷代金を浮かすべく、サントリーなどの大手洋酒メーカーか日本酒メーカーなどに協賛を仰ぐ。実はこの「湯島警察署の名入り」がポイントで、こうしておけばプレスリリースに使えるのである。たぶん宴会シーズンを前にした11月中旬あたりにリリース発表すれば、全国紙の「県版」に取り上げられること間違いなし。「湯島警察署」に記者クラブがあるならばリリース発表はここでやるべき。飲食店も「飲酒運転のほう助」で罰則強化になったこと、地域コミュニティとしての警察署と仲良くすること、こういった社会的視点からの企画が私の提唱する「ソーシャル発想術」なのである。1ロット1万枚ぐらいのコースターの経費ならば飲料メーカーも快諾してくれるのではないか。
【C】水炊きに合う「スープ」の一般公募とコラボ開発
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貴店の名物といえば、白濁スープで食べる「地鶏の水炊き」と「カレー水炊き」。この「水炊き」に合うスープを現状のとんこつ、カレーの他に、例えば「シソ」「レモン」「塩」「ごま」などバリエーションを増やすことが急務と思われます。「水炊き」は「すき焼き」や「焼き肉」などと違って、食べ終わった後、皿洗い時、メンテナンスが楽という特性があるため、宴会メニューとしては必須アイテムとの認識があります。であるならば、飽きさせないために上記のような味のバリエーションは不可欠。バリエーション味が調理スタッフによって開発できないならば、そのことをパブリシティで一般公募するという手だってある。「水炊きに合うスープのレシピ募集します/優秀作品には1万円相当の食事券を3名に贈呈」というプレスリリースで一丁出来上がりだ。優秀作品の作者と調理スタッフによるコラボでオリジナル味を開発すればいいのだ。「水炊き居酒屋」のイメージが強いため、夏季に客足が落ちるとのことですが、ならば、無理難題といわれるかもしれないが、「涼味たっぷりの水炊き」を開発できないものか。例えば、中華でみかける「バンバンジー」のような「地鶏の冷しゃぶ」というのはどうだろう。できないといわずにできるところまで開発を続けるんです。逆転の発想「冷たい水炊き」。
【D】弊店話題をブログ紹介してくれたら「花ふぶき大使」に任命
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弊店に来店し、食べた印象などをご自分のブログで書いてくれたら500円相当の「食事券」を贈呈。紹介記事のURLを教えてくれると、すぐにメール添付で「辞令」と「食事券」を送付。紹介してくれる人を「花ふぶきのブログ広報部員に任命す」という辞令を交付し、社外の「花ふぶき大使」になってもらう。マスコミ等の取材時の撮影協力に応じた場合はさらに謝礼(食事券)を進呈。ブログアップは同一画像&文言以外なら何回でも可。紹介回数、年間最多の「大使」にはさらに「名誉大使」に昇格していただく。1人の来店客を大事にし、その方がフログで弊店紹介してくれたならばそのつど食事券で謝意を表し、ブログを通して「口コミ」を図る。「デジカメ」メーカーが協賛してくれるかも。デジカメ一台はお店に用意してあり、それで撮影してお客にメール送信。アップ時にメーカー名と機種名を書いてもらう。ブログ利用者に抽選で年間で5人にデジカメ贈呈と。
【E】「うちめし会」でひと(人)コミュニケーション
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ビジネスバースンの食事を兼ねた、あわゆる打合せ(反省会、アイディア会、検討会、プレゼン、親睦、送別)に個室を利用していただ運動を展開する。名称を「打合せメシ会」→「打飯会(うちめしかい)」→「Uchi-Meshi-Meeting」→「UMM」と名付け、この「うちめし会」「UMM(ユーエムエム)」という名称を流行らせるプロモーション。1組あたりの客数を増やす多数客を前提とした宴会客を獲得すればいい。間違っても現状で1人来店はいない。少なくても1組あたり2人の客数であるはずだ。これを1組あたり最低で3人、願わくば4人以上にするという企画を組めばおのずと客数が増え、売り上げが上がる勘定になる。客側からみれば「花ふぶきに行かざるを得ない利用シーン」が必要だ。宴会の申し込み注文をいただく「幹事」を無料招待する太っ腹企画を実施する。すなわち、3人なら幹事は半額、4人以上なら無料という「三半四無(さんぱんよむ)」企画。数字では「3846」宮代(みやしろ)に。「花ふぶきの飲み代(のみしろ)は宮代(みやしろ)でOK」ということになる。ご飯を食べながら打ち合せをやるという日本人古来のコミュニケーョン「うちめし会」を「3846(みやしろ)」という特典で集客を図る作戦。通年企画として実施。幹事無料といってもは1/4だから25%OFF。これが商人としてのカラクリなのだ。
●参加者の感想コメント
現在のビジネスの状況や問題点などを書いて送ると、蓮香先生がそれを打開する【アイデア】を考えて下さる、それもオドロキの何と【無料!】という、信じ難いようなご提案が先生からありました!
たったひとつの「提案」や「アイデア」が、企業を活性化したり窮状から救ったりします。それに対する「知的対価」は、時にウン百万円以上だと思うのですが、それが何と【0円】とは…。
蓮香先生の商売っ気のなさは、以前から感じ入っていましたが、最近はそれに「折り紙」が付いてきました(笑)。さて、ビジネスの問題点ですが、私が経営している居酒屋(花ふぶき)は、どうしたらもっと売上が伸びるでしょうか?という、究極かつ永遠の難問でありました。
暫くすると、先生から長文のメールが返ってきました。5つものご提案の中でE案の【「うちめし会」でひと(人)コミュニケーション 】が私の心を打ちました。ビジネスバースンの食事を兼ねたあわゆる打合せ「打合せメシ会」→「打飯会(うちめしかい)」→「UMM」と名付けプロモーションを実施する、というものでした。
これの投資金額は0円、しかも即効性とリアリティがあります。仲間との会食やお酒を飲む機会が減少傾向にあるこのご時世に居酒屋へと向かわせる強烈な動機付けとして、売上アップの最適なご提案だと思いました。蓮香先生に感謝!であります。
[このコラムの執筆履歴]
●私のコンサル力1(人材派遣業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049408602.html
●私のコンサル力2(99円シヨップ業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049520373.html
●私のコンサル力3(Tシャツ販売業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049937064.html
●私のコンサル力4(女性向けフィギュア業編)
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【週刊誌】週刊文春 2015年7月23日号
7月13日発売の週刊文春 2015年7月23号のコンテンツです。 。
同誌の目次だけを穴があくぐらい見るのが大好きオッサンですが、
絶対に買いません。目次だけで十分です。
これを見るだけで、酒もおつまみもいりません。3時間は楽しめます。
ただただ「なぜこういうタイトルになったのか」を考えるのです。
直線的・平面的ではなく、弁証法的に動的・螺旋状に深く考えていきます。
============= 最新号目次 =============
「新国立競技場」計画を即刻中止せよ!
▼審査委員長 安藤忠雄 予算倍増の理由は「わからへんね~ん」
▼コンペ審査委員 「一億人で割ればお父さんは週にそれ位は飲んでいる」
▼「ネーミングライツ」を「ネームバリュー」下村文科相 大ボケ発言録
▼見直し建築家が提言「この1カ月が勝負! ラグビーを忘れよ」
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動産暴落、住宅ローン金利増、高齢者失業増、年金26兆円損失、
ワイド特集 いいニュースと悪いニュース
全国400カ所で受診可能!決定版
認知症を血液検査で早期発見 朝田 隆(筑波大名誉教授)ほか
同期3人が事務次官に
財務省「最強世代54年組」の研究 前編 岸 宣仁+本誌取材班
グラビア
飯島勲の激辛インテリジェンス(110)
殺人犯との対話(21) 小野一光
出る杭は伸ばせ!(37) 辻野晃一郎
「寬仁殿下の家庭内暴力」衝撃の指示書
三笠宮彬子女王の威を借りて「週刊新潮」のひどい嘘
有罪なら懲役も
「私の妻38を寝取った朝日新聞記者47を姦通罪で告訴する!」
岩手中2いじめ自殺
村松亮君 苛酷すぎる13年
■両親は小3でDV離婚 生き別れた母への「助けて」電話
■ノートの「死にたい」を軽視した30代女性教師の評判
■同居する祖父に「駄菓子屋に行く」と告げて走る電車に ほか
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連載
幻庵 百田尚樹
阿川佐和子のこの人に会いたい 河合雅雄
新・家の履歴書 伊東豊雄
文春図書館
『芥川賞の謎を解く』 綿矢りさ×鵜飼哲夫
この人のスケジュール表 ハーレイ・J・オスメント、宮本亜門、GLIM SPANKY
見もの聞きもの
マンガ
ライバルの週刊新潮7月23日号
http://ameblo.jp/pridea/entry-12050599565.html
【週刊誌】週刊新潮 2015年7月23日号
7月20日発売の週刊新潮 2015年7月23日号のコンテンツです。
同誌の目次だけを穴があくぐらい見るのが大好きオッサンですが、
絶対に買いません。目次だけで十分です。
これを見るだけで、酒もおつまみもいりません。3時間は楽しめます。
ただただ「なぜこういうタイトルになったのか」を考えるのです。
直線的・平面的ではなく、弁証法的に動的・螺旋状に深く考えていきます。
============= 最新号目次 =============
誰も反省していない「東芝」2000億円不正会計
公家の社風を一変させた「強烈相談役」の陰日向
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人生はすなわち二者択一の積み重ね!
「ドクター秋津」のがんになるのはどっち?
▼アジの干物と苺のショートケーキ
▼焦げた焼き魚かミディアム・レアの牛ステーキか?
▼ワインをグラス3杯かウィスキーのダブルを1杯か?
▼「鉄分」「βカロチン」のサプリを摂る人と摂らない人
▼食事でダイエットか運動で減量か?
▼花粉症の人と花粉症でない人
▼都会育ちと田舎育ちなら胃がんが危ないのはどっち?
▼「すい臓がん」超早期発見したいなら腫瘍マーカーかPET検査か?
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愚者たちの「新国立競技場」
最後の戦犯「森喜朗」元総理の利権とわがまま
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弱きをくじき強きを助ける確固たる信念! 同じ犯罪でも一般の外国人なら有罪! 「法の下の不平等」を全国に啓蒙中! 「地検トップ」記者恫喝の台詞に痺れる!
トヨタ役員だったから起訴猶予にする日本の検察が立派すぎる!
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【ワイド】好運の条件
(1)「佳子さま」メールボックスに集団的自衛権ビラを投函した真犯人
(2)混セなのに最下位定位置だから「何とかしろ」と焦る「落合GM」
(3)人気者を揃えてNHK大河「真田丸」視聴率稼ぎに奇手奇策がない
(4)ロウソク業界トップ「カメヤマ株主総会」で大恥の「ワンマン女会
長」
(5)「イケメン弁護士」立候補に猛反発する「猪口邦子」参院議員来夏
の備え
(6)IQ190のアニオタ「ビットコイン」取引所社長が警視庁に睨まれ
ている
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中学2年生イジメで列車飛び込み
自殺のSOS見落としでもクラスがかばった「女教師」
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【特別読物】
ドラマ『僕らプレイボーイズ 熟年探偵社』放送を機に
石田純一×角野卓造×高橋克実×笹野高史「中高年の悩みは任せろ!」爆笑座談会
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報じられなかった角界のタブー
往年の名大関「貴ノ浪」が命を落とした午前10時のラブホテル
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■■■ コラム ■■■
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
変見自在/高山正之
おれのゴルフ/青木 功
オモロマンティック・ボム!/川上未映子
TVふうーん録/吉田 潮
もう一度ゼロからサイエンス/竹内 薫
がんの練習帳/中川恵一
戦国武将のROE(交戦規則)/本郷和人
世界史を創ったビジネスモデル/野口悠紀雄
十字路が見える/北方謙三
この連載はミスリードです/中川淳一郎
逆張りの思考/成毛 眞
生き抜くヒント!/五木寛之
PTに訊け! 「全身改造」/中野ジェームズ修一
反オカルト論/高橋昌一郎
だんだん蜜味/壇蜜
スジ論 わたしのルールブック/坂上 忍
気になる一手/渡辺 明・吉原由香里
私の週間食卓日記/山口真由
管見妄語/藤原正彦
ほとけを旅する/上野 誠
週刊鳥頭ニュース/佐藤 優・西原理恵子
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■■■ テンポ ■■■
▼ロビー/世界遺産“日韓攻防”で「外務省ナンバー2」の暴言
▼オーバーシーズ/健康不安説が消えない「金正恩」がすがる「占い師」
▼ビジネス/呪われた「産業競争力会議」のメンバー企業
▼マネー/ギリシャより厄介な「上海株」沈下のマグニチュード
▼スポーツ/「黒田博樹」をまた登録抹消した「赤ヘル」の深謀
▼テレビジョン/「清盛」の悪夢を「ど根性」で晴らす「松山ケンイチ」
▼マイオンリー/永濱利廣「筋力トレーニング」
▼エンターテインメント/「脱毛ユニット」から“足抜け”していた「矢口真里」
▼スクリーン/白井佳夫『奇跡の2000マイル』
▼グルメ/夏でも極上の手打ちそば 神楽坂「東白庵かりべ」
▼タウン/米朝そして扇橋を喪い「東京やなぎ句会」の寂しき例会
Bookwormの読書万巻/縄田一男
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▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵 万智) ▼結婚
▼墓碑銘 ▼ガイド ▼文殊のストレッチ ▼東京情報
▼オリンピック・トリビア!(吹浦忠正) ▼掲示板
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■■■ 小 説 ■■■
室町無頼/垣根涼介
犬の掟/佐々木譲
嘘 Love Lies/村山由佳
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黒い報告書/内藤みか
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■■■ グラビア ■■■
・続・蒼穹から名建築
・優越感具現化カタログ
・コウケンテツの健康ごはん塾
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ライバルの週刊文春7月23日号
【事例】私のコンサル力5(接客業向人材派遣業編)
2007/9/28に私が講師となって開催したセミナーは大変好評でした。好評だったのは、参加者が希望すればその参加企業のPRアイデイアを蓮香流に解決してあげます、という個別相談をさせてもらったからです。結果、参加企業30社の内、半数に当たる15社をはすか流PRで提案してみました。以下の事例集がそれです。はじめに参加者の課題・現況を10項目程度、箇条書きに書いたものを提出していただいて、私がそれをみてPR回答したものです。立案の途中、一切の質問はしませんでしたので、ひよっとしたら私の理解が間違っているころがあったかもしれません。このように私の特技はクライアントと直接お逢いして詳細なオリエンテーションを受けなくても、課題・現況さえみれぱ、解決のためのPR回答を創造することができます。30年以上の経験がなければ達成できないスキルだと自負しております。
●[課題・現況]----接客業向け人材向派遣業者
[01]会社設立は富山。本社は金沢にあるが、新規事業立ち上げのため東京にベンチャーラボという形で拠点を置き活動中。
[02]ブライダル業界への司会者やエレクトーン奏者なとの派遣業務が主だったが、少子化で競争が激化、市場性がなくなった。
[03]人材派遣の業務は残しながら、新たに成長性著しい「人材紹介」(有料職業紹介事業許可取得)業を手がけたい。
[04]手がけたい「人材紹介業」は、「中高年の女性」に特化して全国展開したい。キャリアウーマンは当たり前という時代に。
[05]女性が中高年になっても仕事を持つというのは「社会常識」。今、地方は若い女性がおらず「女性労働者」が不足している。
[06]中高年女性に特化した「人材紹介業」をやるために、今は、東京を拠点に「情報収集」「人脈作り」をやっている最中。
[07]東京での「情報収集」「人脈作り」が最終章にきたので、当初の事業計画通り、専用サイトを構築し、人材募集を始めたい。 [08]専用サイトは「Oban net」(おばん ネット)というもので、運営は社長の私の他4人の計5人の女性人で情報発信をしたい。
[09]すでに「Oban net」のキャラクターとロゴはサイトに先行して作成済。情報発信は「ブログ」中心。コンテンツ充実が鍵。
[10]中高年女性の再就職、起業支援、人材教育を総合的「人材面からサポート」したい。すでに「女性のためのキャリアデザインセ ミナー」(2007/5/30)を東京で開催したところ、イベント告知期間がなかったにもかかわらず成功、新規事業の感触を得た。
●(現況から)私のPR回答
【A】 紹介先ボスのデスクに生花を活ける「ボスフラワ-隊」の設置
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派遣先や紹介先のボス(社長/部長)が座るデスクに女性一組(ボスフラワ-隊)で伺い、花瓶洗浄と生花を活ける無償サービス。オフィス現場の雰囲気を花で癒やしてもらい、「気の利いた優しい人材紹介会社だ」との評判を勝ち取る作戦。月に1回巡回、1回5000円程度の生花を贈呈。ボス(社長/部長)の誕生日には別の花を贈呈。(年に1回、1万円)専用ウェブサイト「ボスフラワ-隊」を立ち上げ、贈呈シーンをデジカメ撮影とコメントでアップする。「成果のあがる仕事を生花オフィスで」をモットーに、人材紹介社員に対するグッドウィル獲得を間接的にサポートし、人材紹介業者として他社との差別化を図るのが狙い。訪問時は独自のコスチュームに「たすきがけ(ボスフラワ-隊の文字入り)」がいいかも。訪問アポは事前に必要。「派遣」先なら女性2人のチームで、また「紹介」 動画を処理しています。しばらくしてからもう一度ご確認ください。先なら社長が単独で訪問してもよい。
【B】 送り出した社員「紹介と派遣」の無事を祈願する「おばん神社」の設置
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄送り出した2つの社員「紹介と派遣」の1日の仕事の無事を祈る「おばん神社」を本社内と携帯用の2つを作成し、祈願する。本社内のそれは神棚みたいなものなサイズ。出社時の9時に「きょうも1日、当社が送り出した社員(紹介&派遣)たちが無事仕事を終えますように」とおばん社長が手を合わせ祈願。おばん社長が出張等で会社を留守にする時でも、出先でバッグから取り出した「ミニ神社」に合掌、祈願する。祈願と同時に、「紹派3訓(しょうしさんくん)」なるものを作成し、呪文を唱えながら祈願すればさらにベター。社員思いのユニークな女社長としてテレビや雑誌でも取り上げられること間違いなし。女社長のキャラクターを内外に知らしめると同時に、小さな人材紹介会社としての差別化を狙う。「テレビで話題のあの女社長の会社ですね」とのイメージが広がってくれば「求人側」と「求職側」の双方によるPR相乗効果が出るでしょう。この女社長の一連の行動を会社の広告塔として位置づけ、その具体的象徴として「おばん神社」を設置する。
【C】 中高年女性の仕事と人生を考える会「Oban Netの会」の立ち上げ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
活動目的は3つ。[1]仕事をしたい中高年女性の開発と育成[2]中高年女性の仕事の探し方サポート[3]仕事をしたい中高年女性同士の横断的ネットワーク。これら3つを達成するために、[1]セミナー(勉強会)[2]懇親会(飲食パーティ)[3]相談会(コンサルやアドバイス)などをイベント形式で随時開催。会の運営はできるだけ女社長が自ら企画して携わるとよい。参加者の集客で大切なことは「講師選び」と「テーマ設定」だ。テーマは特に重要で、時代を反映したような社会性が備わっているとマスコミ取材があるので、そう意識しつつ企画を立案して欲しい。オバちゃん達の「茶飲み寄り合い所」だけはしたくない。自己向上心と勤労意欲に燃えた中高年女性だけが参加する熱い会合にするためにはひとえに運営スタッフの情熱にかかっている。
【D】 高年女性の読者層を意識した「自己啓発本」と「仕事術」の2つ書籍
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「中高年女性の紹介業」の一番のPRツールは「書籍」だろう。社長個人と会社をよく知ってもらうにはうってつけの「媒体」だ。全国区に流通する「書籍」の力は絶大だ。まず、中高年女性が仕事を持つことに元気を与える(女性向けの)自己啓発本「オバンでもやれた!85人の夢チャレンジ」を企画すべし。これは女社長のこれまでの人生ドラマを書くのがポイントですが、事業大成功の経営者で知名度がないと商業本としては売れない。そこで、女社長の人生ドラマ部分の原稿は入れつつ、そのほかの中高年女性の事例を取材で原稿化すれば立派な本に出来上がる。本は著者個人の持ち物でないので版元では「売れること」を前提に考える。幅広い中高年女性層に読まれるには多数のケーススタディを豊富に載せ、書籍として「商品力」を持ち合わせていなければならない。85人としたのはオバンを数字で表すと「085」なので85人にしたもの。さらに1冊書籍にできれば鬼に金棒。中高年女性の悩みは仕事はしたいが、夫のこと、子供のこと、家庭のことなどだろう。仕事と家庭の両立をどうやって乗り越えたのか、その賢い仕事術を知らせる必要がある。少々オーバーだが、日本の中小企業はおばんが救うといっても過言ではない。会社の屋台骨を支えるのは中高年女性だからだ。この2つが世に出ればの中高年女性は吹っ切れ、仕事に取り組むことになるものと思われる。原稿はブログで書き溜めておく。不足分はライター起用して原稿化。◎自己啓発本「オバンでもやれた!85人の夢チャレンジ」
【E】仕事に燃える中高年女性のための「おばん憲章」の制定
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仕事に燃える中高年女性の正しいあり方を定義する。すでに「缶詰おでん」と「憲法」を関連づけたものを条文化した「缶詰おでん憲章」なるものがマスコミで話題になっていたのでこれの「おばん憲章」版と思えばいい。この「缶詰おでん憲章」は信田缶詰 http://www.fis-net.co.jp/shida/
の信田臣一社長の依頼を受けた早稲田大学の水島教授がゼミの学生と一緒に考案したもの。
●缶詰おでん憲章http://blogs.itmedia.co.jp/knowledge/2006/11/post_0798.html
ちなみに、「缶詰おでん憲章」とはどんなものかを紹介する。「第1条(個人の尊重)」「第2条(缶詰おでんの特性)」「第3条(おでん3原則)」「第4条(食材選択と地方性」「第5条(食育への寄与)」「第5条(食育への寄与)」「第6条(環境保護)」「第7条(災害時の役割」「第8条(味の国際交流)」「第9条(国際平和)」ご紹介しよう。
●参加者の感想コメント
今回、とてもユニ-クなアイディアを、回答頂きましてありがとうございました。頂きましたアイディアA案は、お客様に、女性社長のきめの細やかな発想で、喜んで頂き、会社をアピ-ルする、ちょとしたアイディアであるけれども、今まで気づかなかったアイディアで、すぐに出来ますね。
B案は小さな会社を経営するユニ-クな女性社長のキャラクタ-をPRして会社の内外にイメ-ジアップになる楽しいアイディアで、私にぴったりかもしれません。C案、D案は、ネットワ-クの構築と口コミを狙い、IT社会にぴったりのアイディアで、幅広いPRとして最適ですね!
E案は、仕事をする女性のあり方として、マスコミで取り上げられた題材を活用し、アレンジして使用するところは、とても面白いですね。参考になりました。女性社長の特徴を全面に出し、今までにない発想で、ユニ-クで温かみのあるPRは、まさしく! 今からの時代のPRかも知れません。参加するまでは、不安でしたが、参加してとても勉強になりました。
今回、学んだことを生かして、心と心、フエィス&フエィスのPRと、まずは、やってみる!を目標に頑張りたいと思います。ありがとうございました。ぜひ、また参加したいと思います。
[このコラムの執筆履歴]
●私のコンサル力1(人材派遣業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049408602.html
●私のコンサル力2(99円シヨップ業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049520373.html
●私のコンサル力3(Tシャツ販売業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049937064.html
●私のコンサル力4(女性向けフィギュア業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12050224165.html
【事例】私のコンサル力4(女性向けフィギア業編)
【事例】私のコンサル力4(女性向けフィギア業編)
2007/9/28に私が講師となって開催したセミナーは大変好評でした。好評だったのは、参加者が希望すればその参加企業のPRアイデイアを蓮香流に解決してあげます、という個別相談をさせてもらったからです。結果、参加企業30社の内、半数に当たる15社をはすか流PRで提案してみました。以下の事例集がそれです。はじめに参加者の課題・現況を10項目程度、箇条書きに書いたものを提出していただいて、私がそれをみてPR回答したものです。立案の途中、一切の質問はしませんでしたので、ひよっとしたら私の理解が間違っているころがあったかもしれません。このように私の特技はクライアントと直接お逢いして詳細なオリエンテーションを受けなくても、課題・現況さえみれぱ、解決のためのPR回答を創造することができます。30年以上の経験がなければ達成できないスキルだと自負しております。
●[課題・現況]----女性向けフィギュア業者
[01] PRの相談を受けているのはフィギュア原型師の萩井薫さん。日本では“オタクまたは一部のマニア向け”というイメージがあるフィギュアを、一般市場、特に女性に広めたいという夢を持っている。
[02]既存のアニメキャラクターをフィギュアに起こす原型師は多数いるが、キャラクターをゼロから創り出す完全オリジナルの原型師は少ない。型起こしから塗装、さらに衣装までをすべて一人で丁寧に作り上げている。
[03]現在のPR方法は、ホームページで作品を公開しているほか、http://www.geocities.jp/luvklondike/klondike.html (HP) 「ワンダーフェスティバル」など、展示・販売会への出展がメイン。実物を見た人からの評判は高く、メーカーからの既存アニメキャラの製作依頼も多い(が、すべて断ってあくまでオリジナルにこだわっている)。新作は特に女性からも「オシャレ」「部屋に置きたい」と好評を得た。http://www.geocities.jp/luvklondike/klondike-blossom.html (新作PHOTO)
[04]独自の作風は男女を問わずファンも多く、専門誌では特集を組まれるほどの人気。キャラクター玩具の製造・販売を行う株式会社やまとが、2007 年5月より、萩井さんの塗装済み完成品フィギュアの販売を開始。
[05]ご本人の希望としては、まず、一般向けメディアへの露出を実現したい。たとえば、ファッションブランドとのコラボレーションや、ファッション雑誌に被写体として自分の作品を使ってもらえないだろうか。編集部に作品のコピーを送ってみたが反応なし。同封する売り込み文(リリース?)の書き方もよ くわからず、自信がない。
[06]新作については一般ホビー誌にも当たってみたが、“エロすぎる”と、掲載は難しいとの返事。どうしても狭い市場からの突破口が見いだせない。
[07]しかしエロスについては確信犯で方向性を変えるつもりはない。流行ファッション誌ならいまやヌードは当たり前。同じくフィギュアでも、男性に媚びない造形美で女性に支持されたい。
[08]現状の日本では一般市場に認知されるのが難しいことはご本人も感じている。では、フィギュア人気が高い海外にアピールしてみるのはどうだろうか。5月下旬よりアメリカに渡航。プロカメラマンに作品を撮ってもらって製作したオリジナルポストカードをPRツールとして知人中心に配布する予定。しかし、現地メディアへのアプローチ方法はわからない。
[09]製作には一体約3ヶ月を要するので、新規依頼に即対応することは難しい。ゆえに雑誌・広告等で使ってもらうなら、現在完成しているフィギュア作品を提供する形が現実的。
[10]もちろん、希望者がいればオリジナル作品を販売することもOK(キットとして未完成品を販売することも可)。ただし、モノが売れて利益を出すことよりも、ご本人はフィギュアを広く認知させたいという目的意識のほうが強い。
●(現況から)私のPR回答
【A】 女性に好かれるフィギュアプロジェクト委員会「FPW」を設置
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萩井薫さんのフィギュア作品を含め、女性層拡大のためのフィギュアプロジェクト委員会Figure Project For Woman (FPW)を立ち上げると同時に、本件プロジェクトの企画・進行・管理を行う事務局を置く。期間は3ヶ月。委員は造形美学を専門とする大学教授や社会心理学者など各界識者10人程度で構成。月に1回程の会議とレポート提出。女性ファン獲得のための秘策を議論し、半年後「デビュー概要」をまとめ、実行に移す。各委員のキャスティングと事務局スタッフの運営能力が成功の鍵。コンセプトづくりからマーケティング、PR導入、プロモーション、メディア評価までの立案と戦略を敢行。それぞれの委員は本プロジェクトの経緯を自身が関与する各種媒体等で発表していただく。
【B】 年末の恒例PRイベント「今年を彩った女性たち-フィギュア2007-」
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人形会社(真多呂人形や東玉)が年末に、恒例のようにPRする「変わり雛」イベント。今年1年間を振り返って印象に残った出来事をモチーフした雛人形「変わり雛」。この話題が発表されると世相を反映するというので新聞・テレビと引っ張りだこで報道されているのをご記憶あるだろう。これを人形でなく、フィギュアでやるという企画。やり方はこうだ。まず新聞や雑誌で今年1年間、印象に残った話題は何かを市民に聞くという「事前パブ」を実施。プレスリリースを作成し、媒体に配信し、掲載記事をみた読者の反応から順位をつけ、その上位にランクされた話題を「フィギュア」で作り、マスコミ発表するという段取りだ。だから2回パブリシティされる。1つは「印象に残った話題を聞く」もの、2つめは聞いた上位の話題を「作品化(フィギュア)し、それを発表する」というもの。ただ、萩井薫さんのフィギュアの対象が女性限定なので、今年1年活躍した女性というテーマが望ましい。問題点は、手作りで制作日数が3ヶ月かかることから本件をやるとすればスケジュールも配慮に入れることだ。1年に1回、フィギュアに見る「今年を彩った女性たち」という情報をマスコミ発表すればフィギュアの社会的存在価値を否が応でも知らされることになります。発表タイミングは12月1日がベスト。
▽真多呂人形 http://www.mataro-doll.com/ ▽東玉 http://www.tougyoku.com/
【C】 フィギュアの展示会「フィギュアに見る渋谷ギャルの今むかし展」
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渋谷の街を賑わした渋谷ギャルをフィギュアで表現、フィギュアを通して「渋谷文化」を語らせる。展示場は、シブヤ10フィギュアあたりでも悪くはないが、できれば人の通行量の多いJR渋谷駅の構内にしたいところ。無償展示は難しいとおもわれるが、有償でも各種媒体での「報道価値」を考えれば安いもの。何より渋谷という街とフィギャアのイメージがダブッているため、反響しだいでは購入者の「レスポンス」や、他社とのコラボレーション、その他ビジネス展開などいろいろなど、予期せぬ「おいしい話」が舞い込んでくるかもしれない。フィギュアで「渋谷の街の移り変わり」を表現するのがパブリシテイ対策上のポイント。作品にエロさは不可欠だが、そういった興味の対象
ではなく、時代なり文化を表現するという「文化的」「芸術的」な側面を打ち出していってこそ、社会から賛同を得られるというもの。ミニスカートが似合うので初夏の7月初めに展示されるのがパブ効果あり。
【D】 各種店舗へのフィギュア鑑賞「レンタルビジネス」展開
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本的に萩井薫さんのフィギュアは1体ごとに売り切るという販売システムのようですが、これを抜本的に改める。具体的にはカフェ、バーなどの憩いの場や、インテリアとしてもおもしろい試みと思われるブティックなどの各種店舗に置いて鑑賞・閲覧してもらうように交渉する。絵画や植木、入口マットなどのように各種店舗でのレンタルサービスを試験的に導入してみるのも悪くはない。日本初の「フィギュアのレンタルビジネス」誕生だ。フィギャアのもつクールなまでの「造形美」とホッとする現代人の「癒し感」、リカちゃん人形とは違う大人の「エンタテイメント性」など、多くの来店客の共感を得られることでしょう
【E】 萩井薫さんのオリジナルフィギュアを主人公にした「アニメ作品募集」
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普通、フィギュアはアニメキャラクターをイメージして作品を作ることが多いが、萩井薫さんのそれはオリジナルものが多いのでそれの逆バージョンをというのもおもしろいと思う。すなわち、萩井薫さんのフィギュアしてアニメ作品の脚本と原作を一般公募する。優秀作品を選出してアニメ作品を輪に送り出すというストーリー。萩井薫さんには肖像権がある。
●参加者の感想コメント
フィギュアという特殊な世界についてのご相談にもかかわらず、先日は斬新かつ貴重なアイデアをいただき、ありがとうございました。蓮香先生の著書を拝読しての感想と同じなのですが、その出し惜しみない姿勢、社会的視点からの発想に大変感激しました。具体的なアイデアを拝見したときの第一印象は、「事象の周辺をよく調べていらっしゃるなぁ」ということでした(よく考えれば当然なのですが)。“女性にフィギュアを広めるための委員会設置”や“渋谷を舞台にした作品展示会”など、あまりの話の規模の大きさに最初は正直腰がひけましたが(笑)、それを実行してこそのPRなんですよね!また、“作品レンタル”は非常に身近で現実的でありながら自分では全く思いつかないことで新鮮な驚きがありました。最後の“キャラクターを主人公にしたストーリー募集”は、アーティストの萩井薫さんもとても興味を持っていました。他社の回答例も、とても興味深かったです。いずれにしても、凡人にはとても考えの至らない、まさにPRの達人・蓮香先生ならではの発想術だと舌を巻きました。また、懇親会では業種の枠を超えてたくさんの方々と出会え、お話しできたことが収穫でした。各社ご担当者様の「モノを売りたい!」という熱い想いに触れ、そのお手伝いができる「PR」という仕事をますます魅力的に感じました。蓮香先生、今後ともどうぞよろしくお願いいたします
●私のコンサル力1(人材派遣業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049408602.html
●私のコンサル力2(99円シヨップ業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049520373.html
●私のコンサル力3(Tシャツ販売業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049937064.html





