【事例】私のコンサル力5(接客業向人材派遣業編) | PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~

【事例】私のコンサル力5(接客業向人材派遣業編)


中年女性の服装画像


2007/9/28に私が講師となって開催したセミナーは大変好評でした。好評だったのは、参加者が希望すればその参加企業のPRアイデイアを蓮香流に解決してあげます、という個別相談をさせてもらったからです。結果、参加企業30社の内、半数に当たる15社をはすか流PRで提案してみました。以下の事例集がそれです。はじめに参加者の課題・現況を10項目程度、箇条書きに書いたものを提出していただいて、私がそれをみてPR回答したものです。立案の途中、一切の質問はしませんでしたので、ひよっとしたら私の理解が間違っているころがあったかもしれません。このように私の特技はクライアントと直接お逢いして詳細なオリエンテーションを受けなくても、課題・現況さえみれぱ、解決のためのPR回答を創造することができます。30年以上の経験がなければ達成できないスキルだと自負しております。


●[課題・現況]----接客業向け人材向派遣業者



[01]会社設立は富山。本社は金沢にあるが、新規事業立ち上げのため東京にベンチャーラボという形で拠点を置き活動中。


[02]ブライダル業界への司会者やエレクトーン奏者なとの派遣業務が主だったが、少子化で競争が激化、市場性がなくなった。


[03]人材派遣の業務は残しながら、新たに成長性著しい「人材紹介」(有料職業紹介事業許可取得)業を手がけたい。


[04]手がけたい「人材紹介業」は、「中高年の女性」に特化して全国展開したい。キャリアウーマンは当たり前という時代に。


[05]女性が中高年になっても仕事を持つというのは「社会常識」。今、地方は若い女性がおらず「女性労働者」が不足している。


[06]中高年女性に特化した「人材紹介業」をやるために、今は、東京を拠点に「情報収集」「人脈作り」をやっている最中。


[07]東京での「情報収集」「人脈作り」が最終章にきたので、当初の事業計画通り、専用サイトを構築し、人材募集を始めたい。 [08]専用サイトは「Oban net」(おばん ネット)というもので、運営は社長の私の他4人の計5人の女性人で情報発信をしたい。


[09]すでに「Oban net」のキャラクターとロゴはサイトに先行して作成済。情報発信は「ブログ」中心。コンテンツ充実が鍵。


[10]中高年女性の再就職、起業支援、人材教育を総合的「人材面からサポート」したい。すでに「女性のためのキャリアデザインセ ミナー」(2007/5/30)を東京で開催したところ、イベント告知期間がなかったにもかかわらず成功、新規事業の感触を得た。


●(現況から)私のPR回答


【A】 紹介先ボスのデスクに生花を活ける「ボスフラワ-隊」の設置
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派遣先や紹介先のボス(社長/部長)が座るデスクに女性一組(ボスフラワ-隊)で伺い、花瓶洗浄と生花を活ける無償サービス。オフィス現場の雰囲気を花で癒やしてもらい、「気の利いた優しい人材紹介会社だ」との評判を勝ち取る作戦。月に1回巡回、1回5000円程度の生花を贈呈。ボス(社長/部長)の誕生日には別の花を贈呈。(年に1回、1万円)専用ウェブサイト「ボスフラワ-隊」を立ち上げ、贈呈シーンをデジカメ撮影とコメントでアップする。「成果のあがる仕事を生花オフィスで」をモットーに、人材紹介社員に対するグッドウィル獲得を間接的にサポートし、人材紹介業者として他社との差別化を図るのが狙い。訪問時は独自のコスチュームに「たすきがけ(ボスフラワ-隊の文字入り)」がいいかも。訪問アポは事前に必要。「派遣」先なら女性2人のチームで、また「紹介」 動画を処理しています。しばらくしてからもう一度ご確認ください。先なら社長が単独で訪問してもよい。


【B】 送り出した社員「紹介と派遣」の無事を祈願する「おばん神社」の設置
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送り出した2つの社員「紹介と派遣」の1日の仕事の無事を祈る「おばん神社」を本社内と携帯用の2つを作成し、祈願する。本社内のそれは神棚みたいなものなサイズ。出社時の9時に「きょうも1日、当社が送り出した社員(紹介&派遣)たちが無事仕事を終えますように」とおばん社長が手を合わせ祈願。おばん社長が出張等で会社を留守にする時でも、出先でバッグから取り出した「ミニ神社」に合掌、祈願する。祈願と同時に、「紹派3訓(しょうしさんくん)」なるものを作成し、呪文を唱えながら祈願すればさらにベター。社員思いのユニークな女社長としてテレビや雑誌でも取り上げられること間違いなし。女社長のキャラクターを内外に知らしめると同時に、小さな人材紹介会社としての差別化を狙う。「テレビで話題のあの女社長の会社ですね」とのイメージが広がってくれば「求人側」と「求職側」の双方によるPR相乗効果が出るでしょう。この女社長の一連の行動を会社の広告塔として位置づけ、その具体的象徴として「おばん神社」を設置する。 


【C】 中高年女性の仕事と人生を考える会「Oban Netの会」の立ち上げ
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活動目的は3つ。[1]仕事をしたい中高年女性の開発と育成[2]中高年女性の仕事の探し方サポート[3]仕事をしたい中高年女性同士の横断的ネットワーク。これら3つを達成するために、[1]セミナー(勉強会)[2]懇親会(飲食パーティ)[3]相談会(コンサルやアドバイス)などをイベント形式で随時開催。会の運営はできるだけ女社長が自ら企画して携わるとよい。参加者の集客で大切なことは「講師選び」と「テーマ設定」だ。テーマは特に重要で、時代を反映したような社会性が備わっているとマスコミ取材があるので、そう意識しつつ企画を立案して欲しい。オバちゃん達の「茶飲み寄り合い所」だけはしたくない。自己向上心と勤労意欲に燃えた中高年女性だけが参加する熱い会合にするためにはひとえに運営スタッフの情熱にかかっている。 


【D】 高年女性の読者層を意識した「自己啓発本」と「仕事術」の2つ書籍
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「中高年女性の紹介業」の一番のPRツールは「書籍」だろう。社長個人と会社をよく知ってもらうにはうってつけの「媒体」だ。全国区に流通する「書籍」の力は絶大だ。まず、中高年女性が仕事を持つことに元気を与える(女性向けの)自己啓発本「オバンでもやれた!85人の夢チャレンジ」を企画すべし。これは女社長のこれまでの人生ドラマを書くのがポイントですが、事業大成功の経営者で知名度がないと商業本としては売れない。そこで、女社長の人生ドラマ部分の原稿は入れつつ、そのほかの中高年女性の事例を取材で原稿化すれば立派な本に出来上がる。本は著者個人の持ち物でないので版元では「売れること」を前提に考える。幅広い中高年女性層に読まれるには多数のケーススタディを豊富に載せ、書籍として「商品力」を持ち合わせていなければならない。85人としたのはオバンを数字で表すと「085」なので85人にしたもの。さらに1冊書籍にできれば鬼に金棒。中高年女性の悩みは仕事はしたいが、夫のこと、子供のこと、家庭のことなどだろう。仕事と家庭の両立をどうやって乗り越えたのか、その賢い仕事術を知らせる必要がある。少々オーバーだが、日本の中小企業はおばんが救うといっても過言ではない。会社の屋台骨を支えるのは中高年女性だからだ。この2つが世に出ればの中高年女性は吹っ切れ、仕事に取り組むことになるものと思われる。原稿はブログで書き溜めておく。不足分はライター起用して原稿化。◎自己啓発本「オバンでもやれた!85人の夢チャレンジ」


【E】仕事に燃える中高年女性のための「おばん憲章」の制定
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仕事に燃える中高年女性の正しいあり方を定義する。すでに「缶詰おでん」と「憲法」を関連づけたものを条文化した「缶詰おでん憲章」なるものがマスコミで話題になっていたのでこれの「おばん憲章」版と思えばいい。この「缶詰おでん憲章」は信田缶詰 
http://www.fis-net.co.jp/shida/
 の信田臣一社長の依頼を受けた早稲田大学の水島教授がゼミの学生と一緒に考案したもの。
●缶詰おでん憲章
http://blogs.itmedia.co.jp/knowledge/2006/11/post_0798.html ちなみに、「缶詰おでん憲章」とはどんなものかを紹介する。「第1条(個人の尊重)」「第2条(缶詰おでんの特性)」「第3条(おでん3原則)」「第4条(食材選択と地方性」「第5条(食育への寄与)」「第5条(食育への寄与)」「第6条(環境保護)」「第7条(災害時の役割」「第8条(味の国際交流)」「第9条(国際平和)」ご紹介しよう。 


●参加者の感想コメント


今回、とてもユニ-クなアイディアを、回答頂きましてありがとうございました。頂きましたアイディアA案は、お客様に、女性社長のきめの細やかな発想で、喜んで頂き、会社をアピ-ルする、ちょとしたアイディアであるけれども、今まで気づかなかったアイディアで、すぐに出来ますね。

B案は小さな会社を経営するユニ-クな女性社長のキャラクタ-をPRして会社の内外にイメ-ジアップになる楽しいアイディアで、私にぴったりかもしれません。C案、D案は、ネットワ-クの構築と口コミを狙い、IT社会にぴったりのアイディアで、幅広いPRとして最適ですね!

E案は、仕事をする女性のあり方として、マスコミで取り上げられた題材を活用し、アレンジして使用するところは、とても面白いですね。参考になりました。女性社長の特徴を全面に出し、今までにない発想で、ユニ-クで温かみのあるPRは、まさしく! 今からの時代のPRかも知れません。参加するまでは、不安でしたが、参加してとても勉強になりました。

今回、学んだことを生かして、心と心、フエィス&フエィスのPRと、まずは、やってみる!を目標に頑張りたいと思います。ありがとうございました。ぜひ、また参加したいと思います。


[このコラムの執筆履歴]


●私のコンサル力1(人材派遣業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049408602.html

●私のコンサル力2(99円シヨップ業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049520373.html

●私のコンサル力3(Tシャツ販売業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12049937064.html


●私のコンサル力4(女性向けフィギュア業編)
http://ameblo.jp/pridea/entry-12050224165.html