樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座 -8ページ目

著者の情報収集場所あれこれ



こんにちは、樺木宏です。


東京国際ブックフェア、というイベントをご存知でしょうか?

毎年東京ビッグサイトで行われている出版業界のイベントで、

今年は6万2千人が来場したようです。


私はここ10年以上、毎回のように見ていますが、

業界の「今」が透けて見えてなかなか興味深いです。

例えば、10年前は電子出版などは注目度もほぼゼロに近く、紙の出版社の出展ばかりでしたが、

ここ数年は、どんどん電子機器やコンテンツの割合が増え、なにかIT系のイベントと勘違いしてしまうほどです。

出展している企業も以前は見かけない業種も多いです。

楽天などはこの2年連続で出展している新顔ですね。


あまりこのイベントで著者さんを見かけないのですが、今後はこうしたイベントも、

情報収集のためにチェックしておくと良いと思います。


というのも、今はまさに過渡期だからです。

日本の出版業界は過去、いろいろなしくみに守られてきました。

再販売価格維持制度、通称"再販制度"を始め、委託制や著作権法などがそれにあたりますが、

ここにきて、大きく揺らいでいます。

しくみに寄り掛かって業界自体が疲弊してしまったところへ、

電子化や外資系企業の台頭が追い討ちをかけている格好ですね。


なんとなく流されていくのか、それとも著者としてどのような媒体を選んで情報収集していくのか。

数年後、その違いは大きいと思います。

こうした1次情報が得られる場にも、足を運んでみるのもよいですね。

知っているが出来ない、という大切な知識


こんにちは、樺木宏です。


今年の猛暑はいったいどれだけ続くのか!?と不安でしたが、

今日は涼しくて良い感じですね。



さて、出版ノウハウは、事業戦略のノウハウと近いです。

事業戦略の本を見ていると、類似点をみつけることもしばしば。

他にもコンセプトメイキングや、コピーライティングのノウハウが良く使われます。


なので、いろいろ勉強している意識の高い人でなら、

「ああ、それなら知っている」

と思う事も多いのが、出版ノウハウです。


でも、ここで注意が1つ。

そう思うほとんどの人が、「出来ない」のです。


例えば、マーケティングの凄い実績を持つ著者は大勢いますが、

すごい出版企画を自力で考えられる人は非常に少ない。


なぜなら、感情が邪魔をするから。

特に出版ノウハウは、自分の思い入れのある半生のストーリーや、

プライドを持っているビジネスノウハウがテーマになるので、

どうしても感情が知識を邪魔します。


ものすごい優秀で、経歴をみたら出版社も感心するような超エリートでも、

びっくりするくらい売れなそうな企画が出てくるのはこの為です。


頭で分かっている事と、感情レベルで体得している事はまるで違う、

という事ですね。


ちょっとややこしいですが、

"知ってはいるが、出来ないと言う事を知っている"

という知識を、ぜひ持っておきたいですね。

あなたも危ない、プロが陥りがちな落とし穴


こんにちには、樺木宏です。



さて、最近あらためて思うのは、

いい強みを「もっている」のに、

気づいていない人が本当に多い、という事です。

これは長年やっていても、その道で実積のある人でも、事情は同じ。

自分の強みとは、本当に気づきにくいものです。


そして多くの場合、気づきにくくさせている元凶は、

「感情」

です。


せっかくのノウハウや経験が、感情に邪魔されるばかりに出てこないのです。


例えば、自分を、出身業界と比較する、というのは典型的です。

そうすると、もともと持っている専門知識は業界のプロ中では常識だったりするので、

「これを話し手も、業界の中では尊敬されないな」と感じ、軽視してしまいがちなのです。

この状態で「差別化」を考え、自分のオリジナリティ、ライバルとの違いを出していこうとすると、

勿体ないことになりがち。

強みを活かせないどころか、強いライバルがいる市場に参入しようとしてしまいます。


これは、弁護士、税理士、社労士、会計士、コンサル、コーチ、カウンセラー、

デザイナー、マーケッター、経営者、サラリーマン、等々、どの業界でも例外はありません。

本人にしても業界にしても、自分の専門知識は普通なので、

世の中の皆が分かっているだろう、と思って過小評価してしまうのですね。


いかがでしょうか?

あなたも、自分自身の専門知識を過小評価していないでしょうか。

見直してみると、思いもよらぬ強みが見つかり、そのまま出版に繋がるかもしれませんよ。