樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座 -73ページ目

インパクトのあるタイトルをつくるには?


こんにちは、樺木宏です。


出版企画書では、タイトルがとても重要。

しかし分かっているものの、なかなか難しいのがこのタイトルですね。

そこで今回は、インパクトのあるタイトルを作るためのコツを1つ。


それは、

"内容の説明は脇におき、相手のメリットを書く"

ということです。

「そんなの当たり前では」

という声が聞こえてきそうですが、ここを踏まえている人は大変少ないです。


なぜここが重要かというと、読者は自分に得があるかどうかにしか、関心が無いから。

編集者も、同じ視線でタイトルをチェックします。


だからいちばん残念なのが、"よくよく読み込んでもらえれば、素晴らしさが分かる企画書"。

これは、まずスルーされてしまいます。

なぜなら、読み込むモチベーションをかき立てるのはタイトルなので、伝わらないのですね。


「ではどうしたらいいのか?」という声も聞こえて来そうなので、具体例を1つ。

今現在amazonのビジネス・経済ジャンルで1位なのは、

『ワーク・シフト』リンダ・グラットン著・池村千秋訳

ですが、正直、インパクトの無いタイトルです。

もし新人著者がこのタイトルで企画書を出したら、通る可能性は低いでしょう。

しかし「孤独と貧困から自由になる働き方の未来図」というサブタイトルがついていることで、

「相手のメリット」が強調されて、強いタイトルになっています。


ただの説明ではなく、相手の悩んでいる問題を、解決してあげる、というメリットが伝わっていますね。

売れている本のタイトルを見る時は、こうしたポイントをぜひ押さえてみてください。





削れば削るほど、著者デビューが近づく、という話


こんにちは、樺木宏です。


この1点をおさえると、企画が見違える、というポイントがあります。

それは、

「企画は引き算」

ということです。


なぜ企画が見違えるのかと言えば、

できるだけピンポイントで刺せば、その分読者に深くささるから。

逆に、たし算で考えてしまうと、誰にも見向きもされない企画が出来上がります。


例えば、身近な雑誌で考えてみて下さい。

書店で見かけて、ちょっと面白そうだなと思っても、

それ以外の関心がない記事が多くあれば、読みたいものがあっても買わないですよね。


これを出版企画に当てはめても、結論は同じです。

お金も儲かるし、人間関係もよくなるし、仕事の効率もアップして勉強もはかどる。

こういう拡散した内容では、皆に喜ばれるようでいて、実は誰も買いたいと思わないのです。


ここで分かりずらいのは、世の中には拡散した内容の本もある、ということ。

だから拡散してもいいのでは?と思ってしまいがちなのですが、それは違います。

そうした本の著者は、知名度・実績が圧倒的であれば、日記を書いても売れる人なのです。


新人著者、あるいはそれに準ずる著者は、思いきって引き算にする。

つまり削れば削るほど、著者デビューが近づくのです。


今後の企画考案の、参考にしてみて下さいね。

なぜあの人は、ノウハウも人脈も拡大し続けているのか?