インパクトのあるタイトルをつくるには?
こんにちは、樺木宏です。
出版企画書では、タイトルがとても重要。
しかし分かっているものの、なかなか難しいのがこのタイトルですね。
そこで今回は、インパクトのあるタイトルを作るためのコツを1つ。
それは、
"内容の説明は脇におき、相手のメリットを書く"
ということです。
「そんなの当たり前では」
という声が聞こえてきそうですが、ここを踏まえている人は大変少ないです。
なぜここが重要かというと、読者は自分に得があるかどうかにしか、関心が無いから。
編集者も、同じ視線でタイトルをチェックします。
だからいちばん残念なのが、"よくよく読み込んでもらえれば、素晴らしさが分かる企画書"。
これは、まずスルーされてしまいます。
なぜなら、読み込むモチベーションをかき立てるのはタイトルなので、伝わらないのですね。
「ではどうしたらいいのか?」という声も聞こえて来そうなので、具体例を1つ。
今現在amazonのビジネス・経済ジャンルで1位なのは、
『ワーク・シフト』リンダ・グラットン著・池村千秋訳
ですが、正直、インパクトの無いタイトルです。
もし新人著者がこのタイトルで企画書を出したら、通る可能性は低いでしょう。
しかし「孤独と貧困から自由になる働き方の未来図」というサブタイトルがついていることで、
「相手のメリット」が強調されて、強いタイトルになっています。
ただの説明ではなく、相手の悩んでいる問題を、解決してあげる、というメリットが伝わっていますね。
売れている本のタイトルを見る時は、こうしたポイントをぜひ押さえてみてください。
削れば削るほど、著者デビューが近づく、という話
こんにちは、樺木宏です。
この1点をおさえると、企画が見違える、というポイントがあります。
それは、
「企画は引き算」
ということです。
なぜ企画が見違えるのかと言えば、
できるだけピンポイントで刺せば、その分読者に深くささるから。
逆に、たし算で考えてしまうと、誰にも見向きもされない企画が出来上がります。
例えば、身近な雑誌で考えてみて下さい。
書店で見かけて、ちょっと面白そうだなと思っても、
それ以外の関心がない記事が多くあれば、読みたいものがあっても買わないですよね。
これを出版企画に当てはめても、結論は同じです。
お金も儲かるし、人間関係もよくなるし、仕事の効率もアップして勉強もはかどる。
こういう拡散した内容では、皆に喜ばれるようでいて、実は誰も買いたいと思わないのです。
ここで分かりずらいのは、世の中には拡散した内容の本もある、ということ。
だから拡散してもいいのでは?と思ってしまいがちなのですが、それは違います。
そうした本の著者は、知名度・実績が圧倒的であれば、日記を書いても売れる人なのです。
新人著者、あるいはそれに準ずる著者は、思いきって引き算にする。
つまり削れば削るほど、著者デビューが近づくのです。
今後の企画考案の、参考にしてみて下さいね。