樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座 -17ページ目

何度でも押さえたい、著者紹介の大切さ


こんにちは、樺木宏です。

今日の記事テーマは、「著者紹介」。

ここは繰り返しお伝えするに値する、重要テーマです。


なぜかと言うと、

「著者紹介が弱いと、企画内容が良くても通らない」から。

編集者はここを見て、リスクを避けようとチェックするのです。

例えば、

・上がって来た原稿を見て、残念だったときのショック

・それをまっとうな本にする為に、自分にふりかかる労力
 (場合によっては編集者が全文リライトします)

・以前そのようなパターンでトラブルとなり、苦労した嫌な思い出

など、の思いを、多かれ少なかれ編集者は持っているのです。

その為、著者紹介の量が少なく、本当に書けるかどうか確信が持てない著者紹介は、

編集者を不安にさせてしまいます。

当然、企画もスルーされてしまう可能性が高いです。


それでは、どうするか?という事ですが、

きっちりとポイントを押さえた著者紹介を書く、という事に尽きます。

・情報量を多く出し、安心感を得る。

・書くに値する資格を証明する。

・自己開示で共感を得る。

箇条書きで書くと簡単ですが、ちゃんと書こうとすると、自分自身を

省みなければいけない為、おっくうになってしまうので注意です。


ここで、著者紹介のその具体的な構成をお伝えし、締めくくりたいと思います。


1,著者の思い入れを伝える
編集者に、「なぜこのテーマで本を書きたいのか」、
「誰をこの本で助けたいのか」を伝えましょう。
[感情移入」と同時に、「書く資格」をアピールする事に繋がります。
位置としては、こちらを冒頭に持ってくるのが良いでしょう。
「本書にかける熱い想い」と次につづく「経歴」の併用で、
十分な情報量と、編集者の共感が両立できます。

2,経歴を伝える
学歴、職歴を時系列で見せましょう。
まず、氏名と現在の職業を冒頭にご記載下さい。
その後、学歴、職歴などを記入します。趣味で取り組んだ事柄も対象です。
箇条書きや改行を多用し、簡潔に見せましょう。
このテーマの本を書くに値する専門知識を持っている事を証明する、という意味合いです。
ただ逆に、企画に関係ない事は省略したほうがよいでしょう。
ここの情報が少ない場合、編集者は「よく分からない人」という不安感を持ちます。
これは採用される上でマイナスですので、情報量で安心感をもってもらうようにしましょう。

3,実積を伝える
本企画を「語る資格がある」と思わせるのも著者紹介の役割です。
上記職歴を羅列するだけでは、無味乾燥ですので、
職歴に付随して、何を成し遂げたかを強調しましょう。
数字で示すのがベストです。
編集者に「これだけの実積を持つ人なら書けるだろう」という
信頼を得る事が目的です。


最後のあと一歩、で採用を逃さない為に、再度見直していきましょう。

出来そうで出来ない基本中の基本、読者ターゲット


こんにちは、樺木宏です。


今回は「想定読者」についてお伝えします。

なぜ今想定読者なのか?と言えば、1冊目の出版でつまずくところがここであり、

1冊出して著者になったとき、忘れてしまいがちなのもここだからです。

書きたい事ばかりに意識が行ってしまいがちなので、意識しないといけないのですね。


多くの企画の読者ターゲットは抽象的で、読者の悩みや不安といった感情面に対して触れられていないのが現状です。

編集者に「確かにこういう悩みを持つ人に出せば、売れる内容だ」と思わせる事が必要です

そうしなければ、ターゲッティングが弱いと判断され、編集者は企画書を読むのを止めてしまいます。

読者ターゲットの人物像をより具体的にすると、さらに良くなるでしょう。

一般にターゲットは、広げすぎると訴求しません。

読者の具体的な悩み・欲求まで絞り込みましょう。

具体的には、読者の悩み、不安を理解するという事です。

なぜそこまで細かく読者をターゲッティングしなければいけないか、と言えば、
嗜好の細分化が背景にあります。

年齢や性別で分類した旧来のターゲッティングでは、読者感情をつかめないというのが
今の時代であるからです。

細分化された現在のマーケットには、「この本を欲しがる感情的な理由」にまで、
踏み込む事が大切です。

結果、対象が1人の人間として浮かび上がってくるような具体性をもつことが、良いターゲッティングとなります。

同時に必要なのが、そのターゲット、すなわち想定読者が何人いるのか?という点です。

これは、具体的に人数を数字で記載しましょう。その際、根拠となる計算式や統計も欲しいところです。つまり、断言する事が必要です。

一般的には、100万人程度の分母がひとつの目安です。

そのうち1%が購入すれば1万部ですので、6,000部位からスタートしたい、と出版社は考えるからです。

この数字の根拠があれば、出版社はどれくらい売れるかのイメージがつかむことが出来、企画が採用される確率が上がります。

これから出版する方も、出し続けたい方も、ぜひ意識し続けて下さい。

"自分は弱者"と考えると、なぜ出版確度が大幅にアップするのか?


こんにちは、樺木宏です。


さて、出版をしようという人はもちろんその分野で「すごい人」なのですが、

そのままの意識で出版に臨まない方がよいです。

なぜなら、単純な話ですが、その方が出版に成功する確率があがるから。


私はクライアントにいつも、"自分を弱者と位置づける"事をおすすめしています。

もしこうした意識がなく、「自分はすごい」と思ったままでいるとどうなるか?

自分の書きたい事をそのまま企画にしてしまうでしょう。

仮に知名度や実績が圧倒的であれば、それでも本が出る可能性はあります。

でももし、そうでない場合はどうなるか?

もし同じような本があったり、あまり売れないテーマだったり、より強力な実績をもった著者がいれば?

残念ながら、商業出版に失敗します。


対して「自分は著者としては弱者」と考えていたらどうなるか?

・差別化を志向し、
・読者ニーズに慎重になり
・自分の強みを探す

ことになります。

そうなればしめたもので、

・すでに近い本があるから、自分はその問題点を突いていこう
・すでに枯れているジャンルなので、今のニーズを取り入れていこう
・もっと自分にしか書けない強みを探してみよう

という考えに、自然になっていくのです。
もし自分で思いつかなくても、周囲のそうしたアドバイスを受け入れやすくなります。

まさにこの事が、成功確率をあげるのですね。


ぜひ1冊目の本を出したい人は、「自分は弱者」と意識してみて下さい。

商業出版の成功確率が、必ず上がります。