PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】 -80ページ目

透明加工について(3)

こんにちは。ハチです。
台風が来始めたと思ったらもう沖縄は梅雨入りだそうですね。でも、例年よりは遅いようです。
また雨の時期がくると、印刷は大変な時期に入ります。
湿気が多くなると、紙がしっとりしてしまい、にじみがでたり、波をうってしまったり。
日本の夏は印刷屋泣かせですが、今年も精一杯がんばって湿気と格闘していこうと思いますが、機械の導入がちょっと厳しい現状です。
原油価格が上がり、6月から紙代も上がります。
あまりの高騰ぶりにほとほと困ってしまいます…。


さて。前回 から引き続き。
今日は「透明効果」を使用した際の保存形式についてです。

イラストレータでは、バージョンによって保存時のダイアログ(窓)の表示の仕方がちがいます。

ここでは、イラストレータの9と、CSについて。

まず、バージョン9.0です。

イラストレータ9のとき

保存形式は、できれば「EPS」が好ましいですが、私どもで一度チェックをするためにイラストレータは開きなおします。
ですので、ネイティブデータである「.ai」でも特に問題ありません。

特にここで必要なのは、「ポストスクリプトレベル」になります。
これを「2」でも問題はないのですが、「3」で保存していただくともっと良いです。
これは、プリントアウトや出力時に必要なものです。直接データに関係はありません。
9は、上記点に気をつけていただき、保存をお願いします。

次はCSです。
CSのバージョンはCS3まで同じですので、上位バージョンの方はこちらをご参考にお願いします。


イラストレータCS以上のとき

基本的には9と変わりませんが、ここで気をつけなければならないのは、「透明」の項目にある「設定」の部分です。
ここを、「高解像度」にしていただけますようお願いいたします。
CS以降は、イラストレータ上の解像度を数値で設定する項目がなかったように思います。
ですので、透明加工のあるなしに関わらず、できるだけ「高解像度」で保存をしてください。

イラストレータ8で透明化を使うことはできません。
ですので、9以降でご作成されましたお客様は、ご作成いただきましたままのバージョンで保存し、ご入稿いただけますようお願いいたします。

次回は、一番難しいところであり、一番困ってしまうところ。
「二重の透明効果について」です。

きちんと説明できるようにがんばって画像作成します!

透明加工について(2)

こんにちは。五月も後半となりました。
早いものです。
今年も暖かくなり、もう台風も4号。海外では地震やサイクロンなどで被害に遭われていらっしゃる方々も大勢いらっしゃいます。
私にできることといえば、募金くらいのものですが、何かしたいなあと考えています。


さて。前回 から引き続き、今日も透明効果についてお話いたします。

昨日は、透明効果にはこんなものがあります、というお話をいたしましたが、今日はその「効果」がどんな構造になっているのかの考え方をご説明したいと思います。


透明効果の考え方

図解しましたが…。それぞれによって、やはり「透かし方」が違います。
試行錯誤していただきながら、お客様の好みで選んでいただければいいと思います。

ただ、気をつけていただきたいのが、この透明効果は、Illustrator9.0以降、Indesignでお使いいただけるのですが、保存形式をIllustrator8.0以前のバージョンで保存されますと、透明効果をした部分と、されていない部分を分割してしまいます。


分割された画像

こうなってしまっては、割れた部分の修復はなかなか難しいものがあります。
1から作り直さなくてはいけなくなってしまうこともあります。

(私どもにチラシ印刷などのご注文を頂きましたお客様は、データのバージョンを落とすことなくご入稿ください。上記劣化が起きないよう対処いたしております。)

次回はこのような場合の保存形式についてお話いたします。


【編集】透明加工について

こんにちは。ハチです。
今更ながら、あんまりにもブログとか、WEBのことに疎い私も、そろそろこんなんじゃいけない!!と思い、少しずつ勉強をはじめているところですが、難しいです。
まずもって、専門用語を調べながら本を読むため、なかなかうまく進みません。
挫折しそうな勢いですが、こつこつとがんばりたいと思います。

さて。
イラストレータで使われる透明加工のお話を少ししたいと思います。

透明加工は、読んで字のごとく、透過をするための加工処理のことです。
以前はフォトショップだけの機能でしたが、アプリケーションのバージョンが上がるにつれ、どんどん多機能になってきています。
ですが、この透過処理というものは、本来印刷用の機能ではありません。
どこかで読んだのですが、そもそもこの機能は、WEB用に開発されたものだそうです。
ですが、今や印刷でもこの透明加工を使ってデザインや商品を編集される方は大勢いらっしゃいます。

この透明加工には、なかなか頭を悩まされるものなので、数回にわたってお話をさせていただこうと思います。
私も、ものすごく詳しい訳ではないので、調べながらになりますが、よろしくおつきあいくださいませ。


さて、さっきから言うどんなものが透明加工なの? 透過ってなに?? とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれませんので、図解です。


clear


代表的なもの3つ、あげてあります。
割とこの3つは簡単にできるので、使ってみたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ドロップシャドウは、ハチのイラストの後ろに、薄い黒の影っぽいのがありますよね。
そしてのその影は、背景のに溶け込んだようになっています。

次に、乗算。
バックの色と重なっていないところはそのままの色ですが、重なっているところは少し濃くなっているのがおわかりになられますか?
色や模様が重なったところを透過するので、色が濃くなるのです。

最後の不透明化。これは、色がはいっている所を「不透明度100%」として、そのパーセンテージに応じて「不透明」の度合いを下げていくものです。
上の絵は、「不透明度50%」となります。

これらは全て「透過処理」がされたものです。
今は、イラストレータでもインデザインでも、ボタン一つだったりします。
ですが、このちっちゃな影の中にはものすごい高度な情報が含まれているので、透明加工をすると、ものすごくデータが重くなっていきます。

「透明」は光です。ですが、印刷は「色」で表現をします。
そもそも、印刷には「透明」の概念がありません。印刷は、「物質」に「色」で印字をするものだから、です。
それを無理に表現している状態なので、非常にデータが重くなります。


…解りづらいかもしれません。
なかなかこれは難しいのです。

また後日、少しずつお話させていただきます。