PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】 -79ページ目

スキャニング(取り込み・スキャン)について

こんにちは。ハチです。
昨日、少しネット上で捜し物をしていて、偶然見つけた記事の中に、
「印刷屋さんで、手書きのチラシをスキャニングして印刷してもらえなかった」という記事を見つけました。(少々内容は変えてあります。)

その方の内容にふれるということではないのですが、スキャニングのお話をそういえばしたことはなかったな、と思いまして、書かせていただこうと思いました。

通常、私どもではデータでのご入稿をお願いいたしておりますが、手書きだったり、以前印刷したものしか手元にない、という場合があります。
そんなときは、その実物を送っていただき、私どもでフラットスキャナを使い、そのものを取り込み、一度お客様に内容をご確認いただいてから作業をすすめる、という方法があります。





このスキャニングは、注意点があります。
まず、サイズ。
お客様が作成された台紙(手書き原稿や画像として取り込む元)は、だいたいが規格寸法で作ってあることがほとんどです。
その場合、塗り足しを作ることができないため、私どもで少々拡大させていただき、断裁のときに白がでないようにします。
ですので、若干取り込み元の台紙のイメージより、ほんの少し、中身が大きく感じます。

次に、色。
やはり、一度印刷したものや手書きを機械で読み取りをするため、色は変わってしまいます。
機械の性能や、機械の状態、明かりの状態で色が変化するため、印刷元のデータと「全く同じ」にすることは不可能に近いです。
手書きの原稿を、寸分違わずにもう一度手書きすることが難しいのと同じです。
また、カラーで作成された場合は、その色をあくまでも機械で処理し、近い色、と判断された色で印刷されてしまうためにまじまじと眺めると色が違うこともあります。

まして、色に特色 や、蛍光色・淡い色が使ってあったり、細い線などがある場合、お客様の意図したような仕上がりにならないこともあります。

最後にゆがみ。
紙は、水に濡れたりすると若干縮みます。
手で握ってしわができても縮んだり伸びたりしますよね。
ですので、人が触ったりすると、見た目にはわからなくてもゆがみが出ている場合があり、これも刷り上がった後にまじまじと見ると少し模様の感じが違うことがあります。
それと、パンフレット印刷は、一度綴じてあったり、折ってあるものをのばして取り込むため、取り込みの時にゆがみが出ることもあります。(紙の癖もありますが)
また、元に汚れが付着していたりしたら、そのまま取り込まれてしまいます。

あくまでも、現物を「写真にとる」ようなものですので、全く同じものではないのです。

スキャニングで取り込む作業には、このような点が注意事項になります。

不明な点はどしどしご連絡くださいませ!!

Office系の入稿に際しまして

こんにちは。ハチです。
気がつけばもう五月も終わりです。時の変化の早さに本当にびっくりしてしまいます。
これから、私が最も苦手な季節がやってきます。
そろそろ梅雨に突入するころです…。


さて、今日は少しお願いを。

チラシ印刷・フライヤー印刷に多い、Office系データの入稿。Office系のデータでご入稿されますお客様は、私どもで一度変換をしてからご確認いただき、そのデータを印刷する、という通常より一手間と時間がかかってしまうことを必ずさせていただいております。

これは、まず。
Office系データはプリントアウトには差し支えないけれど、「印刷」用には作られていないアプリケーションだということです。

最近ではマック版のOfficeも出てきていますが、こちらも同じです。

Office系のソフトは、開いた時点で同じフォント情報を持たない文字は文字化けやフォントの置き換わりを起こします。

特にダイアログや注意(ビープ音)を発生させることなく、開くときに勝手に行ってしまうのです。
ですから、私どもでは文字を校正(一つ一つをチェック)することをいたしませんので、文字化けし、お客様の意図しないデータになっていたとしても、気づくことなく進んでしまう可能性があるためです。

もう一つは、オフィス系ソフトは、RGBで着色されているということです。

あくまでも「データ」であるソフトで作成されたものですので、「RGBモード」で作成されています。
ですが、「印刷」はあくまでも「CMYK」となっており、全く性質の異なるものです。

ですから、「色がくすんでいる」「写真の上がりの色が思っていたのと違う」など、色に関して「違う」と言われる方もいらっしゃいますが、これは「どうすることもできない」部分でもあります。

昨日 の記事にも、RGBモードとCMYKモードの色の変わり方については記載してありますのでご一読くださいませ。

上記の2点が一番の問題となり、私どもだけでは善し悪しが判断できないため、必ずオフィス系のご入稿の際はご確認用データを送信させていただいております。

プリントアウト=印刷ではございませんのでお気をつけください。

(以前書いたオフィス系データの注意点はこちら 。)

…今日は画像が全くないので少々読みづらいかもしれません。
ご不明な点などがあります場合は、ご遠慮なくお問い合わせくださいませ!!
お待ちいたしております!

印刷色の再現領域

こんにちは。ハチです。

もう五月も終わりです。ついこの間、ゴールデンウィーク前、というようなお話をした気がしていましたが、もう六月。
いよいよ暖かいというより暑くなる季節になります。
季節の変わり目で、体調など崩されませんようにお気をつけくださいませ。


さて。
前回 に引き続き透明のお話をするべきなのですが、いかんせん、私自身があまり透明効果を使わないため、正直迷い込んだ感があります。

そこで、申し訳ないのですが、いろいろ周囲にお話を聞かせていただいている間は、別のことを書かせていただきます。

最近、フライヤー印刷をご注文頂きましたお客様より、「黄色が青みがかっている」というご指摘を受けたものがありました。
これは、ワード・エクセル・パワーポイントが印刷用のデータではなく、カラーモードも「RGBモード」で作成されているから、というお話をさせていただいたと思います。
(オフィス系データの注意点はこちら 。)

ただ、黄色など目立つ色が少し濁ると、やはり少し不安になるのは当然だと思います。

その理由を説明させていただきます。

先ほどから申し上げております、「RGBモード」と「CMYKモード」。
この内容に関しましては、過去の記事(http://ameblo.jp/pressbee/entry-10084670427.html )に記載してありますので、ご覧ください。


さて、この「CMYK」は、インクの再現性でもあるため、光の色域である「RGB 」の再現領域とは全く異なるものです。

わかりづらいので図です。




この点線の部分が、印刷で使う「CMYK」の再現領域になります。
ご覧のとおり、とても範囲が狭く、RGBの色範囲には到底及びません。

このRGBモードを、無理矢理CMYKモードに置き換える場合は、このはみ出ている部分の色は、CMYKの領域内の近いところの数値に置き換わります。

無理矢理狭めている感じ、と考えていただければ良いかと思います。

ですので、特に緑や青、ピンク、黄色といった鮮やかな色が、影響を受けやすく、全く違う色になってしまうのです。
これは、印刷の特性上、どうしようもない部分となりますので、「この鮮やかな状態で」の印刷は現時点での私どもでは不可能、とお答えするより他にありません。


RGBとCMYK

このくらい違います。

Office系でご入稿いただきますお客様には、一度必ずご確認用のPDFを送信させていただいております。
そちらで色の変化をご確認ください。
DTPソフトでご作成のお客様には、私どもよりご連絡をいたします。そして、色の変化を確認していただくために、お客様自身に色の変換を行っていただきます。

Office入稿のお客様で色味にご不安・不明点がおありの際は、一言、私どもまでご連絡をいただければ、ご説明させていただきます。
ご遠慮なく、お申し付けくださいませ!!