PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】 -22ページ目

スキャニング(スキャナー読み取り)について

こんにちは。ハチです。
どの地域も雨が多くなり、東京では週末雨続きだったようですね。
じめじめが多くなり、気分的にも体調的にもすっきりしない日々が続きます。どこかでスカッと気分転換をしながら、この鬱蒼とした時期を乗り越えたいものです。
夏が好きな方は夏を目指して、夏が苦手な方は早く夏が通り過ぎることを願いつつ、「マイペース」に努めていただけますと幸いです。

さて。先日、御注文いただきました商品の中に、「スキャニング」があり、ご質問も頂きましたので、再度過去記事を引っ張り出し、加筆していきたいと思います。

通常、私どもではお客様にて作成いただいたデータのご入稿にて印刷を行っておりますが、お客様の中には手書きだったり、以前印刷したものしか手元にない、という場合があります。

そんなときは、その実物を送っていただき、弊社のフラットスキャナを使い画像として取り込み、一度お客様に内容をご確認いただいてから作業をすすめる、という方法があります。
それがオプションにあります、「スキャニング 」です。

※「オプション」はあくまで「印刷オプション」のため、スキャニング等だけの御注文は承ることができませんのでご了承下さい。






このスキャニングをご利用される場合は、注意点があります。

まず、サイズ。
お客様が作成された台紙(手書き原稿や画像として取り込む元)は、だいたいが規格寸法、つまりサイズぴったりで作ってあることがほとんどです。
その場合、塗り足し を作ることができないため、私どもで少々拡大させていただき、断裁のときに白がでないように調整するため、若干取り込み元の台紙のイメージより、ほんの少し、中身が大きく感じます。

次に、色。
やはり、一度印刷したものや手書きを機械で読み取り、電子データ化をするため、色味は変わってしまいます。
スキャナやコンピュータの性能や状態、明かり・光量の状態で色が変化するため、印刷元のデータと「全く同じ」にすることは不可能と言えます。
手書きの原稿を、寸分違わずにもう一度手書きすることが難しいのと同じです。
また、カラーで作成された場合は、その色をあくまでも機械で処理し、近い色、と判断された色で印刷されてしまうためにまじまじと眺めると色が違うこともあります。
まして、色に特色 や、蛍光色・淡い色が使ってあったり、細い線などがある場合、お客様の意図したような仕上がりにならないこともあります。

最後にゆがみ。
紙は、水に濡れたりすると若干縮みます。
手で握ってしわができても縮んだり伸びたりしますよね。
人の手に触れた原稿は、見た目にはわからなくてもゆがみが出ている場合があり、これも刷り上がった後によくよく見ると少し模様の感じが違うことがあります。
それと、パンフレット印刷は、一度綴じてあったり、折ってあるものをのばして取り込むため、取り込みの時にゆがみが出ることもあります。(紙の癖もありますが)
また、元に汚れが付着していたりしたら、そのまま取り込まれてしまいます。

あくまでも、現物を「写真にとる」ようなものですので、全く同じものではないのです。

スキャニングでご依頼いただきますデータは、私どもで取り込みを行った後、お客様にPDFにてご確認をお願い致します。(モニタですので色に違いがあることはご了承下さい)
仕上がりの感じをご確認いただき、印刷へと進めて参ります。

スキャニングは高精細の機械にて行っておりますので、印刷時には元の原稿に近い状態にするよう努めております。
それでも不安なのが人の性。
不明な点やご不明な点はどしどしご質問くださいませ!!
お待ち致しております。

【閑話休題】梅雨の時期は

こんにちは。ハチです。
梅雨に入りかけなのか、時々雨が降るようになりました。
私の住んでいる所も、だんだんと湿気が多くなり、昼間は蒸し暑く感じることさえあります。
暑さに弱い私はもうすでにバテぎみ。エアコン浸りなのもいけませんが、暑いとボウッとしてしまい、困ってしまいます。
スポーツなどして健康に汗をかくよう努めたいと年始に書いたように思いますが…今年もあと半分。きちんと出来るか不安です。

さて、梅雨時期というか、日本の夏は比較的多湿で、この時期から以降、印刷業にとっては少しいやな時期に入っていきます。
湿気が多いと…困る現象があるんです。

それは、紙の波打ち。

紙が水に濡れると、ふにゃふにゃ波打ってうまく伸びなくなる現象、見たことありませんか?
絵の具を薄めながら画用紙に色を塗ると、波打つあの感じと同じです。

もちろん、保管には気をつけていますが、そこは自然の力(?)
どうすることもできないことだってあります。

一度波を打ってしまうと、その部分が伸びてしまい、サイズや仕上がりに影響がでます。
もちろん、機械のメンテナンスやインキにも影響があるので、バランスを見ながら作業に取り組んでいきます。
今まで以上に気をつけて仕事に取り組んで行かなくては…。

夏に向かって、ものすごいスピードで時間が過ぎているように感じます。
負けないように、お客様の仕事をきちんと進めていきたいと思います。

折り有商品の背割れについて

こんにちは。ハチです。
沖縄などが梅雨入りしたからか、時々雨が降るようになりました。そして、少し空気に湿り気も入ってきつつあります。
私の家の近くのアジサイはすでに咲き始め、「カシワバアジサイ」というアジサイは、花を重そうにしだれされています。
季節の移ろいとは本当に早いものです。置いて行かれないように気をつけたいと思います。
あと、そろそろ冷たい物が美味しい時期になりますが、冷えすぎて体の調子を壊さないように重ねて気をつけようと思います。

さて、今日は以前も書きました「背割れ」について補足させて頂きます。

「背割れ」とは、読んで字の如く「(冊子などの)背が割れる」ことです。
特に無線綴じや中綴じ製本に多く見受けられます。

まずは無線とじ。
1.無線綴じは本文にのりをつけ、表紙の紙でくるむように貼り付けます。
PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】-背割れ-無線
2.このとき、本文は全てバラバラなので、糊と表紙だけで全ての紙を留めている状態になります。
3.開いたり閉じたりすると、頻繁に動くことで固まった糊が割れ、表紙の紙が伸び縮みを繰り返すため、もろくなり、裂けてしまいます。

これが無線綴じの「背割れ」です。

同様に、中綴じにも同じ現象があります。
PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】-背割れ-中綴じ
中綴じは、紙を束ねて折り、その中央にホッチ留めをしている商品になります。
同じように開いたり閉じたりの動きを行うことで、紙が伸び縮みを繰り返すためもろくなり、裂けてしまいます。

上記のような背割れがおき、それぞれのページが抜け落ちてしまうと、「落丁」となってしまいます。

無線とじは現在のところご対応をご遠慮させていただいておりますので、目立った背割れの商品はないと存じますが、中綴じのパンフレットをご作成のお客様で、用紙を厚いものでご要望頂くお客様がいらっしゃいます。
このとき、あまりにも厚い用紙をお選びになられますと、この「背割れ」が起こりやすくなりますので注意が必要です。

PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】-リーフレットの背割れ
(白いもやもやした線が「背割れ」した部分で、インキが割れ、下地の紙の色が現れている)

中綴じやリーフレットなど、きっちりとした折りのある商品は背割れを起こしやすいので、デザイン上、背(折り山)の部分に濃い色があると、割れた下地(紙)色が出てしまうので注意が必要です。
【リーフレットの背割れ・スジ入れに関しましては用語集の「スジ入れ」 をご覧ください。】

上記のようなことで「背割れ」は起きます。
どうぞ、これからご作成・ご注文をされますお客様はお気をつけくださいませ。