折り有商品の背割れについて | PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】

折り有商品の背割れについて

こんにちは。ハチです。
沖縄などが梅雨入りしたからか、時々雨が降るようになりました。そして、少し空気に湿り気も入ってきつつあります。
私の家の近くのアジサイはすでに咲き始め、「カシワバアジサイ」というアジサイは、花を重そうにしだれされています。
季節の移ろいとは本当に早いものです。置いて行かれないように気をつけたいと思います。
あと、そろそろ冷たい物が美味しい時期になりますが、冷えすぎて体の調子を壊さないように重ねて気をつけようと思います。

さて、今日は以前も書きました「背割れ」について補足させて頂きます。

「背割れ」とは、読んで字の如く「(冊子などの)背が割れる」ことです。
特に無線綴じや中綴じ製本に多く見受けられます。

まずは無線とじ。
1.無線綴じは本文にのりをつけ、表紙の紙でくるむように貼り付けます。
PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】-背割れ-無線
2.このとき、本文は全てバラバラなので、糊と表紙だけで全ての紙を留めている状態になります。
3.開いたり閉じたりすると、頻繁に動くことで固まった糊が割れ、表紙の紙が伸び縮みを繰り返すため、もろくなり、裂けてしまいます。

これが無線綴じの「背割れ」です。

同様に、中綴じにも同じ現象があります。
PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】-背割れ-中綴じ
中綴じは、紙を束ねて折り、その中央にホッチ留めをしている商品になります。
同じように開いたり閉じたりの動きを行うことで、紙が伸び縮みを繰り返すためもろくなり、裂けてしまいます。

上記のような背割れがおき、それぞれのページが抜け落ちてしまうと、「落丁」となってしまいます。

無線とじは現在のところご対応をご遠慮させていただいておりますので、目立った背割れの商品はないと存じますが、中綴じのパンフレットをご作成のお客様で、用紙を厚いものでご要望頂くお客様がいらっしゃいます。
このとき、あまりにも厚い用紙をお選びになられますと、この「背割れ」が起こりやすくなりますので注意が必要です。

PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】-リーフレットの背割れ
(白いもやもやした線が「背割れ」した部分で、インキが割れ、下地の紙の色が現れている)

中綴じやリーフレットなど、きっちりとした折りのある商品は背割れを起こしやすいので、デザイン上、背(折り山)の部分に濃い色があると、割れた下地(紙)色が出てしまうので注意が必要です。
【リーフレットの背割れ・スジ入れに関しましては用語集の「スジ入れ」 をご覧ください。】

上記のようなことで「背割れ」は起きます。
どうぞ、これからご作成・ご注文をされますお客様はお気をつけくださいませ。