ダ1900mの1000万下特別
去年から新設されたダ1900mの特別レースになる

★1.今開催・次開催の1000万下の京都ダート中距離戦線をおさらい

このレースはまだ過去1年のデータしかない。
昨年は今年とはレーシングプログラムが違ったため、参考外。
ここで改めてダート中距離路線をおさらいしてみる

■1回1週:平場ダート1800m
■1回2週:特別ダート1800m
■1回3週:特別ダート1900
■1回4週:平場ダート1800m
■2回1週:平場ダート1800m
■2回2週:平場ダート1800m(非混合)
■2回3週:平場ダート1800m(牝馬限定)
 特別ダート1900
■2回4週:平場ダート1800m


ダート1800mレースは毎週あり、1900mのレースは2戦のみ。
特別レースは3戦あり、先週にも1800mのレースが存在した。

ここから推察できることは2点

・ダ1800m得意の馬はこのレースでは勝負しない
・特別で賞金を稼ぐもくろみなら、ダ1800m得意の馬は先週のレースに出ている

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★2.買える馬の条件は?

1の結果をもとに考えた買える馬の条件は・・・

■Ⅰ.ダ1900m以上が得意の馬

■Ⅱ.ダ1800mが得意だったが、最近成績が残せなくなった馬

A.タイセイバスター:■Ⅱに該当

B.ニホンピロバロン:■Ⅰに該当

C.リーゼントブルース:■Ⅰに該当

全体的にダ1800mに強い馬が多くわかりづらい。
3頭の中では、馬主にも強調材料のあるCに注目したい。

Cは横浜DeNAの三浦投手の持ち馬で、野球選手といえば、冬場がオフシーズン。
季節べき成績を見てみると

シーズン中(2月~11月):2-2-2-10 連対率:25.0%
シーズンオフ(12月~1月):3-5-0-3 連対率:72.7%

オフシーズンなら競馬場に来場できるので、そこを狙っているのは明白だ。
京都ダ1900mで行われる準オープン
ダ1800mでなく、ダ1900mというのがポイント

★1.このレースの立ち位置

過去2年とは立ち位置が大きく変わっているので、注意が必要。

■Ⅰ.2010~2011年:2週前と2週後に京都ダ1800mのレースがあった

■Ⅱ.2012~2013年:3週前に京都ダ1800mのレースがあったがこれ以降はなし

今年は■Iに該当する。

2パターンの前走距離を比較してみる
■I.
 ダ1700m以下:1-1-1-0
 ダ1800m**:0-1-0-16
 ダ1900m以上:1-0-1-1

■Ⅱ.
 ダ1700m以下:0-0-0-6
 ダ1800m**:1-2-1-13
 ダ1900m以上:1-0-0-3
 
■Ⅰの場合、ダ1800m得意な馬はこのレースに出る必要がないので、それ以外組が結果を残すのは必然ともいえる。

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★2.前走ダ1800m以外組の登録馬リストアップ

A.スターバリオン
 前走:東京ダ2100m
 当該実績:なし

B.ヴォーグトルネード
 前走:東京ダ2100m
 当該実績:1-0-0-1

Aはダ1900mに挑戦すらしていないので、人気面でもおいしい馬となりそう。
京都芝2400mの1000万下戦
1~2月開催には、このレースを含めて2レース存在する条件
過去5年間でも最大12頭と少なめ

★このレースの特徴

はっきり言って不明。
データだけの特徴を見ると、1番人気が過去5年で4勝と圧倒的だが、それを証明できる理由が見当たらない。

1番人気を予想しようにも、前走3着以内馬が1頭しかいないメンバーで、何が1番人気になるのかすら分からない。


・・・実は2012年のレースも混戦で、前走5着馬が1番人気だったが、この時は別路線組が1着と3着に入った。

ここが唯一のアプローチ場所と考え、今年の特別登録馬で別路線組の馬をあげてみると・・・

A.アドマイヤケルソ
 得意条件:ダ1800m

B.ヒロノプリンス
 得意条件:芝2000m

2012年はダートから参戦した馬が3着に入っているので、Aを狙ってみるのは面白いかも。
京都で行われる芝1600mでの3歳500万下特別
昨年、5年ぶりに特別に昇格した

★特別と平場の違い

2007年までは特別で行われ、2008年~2012年までは平場、昨年からまた特別に戻ったこのレース。
特別と平場の違いは賞金で、今年の金額で比べると、1着賞金は260万も違ってくる。
強い馬がこのレースを取りに来てもおかしくはない。

ここで、過去10年を特別と平場に分けて分析してみる。

■Ⅰ.特別
 単勝回収率:42%
 前走が初勝利の馬:2頭
 前走が重賞の馬:2頭
 キャリア:1戦~3戦

■Ⅱ.平場
 単勝回収率:193%
 前走が初勝利の馬:4頭
 前走が重賞の馬:0頭
 キャリア:1戦~8戦

分かりやすい結果が出た。
平場だと、強い馬が出走しないため、前走勝ったばかりの勢いのある馬か、キャリア豊富な馬が勝つ。
特別になると、強い馬が揃って出走するため、フレッシュで力のある人気馬が勝つ。

力があって人気しそうなフレッシュな馬は・・・

A.エイシンブルズアイ
 前走:千両賞1人3着
 戦績:1-0-1-0

登録馬の中で該当するのはこの1頭だけ。他の人気しそうな馬はキャリアを重ねすぎている印象がある。
このレースはこの馬勝負でよさそう。
皐月賞と同じコースで行われるGⅢ重賞

★京成杯の特徴

私の中の京成杯のイメージは、サンツェッペリンのように皐月賞で好走→ダービーで人気して惨敗する馬が勝つレース。

過去5年の勝ち馬を見てみると・・・

13年:フェイムゲーム
 レース後の成績:未勝利

12年:ベストディール
 レース後の成績:未勝利

11年:フェイトフルウォー
 レース後の成績:セントライト記念の1勝

10年:エイシンフラッシュ
 レース後の成績:ダービーなど3勝

09年:アーリーロブスト
 レース後の成績:芝では未勝利

中山巧者にダービー馬、短距離ダート馬などバラエティに富む馬が揃っていて、正直何を予想材料にすればいいのかが分からない・・・。

強引に1つあげるなら、京成杯以降は勝てなくなる馬が多いということ。
早熟で、3歳冬がピークになりそうな馬を狙うのがいいのではないか。
勝馬5頭はいずれも、10月までにデビューをしている。

A.ウインマーレライ
 父:マツリダゴッホ
 馬主:ウイン
 デビュー:2歳6月

B.キングズオブザサン
 父:チチカステナンゴ
 馬主:社台レースホース
 デビュー:2歳10月

C.プレイアンドリアル
 父:デュランダル
 馬主:岡田繁幸
 デビュー:2歳8月

AとCはどちらもマイネル関連の馬。マイネルチャールズがこのレースを勝ったように、早期デビューのマイネル関連の馬は狙えそう。
一方Bは、ここ5年で出走馬2頭で2勝している社台レースホースの馬。相性の良さに乗ってみる。