現在好評公開中の「シン・ウルトラマン」を観る前に
より楽しめるようにと1966年(昭和41年)7月14日に本放送が始まった
初代ウルトラマンの第1回目放送「ウルトラ作戦第一号」の
YouTubeを観たのだが、動画終了後にお勧め動画として
1989年(平成元年)にTBS系列で放送されたドラマ
「ウルトラマンを作った男たち」の本編がアップされた。
とても興味深いドラマという事で本編約2時間を一気に観た。
ドラマは初代ウルトラマンでもメガホンをとった映画監督である
実装時昭雄氏の自伝「星の林に月の舟」を
原作としており特撮番組ウルトラマン製作当時の
円谷プロダクションを舞台とした物語である。
役名は違うが実相寺監督を演じるのは三上博史さん
円谷英二氏に西村晃さん、息子の円谷一氏に三宅裕司さん
ウルトラマンのスーツアクターに京本政樹さん他、豪華キャストで
興味深いのはウルトラマン本編で科特隊メンバーを演じた
黒部進さん、小林昭二さん、毒蝮三太夫さんも別役で出演されている。
物語の内容はご興味のある方は是非YouTubeで観て頂きたいが
僕は本編を観続けてるうちに、幼かった当時の事が思い出され
熱い感情が胸に込み上げて来た。
初代ウルトラマンのリアルタイムでの放送時に僕は
3~4歳なので幼かった僕は全てを覚えてるわけではないが
ブラウン管に映し出されるウルトラマンを夢中で観ていた。
ウルトラマンをつくった男たちのドラマ本編で描かれた
ハヤタ隊員がウルトラマンに変身する時に
ベーターカプセルと間違えてスプーンで変身しようとした
シーンは何となくだが記憶にある。
そのシーンは印象的だったので覚えてるんだと思うが
その、たった数秒のシーンの裏側に、こんなドラマがあったのかと・・・
当時の僕はまだ幼くウルトラマンの制作の裏側なんて
考えた事もなかったが、夢中で観ていたウルトラマンが
映像になるまでには、ドラマで描かれたような色んな人の葛藤や
試行錯誤があった事を知って感謝の気持ちで胸がいっぱいになったのだ。
こうした大人たちが、当時の子供だった僕たちに夢を与えようと
一生懸命に考え、闘い、創ってくれたから今でも大切な思い出になってるのだ。
更には、そうした創意工夫が、その後の特撮ヒーローに与えた影響は
計り知れないくらい大きく、日本の特撮ヒーローのモデルになったと思う。
そんな子供の頃の感動を再び蘇らせてくれそうなのが庵野監督であり
実際にシン・ウルトラマンの監督を務めた樋口監督だ。
「いい歳こいてウルトラマン」じゃない。
「いい歳になったからウルトラマン」なのだ!
是非、観て下さいね! ジャンジャン!!