【座板】
リチウムバッテリー 専用の座板製作からの続きになります。
次はリチウムバッテリー必需品のスマートBMSの取付板製作です。
アクティブバランサーとシャント抵抗と負極側の中継端子も
一緒に取り付けして一つのBMSユニットとして一体化します。
この辺は仕上がりの美しさと機能を求めて配置を考えます。
購入した取付板は走行充電ユニットと同じ9mmの化粧板を使用します。
サイズは390mm✕250mm✕9mmでバッテリー短辺側ジャストサイズ狙い。
今回もホームセンターで購入してカットしてもらいました。
取付板の裏面には生セル冷却用の冷却ファンを設置します。
冷却ファンは走行充電器で使用した静音ファンを追加購入しました。
走行充電器で使用した際に、風量が強力な割に静かだったのでリピです。
実際に電装庫で動作していても気になる騒音は聞こえませんでした。
時間に関係なく温度で冷却ファンが動作するので静音は重要です。
冷却ファン 12V 120mmx120mmx25mm 2ピン 2個入り
BMSはそこまで発熱は無いだろうけど生セルを冷やすついでに冷却します。
12cmファンの指定孔あけ寸法を参考にして穴を開けますが、
上部はBMSからハミ出さないくらい短めに寸法を変更しました。
DCファンモータ □120×25t(ASFN1)
エアフローの冷却イメージは横から三箇所あるバッテリーの隙間を狙って
長辺方向を2連の冷却ファンで送風して熱気の籠もりを解消します。
走行充電器に取付けた冷却ファンは走行充電器の背面にあたってから
生セルの底面側を床面に沿って風が流れて冷却って思想です。
これで生セルで熱気の籠る場所は基本的に無くなるハズです。
冷却ファンの効果はどれほどあるか不明ですけどね(^_^;)
冷却ファンの電源は走行充電器の冷却ファンから分岐します。
これで走行充電器の冷却が始まったタイミングで生セルの冷却も開始
冷却ファンの風量は2連なのでかなり強力です(^^)
BMSを冷却しつつ生セルの隙間に風を送る配置です。
標準消費電流:0.25A、起動瞬間電流:0.3Aとそんなに使わないので
追加で2つの冷却ファンを増設しても容量は足りるでしょう。
温度センサーの出力は一応10A迄対応しています。
冷却ファンはサブバッテリーから直接電源を取っているので
雰囲気温度連動でエンジンの始動に関係なく動作します。
平日の昼間も車内の温度が上昇したら冷却ファンが動作します。
全体的な機器の配置はこんな感じでしょうか。
今回も機材類の取付はボルトでの取付となります。
長さはマチマチですが基本的にM4のボルト・ナットです。
ホームセンターで少量から販売しているので無駄になりません。
木ネジでネジ止めするなら9mmではちょっと板厚が薄すぎです。
木材用のしっかりした工具があるなら14mm程度の板厚の
シナベニアを使う方が良いかもしれません。
14mmのシナベニアなら簡単にネジ止め出来ると思います。
でも見た目の綺麗さを求めるなら化粧板のほうが美しいかな。
穴あけ加工などを考えるとMDF製の化粧板は加工が簡単です。
魅力は化粧板なら百均工具でもなんとか加工できます(^^)
【組立】
スマートBMSの端にある穴は本来は配線用の端子穴ですが、
今回はBMS基盤取付孔として利用しています(笑)
取付板の端材を利用してシンプルに取付けます。
端材の寸法は125mm✕35mm✕9mmにカット
片側2枚使用の計4枚でBMSを挟んでネジ止めします。
本来のBMS基盤の取付穴は変なところに取付穴があるので
設置するにはちょっと利用しづらい配置です。
配線のM8ボルトの頭のサイズをかわすだけ浮かす必要もあり
サイズの大きなBMS基盤だけに設置性に難ありですがこれで解決です。
裏は2連の冷却ファンが生セル本体を直接冷やします。
ついでにBMSも冷却されるだろうから一石二鳥です。
完成したBMSユニット取付板をバッテリー座板に取付けます。
走行充電器ユニットと固定することで取付強度を更にUP
こんな感じで座板にユニットが取付いて完成しました。
あとは各機器とサブバッテリーとの配線を残すだけです。
かなりスッキリまとまったリチウムバッテリーユニットになったかな
【まとめ】
このあたりの作業は特別トラブルもないので楽しいですね。
部品の寸法に合わせてサクサク作業を進めます。
ま~ こんな作業が楽しいので生セルを選んだってのもあります。
この辺の組立は個性とセンスの見せ所ですね。
機器の機能を見極めて効率的に配置します。
なかなかカッコよく機能的に配置できたと思います。
次はバッテリーに接続する機器の組立てを開始します。
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