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デイライト】


 

シーケンシャルウインカーとしては保安基準を満たしているとしても、
今回の商品はシーケンシャルウインカーの他にデイライト付きです。
デイライトには、保安基準に下記の2つの規定があります。
「昼間走行灯」と「その他灯火」としてのデイライトです。
デイライトとして保安基準を満たしているか確認してみます。

道路運送車両の保安基準

 

 

2016年10月の保安基準の改定で新たに「昼間走行灯」としての要件は、

 

------ 以下引用 -------

(昼間走行灯)第 124 条の2 昼間走行灯の灯光の色、明るさ等に関し、
保安基準第 34 条の3第2項の告示で定める基準は次の各号に掲げる基準とする。
 

一 昼間走行灯の光度は、1440cd 以下であること。
二 昼間走行灯の照射光線は、他の交通を妨げないものであること。
三 昼間走行灯の灯光の色は、白色であること。
四 昼間走行灯は、灯器が損傷し、又はレンズ面が著しく汚損していないこと。
五 昼間走行灯は、レンズ取付部に緩み、がた等がないこと。
六 昼間走行灯の照明部の大きさは、25平方cm以上 200平方cm以下であること。
------ 引用終わり -------

 

この新規定には、「3-六 原動機の操作装置が始動の位置にないとき及び前部霧灯又は前照灯が点灯しているときは、昼間走行灯は自動的に消灯するように取り付けられなければならない」
という事が書かれているので、ポジションライト、ヘッドライト、フォグランプが
点灯している時は、昼間走行灯は自動的に消灯しないとNG
になるようです。

 

上記の要項を満たすためには今回のデイライトの配線を下記にする必要があります。

メインバッテリーが近くにないカムロードだとエンジン連動ON-OFFユニットの配線を

ヘッドライト付近まで取り回すのが大変ですね。


以上の事から今回取り付けたデイライトはポジションライト連動なので
保安基準を満たさないことになります(-.-)
という事で今回取り付けたデイライトは「その他灯火等の制限」に
準拠している保安基準適合品として考えるのが良さそうですね。

「その他の灯火」として取り付ければ、ヘッドライトの連動や、
灯火の色を気にしなくて良いのでお手軽にデイライトを取り付ける事ができそうです。
では「その他の灯火」の基準は以下に定められています。

道路運送車両の保安基準 第42条(その他の灯火等の制限)

 

道路運送車両の保安基準の細目を定める告示〈第二節〉第140条

 

となっていますが、まとめると
デイライトとしてフロントに取り付けて使用する場合は、
・片側1つが300cd 以下
・色は赤以外(青紫、黄緑はフロントガラス以下の高さまで)
・点滅しないもの
・明るさが変化しないもの
・他車に幻惑を与えないもの

という事で昼間走行灯とは違い夜間に消灯する必要がありませんが、
片側1つが300cd 以下というのが「その他の灯火」のポイントになります。

今回のLEDウインカーテープのデイライトが300cd 以下なのかメーカーは公表していません。
ですが調べたところLEDテープの明るさで300cd 以上のものは基本的に無いとの事です。
例としてポジションランプも同じく光度は300cd 以下と定められていますが、

IPFのポジションLEDバルブのフラッグシップモデル「504W」は、300ルーメンの明るさで

ポジションバルブとしては最強レベルですがこれでも問題なく車検には通るとの事。
以上の事から今回取り付けたデイライトは保安基準を満たしているので

その他の灯火としての運用で問題なく使用出来ると判断します。

 

ま~ 販売しているLEDウインカーテープに白以外にブルーが有るってことは

昼間走行灯としての使用ではなくその他の灯火として販売してるってことですね。

ブルーのデイライトもカッコ良さそうですね。

 




【昼間も点灯】


 

今回のデイライトは昼間走行灯ではありませんが使用方法は
最近輸入車に多い昼間走行灯 Daytime Running Lamps(略してDRL)です。
欧州各国や北米では日中のヘッドライト点灯が義務とされており、
EUでは2011(平成23)年から前照灯などとは別にDRLの装着も義務化されていました。

アウディは日本で販売する全車にDRLが標準装備です。


って事で自分もいち早くEUにならって昼間からデイライトを点灯しようと考えています。
カムロードはトラックベースの働くクルマの生い立ちから、
ヘッドライトはエンジンキーをOFFにすると自動的に消灯する仕組みになっています。
なので乗用車とは違ってライト付けっぱなしでも消し忘れなし
逆に言うと乗用車とは違いライト付けっぱなしが基本の作りとなっています。

世間では「早め点灯」「昼間でもライトオン」等と言われて
働く車ではデイライトやヘッドライトの点灯を積極的に行っている事も多いようです。
安全を考えると昼間でもデイライトを付けるのが正解なのかもしれませんね。

昼間からポジションライト連動でデイライトを付ける弊害として考えられるのは
ナビの画面がポジションライトに連動して画面が暗くなることです。
自分が使用しているナビはPanasonicのストラーダですが
これはTV画面でMAPボタンを長押しすると画面の明るさ調整が可能で、
その明るさ調整はスモールランプ連動で別々に記憶できます。
デフォルト設定では昼間は最大の明るさ:31で夜は明るさ:08でした。
この夜の明るさ:08を最大値まで上げるとほぼ昼間と同じ明るさになります。


但し、夜の画面の明るさを明るくすると問題もあります。
昼間と比べ夜間では画面の光度が自動的に減光するようになってますが、
これはナビ画面を見やすくするために明るさを変えているわけではなく
夜間でも外が見やすいようにと安全のために明るさが変わっているということです。

ナビ画面が明るいと外が暗くて見えにくくなるのを防ぐのが本来の目的です。
なので単純にライトオンでナビの画面が暗くならないように光度を上げるのも
ちょっと考えものかもしれないってことですね(^_^;)

やはりベストはエンジンONに連動したエンジン連動ON-OFFユニットの取り付けが

デイライト運用のベストな方法なんでしょうね。

でも我が家の使い方的に日中の走行が多く夜間の走行は少なめかも
ナビ画面の明るさよりデイライト点灯の安全性の方が上かもですね。

 

また、来年2020年4月から販売される乗用車(新型車のみ)に

「オートライト機能」の搭載が義務付けられることにもなっています。

 

優先順位は低かったのですがオートライトの装着を考えていましたが、

今回の昼間でもデイライトの点灯を行うことでオートライトの取り付けは

見合わせてもいいかなと考えています。

 

 


【まとめ】



シーケンシャルウインカーの件、デイライトの件と考えると
自分が調べた限りではどちらも保安基準を満たしていると考えられますが、
車検時の検査官の才量次第って事もまだ多いようです(^_^;)
やはり車検時はLEDウインカーテープは点灯しないようにする必要がありそうです。
そのためにもアース線は長めに配線して簡単に取り外せる仕様にしている訳だし
一応製品として販売しているLEDシーケンシャルウインカーなので
保安基準からも運行上の問題は無さそうだけど車検時は要注意ですね。

 

アウディなど輸入高級車を中心に少しずつ増えてきた昼間走行灯、

シーケンシャルウインカーと合わせてコルドリーブスもちょっと高級感が出ました。

これでまた一つトラックから乗用車に近づいてきたかな。

 

************ 追記 ************

ともまるさんから車検に関して貴重なコメントを頂きました。

キャンピングカー快適化 ~ シーケンシャルウィンカー 準備編 ~

シーケンシャルウインカーに興味がある人はコメント欄を参照してください。

 

 

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