ダム点検大放流 ~ 怒涛の観瀑 ~ | キャンピングカーと雪山と

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【基本情報】



みなかみ3ダム春の点検大放流

 

みなかみ町の奥利根地域にある、ダムでは年に一度、洪水期を迎える前に
ダムの放流設備が安全に作動するか確認するため「点検放流」が行われます。
普段見られない場所の見学や地域イベントも開催されています。

所在地:〒379-1721 群馬県利根郡みなかみ町藤原

 

点検放流時間:1回目10:30~11:30 2回目13:00~14:00
シャトルバス:駐車場 ~ 観瀑エリア行 7:30~13:00(最終出発) 無料
駐 車 場:水上高原ホテル200 普通車:1,000円

 

矢木沢ダムイベントMAP

 


【大迫力の放流】


 

年に一度、洪水期を迎える前にダムの放流設備が安全に作動するか確認するため
「点検放流」が3つのダム(藤原・矢木沢・奈良俣ダム)で行われます。
5月12日(土)は藤原ダムと奈良俣ダムが行われ、13日(日)には矢木沢ダムです。
矢木沢ダムでの点検放流が今年は2回放流にバージョンアップしたようです。
年に1日限りの水しぶきを味わいに天気が不安定ですが行ってきました。
矢木沢ダムは水濡れ必至、全身ずぶ濡れのダム放流イベントでした。

駐車場にはいつものごとくシャトルバス運行の開始時間の15分前に到着
スキー場の駐車場のため広くてキャンピングカーでも問題ありません。

キャンピングカーも何台か停まっていましたね。


駐車場にそれ程、車は駐車している様子はありませんでしたが、
すでにバス待ちの長蛇の列が出来ています。7時着目標でも良いかもですね。

 

Twitterで調べてもわかるように水源地域ビジョン実行委員会の運営はイマイチ
年に1度ということもあり大人数の訪問者を捌くノウハウが全くありません。
シャトルバスの運行に関してはかなり不満が残るものですね。
バス待ちで長蛇の列が出来ているのに朝一の便は着座のみで運行(-.-)
更に30分待って2回目の運行は流石に列が更に延びていたのでやっと立ちもOKに・・・
という事で8時過ぎにバス運行開始15分前から待って6台目のバスに乗れました。
混雑してるんだから詰め込めばもっと効率よく捌けるのに・・・

都内の通勤ラッシュに慣れた自分だからこう考えるんでしょうか?


この問題有るシャトルバスですが、抜け道があります。
町内宿泊者限定でファストチケットが配られているようです。
これがあれば問答無用で優先的にシャトルバスに乗れます。
帰りのシャトルバスの混雑は尋常では無いので町内宿泊を考慮しても良いかも。


ホテルの駐車場から20分の乗車で観瀑エリアの駐車場に到着
駐車場から観瀑エリアまで特設店舗エリアを通って400mです。

 

程なくしてダムの放流するポイントが見えてきます。

橋を挟んで反対側に矢木沢ダムの堤体が見えてきます。

 

フォトスポットとしてダムカードのフレームが有るので記念撮影でパチリ

放流中は人気撮影スポットになっていましたよ。


8時半の到着時点で観瀑エリアはまだ最前列が空いてます。
ここでシートを敷いて最前列を確保して、これで1日最前列が自分の陣地です。

 

観瀑エリアから更に400m歩いてまたシャトルバス乗り場に到着です。
シャトルバスに乗りダム天端口まで坂道を登っていきます。


ダムから放流した水はこの通路を通って流れます。


次に狙うイベントは
ダムに潜入!『堤体内見学コース』 8:00~14:30です。

8時40分の時は10分待ちでしたが、9時半の時点で1時間待ちになっていました。

人気イベントなので早めに行くことをお勧めします。


ダムの天端から108mあるエレベーターに約1分ほど乗り、ダムの内部を見学してから
下からダムの堤体を仰ぎ見ます。滅多に見ることが出来ない大迫力で感動の景色です。
残念ながらこの圧倒される景色は画像からは伝わりませんね。
とにかくバカでかい堤体なので画像に収まりきりません。

 

このタービンを使って発電するんですね。とても大きなタービンです。

3つ有る発電機のある部屋を通って外に出ます。


次のイベントは、
マニア垂涎!『ダムカード撮影スポット』公開! 8:00~15:00
ダム好きなら誰もが知っているダムカード!「矢木沢ダム」ダムカードと
ほぼ同じアングルで写真が撮れる「ビンズル橋」上へ行き、
普段は入れない貴重なスポットで記念写真を是非っ!

ここではダムカードのフレームを持ってダムカードと同じ構図で撮影出来ます。


ここまでイベントをこなしたら屋台を見に行ったりダムカードを貰ったりと、

ダム放流の時間までゆっくりと時間を潰します。


ダムの放流は最初から最大量で流れるわけではありません。
10時30分から40分、40分から50分、50分から11時、11時から10分までと
10分間隔で水量を徐々に増やしていき最後は
1回目は11:10~11:20、2回目は13:40~13:50の毎秒30トンの最大放流量となります。
総放流量に換算すると6万トン×2回にもなり大放流ショーですね。
さすがに放流時間間近になると狭い通路に人でごった返します。

遅れてくると頭越しにしか放水を見ることができなくなります。



第一形態:10時30分~10時40分の最初は1年ぶりの放流で泥が大量に流れます。

予想以上に泥水なので驚きます。
まだまだ余裕ですね。水しぶきも上がりません。

 

第二形態:10時40分~10時50分 まだまだ飛沫も上がらず余裕あり

青空だったらキレイでしょうね。今度は青空狙ってまた来ますか。


第三形態:10時50分~11時 ここまで来ると迫力がありますが、水しぶきはまだ無し

この時間までは雨合羽なしでも余裕で最前列で見れますよ。


第四形態:11時~11時10分 水しぶきがバンバン当たり始めます。

ここらから雨合羽等が無い人は撤退を始めます。

水の落ちる跳ね返りで飛沫が下から舞ってきます。

意外と盲点は靴ですね。靴も防水対策をするといいでしょう。


最終形態:11時10分~11時20分 観瀑エリアでは物凄い水しぶき
完全防備の自分達でも最前列で5分と居られませんでした。
同様にどんどん人が耐えられず抜けていきます(笑)
というか水しぶきが凄すぎて最前列では何撮っているかわからない状況になります。

この状態だと少し離れたほうがカメラのレンズに水滴が付かないので良いかも。


最大放流を体験したら、撮影しながらシャトルバス乗り場に移動します。

遠くから見ると水飛沫が凄いのがよくわかりますね。


 

放流時間中に帰りのシャトルバス乗り場に到着しましたが、かなり並んでいます。
ここで、ファストパスが大活躍しますね。

優先的にバスに乗り込んでいくので一般客はほとんど乗れません。

バスも詰め込むわけではないので列がありえないくらいに長くなります。
かなり早いうちに並んだつもりでしたが、40分ほど待ちました。

ゆっくり全部見てからなら1時間以上の待ちになるのは必死です。

晴れているならまた上に行ってイベントを楽しむのも良いかもですね。

 

矢木沢ダム建設当時の『記録映画の上映』 8:30~15:00
 上映53分[1部22分・2部31分の2本立て!]
 自然豊かな50年前の建設時の記録映画を上映します。※繰り返し上映。

 


【まとめ】



とにかく大迫力のダムの放流イベントです。
最前列で見るにはずぶ濡れ必死のイベントですね。
我が家は山用のちゃんとしたGORE-TEXの雨合羽を着ていましたが、
それでもかなり濡れてきます。上から水が降ってくるだけではなく
水圧で四方八方に水が舞っている様な状態ですからね

自分達のように最初から最後まで最前列で見るだけでも良いのですが、
水量が少ない時は遠くから徐々に近づくのも良いかもですね。
最大水量の時は後から来ても案外間近まで行けますよ。

300円ショップの合羽やポンチョという人が多く、

その程度の装備ではびしょ濡れ確定ですからね。
 

 

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