Visual C++でdllプロジェクトを作ると、
人生、宇宙、すべての答え、を返す関数が例としてついてくる。
いやなかなか。
元ギークのマネージャが書いた、
ギークのための処世術本。

元ギークと本人は主張していますが、
実際のところどうなのか。
今はマネージャとしてバリバリと、ミーティングばかりの毎日を送っているらしいですし、
そもそも一度でもギークであった人なら絶対言わないんじゃないかと思われる言動もあるような。
まあもともとマネージャ向きの人だったのかもしれませんね。
一応技術者の気持ちがわかっている人、だとは思いますが。

あと、いろいろ社内での立ち回り方を書いてあるんですが、
こういうのってアメリカと日本じゃ違うところもあるんじゃないですかね。
この本の読者であろう日本のギークは、
ギークが得意な開発技術については、違いを考えたうえで読みかえることはできるでしょうが。
処世術についてそれができるのであろうか。
翻訳してよかった本なのかどうかという気はしますね。

とはいえ。
世の中にはそういう世界もあるのだということを、
技術者向けの表現を使って、
思い出させてくれる本ではあります。

まあたとえば上司は論理で動くものではなく、操縦ってものも必要だとか。
いやもともと知ってはいるんですがね。忘れがち。

たまにこういう本も読んでおくべきなんでしょうね。
SmallBasicについて知ろうと思って買ったのですが、
どっちかというと、SmallBasicの本というよりプログラムの初心者向けの本で、
プログラムそのものについての説明が多いです。

で、初心者向けの本としてはどうかということなのですが。
ちょっと今一つなような。

説明が悪いような気がするのは、
私が初心者の気持ちを忘れているからかなとも思ったのですが。
呼び出しインターフェースの記述に誤記があるとか、
プログラム例の場所が一つずつずれているとかはちょっとまずいでしょう。

上級者なら、多少ミスがあってもああミスなんだな、ですみますが、
初心者だと完全にわけわかんなくなるとおもいます。

まあなんか、出版社に買いたたかれてすごく締切が厳し買ったりしたのかもしれませんが。
本としてあまりよくないのは確か。


で、本来読みたかったSmallBasicの評価ですが。
変数のスコープがないとか、サブルーチンはあるけれど関数がないとか。
初心者でもわかるプログラム言語ではなく、初心者しか使えない類の言語ですね。

まあ、プログラムの初心者でも楽しくプログラムを組める、
ということは大事なことですし、
そのための戦略として初心者が使わない機能は削る、というのはありですが。

しかし、初心者向けの言語からほかの言語に移るときにまた勉強が必要になったり自信を打ち砕かれたりしないといけないわけで。

長い目で見るといい学習方法なのかちょっと疑問な面もあります。
クラスなんて最初から使っていれば別にむずかしくないと思うのですがねえ。
まあ、そういう用途ではない言語があってはいけないわけではないので、
いいのかもしれません。

私が初心者に教える時は奨めませんけどね。
一年ほど前に買って放っておいた本をなんとか読んでみました。
ネットワークについてはほとんど素人なので、
概要について勉強してみようと思って買った本です。

読みやすくするための努力については圧巻。
解決する問題が物語形式で語られ、登場人物が写真付きで登場。

他Q&A形式やらインタビュー形式で説明を書くとか、
もちろん図も多いですし。
たぶん、技術者じゃなくてわかりやすく書く専門の人が一人ついてますね。

それで内容が薄いかといえばそうでもなく。
演習問題は相当な難易度です。
問題というよりは、説明の一環としての設問ですかね。
とにかく、初心者が読んで行って、
設問が出てきた段階ではまず解けないんじゃないですかねえ。

こういうことは日本の参考書ではまずありません。
だからちょっと対象読者がよくわからない。
初心者向けなのか上級者向けなのか。
それとも初心者が上級者になるまで読み続けるものなのか。
上級者も別に難解な文章が好きってわけじゃないですから、
上級者が本質をおさらいするための本ってこともあり得ます。

まあその辺がよくわからないのでちょっと読みづらいという点はありましたが。
同じシリーズで、もっとよく知っている分野の本も読んでみますかねえ。

まあよい本なのは確かです。
翻訳しにくいところもあったでしょうけど、
図とかもちゃんと日本人にわかりやすいように翻訳してます。
物語の登場人物の写真はまあ、全部日本人じゃないですが。

ただまあ、内容についてはちょっと翻訳の手抜きもありましたかね。
電源ノイズは60Hzというのを訳注もつけずにそのまま訳したらいけないでしょう。
学者さんが書いた入門書。
薄めの本ですがよいバランスです。

まず最初から、CUDAの歴史やら特徴やら、
これまでのプログラミングとの違いとかをまとめています。

簡潔に書いてありますが、深くまで理解したうえで簡潔にまとめてある感じで、
的確にまとまっています。

その上で、環境設定から丁寧にプログラムの組み方が。
まあそれで薄めの本ですから、最初に書いたCUDAの特徴をすべて実習できているわけではなく、
さわりだけですが。
まあCUDAの最適化をちゃんとやるところまで丁寧に書いてあるような技術書は、
そんなにないですからね。
何でもかんでも書いたら入門書として成り立たないですし。

ということで、
理論も実践もいいバランスで入門できる、
良い本に仕上がっていますね。
数年前に買い込んでおいて、今まで読んでなかった本です。
さすがにそろそろ賞味期限が過ぎそうなので急いで読みました。
すでに新版も出ているそうですが。

デザイン関連の経験はほとんどないので、
CSSの基本くらいわかればいいくらいのつもりで買った覚えがありますが。
なかなか専門的な記述が多く、大変ためになりました。

デザインというと素人さんみたいなイメージがありましたが。
デザインはデザインで、論理的に積み上げられた専門性のある原則があるのですよねえ。
別に感性一辺倒で書いているわけではないようで。

まあ考えれば当たり前のことなのですが。
ちょっとかなり偏見がありましたな。反省の必要あり。

多少別分野の、
論理的で専門性のある記述がわかりやすく書いてあって、
大変面白かったです。
理解できたかどうかはわかりませんが。

いずれ新版も読んでみるべきですかね。
日本マイクロソフトのエバンジェリストが5名で執筆したという本です。

個人的には大全と聞いて、
アーキテクチャの隅から隅まで説明したようなものを、
想像してしまっていましたが。
そこまで書いてあるわけではありません。

しかし、一応基本的なアーキテクチャは網羅してあります。
Visual Studioの操作方法とかが書いてあるので一見初心者向けかとも思いますが、
これはどちらかというと、Visual Studioとの連携抜きにはSilverlightは語れないから、
ということでしょう。
写真とかはそんなにないですし。

まあそのせいで初心者にもわかるようになっているのも確かですが。

ただそれを説明してこのページ数だと、
深いところの説明まではできていません。
基本的な仕組みを網羅して開発ができるようになるところまでですね。

とりあえず、読み込めば中級くらいにはなれるのではないでしょうか。
C#を使うにあたって、かなり高度で奥の深い注意点が書いてある本です。
4.0とはなっていますが、それ以前のものにも対応しています。

というかそれ以前のもの用に出版された前作を、4.0時代用に書き直した、
という感じですね。
これを読めば、前作「Effective C#」を読みなおす必要はありません。
変化のない部分はそのまま読め、
古くなった部分は新しくなり、
また新しい部分が追加されています。

全体的に高度なことが書いてありますが、
全部難しいことばかり書いてあるわけではなく、
簡単に理解できる部分も多いので、
C#の中級者以上であるなら読んでおくべき本でしょう。
最近はやりの関数型言語の考え方が知りたくて読んだのですが。
その目的だと、今一つ納得できない本でした。

Schalaを学ぶ目的で読んだのではないので、
標準的な対象読者ではないのかもしれませんが。
でも関数脳とか書いてあったら、そういう読者でもいいのかと思いますよねえ。

Schalaを通じて関数型言語の考え方の説明もしてあるんですが、
あくまでSchalaがどうなっているのかの説明にしかなっていません。
基本的にSchalaの勉強がしたい人にとっては、
冗長なまでの説明が書いてある、のかもしれませんが。

書いてあることがSchala固有のことなのか関数型言語全体に言えるのかがよくわかりません。
ということは体系立てて関数型言語の特質、なんてものもわかりようがありません。
単に一例がわかるのみ。

Schalaも関数言語の使い方もごっちゃにしてとにかく使えるようになればいいというんなら問題ないんですが。
これで関数脳とか書くのは誇大広告ではないかなあ。

まあ、私が読み損ねただけかもしれませんが。
私はそう思いました。
トム・デマルコのほかの本とは違って、
あちこちで発表した雑多な文章を集めた本。

一冊を通じたテーマのようなまとまりはないですが、
その分尖った意見や変わったテーマが混ざっていたりしてそれはそれでよい本です。

「計測できないものは制御できない」、といったことで有名なデマルコが、
意味があることが計測で確かめられている計測法はほとんどない、と喝破しているのは衝撃的ですらあります。

計測の効力を完全に否定するつもりでもないのでしょうが、
計測すれば大丈夫というのが盲信であることな反か確かなような。

また、マニュアルをビデオで作るという試みが成功した様を書いた部分も印象的でしたね。
簡単にできて実用的なものになるのは確か。
やってみるのも良いかもしれません。

そういう印象的なものから、なぜか料理のレシピまで、いろいろな文章が載っている。
よい本です。