なんだかわけが分からなくなってきました。
どうもコンデンサの種類の定義というか、言葉が色々あるようで、
オイルコンデンサやフィルムコンデンサの意味が人によって
必ずしも一緒じゃない感じがします。
正確かどうか自信はありませんが、
私なりに今の理解を整理してみました。
1.セラミックコンデンサ
まずはセラミックコンデンサ。
普通のギターについている標準的なコンデンサですね。

大きさもコンパクトです。
60年代頃のフェンダーに使われていたDilectron社のもの(通称サークルD)が有名です。
ストラトのきらきら感を出すにはこれが一番という人も多いようです。
2.フィルムコンデンサ
続いてはフィルムコンデンサ。
ここではプラスチックフィルムを使ったコンデンサと定義することにします。
次に出てくるペーパーオイルコンデンサをフィルムコンデンサの一種とする考え方も
あるようですが、
ここではいったん分けて考えてみます。
代表的なものはコンデンサ交換の定番オレンジドロップ。
プラスチックの材質によっても何パターンかあるようです。
①ポリプロピレン:オレンジドロップ 715Pや716P

②ポリエステル オレンジドロップPS
こちらはブラック・ビューティーの正統な後継と言われているようです。
(てことはBlack Beautyはポリエステルのフィルムコンデンサなのか?)
3.ペーパーオイルコンデンサ
フィルムコンデンサのルーツともいわれ、オイルを浸透させた紙を使っているタイプ。
オイルコンデンサといういい方もあるようで、ちょっとわかりにくいです。
その紙をどう囲っているかでいくつか種類があるようです。
①ワックス(モールド)タイプ
ワックスで固めたタイプ
Bumble Bee以前のギブソンのギターに使われていた
Cornell Dubilier社のグレイタイガーが有名どころ。
フェンダーの50年代のギターにもこのワックスモールドタイプが使われています。
先日買ったAerovoxもこのタイプ。

②ハーメチックタイプ
金属で密封させたものがハーメチックタイプ。
Vitamin Qタイプと言った方がわかりやすいかもしれません。
オイルコンデンサと言われることも多く、その形状と相まっててっきりオイルが直接封入されているのかと勘違いしてましたw
もちろん、そんな訳はなくこちらもれっきとしたオイルペーパーコンデンサです。
③プラスチックタイプ(?)
有名なBumble BeeやBlack Beautyのように周囲をプラで囲まれたタイプ。
あえてタイプ分けされるまでもないかもしれません。
ところが、実はBumble Beeにもプラスチックフィルムコンデンサ版があるという話もあるようです。
でも、いまいち真偽のほどがわかりません。
じゃあ、Black Beautyはプラスチックフィルムコンデンサなのか、
というとこちらもペーパーオイルコンデンサとされていることが多いのです。
このでっぱりというか膨らみがあるのが
ペーパーオイルコンデンサだという説もあったりして、

とりあえず手持ちのを確認してホッとしてます。
てっきり銅線をハンダで継ぎ足したんだと、思ってましたが。。。
だいたいこんな感じで整理してみましたが、
いかがでしょう?
コンデンサは容量や耐圧で音が変わるのも当然ながら、
こういった種類によっても音が変わるような、変わらないような。。。w
都市伝説なのかプラシーボなのか。。。
でも、個人的には種類によって音は変わると思ってます。
というわけで、次はVitamin Qも試してみなきゃですねw