【タイトル】
アンダーワールド/エボリューション(原題:Underworld: Evolution)
【概要】
2006年のアメリカ/カナダ合作映画
上映時間は106分
【あらすじ】
前作でビクターを殺したヴァンパイアのセリーンは、ヴァンパイアとライカンの混血マイケルと追手から逃げながら、セリーンの記憶に眠る謎に迫っていく。
【スタッフ】
監督はレン・ワイズマン
音楽はマルコ・ベルトラミ
撮影はサイモン・ダガン
【キャスト】
ケイト・ベッキンセイル(セリーン)
スコット・スピードマン(マイケル)
トニー・カラン(マーカス)
【感想】
前作の成功を受け、前作の製作過程で入りきらなかったアイデアを盛り込んだシリーズ2作目は前作を上回るヒットを記録した。
ヴァンパイアのセリーンは、ヴァンパイアとライカンの混血マイケルと恋に落ちたという前作の設定を引き継いでおり、本作にはしっかりめのラブシーンまで用意されている。ただ、前作でも彼らの関係は全くと言っていいほど描かれなかったので、本作での彼らの関係も非常に薄っぺらいままである。
しかも、彼らが恋仲であることがストーリーを進める上で重要な要素にもなっていないし、そもそもマイケルの存在感もかなり薄い。もはやセリーン単独で本作は進めた方が良かったんじゃないかと思えるほどである。
また、決して上手いとは言えない物語運びのため、設定や展開が少々分かりづらい。あれやこれやと設定を付け足し、セリーンの記憶が蘇る度にその説明が入っていく。
監督や製作陣は神話的な位置づけの作品に仕立て上げようとしたのだろうが、これほど物語の運び方が下手なのなら、ヴァンパイア対ライカンのシンプルなアクション映画にすれば良かったのに。案の定というか、本作を最後まで鑑賞しようという動機付けはケイト・ベッキンセイルの美しさとカッコよさだったのだから。
【関連作品】
「アンダーワールド(2003)」…シリーズ1作目
「アンダーワールド/エボリューション(2006)」…シリーズ2作目
「アンダーワールド ビギンズ(2009)」…シリーズ3作目/前2作品の前日譚
「アンダーワールド 覚醒(2012)」…シリーズ4作目
「アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2016)」…シリーズ5作目
取り上げた作品の一覧はこちら
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
言語
├オリジナル(英語)
<Amazon Prime Video>
言語
├日本語吹き替え
【ソフト関連】
<DVD>
言語
├オリジナル(英語)
├日本語吹き替え
音声特典
├レン・ワイズマン(監督)、製作スタッフによる音声解説
映像特典
├メイキング・ドキュメンタリー集(6種)
├ミュージック・ビデオ
├予告編集
<BD>
収録内容
├上記DVDと同様