(速報) さらに南のマダガスカルへ | かんながら

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旅の記録です

 

 

からのつづき。

 

その記事にかけてないけど、パーントゥを連れて帰ってきた。

っていうか、わたしがバス停でバスを待っていたときにナンパしてくれた女の子が、初めて旦那さんを紹介してくれて、

工房に訪ねていったらご主人が「いります?」ってくれた。

 

しかも、何万円もするいちばん大きなやつ。

 

手作り。

「魔除けだから」

 

年末、最大級の魔としか思えない事態が降りかかって瀕死のミシマにきたよ、パーントゥ。

人食い。

大神島には人食いがいる、ってわたしに告げてきたのは、アスムイの虎の口ガマ。

 

 

 

 

この記事にも書いてあるけど、パーントゥの祭はあの神の島にもあったし、古かった。

だって地層が古いんだし。

 

でももうそのことを知る人も島の人しかいないから、その事実ごと、なくなるだろう。

 

 

 

 

ぼっちのミシマを守ってくれる(はずの)パーントゥ。

たしかに、今までのとは違うレベルに人間関係に介入がある。

今までは、「妨害」だったけど、「調整」って感じ(謎)。

 

 

 

ドローンを飛ばして、船を迎えに来てくれたり。

 

 

大神島にはまだ咲いてないゆりが、東平安名崎に咲いてるって教えてくれたのは、小ニーニー。

こないだいったときに咲いていた、っていっていたけど、誰と行ったんだろ。

 

あの小さな島で生まれて、大きな世界を渡ってきた彼が、ふたたびあの場所に、しっかりとおさまる日がくるんだろうか。

 

マダガスカルに来る途中に「7人の秘書」って映画でもみたけど、「お金」って難しい。

 

あの島をパラオとかタヒチみたいにお金持ちのリゾートにしたら、反対されるんだろうか。

もう、あの島は限界を突破している集落で、無人島になる日も近い。

でもナイチャーによって、リゾートにされたくはない。

 

出島のようなあの食堂が、かろうじて守ってきたものは、もう風前の灯火である。

それでも、わたしは島の人たちの手によってあの場所を島の宝としてわたしたちと分かち合ってもらえるようなそんな場所になってほしいって思っている。

 

 

 

で、島の旅を終えて東京に帰ると、景色が変わっていた。

 

 

 

やっと、街が色づいて見えた。

反響あったからね、この写真。

新月の夜、神の島で星の下で遊んできてパワーチャージしたから。

わたし、次にいくよ。

 

 

 

で、タイミーで出会った若者が就職が決まったって教えてくれて、「何食べたい?」って聞いたら「お肉!」ってきたから。

 

公園のすべり台で寝てました、って言われて、そのころ、お米と仕事を紹介してあげるくらいしかできなかったことが情けない。

真冬だったのに。どんなに心細くて寒かっただろう。

 

もしわたしがしろくまさんといたら、彼を家に泊めてあげたりできたのになって。

姿が女じゃなければなって、思うことばかりある。

 

せめてもうちょっと広い家と、一緒に食べるくらいの財力があればいいな。

お願い、わたしにふたたびそれくらいの力を与えてください。

 

 

島にいって、多少衝動的な自分がかえってきた。

で、衝動的にようやく取れた切符は、翌日出発のNosy be 行き。

 

エチオピアに行ったとき、アジス行の飛行機で隣り合わせたオーストリア人が

「Nosy beに行く」って言っていたから。

 

 

 

 

旅はずっと続いている。

 

そのとき、「いつかいく」ボックスに格納されたんだけど、この数日のうちにFacebookの海の中で、Nosy beを見かけた。

バルチック艦隊のあの頃に来てたとかいうやつ。

 

そんな地名見ないでしょ、普通。

 

これがミシマが呼ばれたって思う徴。

 

 

で、もうすぐ期限切れになるプレミアムポイントでANAラウンジ。

 

長野の水源をリゾート開発しようっていうわかりやすい金の亡者と、

その水源を、水のない砂漠の石油の国に「貧しい人を助けたい」っておカネで売ろうというわかりにくい敵と。

 

わたし、後者って自分の発想だから何が悪いんだろって思うけど、「お金で売る」ってところがNGなのかな。

 

でもなんでダメなの?

タダであげるならいいの?

 

わたしたち、そうして搾取されてきたけど?

 

「女」もそうだけど、なんでおカネを払ってつきあうのは嫌って、男はいうんだろ。

もちろんわたしだって愛をおカネで買うって嫌だけど、「吸い取るだけ」ってほんと気分が悪い。

 

お金持ちほど、なーーーんもくれなかったな。

いえ、わたしも年齢と、パートナーがいたおかげでそういう問題に巻き込まれることがなくて済んだけど。

 

「仕事くれ」って言え、って教えてくれた人たちのおかげで、わたしはなんとか切り抜けることができた。

一日中デートのお相手ってふつうにあった。

わたしはその間仕事ができないし、話を聞くのが仕事なのに、結局それは「換金」できずにどんどん貧しくなっていった。

 

お金がなくてもいい、って思ってたからそうなったってわかるけど、なんで人は「プライスレス」にこだわるんだろう。

プライスレスにこだわる人ほど、おカネに執着しているなって気づいてそのプライスレスにつきあわなくなった。

 

 

 

なんか懐かしい景色。

結局どこまでもついてくる伊勢平氏おじさん。

やっぱりわたしは彼の脚本につきあわされているだけなのかな。

 

 

このあいだヒッチハイクさせてもらった人は、このキツネザルににていた。

で、「今マダガスカルのガイドブックみてるたんですけど、あなたに似たのがあってどうしてもあなたの顔をみていると、あのページが思い出されてすみません」っていったら、

 

「それはワオキツネザルですよ」って言われた。

動物カメラマンらしくて動物に詳しかった。

失礼だと思う、って言われたけど、

このイラストを送ってあげたら、「かわいい」って言っていた。

 

 

ノシベ島。Nosy be。

Nosyが島って意味みたい。

 

初上陸のマダガスカルは飛行機だと入国のときにアライバルビザでいける。

飛行機の中で渡された書類。

コロナワクチンいつ何回受けたか書く書類もあったよ。

打ってなければ入れないのかはよくわかんないけど。

 

1週間っていったら10ユーロ。

 

どこまで行くか決めてないのにタクシーにつかまっちゃって、もう投げやりで50000アリアリっていわれて乗ることに。


Hell Villeに欧米人のバックパッカーのゲストハウスがあるって聞いてたけど、見つけられなくて、キッチン付きの部屋を102000アリアリでって言われて部屋に荷物置いて散歩に。

 

 

 

 

 

普通に素敵なパン屋。

さすがフランス領だったアフリカ。

 

 

 

 

 

海だ!!って下りて行ったら民家で船乗りっぽい家族が暮らしてた。

 

 

 

 

 

でここに見えたホテルが気になりフロントへ。

800000アリアリで海が見えるバルコニー付きの部屋があるっていうから、こちらに移動。

ただし2泊しかできないってさ。

どうするのよ、あと3泊は。

ま、先のことを考えるのはよそう。

 

 

 

 

こんな眺め。

レストランはこんな感じで。また素敵で。

冷蔵庫を借りにきただけでいってないけど。

 

ということで初日は暮れていった。

 

旅のメモ。

入国管理のところで、アリアリいる?って言われて100ユーロ両替してもらったら、350000アリアリ。

入国終えて空港の出口にちゃんとした両替があって(土曜だったからないかと思って闇両替したのに涙)、こちらは50ユーロで2250000アリアリで、ずっとレートがよかった。

 

ちなみに街中では、1020000アリアリのお部屋が23ユーロだったりでとってもレートが悪い。

 

絶対に空港でたくさん両替しておくことがおすすめ!!

本当にクレジットカード使えない。

物価は日本なみ。

 

騙そうってことではなくて、リアルタイムな為替は空港にしかない感じ。