神「の」島へ〜Day 2 | かんながら

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旅の記録です

朝。眠いからだらだら寝ていたが、あかるくなったのでとりあえずでかけることに。
 
朝ごはん8時に約束したから。

 

 

桑の実。

自然に生えてるっていうんだけど、学校では蚕飼ってたって聞いた。

機織りの場所かと思ったけど、どうなんだろ。

 

産業の匂いのない島。

神の島だから働かなくていいのかな。

宮島は、そうだって聞いたけど。

 

昔はどういうところだったんだろ。

昔の話をもっと聞きたいんだけどな。

 

 

おひさしぶり。

相変わらず目つき悪い。

さすがヤマネコ。

この島の猫たちは野生を失っていない。

 

 

遠見台への道。

ここ、狼煙をあげる場所だったみたい。

でもどこに?琉球王府ってことになってるんだけど。

 

このシステム、九州でみたことがある。

たしか英彦山あたりで狼煙あげると奈良?まで何分で届いた、みたいなの。

 

卑弥呼の古墳みたいな伝承のあるところだったかな。

しろくまさんは明確に覚えてたはずだけど、行った場所すら思い出せない。

 

 

 

 

みえます?虹。

 

 

風力発電。

エコ発電、本当にエコなのかいつも思う。

でも、電気ないのも困るしね。

 

 

 

拝所。

磐座。

 

 

 

 


それでも視線くれる。



 

多目的広場。ここは石炭を試しに掘ったこともあるらしい。

 

 

帰省していた人が帰るはずだったのが、船が欠航に。

旧盆は、人の出入りなしが決定。

 

 

パーントゥっていう祭りが対岸の宮古島の島尻集落にあって、そこには地層が文化財になっていた。

その古い地層の粘土(泥)を被った仮面をつけた神様が練り歩くって祭りなんだけど、

そのパーントゥの泥より、この島の地層の方が古いって書いてあった。

そして、やはりこちらにもその祭りがあり、その粘土は匂わないと聞いて、その粘土が出ているところを見に行こうと思った。

古い地層をまとった神様があらわれる。

なんか不思議。

 

ここにくることになったきっかけは、安須森の「虎の口ガマ」に行ったことだった(虎の口に入る?)。

やっぱり。重要なことは書けないことになっている。文章何も残ってない。

虎の口ガマは大神島を拝んでた。

 

今帰仁の不思議おじさん(安曇の庭から琉球へ 〜瓢箪から駒は出るか?!その1 天上界の神様)が電話をかけてきて、「虎の口ガマに行きなさい」って言ってきた(瓢箪から駒が出て琉球王朝、そして、その先へ?!)。

 

image

 

そして、虎みたいに写ってる。

今帰仁のガマの写真に。

 

 

 
これは、ジオガイドが必要である。
で、電話をかけた。
白山のサルタヒコに。
 
もともと琉球弧とよばれる奄美先島諸島は、中国大陸と繋がっていた(1万年以上前)
とても古い地層に粘土があるということは、川の下流に位置していて、岩が砕けて滑らかになっていったということで、
ハブがいない島は、一度海底に沈んでまた上がっていった、ということだ、
 
という3点を教えてくれた。
 
 
 
さすがに風が強くなり始め、突風で片耳のiPodsが飛んだ。
探しても探しても見つからず、諦めたら、なんと耳からダイレクトに持ってたバッグに落ちていた。
 
あーーーなんという幸運!!!
神様ありがとうございます。
 
さすがに、すごい風雨で、誰も食堂には降りてこないと思った。
台風くるのわかっててきたわたし。食べ物ないのも自己責任だしなって、諦めた。
トイレに出るのも危なそうで部屋でじっとしていた。
 
夜の9時すぎて少しおさまったところで勇気を出してトイレにでたら食堂の電気がついてる!!
なんと、にーにーが待ってくれてた。
 

「さすがに帰ろうと思ってた」って言われた。
このほったらかし感が、神様って感じ。
 
 
「メシはいるのか?」って電話してこないところがさすが、神の島。
 
 
だってこの人たち、「俺らは神がいるとは言ってない、神”の”島だって言ってる」って言ったんだもん。
「神は人間のやることに手出ししない」とか。
この人たちとは同じ「神」を持ってる、って思った。


あと、昔コンクリートの立派な学校があったんだけど、今は石碑しか残ってない。

「建物はどうしたんです?」って聞いたら、

「壊した」
っていうんだもん。
 

使わないから、だってさ。


さすが、神「の」島。


 

そば作ってくれた。


ありがたいな。