28年越しのエチオピア紀行 その1 ~世界一おいしい国はまだ存在するか | かんながら

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旅の記録です

一切経山に登ったあと、なんとなくそろそろ海外に出ようって思った。

 

今は仕事があって明日の家賃の心配しなくても、来月分の仕事(つまり、その日払いでない仕事)をいくらかしたから来月の家賃プレッシャーは今月より楽なはず。

 

仕事がなくなったら怖くなっていけないのはまちがいない。

 

でもどこにいくかが定まらない。

エーゲ海で会いましょうって宮古のマーメイドさんと約束したが、彼女は忙しいらしくてぱぱっと決まらなかった。

としたら、エーゲ海にひとりでいくか、と思ったがどうしてもこれというエアチケットがみつからない。

 

そこで思い出した。

アフリカを放浪しているとき、ジンバブエのゲストハウスで知り合った人が、「エチオピアはコーヒーもイタリア料理もおいしくてしかも世界最貧国(当時)で物価が著しく安い」って言ってたことを思い出した。

 

何よりもコスパを重視する関西人の私はいつかはいってみたい国にエチオピアを入れていた。

 

わざわざ行きたいほどの動機もなく、「行ける機会があったら」っていうカテゴリーで。

 

 

で、なんとなく検索したわけ。

エクスペディアで。

 

 

最安値で見つかったチケットは、フィリピン経由のチケットで、20万円台でワンワールドとスターアライアンスを利用するというものだったが、一切経山にいっているうちになくなってしまい、エチオピア航空利用でアジスアベバまで30万円もする。

 

うーーーーん。

コロナ禍のトルコで30万円のチケットを購入したわけだからアフリカまでいけて、しかも直前なんだし、仕方ないと思ったがどうもしっくりこない。

で、放置していた。

 

エチオピアって言っても目的は、「安くておいしいコーヒーを飲むこと」しかなく、どこにいくか見当もつかない。

 

でも行ってみようって思って、もう一度検索したら、なんと若いころ結婚しててお金がいっぱいあったとき以来、その価格に選択肢にも上らなかったヨーロッパ系航空会社利用のチケットがエチオピア航空のそれよりずっと安く出ていることを発見。

迷わずゲットした。

 

今回パスポートの期限切れが近いので思い切って更新(これも一話かけちゃうけど、スマホ一台あれば、更新できてしまうということを古くからのネット仲間からの情報で知って、「とりあえず」)したので、今回の旅は新しい10年の記念の旅になる。

 

で、古いパスポートを振り返ってみた。

しろくまさんと入籍して名前が変わってからの旅は、なんとインドとイスラエルとルルドや南仏のマリアを巡る旅でほぼ神さま関係の旅であった。

その他はしろくまさんの散骨に北極に行った1回と。

 

その前のパスポートにはナパバレーでワイン飲み放題とか、ペルーとか、アルゼンチンとかシベリアとかモスクワとか、フランスとかスペインとか、あらゆるところにいっているというのに。

 

 

やっぱり変だった。彼と結婚していたほぼ10年。

 

で、わたしの最初の海外旅行の写真とともに。

祖父はかっこよかったのよ。背が高くて。

わたしが恋をできないのは、祖父っていうぶっちぎり憧れの人がいるからかな。

 

このあいだ瞬間風速的にすごい人に飲み会で会ったけど、ゴッドファーザーみたいな人で、このクラスでないと甘えられそうにないって思っているってことは、日本ではわたしがあこがれる人に会うのは無理かもねって悟った次第。

 

ええ、尾鷲の大先生とか伊勢平氏おじさんなんか星屑にみえるくらいすごい人だったんだけど、「先生が建てたホテル(海外の王宮)でだったらデートしてあげてもいい」っていってのけるバカっぷりだからね。

すごいお金持ちとか力のある人とつきあうのがステイタスって思う人もいるのかもしれないけど、わたしダメなのよ。

それだけでは。

 

オーストリア航空の機内。赤だ。

ちなみにCAの衣装もタイツと靴の色まで全身赤。

そこにさし色は青。マリアブルーじゃん。水色。今回の私の服と一緒。

歓迎されてる?示し合わせてはいないよ。

 

日本では赤はワンワールドのJALだけど。

でもJALだって全身真っ赤ってことないもんな。

今回のテーマカラーは赤か。

いつも着ている青いジャケットからなんとなく赤着た方がいいなって思って旅の前日から変えたのよ。

 

会った人たちはびっくりしていたけどね。

 

搭乗に至るまでもいろいろあった。

今回出発は成田空港で久しぶりにスカイアクセス特急(京成)を利用したんだけど、スターアライアンスだから第二だって信じ込んでて(ちなみに羽田は第二)、無意識に第二で降りた。

そしたらないわけよ。オーストリア航空。

 

あわてて第一にバスで移動。

モスクワで国内線乗り継ぎのときに頼んだタクシードライバーに間違えられたときは親を連れてたのとロシア語ができないのですごく焦ったけど今回は余裕をもってるうえ所詮日本。

 

余裕で到着して機内の人へ。

それでも、あ、SIMカード買うのに写真がいるって書いてあったのを思い出して慌ててコンビニでプリントしようとコンビニを探すことになってあせった。

 

結局いらなかったんだけどね。写真は。

 

 

戊辰戦争ってなに?って思ってたら、映画があって、越後長岡藩の河合継之助って人を主人公に書かれた司馬遼太郎の作品を原作にした映画をやっていたりとか。

 

 

そういえば、この映画みてナポリのピザはミケーレだってインプットされたんだってなっていうジュリアロバーツの「食べて祈って恋をして」をやってたりとか。

ナポリにいったときわざわざわたしたちもナポリのミケーレに食べにいったよ。

 

何より新鮮だったのは、「そばかす」っていう映画。

英語の題名は、I am what I am だったかな。

内容からしたらわかりやすいけど、邦題がどうしてそれ?

 

 

三浦透子ちゃんが宇宙人みたいな子を演じてる。

 

恋するとか性的にとかそういうのがないっていう。

わかるわーーー

 

 

そういう意味ではジュリアロバーツの映画と対照的かもね。

結局「食べて祈って恋をして」の方は男とくっつくところで終わるからね。

似たタイプなんだと思うんんだけど、旧型っていうか。

 

今の子はもっと一人でいいって思っているのかもしれないな。

わたしよりも。

 

わたしは昭和の女だから、願わくば、誰かと暮らしたいなって思うのよ。

とくに(私の方は)人と暮らすわずらわしさないからね。

いつだってわたしの方はマイペースだから。

 

 

ウィーンで乗り継いでアジスアベバ。

もう何か国目かは忘れた。

40か国+アルファ。

 

わたしが行ってから国が独立したりくっついたり激しいんだもの。

 

通過ルートはエジプト越え。

エーゲ海もルクソールもアスワンも空から通過。

 

 

オーストリア航空は朝食とランチだったことが災いして酒も(基本的には)なく、食事も軽めでパスタの連続だった(日本から積み込んだものには牛丼があったみたいだけど、足りなくなったみたいでパスタを超絶おすすめされた)。

 

まるでお母さんみたいに(わたしの母は一滴も飲めない下戸体質だがわたしが酒を飲むことには寛容である)「ビール」とか「ワイン」って頼んだら半分しかいれてくれなかったりすごくしぶかった。

そのおかげで何度ギャレーにいって「ワインください」って頼んだか。

しかも、「おなかがすいたんですけど、次の食事の予定は何時ですか」って聞いたりとか。

 

夜行便のアメリカ系航空会社(UA)以来だよ。ここまでひもじかったのは。

 

今回非常口付近の席がチェックインまで余ってて、100ドルほどで変更できたんだけど13時間ものるから1万円余分にはらおうって思ったわけ。

ほんとよかった。

 

そのおかげで誰にも気兼ねせずにギャレーにワインのお代わりを頼みに行けたからね。

 

しかしエチオピア航空はディナータイムでワインは白も赤もって頼んだら両方くれたし、なにより今まで食べた機内食の中で一番おいしかった。

サーモンのチーズソース?

エチオピア航空最高!

 

隣の老夫婦がマダガスカルの離島にいくところで、話しかけてきてくれて、初めて聞く島の名前Nosy beに反応したりとか。

仕事はデイトレーダーだってさ。

お金はいっぱいあるって言ってたよ。

だからってお小遣いくれたわけではなく、彼らが使わなかった塩とか食べ残したクロワッサンをくれただけだけどね。

わたしなんか何一つ残さず食べたっていうのに。

 

 

 

エチオピア到着は早朝。朝もやがたっていた。

 

エチオピア空港はもはやわたしが知っているアフリカの空港ではなかった。

どこからともなく人があらわれて、マネー?って言われ続けてきたからね。

アフリカにいったら100ドル現金を使わずに空港を通り抜けるのは至難の業(ってわたしははらったことないんだけど)と思っていたんだもの。

 

 

シャトルをホテルに頼んであったけど、着いたら電話してて言われてて今回はWi-Fiなしできたから不安だった。

エチオピアテレコムは朝の6時にちゃんとカウンターをあけてまっていてくれ、すぐに準備してくれた。

 

アクチベーションもやってくれて、ドル建て15ドルくらい。740ブル。

10ギガと30分のインターナショナルコール付き(国内通話にも使える)。1か月有効。

セットプランもあるけど、国際電話は万一のときにかけないといけないかもしれないし(それも追加できるみたいだった)、なんかあれこれわたしの要望にあわせてプランをセットできるらしくて親切に教えてくれた。

 

 

ドルはもってなくて、400ユーロを6万5千円!!!の日本円を両替してもってきただけだから、それで払うことに。

日銀なんとかして。たった400ユーロをゲットするのに66000円。

東京のお家賃くらいですよ。400ユーロが。

わたしがアプリでがんばってバイトしてゲットできる金額はこれくらいじゃないかな。

 

たぶん400ユーロってヨーロッパではちょっと高いホテルでディナー一回食べたら終わりでしょ。

っていうか空港でサンドイッチ1つ買うのに10ユーロ近くはするんですけど?

 

50ユーロを出して、おつりで最低限のエチオピアブルをゲット。

きっとエチオピアではこのつり銭でしばらく楽しめる期待をもって。

あっさり裏切られるわけなんだけどね。

 

 

 

SIMをゲットしてホテルに電話してお迎え。

アジスアベバの早朝の風景は、サイババに会うために行ったインドの景色に似ている。

 

ちょうどそれくらいのカオス度。

 

で、この先の写真が貼り付けられなかったんだけど、旅行会社を探そうって思ってGoogleでみつけた歩ける場所の旅行会社にいくもみつからず、電話をかけると事務所にいないとかで、知らない人を送り込まれる。

結局ガイドではあるけど、旅行会社じゃないから自分手配と変わんないわけ。

 

だったらいいやって思って気が変わったら電話するって別れて、

 

町を歩いていたら男二人組に声をかけられて怪しいなぁって思いながらも徒歩観光を一緒に。

 

その中の一枚。

ラガール。駅。

 

アフリカ最初の鉄道はなんと南アフリカではなくてエチオピアにできたんだってさ。

 

そして今もその鉄道が記念に展示されていて、そこにはエチオピアで一番珈琲がおいしいってTOMOKAっていう高級カフェが入っている。

 

 

 

アジスで二番目に古いホテルにはネルソンマンデラがきたことあるんだよって。

なんでもマンデラは捕まる前、訓練をうけにアジスにきたんだってさ。

うーん、いつものことながら思想的に赤い国ってことなのね。

ようやくわかったわけ、なんで、物価が安かったかっていうことが。

 

またわたし危険人物でマークされちゃうじゃん。

わたしはジャンヌダルクとか革命を起こしたいのかって言われるけど、お金好きなのよ!!

それって中国人と一緒?

 

わたしね、自分はお金なくてもそれなりに楽しく生きていけるけど、お金は人をしあわせにするとおもう。

残念ながら人々の民度の方がついていっていなくて、

 

 

闇の勢力がお金の力で庶民を牛耳ってるってみんないうけど、逆だから!!

 

わたしたちがお金にひれ伏すからお金で人の心をまとめるしかないわけよ。

 

だってお金持ちってお金いらないの。

成金は別だよ。

 

わたしの知ってるお金持ちがお金を使うのは人の心をつかむための影響力をもつためだもん。

ほしいものを買うためにお金使うっていうのは、庶民に与えられた特権なのよ。

金持ちの家ほど質素でケチ。

 

ミミズになってみて、庶民ってお金を自由に使えて幸せだなって思った。

どんなにたくさんお金があったって、使う自由がないのなんかちっとも楽しくないのよ。

 

 

 

いたるところにライオン。

どうもこの国の王様のシンボルはライオンらしい。

 

獅子。

そういえば、ライオンも干支にいないわね。

このライオンなんか妙に劇団四季のライオンキングの絵に似てたんだよね。

 

 

赤い星が塔の上にのっている。

キューバメモリアルパーク。

そうか、赤星ってそういうことなのか。

 

赤星。

そういえばいろんなところでみたような。

のらくろにもでてた?

 

 

これがエチオピアの今。

中国資本が入って高層ビルが立ち並んでる。

働いているのも中国人らしくて私を案内してくれた二人組はあきらかに失業中みたいでいい気はしないみたいだった。

 

中国人は仕事も仲間内で分け合う。

たくさんの中国人が移民しているって彼らは言っていた。わたしはそれほどの中国人をみかけていないけど。

 

ま、日本も同じだけどね。

仲間内だけで富をわけあおうっていう発想は。

 

次に連れてこられたのは、パレス(王宮)の中にあるという教会。

裏手にリクガメが放し飼いされてて、それは「長寿の印でめでたいから」らしい。

 

大きなリクガメの写真載せたかったけど、怪現象っていうか、貼り付けられないのよ。。。

まさに、亀の上に碑がのってる会津とか東寺とか八代でみたやつとまさに同じ大きさの大きな亀なのよ。

たしかに、竜宮城にもあれに乗ればいけるわよ。

昔アフリカを旅したとき、ザンジバルあたりで保護されてる亀みたけど、あれだった。

 

ちょうど人が乗れるくらいの大きさ。

甲羅がころんとしてるやつ。

 

 

亀とライオン。

 

八か所に配置される獅子の像。

なんだろ、やっぱりこの獅子も最近仕事で行った場所でたくさんみかけたな。

ええ某デパートのシンボル。

あのエリアの仕事ばっかりたくさんきた。

しかも旅先にも追いかけてくるくらい。

 

 

この辺からなんか日本にいるような気がしてきたわけ。

不思議なことに。

 

 

 

なんだろこれって思って地図で見たらさ。

やっぱり八角形じゃん。

八角堂。

 

聖徳太子の夢殿って八角形じゃなかった?

違っててほしいわ。怖すぎる。

 

ここにはミケランジェロの本物の絵があるらしい。

で、王様の身体かなんかが埋まってる墓なんだって。

 

なんかこの構図、古墳を生かして力に変えてきた神社とかに似てて気持ちが悪い。

 

どっちがまねしたのかしらないけど、似すぎてる。

 

エチオピアと日本が共通点があったのは、コーヒーセレモニーと茶道だけじゃなかった。

 

 

こちらガブリエル教会も原型は八角形っぽい。

 

 

ホリデーだからスペシャルミールだっていって、1400ブル(4000円弱)の牛肉料理。

3人分なんだけどさ、二人の分もはらってわたしには大金。

ガイド料と思って払った。

ま、一人では見られないものをみせてもらって楽しかったしね。

 

まさかこのあと、家賃を払ってほしいってさらにユーロを要求されると思わなかったけどさ。

 

彼らは日本人で今朝ついたばかりのエチオピア初めてのおのぼりのわたしが物価を知ってるわけないって思うのかもしれないけどさ、わたしは変な嗅覚があるわけ。

だいたいケニアのナイロビ大学の新卒の英語も日本語もペラペラの経済の学士を持ってる子ですら初任給が200ドルだっていうのに、その金額に躊躇する一人前1000円近い肉料理食べられるわけないでしょ!!って。

 

生活必需品だけは安くしておかないと暴動が起きるだろうから価格には気を付けているはずだもの。

 

今の日本はそういう最低限の意識も欠落しているけどね。

引き締めすぎないのは、やさしさではなくて、保身からでも絶対に必要な知恵だから。

 

 

今日3回目のコーヒーセレモニー。

最初あか抜けたショッピングモールで35ブルだったから100円くらいかな。

 

 

これが1400ブルした特別な肉料理。

おいしかったから後悔はないよ。肉は1キロ切ってもらった。

前菜だっていう生肉と一緒に。

 

 

そのあと彼らは今日支払わないといけない家賃に困ってるから20ユーロくれっていってきた。

 

あげたいのはやまやまだけど、彼らに提案された闇両替もふくめてこの段階でエチオピアブルに150ユーロ変えてあって手持ちはすでに250ユーロしかないわけ。

今日が旅の初日だっていうのに、あげられるわけないじゃん!!

万一ツアーにいくことになったら現金オンリーなんだし。

で、ごめんねって手持ちの400ブルをあげた。

 

見知らぬところで置き去りになったけど、SIMの入ったスマホもってたからちゃんと帰れた。電池はギリギリだったけどね。

 

明日ホリデーだったら食べるものに困るかもなって思ったところにパン屋。

物価確認のためにはいってみる。

大きなドーナツが35ブル

大きな食パンが40ブル。

 

そんなもんでしょ。

100円以下で食べられるものを用意しておかないとダメなのよ。

南アフリカにいたときも売春で身を立ててる女の子は、パンにポテトチップスをはさんだ30円くらいのサンドイッチを食べていた。

 

そして日本人を客にしたら日本人は気前がいいからフライドチキンを食べたいって言ったら買ってくれるってすごく喜んでたもん。

そんなもんなんだよ。貧困って。

 

売春はダメだとかそういう問題じゃないわけ。

貧困や格差の苦しみをぎりぎりで支えてるのがお金なんだもん。

 

 

人間は尊厳を保つためにお金を必要としていて、

お金をえるために欲望を刺激する。

それが庶民がお金を手にできる唯一の道だから。

 

 

性欲とか物欲とか、もうなんでも。

 

 

お金がいる、って思ったら人間は動物と化す。

わたしは欲望がなくなっちゃったけど、自分を攻撃から身を守るためにも、こうして旅をする自由を得るためにもお金ってないと自分がダメになるって思う。

 

それでも、わたしあの島と自然があれば貝をひろって毎日海を眺めて過ごせるって思うけど、それももう自然がここまで消費されてきたら無理だろうなってあきらめてる。

 

 

 

 

ぎゅうぎゅう詰めのミニバスにものってみた。10ブル。

バンコクでも乗ったけど、昔のクライアントさんはあきれていた。

アフリカにいたときは普通にのっていた。

ケープタウンでも。

乗り方が難しくて、でも親切な紳士が私が乗り込むまで見送ってくれた。

 

ホテルで聞いたら「ミニバスはない」っていわれたもん。

エチオピアでも人たちは分かたれてきている。

ミニバスにしか乗れない人たちと、ミニバスなど乗らない人たち(タクシーユーザー)。

 

 

隔たりって埋まらないのかなって思う。

ほんの少しの思いやりと感謝があれば、お互いを損なわずに生きていけるのに、って。

 

 

彼らが前菜で食べていた生肉とインジャラ。

インジャラを食べたのもケニアにいったときだったっけ。

 

酸っぱいパン。あのときはあの酸っぱさ無理って思ったけど。

 

つづく。