シャチの夢 | かんながら

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旅の記録です

5月1日は地震があった。
しかも東北。
東日本大震災は、「熊野の神様の祀り方が違う知らせ」って言っていた人がいたが、当時まったく意味がわからなかったそれが、あれこれ旅をしているうちに、「そういうことだったのか」と不思議に納得した。
 
そんなことで地震が起きるのかは科学的な根拠がないし、その因果関係についてわたしは興味もないが、「熊野信仰」は、単にわたしが知っているような「和歌山の神様」っていうものではなくて、補陀洛渡海で沖縄へと流れ着いた日秀上人から、琉球八社ができて、沖縄に神社のはじまりになったり(2週連続の沖縄 〜 駒が回り始めた!? その1 聖地の本質)、

なぜか素戔嗚尊(スサノオ)に名前を変えていたり、丹後や出雲地方に、和歌山より古いという熊野信仰があったり((追記あり)安曇の庭に誘われて(安曇野から丹後へ その9) 〜 ホンモノの天橋立?久美浜 編)、
 
東北では、陸前高田や気仙沼、大船渡と言った場所から近い「室根山」が熊野信仰の山だったり(追記あり 安曇の庭に誘われて(安曇野から丹後へ その8) 〜 一関の造り酒屋 編)、
 
そういえば、最近ようやく気づいたが「牛鬼」っていう熊野地方の民話も気になる((追記あり)豊橋の瀬織津姫がみせたかったもの 〜五ヶ所湾から豊橋へ そして。(その1) )。
 
牛の頭といえば、牛頭天王=スサノオである。
 
 
そして、牛頭天王の祭は、八坂神社の祇園祭。
牛といえば、なぜか菅原道真公の祀られる天満宮にある。
 
以前にやんごとなきお方に、「天満宮にはなぜ牛がいるんですか」ときいたら、
「祇園祭の方が、天神祭より先にあるなぁ」
とのお答えだった。その意味はまだよくわかっていない(呉越同舟 はメッセージ? 〜余呉湖 東寺への旅)。
 
 
菅原道真が左遷されたという太宰府は、どうも当時の軍事拠点。
その軍事拠点は、まさに日本海側の熊野を祀る集団と関係があったともある筋から聞いた。
 
 
 
 
大石林山からの大神島以降、次元が変わったというか、世界が分かたれたというか、
 
「不自然なこと」はとことんわたしの周りから消えている。
 
 
人間関係のリセットが4月中に起きて、
今のところ、「美志摩かな」の人間関係は、伊勢平氏おじさんだけである。
 
 
とは言っても、この人とはもうかれこれ、知り合ってからは8年くらいは経っていて、「美志摩かな」以前のわたしも知っている。
彼に普通の判断力が備わっていれば、この2年の私が別人格だくらいはわかっているであろう。
 
 
大神島から帰りたくないと思った原因のひとつである伊勢平氏おじさんとの関係性も変わって、山にいるときや酒を飲んでいるときみたいに、街でしらふでいるときに、他の友人たちと同様に楽しい時間を過ごせるようになった。
別れ際に「時間が経つのがはやい」とおじさんが言ったのにはおどろいた。
 
 
そしておじさんは言っている。
「5月になにか起きる」
 
 
5月に起きるかはわからないが、もうすでにはじまってる。
日本では、神様がみんなの願い事を聞いて安寧な世界にしてくれてたかもしれないが、もうその役割は終わり。
 
名前のついてる神様のお役目は終わって、これからは、本当の神様=自然 と調和してやっていく。
 
少なくともわたしとわたしの周りは。
もうわたしの周りの人たちは、神様がいなくても、自然と調和してやっていける人ばかり。
 
ヨギの治療師は「神も投影」っていったけど(私は孤独)、神様、もういらない。
神様って外側にない。
 
 
神様は、自分の内側にある。
サイババがよく言ってた。
 
「あなたも、ババのように振る舞いなさい」って。
 
ババはただ、子どものように楽しそうにしていて、
「Be Happy!(しあわせでいなさい)」って言っていた。
 
 
Photo by Hiro.I.
 
 
で、シャチの夢。
 
久しぶりに夢の中で号泣して目が覚めた。
 
 
わたしは濁った海の中にいて、シャチが目の前を泳いでいった。
なんで泣いたのかはわからない。
とにかく、全力で泣いて、2年前に突然に死んでしまったしろくまさんのことを思い出した。
 
Photo by Hiro.I.
 
しろくまさんは、鯨に憧れて、海に潜って、写真を撮るようになった。
だから世界中の海に取材にいって、彼の会社の名前はセブンシーズ。
 
シャチに魅せられて、写真家になったらしい水口 博也さんと一緒に生前よく旅に行っていて、彼の散骨にチャーチルに行ったときも一緒だった。
シロクマを一緒に取材することは一度もなかったけど。
 
Photo by Hiro.I.
 
なんの意味があるんだろうな、シャチの夢。
シャチ好きの友人に「なんでシャチ好きなの?鯱鉾?」
って聞いたら、
 
シャチホコは、シャチじゃない、って教えてくれた。
 
よく画像をみたら、鱗があるから、シャチじゃなかった。
今日の今日まで知らなかった。だから、名古屋の水族館で無理やりシャチを飼っていたと思っていたから。
 
Photo by Hiro.I.
 
 
そういえば、昔、南紀白浜アドベンチャーワールドにもシャチがいた。
熊野にシャチってもしかしたら意味があったのかもね。
 
あそこは不思議な場所だもん。
シロクマやパンダの赤ちゃんをやたら繁殖してて。
 
シロクマに関して言えば、なんかハイブリッドの匂いがする不思議なクマなんだけど、、、。
 
 
わたしはよくわからないけど、熊野と地震が何も関係なければいいな。
 
神社はコロナで祭りをやめて久しい。
神事だけ執り行うって言ってるけど、儀式には、意味がないと思う。
祭りというのは、人々と神様(昔生きていた人)との交流なんだから。
 
 
美志摩かなは、みなさんの助言どおり、もうすぐいなくなると思う。
たぶん、美志摩かなは、かつてノロとして役人のために働いた自分の先祖や伊勢平氏の自分のルーツを調べて何も言わずに自死してしまった祖父に言われてあちこち行った。
 
 
神社っていらないと思う。
もうそろそろ上にのかったものを取り払って、本当の姿に戻ると思う。
大神島でみたみたいに。
 
 
大神島には、王がいる。
夢からさめたとき、この言葉が降りてきたんだった。
 
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