いつも感謝で -9ページ目
前々回の記事から一ヶ月経ち、
近況が一変してしまった。
MSとは36回目のデートが最後。
彼の誕生日に二人の関係を終りにした。
それは私が一方的に決めた事。
実際に最後に話をしたのは、
珍しくMSからの電話だった。
それは彼の誕生日から
数日経った火曜日の事。
私から一週間以上も
音沙汰がなかったから、
彼から連絡をしてきたのだ。
普通に話をしたけれど、
私はもう別れを決めていたから、
私達二人の事や会う日などの
話は何もしなかった。
その電話以降私からは
もう彼に連絡していない。
もちろんこちらが動かないと、
彼からも動いてこない。
それが私達の付き合い方だった。
この11ヶ月間、
私は彼を思いっきり好きになった。
少女の様に泣いたり、
男の様に積極的になったり、
私ではないような行動をした。
50半ばを越えて、
ここまで人を好きになれるなんて、
自分でも驚いたほど。
そしてこんな経験は初めてだったと
私は改めて思うのだ。
あまり好ましい別れ方ではない。
はっきり別れを言っていないから。
彼の事だから何処かで会ったら、
また何も変わらず私と楽しく、
スタバなどで長話できるだろう。
辛かった事が多かったけど、
本当に楽しい恋だったと思う。
未だ彼の笑顔は、
私の脳裏にしっかり残っているし、
心の奥底には傷みがあるが、
思ったよりはスッキリしている。
そしていつも切り替えの早い
ぽーおばちゃんではあるが、
新しい出会いは進行中。
その事を次の記事に書く予定。
ぽーおばちゃんの恋物語は、
To be continued・・・。
私の娘は今年で28歳になる。
彼女に出会ったのは、
彼女がまだ3歳の時だった。
3歳のわりには背が高く、
おとなしい女の子だった。
私にとっては初めての子育て。
だから最初はどうしてよいか
わからなかった。
息子が生まれてからも、
更にどうやって育ててよいか、
わからなくなってしまった。
そんな情けない親なのに、
娘は私の言う事をよく聞き、
反抗期はあったが、
それでも子ども達の中では、
一番手のかからない子だった。
娘は高校卒業後に
コミュニティカレッジへ入り、
そこから良い大学へ編入し、
日本語を勉強し始めたが、
やりたかった仕事が見つかった。
それはフライトアテンダント。
大学を卒業する事は
大切な事ではあるけども、
大学へ行く殆どの理由は、
良い仕事へ就くため。
彼女は卒業する前に、
やりたい職業に就いたのだから、
大学は後で卒業しても良いと
私は彼女に言った。
初めて二人で食事へ行った時、
旅客機ではなく、
プライベートジェットの
フライトアテンダントになる事が、
彼女の目標だと言う。
私が何故かと聞くと、
もっとお金を貰えるからと言った。
お金を儲けて何をするのか尋ねると、
「お母さんにあげるため。」だと
娘が言ったのだ。
何もしてやる事ができなかった
情けない母親に対しての
娘の優しい言葉に、
私は涙がでるほど嬉しかった。
あれから何年経っただろう。
彼女はいよいよ、
プライベートジェットに乗る。
拠点をナイジェリアに移し、
オーナーと世界中を旅する。
先日もトレーニングで、
ロンドンとパリへ行き、
私に可愛いお土産を、
たくさん買ってきてくれた。
今日は家へ帰ってきて、
ナイジェリアへ行くため、
大量の荷物を
スーツケースに詰めている。
ナイジェリアへ行った後、
次はシンガボールへ行くらしい。
そのジェットにはオーナーの他、
アシスタント二人と、
パイロットが乗っているだけ。
そのオーナーの人格は素晴らしく、
彼の実績や映像をネットで観て、
私は本当に安心した。
億万長者ではあるけども、
とても優しい良い人のようだ。
彼女がこの仕事に就けた事は、
非常に幸運な事ではあるが、
彼女の努力もあってのことだ。
彼女の事を本当に誇りに思う。
そして私は、
そんな素敵な娘を与えてもらって、
本当に幸せな事だと、
しみじみ思った夜だった。
今日も感謝だね。

綺麗でしょ♡
私の娘は今年で28歳になる。
彼女に出会ったのは、
彼女がまだ3歳だった。
3歳のわりには背が高く、
おとなしい女の子だった。
私にとっては初めての子育て。
だから最初はどうしてよいか
わからなかった。
息子が生まれてからも、
更にどうやって育ててよいか、
解らなくなってしまった。
こんな情けない親なのに、
娘は私の言う事をよく聞き、
反抗期はあったが、
それでも子ども達の中では、
一番手のかからない子だった。
娘は高校卒業後に
コミュニティカレッジへ入り、
そこから良い大学へ編入し、
日本語を勉強し始めたが、
やりたかった仕事が見つかった。
それはフライトアテンダント。
大学を卒業する事は
大切な事ではあるけども、
大学へ行く殆どの理由は、
良い仕事へ就くため。
彼女は卒業する前に、
やりたい職業に就いたのだから、
大学は後で卒業しても良いと
私は彼女に言った。
初めて二人で食事へ行った時、
旅客機ではなく、
プライベートジェットの
フライトアテンダントになる事が、
彼女の目標だと言う。
私が何故かと聞くと、
もっとお金を貰えるからと言った。
お金を儲けて何をするのか尋ねると、
「お母さんにあげるため。」だと
娘が言ったのだ。
何もしてやる事ができなかった
情けない母親に対しての
娘の優しい言葉に、
私は涙がでるほど嬉しかった。
あれから何年経っただろう。
彼女はいよいよ、
プライベートジェットに乗る。
拠点をナイジェリアにかえ、
オーナーと世界中を旅する。
先日もトレーニングで、
ロンドンとパリへ行き、
私に可愛いお土産を、
たくさん買ってきてくれた。
今日は家へ帰ってきて、
ナイジェリアへ行くため、
大量の荷物を
スーツケースに詰めている。
ナイジェリアへ行った後、
次はシンガボールへ行くらしい。
そのジェットにはオーナーの他、
アシスタント二人と、
パイロットが乗っているだけ。
そのオーナーの人格は素晴らしく、
彼の実績や映像をネットで観て、
私は本当に安心した。
億万長者ではあるけども、
とても優しい良い人のようだ。
彼女がこの仕事に就けた事は、
非常に幸運な事ではあるが、
彼女の努力もあってのことだ。
彼女の事を本当に誇りに思う。
そして私は、
そんな素敵な娘を与えてもらって、
本当に幸せな事だと、
しみじみ思った夜だった。
今日も感謝だね。

綺麗でしょ♡
土曜日の夜10過ぎに、
私と末っ子は他州から帰宅。
この日は精神的肉体的に、
二人ともボロボロだった。
翌朝8時半過ぎには起き、
ドッグシッターの所へ
預けられている愛犬を
引き取りに行く。
愛犬を家に降ろし、
そのまま食料の買い出し。
よく食べる息子達のため、
数日分カート一杯に買う。
家に帰り洗濯をしながら
末っ子の様子を見ると
ベッドに寝ていたはずの彼が、
床の上に寝ていた。
体調が悪そうだったから、
熱を測るが平熱だった。
三日間の長旅が、
彼を相当疲れさせたようだ。
「おかゆを食べたい。」と言う。
私は彼の為におかゆを作り、
そして夕飯も作り、
自分もサラダを食べ終た。
どちらかと言うと、
出かけたくはなかった。
心身共に疲れていたからだ。
それでもMSに会えば、
幸せな気分になれると
その事だけを考えて
私は支度した。
いつもは土曜日に
MSに会っているが、
この35回目のデートは日曜日。
待ち合わせの午後2時に、
渋滞のせいで30分以上遅れる。
いつものスタバに着くと、
駐車場が半分使えなくなっていた。
車を止めるところがないから、
急遽そこから10分の
もう一つのスタバへ移動。
その時は既に午後3時前だった。
「場所を移動したよ。」
とMSにテキストを送る。
「OK」と返事は来るが、
それから50分以上経っても
彼が現れないから電話をする。
二度かけたが返事無し。
テキストを送ってみたが、
運転中のオートリプライ無し。
約束の時間から既に
二時間経とうとしていた。
もう一度彼に電話をし、
怒りをメッセージに残し、
午後4時を回ったから、
私は外へ出て車のドアを開けた。
そこへMSから電話が入る。
「信じられないかもしれないけど、
電話を家に忘れて取りに帰っていた。
今そっちへ向かっているよ。」
機嫌の悪い私は居場所を聞いた。
彼がまだ家にいるのだったら、
もう自分の家に帰るつもりだった。
「今は高速400を走っている。」
「私はもうスタバを出たから。
中に戻りたくないし車の中にいる。」
「わかった。直ぐに行く。」
MSは遅刻常習犯。
今日は最長記録の二時間を越えた。
だから私は家に帰るつもりでいた。
と言うよりもう別れるつもりでいた。
それから15分後、
きまり悪そうに彼は
私の車のドアを叩き、
そして車の助手席に乗り込んできた。
私はまだ怒りで彼の顔を見れない。
怒り過ぎると涙が出てしまう私。
だから顔を彼に向けずに、
彼の言い訳を聞いていた。
私は帰るつもりでいた事を伝える。
この十ヶ月間何も変わっていない。
彼が長時間遅刻する事や、
ギリギリまで彼が来るか来ないか
私にはわからない事も。
「僕が来なかった事は、
今までなかったじゃないか。」
「それでも貴方が何を考えているか、
私にはわからないもの。
本当に来るのか来ないのかも、
私に会いたいのか会いたくないのかも。」
「それに私ばかりが会いたがって、
いつも私から連絡をしているでしょ。
貴方は自分から何もしないし、
自分の思っている事さえも言わない。
未だに平日は音信不通で、
楽しいのは会っている時だけ。」
「ちゃんとテキストの返信を
するようにもっと気をつけるよ。」
これまでも何度も同じことを言ったが、
いつも一日坊主の彼だった。
「テキストの返信がない事には、
もう慣れてしまったわよ。
私に本当に必要なのは、
貴方が何を考えているのかを
はっきり知る事だけよ。
それで殆どが解決するわ。」
彼はじっと黙っていた。
何かを考えているかのように。
そして一呼吸して言ったのだ。
「僕は君に会いたいよ。
君の事が好きだから。」
十ヶ月と半月を越え、
36回目のデートにして、
私はやっと彼の気持ちを、
聞く事が出来た。
彼は言い難そうだった。
私にも彼の気持ちは良く解る。
それは以前の私だったから。
気持ちを打ち明ける事は、
恥ずかしいような、
そして弱者になったような、
複雑な気持ちになる。
でも一旦それが口から出始めると、
私は止める事ができなかった。
自分の想いを伝えずにはいられない。
彼への想いは私を変えてしまった。
そしてこれからは、
彼自身にも変わってほしい。
想いを伝える事は、
自分を傷付ける事ではない。
実際には気持ちの良い事なのだ。
私達はそれぞれ、
愛情を表に現す事を
苦手にさせるような幼少時代を
送ったのではないだろうか。
月曜日に会社へ到着後、
私は彼にテキストを送る。
文章の終りに「返事不要。」
としっかり書き加えて。
そうすると珍しく
5分後に返信がくる。
一日坊主だろうけど、
それでも嬉しい私。
これからも遅刻をするだろう。
音信不通の時も、
友達や仕事を優先することも、
彼の性格上絶対ある。
女性に振られた事のない彼を
私はテキストで数度振った。
それでも彼は何処へも行かず、
私も直ぐに戻ってしまう。
これからも何度となく、
同じことを繰り返しながら、
この付き合いは続きそうだ。
そうであれば良いけど。
十ヶ月過ぎたと言うのに、
未だ彼の事を想うと胸が苦しい。
こんな恋をしている自分は、
もしかして幸運なのかもしれない。
今日も感謝だね。
長い間のブレイク。
ブログを更新しなかったのは、
理由がある事にはある。
それは以下の通り。
末っ子は足の怪我で、
テニスの試合に出ても負け、
試合もあまり出なくなる。
仕事も毎日残業続きで、
帰宅も就寝も遅くなった。
私生活でも上手くいかない。
婚活は誰と会っても長続きしない。
それは私がMSが好きだからだ。
だから他の人に会っても、
気持ちが傾かないのは当たり前。
だから結局はMSと細々と
まだ付き合いを続けている。
なんだかんだともう十ヶ月。
未だに平日は音沙汰無しの彼。
でも会うと幸せな時間を過ごせる。
六日間の地獄と一日だけの天国。
極端な日々を私は送っているのだ。
まだまだ片思い気分の私ではあるが、
彼に対しては更に積極的になっている。
前よりも二人は近付いているかもと、
時たま勝手に思ってはいるのだが、
毎週別れた方が楽だと思ったりもする。
この超しんどい葛藤は、
これからどれだけ続くのか。
しかしここのところ、
精神的に少し落ち着いてきた。
忙しい仕事にも慣れ、
上の息子がいる事にも慣れ、
そしてMSのつれなさにも慣れた。(笑)
昨日上の息子の大学の友達が、
遠くから一週間ほど遊びにきた。
そのため息子は家の隅々を、
抜かりなく綺麗に磨き上げる。
想像以上に綺麗にしてくれ、
それだけで気分はリフレッシュ。
やはり息子が帰ってきて、
本当に良かったと思っている。
最近はテニスの試合が少なくなり、
自由な時間が増えたとは思うが、
それなりに毎週末忙しい。
土曜日の午前中は、
息子達とテニスをするようになった。
私も一丁前にテニスウエアを着て、
まだ肩が痛いから柔らかいボールで、
息子達に相手をしてもらっている。
体はどんどん歳を取っているから、
何かやらなければと思っていたが、
やっと体を動かすようになれた。
これも上の息子の半強制的な態度が、
私の重い腰を上げさせたのであった。
おかげで私は現在真っ黒。
五十半ばでこんなに日焼けして
良いものなのかと思うが、
気にしてないと言えばしていない。
そして昼過ぎにテニスを終え、
家へ帰って食事を作り、
MSに会いに出かける。
これが私の最近の週末である。
そして今週末からイベントが
盛りだくさんになる!
今週末は同僚と
久々のパーティへ行ってくる。
ホテルで行われるイベントで、
30代半ば以上の集まりらしい。
しかし30年ぶりだから
踊れるのか心配だったりする。
同僚は33歳とまだ若い。
そして彼女の母親は私より若い。
でも私達は友達の様に
お互いの彼氏の話をし、
毎日残業をしながら、
ガールズトークに花を咲かせている。
来週末は末っ子のイベント参加で、
ニューヨークへ行ってくる。
全ての費用は米国テニス協会持ち。
初めてのテニスの聖地、
USオープンの会場へ足を踏み入れる。
興奮と緊張で今から胃が痛いけど。
その次の週末は連休。
MSと初めての小旅行を
近場(と言っても車で4時間)の
ビーチでまったり過ごす予定。
二人とも9月が誕生日だから、
これはバースデートリップなのだ。
そして9月の半ばには、
これも初めてだけど
娘と小旅行へ行ってくる。
まだ行った事のないバハマへ。
娘の友達が全ての費用を
出してくれるそうだ。
私への誕生日プレゼントらしい。
楽しい事が盛りだくさん。
全てに於いて感謝だね。
現在息子達は、
我が家から八時間以上離れた
遠くの州へ試合遠征でいない。
だから家へ帰っても
私と愛犬の二人ぽっち。
一人だから
夕食は何でもいいし、
誰にもあれこれ言わなくても
やりたい事をやればいい。
いつかはこんな日が
やってくるんだろうなと
じみじみ思いながら、
いっそう身を固めたくなる。
上の息子が帰って来て、
やはり生活が少し変わった。
朝は前より早めに起きて、
三人分の弁当を作る。
仕事から帰宅してからも、
大食いが一人増えただけで、
夕食を作るもの一仕事。
だけども彼がいるから、
少し安心して生活が出来る。
特に末っ子の事を、
彼に預ける事が出来るから。
反抗期もマイルドになり、
最近は笑顔も多くなった末っ子。
でも大人になりきれないのに、
全て理解しているような態度。
確実に私より頭が良いと思っているし。
でも息子達二人が
毎日仲良くしてくれているから、
私にはそれが一番嬉しい。
もう一つ大きな変化がある。
それは生まれて始めて、
新車を購入してしまった事。
私自身そんな予定は、
全く無かったのだが、
上の息子があれこれ一人で調べ、
中古車よりも新車の方が
全てに於いて良いと決めた。
物事を検索する事に
とても長けている息子だから、
いろいろ調べてみただろう。
だから私は彼の言う事を信じた。
息子は試乗の予約もし、
金銭的な交渉も全て
ファイナンシャルオフィサーと
四時間もかけて彼一人で済ます。
私はサインをしただけだった。
ただ実際に支払いが来て、
私は少し怖くなってしまった。
今のところ私の収入だけで、
生活をしているから、
本当にやっていけるのか
心配になってしまったのだ。
「私が新車に乗るなんて・・・。」
と息子の前で言うと、
「ママはいつも一生懸命
働いているんだから、
これは自分へのプレゼントだよ。」
なんて慰めてくれる。
それだけで、
私の心が和らいだ事は
言うまでもない。
なんだかんだと生意気言うけど、
母の事を考えてくれている
息子達に感謝している。
いつもMSはご近所さんから
頼まれ事がある。
数週間前はテレビの取り付け。
工具が合わなくて時間がかかった。
それで彼は待ち合わせの時間に遅れ、
おかげで私は長時間待たされた。
今回はご近所さんを
電車の駅まで迎えに行き、
彼らの家まで連れて帰る事を
頼まれていた。
そしてまた私は1時間以上
スタバで待ったわけ。
飛行機の到着が遅れて、
帰ってくるのが遅くなったらしい。
いつものように私に連絡なしのMS。
そしていつものように私は、
徐々にムカついていった。
彼が来た時はムッとしているが、
でも何故か直ぐに、
その怒りは冷めてしまうんだな。
完璧に惚れた弱みって感じ。
ま、彼のせいではないけれど、
連絡してよって思う。
彼が私を信用し過ぎているのか、
それとも何とも思っていないのか。
頼まれ事をして断れないのは、
彼の性格からしてよくわかるけど、
私がご近所さんよりも
プライオリティが下なのではないかと
思ってしまうのだ。
今回は26回目のデート。
そんなの数えるなって?^^;
そんな事で喜ぶ私って、
50歳を数年前に過ぎても
心は少女に戻ってしまっている。
私達は久々にスタバを出て、
ダウンタウンに行った。
これまでスタバ以外と言えば、
初日の公共公園とエスケープルーム。
そんなもんだ。(もう一つあるけど)
二人で外を歩くなんて、
まるで恋人同士みたい!
・・・と心の中ではしゃぐ私。
もちろん腕を組んで歩く。
ときたま鏡で見てしまう
自分たちの姿を恥ずかしく思い、
(だって私、おばさんなんだもん。)
改めて彼との身長差(約35cm)を
ひしひしと感じたりした。
二時間くらいいただろう。
また私達は私の車を停めている
スタバまで帰って行った。
そしてそこから車の中で、
11時までしゃべりっぱなし。
前回午前2時半頃まで
車の中で話していると、
警察が初めて窓をノックしてきた。
その経験もあり私達は場所を移動した。
初めての試みだ。
そこから数分のスポーツバーへ。
UFC格闘技の試合を放送していた。
彼はテレビを観易い私の側へ移り、
二人でビールを飲みながら、
くっついて対戦を観る。
何だか今回は、
くっ付く機会が多くて
恋人同士みたいで、
とても嬉しいデートだった。
いつもはただの友達みだいだから。
私も彼の変わった行動に
徐々に慣れてきたが、
MSも私の行動に慣れてきた。
私が毎日送っているテキストにも、
気付けば返事をしてくるようになる。
「ぼくは頑張っているんだからね。」
と帰り際にいばってたけど。
でも良い傾向である。
電話はいつしてもいいらしいし、
これからもっと我が侭を
言ってみようかとも思っている。
未だに心の浮き沈みが
激しい恋ではあるけれど、
だんだん落ち着いてきたかな。
来週は子ども達は遠征。
二人で何をしようかな〜。
今からすごく楽しみで仕方ない。

私の背は、彼の肩よりも下なのだ。
今日はいつもの土曜日。
とりあえずいつものように、
MSとデートの予定。
初めてスタバを離れて、
二人でダウンタウンへ行く予定。
やっと付き合っている感じに
なると嬉しいんだけどな。
数週間前にMSが家族に会った。
平日だったから彼は仕事で、
約束の時間より10分遅れて来た。
それでもいつもより早め。
遅刻魔の彼だけれど、
やはり彼なりに気を使っていた。
彼からテキストがきたから、
レストランの入り口ヘ迎えに行くと、
何故か中の方から歩いてきていた。
私達を捜していたのだろう。
私は彼の笑顔を見るだけで、
嬉しくてたまらなくなる。
彼に想いっきりハグをして、
家族の所へ連れて行こうと
私は彼と手を繋いだ。
「最初だから刺激は少ない方が良い。」
と手を離した彼。
私だけが盛り上がっている感じ。
それでも少し緊張していたけど。
MSは無愛想な息子達に、
自分から自己紹介をした。
私が一人ではしゃぎ過ぎ、
二人での会話が多くなる。
機会を見計らって、
MSが私の家族に話掛けた。
やはり息子達は笑顔もなく、
彼の質問に淡々と答え、
会話が続くわけではないけど。
後で妹に言われたけれど、
私は全く「女」だったらしい。
それを始めてみる息子達は、
どのように思ったのだろう。
それでも何とか、
初対面は成功したと思う。
MSは高額の食事代を
私の家族の分まで払ってくれた。
そして息子は彼の車を見て
「へえ、ベンツに乗ってるんだ。」と言う。
彼の評価が少し上がったのか。
私達の乗っている車の横を、
MSの車が通り過ぎる時、
息子がいきなり
私側の窓を開けろと言う。
そして彼にさよならと
言うためだと言ったのだ。
なかなか良い反応だ。
ただMSはお金持ちではないと、
後で息子には伝えたけれど。
とりあえず母親の彼氏としては、
経済的に安定していることを
確認できたから、
息子は安心したのかもしれない。
これで息子達が、
毎週土曜日に母親が会う相手を
知る事ができ、
私も少し心が軽くなった。
それだからといって、
二人の関係が良くなるとは
限らないのだけども。
さて、今日のデートは、
どんな感じになるのか。
楽しみなようで不安なのは、
何故なのだろう。
この不安感を消せるように、
もっと彼と素直に話をして、
彼の事を理解していきたい。
まだまだ初恋気分の
私なのであった。
上の息子が帰ってきた。
最低でも後約1年間、
我が家で過ごす予定だ。
彼はとても頼りになる。
何でも直してくれるし、
車のメンテもしてくれる。
そして母子家庭の中に
大人の男性が一人いる事は、
安心して生活する事ができる。
彼は私の若い頃と違う。
数日前の週末に家族で
ニューヨークの街を歩いてた時、
川縁に船舶しているボートで、
若い男女のパーティーが
行われていたのを見る。
多くの可愛い女の子達が、
着飾って列に並んでいた。
息子は彼らに見向きもせず、
歩きながら私達に改築された建物や
改善されたハーバーの話をする。
そこで思った。
息子は彼らとは違う部類なんだと。
私が若い頃はその女の子達の部類だった。
いつもどうしたら楽しく過ごせるか、
毎日考えていた気がする。
息子の頭の中には、
弟の将来の夢の事、家族の事、
これからの彼の将来の事が
入っているようだ。
「僕はやりたい事がたくさんあるから、
30歳までは結婚しないよ。」と、
まだ十代の頃に言った息子。
孫を見れるのはずっと先になりそうだ。
そして彼は我が家の会計士。
私が無駄な物を買ってしまうのを、
黙ってはいない。
これからもっと貯蓄をすると、
家主の私に向かって言っている。
それから我が家の栄養士でもある。
アスリートの弟の事を考え、
栄養学のウエブサイトを読みまくり、
必要な食材を書き出し、
週刊食事予定表を作り出す。
やり始めると徹底している所が、
彼の良い所でもあり悪い所でもある。
悪い所は私に全てを強制するところ。
仕事で激疲れの私に、
運動をしろと言う。
もっと仕事が楽になってから
と言っても彼は聞かない。
言い訳だと言われても、
20代と50代を同じにされては、
私の身が持たない。
未だこの事は和解できていない。
頑固で口うるさく
小姑のような息子だけど、
今日彼の言った事で感動したことがある。
大学の五年間の授業料、
食事や寮費の総額は、
軽く三千万円を超える。
殆どは奨学金で支払われたが、
学生ローンを組む必要もあった。
それをこれから、
彼は支払っていかなければならない。
簡単に早く支払える方法を、
私はMSに聞いて彼に伝えた。
それは二年、又は四年間、
ある事に従事しなければならない。
しかし彼は言ったのだ。
「僕はお金のために人生を費やさない。
やりたい事、やらなければならない事に
時間を費やすのが良い人生だ。
お金は人を幸せにできないからね。」
ケチな息子ではあるが、
私と違う良い視点を持っている。
彼は私の知らない所で、
いろいろな苦労をし
経験を重ねてきたようだ。
これから一年間、
彼が我が家にいる事は、
私にとっても末っ子にとっても、
本当にありがたいことだ。
その後に必ず彼の夢を
叶えてほしいと強く願う母なのだ。
人生の一区切り。
また一人、
子育てが終わる。
息子が五年間の
大学生活を終えた。
長いと思った五年が、
あっと言う間だった。
年を重ねる程、
そのように感じるのだろう。
何かを得たような、
でも何かを失ったような、
複雑な思いがある。
それでも感慨無量と
感じるから不思議だ。
彼は本当に良く
頑張ったと母は思う。
遊ぶよりも学業に
多くの時間を費やした。
この良い経験が、
彼のこれからの糧と
なることだろう。
これで二人が、
私の手から離れた。
残るは後一人。
甘やかされた末っ子が、
頑張った兄を見習い、
最後まで突っ走ってほしい。
そして三年後を目標に、
婚活に終止符を打てるよう、
良い縁に恵まれるよう、
私も努力をしなければ。

