上の息子が帰ってきた。
最低でも後約1年間、
我が家で過ごす予定だ。
彼はとても頼りになる。
何でも直してくれるし、
車のメンテもしてくれる。
そして母子家庭の中に
大人の男性が一人いる事は、
安心して生活する事ができる。
彼は私の若い頃と違う。
数日前の週末に家族で
ニューヨークの街を歩いてた時、
川縁に船舶しているボートで、
若い男女のパーティーが
行われていたのを見る。
多くの可愛い女の子達が、
着飾って列に並んでいた。
息子は彼らに見向きもせず、
歩きながら私達に改築された建物や
改善されたハーバーの話をする。
そこで思った。
息子は彼らとは違う部類なんだと。
私が若い頃はその女の子達の部類だった。
いつもどうしたら楽しく過ごせるか、
毎日考えていた気がする。
息子の頭の中には、
弟の将来の夢の事、家族の事、
これからの彼の将来の事が
入っているようだ。
「僕はやりたい事がたくさんあるから、
30歳までは結婚しないよ。」と、
まだ十代の頃に言った息子。
孫を見れるのはずっと先になりそうだ。
そして彼は我が家の会計士。
私が無駄な物を買ってしまうのを、
黙ってはいない。
これからもっと貯蓄をすると、
家主の私に向かって言っている。
それから我が家の栄養士でもある。
アスリートの弟の事を考え、
栄養学のウエブサイトを読みまくり、
必要な食材を書き出し、
週刊食事予定表を作り出す。
やり始めると徹底している所が、
彼の良い所でもあり悪い所でもある。
悪い所は私に全てを強制するところ。
仕事で激疲れの私に、
運動をしろと言う。
もっと仕事が楽になってから
と言っても彼は聞かない。
言い訳だと言われても、
20代と50代を同じにされては、
私の身が持たない。
未だこの事は和解できていない。
頑固で口うるさく
小姑のような息子だけど、
今日彼の言った事で感動したことがある。
大学の五年間の授業料、
食事や寮費の総額は、
軽く三千万円を超える。
殆どは奨学金で支払われたが、
学生ローンを組む必要もあった。
それをこれから、
彼は支払っていかなければならない。
簡単に早く支払える方法を、
私はMSに聞いて彼に伝えた。
それは二年、又は四年間、
ある事に従事しなければならない。
しかし彼は言ったのだ。
「僕はお金のために人生を費やさない。
やりたい事、やらなければならない事に
時間を費やすのが良い人生だ。
お金は人を幸せにできないからね。」
ケチな息子ではあるが、
私と違う良い視点を持っている。
彼は私の知らない所で、
いろいろな苦労をし
経験を重ねてきたようだ。
これから一年間、
彼が我が家にいる事は、
私にとっても末っ子にとっても、
本当にありがたいことだ。
その後に必ず彼の夢を
叶えてほしいと強く願う母なのだ。