35回目の想い | いつも感謝で

いつも感謝で

アトランタ在住のうぃどう、ぽーの日記

 

 

 

 

土曜日の夜10過ぎに、

私と末っ子は他州から帰宅。

この日は精神的肉体的に、

二人ともボロボロだった。

 

翌朝8時半過ぎには起き、

ドッグシッターの所へ

預けられている愛犬を

引き取りに行く。

 

愛犬を家に降ろし、

そのまま食料の買い出し。

よく食べる息子達のため、

数日分カート一杯に買う。

 

家に帰り洗濯をしながら

末っ子の様子を見ると

ベッドに寝ていたはずの彼が、

床の上に寝ていた。

 

体調が悪そうだったから、

熱を測るが平熱だった。

三日間の長旅が、

彼を相当疲れさせたようだ。

 

「おかゆを食べたい。」と言う。

私は彼の為におかゆを作り、

そして夕飯も作り、

自分もサラダを食べ終た。

 

どちらかと言うと、

出かけたくはなかった。

心身共に疲れていたからだ。

 

それでもMSに会えば、

幸せな気分になれると

その事だけを考えて

私は支度した。

 

 

 

いつもは土曜日に

MSに会っているが、

この35回目のデートは日曜日。

待ち合わせの午後2時に、

渋滞のせいで30分以上遅れる。

いつものスタバに着くと、

駐車場が半分使えなくなっていた。

 

車を止めるところがないから、

急遽そこから10分の

もう一つのスタバへ移動。

その時は既に午後3時前だった。

 

「場所を移動したよ。」

とMSにテキストを送る。

「OK」と返事は来るが、

それから50分以上経っても

彼が現れないから電話をする。

 

二度かけたが返事無し。

テキストを送ってみたが、

運転中のオートリプライ無し。

約束の時間から既に

二時間経とうとしていた。

 

もう一度彼に電話をし、

怒りをメッセージに残し、

午後4時を回ったから、

私は外へ出て車のドアを開けた。

 

 

そこへMSから電話が入る。

「信じられないかもしれないけど、

電話を家に忘れて取りに帰っていた。

今そっちへ向かっているよ。」

機嫌の悪い私は居場所を聞いた。

彼がまだ家にいるのだったら、

もう自分の家に帰るつもりだった。

 

「今は高速400を走っている。」

「私はもうスタバを出たから。

中に戻りたくないし車の中にいる。」

「わかった。直ぐに行く。」

 

MSは遅刻常習犯。

今日は最長記録の二時間を越えた。

だから私は家に帰るつもりでいた。

と言うよりもう別れるつもりでいた。

 

 

 

それから15分後、

きまり悪そうに彼は

私の車のドアを叩き、

そして車の助手席に乗り込んできた。

私はまだ怒りで彼の顔を見れない。

 

怒り過ぎると涙が出てしまう私。

だから顔を彼に向けずに、

彼の言い訳を聞いていた。

私は帰るつもりでいた事を伝える。

 

この十ヶ月間何も変わっていない。

彼が長時間遅刻する事や、

ギリギリまで彼が来るか来ないか

私にはわからない事も。

 

「僕が来なかった事は、

今までなかったじゃないか。」

 

「それでも貴方が何を考えているか、

私にはわからないもの。

本当に来るのか来ないのかも、

私に会いたいのか会いたくないのかも。」

 

「それに私ばかりが会いたがって、

いつも私から連絡をしているでしょ。

貴方は自分から何もしないし、

自分の思っている事さえも言わない。

未だに平日は音信不通で、

楽しいのは会っている時だけ。」

 

「ちゃんとテキストの返信を

するようにもっと気をつけるよ。」

 

これまでも何度も同じことを言ったが、

いつも一日坊主の彼だった。

 

「テキストの返信がない事には、

もう慣れてしまったわよ。

私に本当に必要なのは、

貴方が何を考えているのかを

はっきり知る事だけよ。

それで殆どが解決するわ。」

 

彼はじっと黙っていた。

何かを考えているかのように。

そして一呼吸して言ったのだ。

 

「僕は君に会いたいよ。

君の事が好きだから。」

 

 

十ヶ月と半月を越え、

36回目のデートにして、

私はやっと彼の気持ちを、

聞く事が出来た。

 

彼は言い難そうだった。

私にも彼の気持ちは良く解る。

それは以前の私だったから。

 

気持ちを打ち明ける事は、

恥ずかしいような、

そして弱者になったような、

複雑な気持ちになる。

 

でも一旦それが口から出始めると、

私は止める事ができなかった。

自分の想いを伝えずにはいられない。

彼への想いは私を変えてしまった。

 

そしてこれからは、

彼自身にも変わってほしい。

想いを伝える事は、

自分を傷付ける事ではない。

実際には気持ちの良い事なのだ。

 

私達はそれぞれ、

愛情を表に現す事を

苦手にさせるような幼少時代を

送ったのではないだろうか。

 

 

月曜日に会社へ到着後、

私は彼にテキストを送る。

文章の終りに「返事不要。」

としっかり書き加えて。

 

そうすると珍しく

5分後に返信がくる。

一日坊主だろうけど、

それでも嬉しい私。

 

 

これからも遅刻をするだろう。

音信不通の時も、

友達や仕事を優先することも、

彼の性格上絶対ある。

 

女性に振られた事のない彼を

私はテキストで数度振った。

それでも彼は何処へも行かず、

私も直ぐに戻ってしまう。

 

これからも何度となく、

同じことを繰り返しながら、

この付き合いは続きそうだ。

そうであれば良いけど。

 

 

 

十ヶ月過ぎたと言うのに、

未だ彼の事を想うと胸が苦しい。

こんな恋をしている自分は、

もしかして幸運なのかもしれない。

 

 

 

今日も感謝だね。