こんな本、読んでます。 -5ページ目

こんな本、読んでます。

どれくらい本を読んでいるのか記録してみます。。

最高は☆5つです。

怖い絵/中野京子
¥1,890
Amazon.co.jp

☆☆☆☆☆


内容紹介 by Amazon
凄惨・残酷・非情・無惨で……甘美。
心の底からゾッとする、名画の見方、教えます。

読み終わった後、もう一度絵を観てください。ドガ描くプリマ・バレリーナが、ホガース描く幸せな家族の肖像画が、ブロンツィーノ描く『愛の寓意』が、一変します――名画にひそむ、心胆寒からしめる恐怖の物語。本書を読めば、絵画の見方が変わります。

■よりすぐりの名画20点をカラー図版で掲載
ティントレット『受胎告知』/ムンク『思春期』 /クノップフ『見捨てられた街』/ブリューゲル『絞首台の上のかささぎ』/ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』/ホルバイン『ヘンリー八世像』など、見れば見るほど怖くなる名作絵画20点。


この本はいい。

私が絵が好きだからかもしれないけど

非常に興味深い。


早稲田大学講師という筆者の文章がとても上手く、

一枚一枚の絵の物語に引き込まれていく。


グリューネヴァルトの『イーゼンハイムの祭壇画』の紹介で

重病の巡礼者となってその絵までたどり着いたときの場面を想定するなど

(私にとっては)新しい絵の鑑賞の仕方を教えてくれる。


また、対象の絵の描かれた背景(時代・作者の環境など)が

よく分かる。


単なる絵の紹介本ではなく、

面白い読み物になっているのは

ひとえに作者の文章がすばらしいからだと思う。


惜しむらくは、絵が見開き2ページを使って

掲載されている場合で

絵自体の鑑賞(観察?)がしにくい場合があることか。




案ずるよりワーキングマザー

弓山奈穂実


☆☆


エル編集者の妊娠、出産から

子どもが4歳になるまでの日々を綴った

エッセイ集。

かわいい絵とともに、なごむ。


さすがファッション誌の編集者。

なんだかおしゃれ感が漂う日常。

でも保育園の発表会で、主役が5人になってでてきたなど

娘さんの描写がかわいい。


子育てっていいなあ

と思えます。

その住まいで子どもをちゃんと育てる自信、ありますか?/猪熊 弘子
¥1,575
Amazon.co.jp

☆☆


出版社/著者からの内容紹介 by Amazon
子どもたちがすくすくと育つ「住まい」ってどんなもの?片づけ
下手を自認する著者が建築家、カウンセラー、小児科医ほか専門家のアドバイス
のもとに編み出した忙しくても「ダメ母」でもできる、快適住まいのコツ40。


赤ちゃんから思春期まで、

子どもがいる家庭を対象にした

住まいのありかたのヒントがいっぱい。


赤ちゃんのいる家庭の危険な場所についてや

重曹などを利用したエコ掃除、

とにかく物を増やさないこと

など、気がつけば簡単なのだけど

なかなか気がつかないことが紹介されていて

参考になりました。


筆者は双子を含むこども4人のお母さん。

それだけに説得力があります。


「家は片付く必要はない」 名言。

手紙/東野 圭吾
¥1,680
Amazon.co.jp


☆☆☆☆


白夜行などのミステリーとは一線を画した

ある意味、東野圭吾っぽくない作品。



強盗殺人を兄に持った直貴は、周囲の差別により

夢をあきらめ、恋人をあきらめ、職場を移りと

普通の人の幸せが、手をすり抜けていく。

犯罪加害者の家族の苦しみが切ない。


「差別や偏見のない世界。そんなものは想像の産物でしかない」

と、直樹は言い切る。


犯罪加害の家族といった人を私は知らないが

実際に、身近にいたら、

たとえその人がどんなにいい人であろうと

どこかしら心に引っ掛かり、

なんとなく、深くはかかわりになりたくないと思ってしまうと思う。


異質なものへの漠然とした不安というか、

無意識かでの”悪”への嫌悪感というか

そういうものって、絶対にあると思う。


そして、それを感じるからこそ

直樹が差別により苦しむ姿に

居心地の悪さを感じてしまい、

いつものように主人公に感情移入することなく

弟3者的な視点から物語を読んでしまう。


映画化されたものはとても泣けるというが

本を読む限りでは泣けないというのは

たぶん、その辺りに理由があるのではないだろうか。



犯罪加害者の家族。

こんだけ犯罪がある世の中なんだから、

きっと私の周りにもいるんだろうなあ。



借金取りの王子/垣根 涼介
¥1,575
Amazon.co.jp

☆☆☆


「君たちに明日はない」の続編。


リストラ請負会社の真介を主人公に

リストラ対象者の物語や

真介自身の人間関係が織り込まれている。


前作よりは真介の周辺についての物語がおおくなり

人間としての深みがでてきていると思う。



真介や、その恋人とのやり取りを読んでいると

人間って他人をこういうふうに観察するものなのかと怖くなる。


私なんて、なにも考えていないし

そんなに他人に注意を払っていないせいか

他人の服装や心情の移り変わりみたいなものを感じ取って

そこから情報を得たりということをできていない。


もういい年なんだから、そういうふうにするべきなんだろうなあ。


たぶん、自分に対しての観察もそんなにできていないから

他に対しても同じなんだろう。


自分ではそれなりのおしゃれをしたつもりで

銀座を歩いたら、ぜんぜん馴染んでなかった。

そんな違和感というか弱い劣等感みたいなものを、感じてしまった。



面白いので、このシリーズ好きよ。

トップの素顔論―文化放送「幸田真音のIt’s Mine!」から生まれた対談集/幸田 真音
¥1,470
Amazon.co.jp

☆☆☆☆


文化放送「幸田真音のIt’s Mine!」で対談した10人の著名人との

対談集。


対談形式の本は、大抵読みづらくて苦手なのだが

この本は、記述されたもののように、とても読みやすい。


幸田氏の元ディーラーという背景や、財政制度等審議委員会委員という

バックグラウンドを元に掘り下げてインタビューされているので

経財会の話もとても面白い。


谷垣氏や塩川氏など、ニュースではほとんど人となりが想像できないが

そんな方々の考え方や行動について、

まさに「素顔」を垣間見ることができる本として貴重だと思う。


ラジオの方も聞いてみたい。(文化放送 土曜朝8:30-8:59)

夢を叶える夢を見た (幻冬舎文庫)/内館 牧子
¥680
Amazon.co.jp


内容(「BOOK」データベースより) by Amazon
「夢という爆弾」を爆発させて死ぬ人と、爆発させることなく「夢の不発弾」を抱えたまま死ぬ人。人生を終える時、人はそれぞれ何を思うのだろうか。本当に充実した人生とは、いったいどんなものなのか。誰もが抱く永遠のテーマに挑んだ著者初の渾身のノンフィクション。何とか人生を変えたい、と思い悩む全ての人に―。

★★★★★


内館さんというと、横綱審議委員で、

朝青龍問題などで、厳しい意見をいうおばちゃんという印象だった。


この本を読んで、彼女の印象が変わった。

とても真摯な態度の方なのだと思う。


人は誰でも夢をもつ。

いや、もっていた。

そんな夢を大人になるにつれ忘れてしまう。

いや、あきらめてしまう。


本書のデータによると、夢見ていた職業に自分自身で見切りをつけたのは

「大学を卒業する時点」と答えた人が圧倒的多数だ。


私もそうだった。

小学生のときから憧れていた職業があったが

大学生時代に、それは向いていないと思い

就職とともにその夢は過去のものとなった。


でも夢を追い続ける人もいる。

就職しても、夢をあきらめきれずに、転職する人もいる。

逆に、敢えて行動を起こさないひともいる。



本書はそんな人々のインタビューを元に


夢に向かって

飛ぶかどうかを迷うことについて

飛んだ人について

飛ばなかった人について

飛ばなきゃよかった

飛べばよかったと後悔する人について

そして、死というタイムリミットについて


について述べている。


もっとも、飛ばなきゃよかったと後悔する人については

インタビューに値する人が見つからなかったという。

インタビューを受けるといった人でも、けっこうな報酬を要求したそうだ。

それだけおカネに困っているということだろう。


後悔を人に真剣に語るのはつらい。

笑いを交えて、軽くしゃべるのはできるかもしれないが

一つ一つ思い出し、真面目に人に語るのは本当につらい。
飛んでから後悔するということは、

生活や金銭面などいろいろなものを犠牲にした後の後悔だろう。

人に話すことで心の傷がえぐられるような苦しみと後悔を覚える。

そういうことだ。



いろんな人のケースを読んでいると

自分は現実からなにか逃避しているのではないかと思えてくる。

死ぬときに後悔しない人生って、自分にとってなんだろう。



結局は自分の心の持ち方しだいだと思うので

今の静かな生活でも、そんなに後悔はしない気がする。


「お前のおかげで いい人生だったと 俺が言うから 必ず言うから♪」 byさだまさし


という気持にはなれる気がする。


でも、やっぱり、社会に対して

何かを残したい気持はあります。


========


飛ぶにせよ、飛ばずに積極的に現状を維持するにせよ、

本当に人生を変えようと思うなら、「恨(はん)」の感情は必須だ


今の私には、その感情はほとんどない。
ため息の時間/唯川 恵
¥1,470
Amazon.co.jp

出版社/著者からの内容紹介 by Amazon
男はいつも、女にしてやられる。
裏切られても、傷つけられても、性懲りもなく惹かれあってしまう。
女と男のビターなラブストーリー
女性たちに圧倒的に支持される恋愛小説家・唯川恵が贈る大人の物語

「結婚したことを後悔しているわけじゃない。ただ、淋しかっただけ――」
完璧に家事をこなす妻を裏切り、若い奈美と浮気する木島。妻が化粧をするのを最期まで許さなかった原田。婚約寸前の彼女がいるのに社内で二股かけた洪一。仕事のために取引先の年上女性に近づく孝次。若い妻を信用できずにメール恋愛を仕掛ける田崎etc.
寂しがって生きている女と、悔しがって生きている男。
それでも恋をせずにいられない男と女のほろ苦い人生をしっとりと描く恋愛小説9篇。


★★★


ちょっとありそうな恋愛短編集。

男が他のことに気をとられていたり

うまく女を手玉にとっているつもりでいても

実は女の方が一枚上手。


そんなエピソードが満載。

唯川氏っぽい。


個人的に印象に残ったのは

Hのときに「殺される~」と叫ぶ女が

カラスをかわいがっていて

そのカラスが他の女が部屋に来たときに、何がしかを囁く

という話。


私の中で映像化されたものが怖くて怖くて。。

青い空を背景に、長い黒髪の女が、窓枠に座り

カラスにパン屑をあげながら囁く。


あー、怖い。

人生を変えるメイク術 (sasaeru文庫 や 1-1)/山本 浩未
¥550
Amazon.co.jp


☆☆☆☆ (女性限定)


30歳を過ぎたら、女性のメイクはかくあるべしというのを

大小さまざまなテクニックを交えて、教えてくれる本。


「メイクは相手に対する思いやり」といった心構えから

30過ぎたら1に下地、2にコンシーラー、3にメイクパフ

などのテクニックまで

参考になること多しです。


あまりメイクに気を使っていない私としては

反省してみたり

買い替えを考えてみたりと

大いに刺激をうけました。


死の泉 (ハヤカワ文庫JA)/皆川 博子
¥903
Amazon.co.jp

☆☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより) by Amazon
第二次大戦下のドイツ。私生児をみごもりナチの施設「レーベンスボルン」の産院に身をおくマルガレーテは、不老不死を研究し芸術を偏愛する医師クラウスの求婚を承諾した。が、激化する戦火のなか、次第に狂気をおびていくクラウスの言動に怯えながら、やがて、この世の地獄を見ることに…。双頭の去勢歌手、古城に眠る名画、人体実験など、さまざまな題材が織りなす美と悪と愛の黙示録。吉川英治文学賞受賞の奇跡の大作。



ミステリーなんだよね。。

大きく三部構成となっていて、第一部は純文学的なかんじで

「レーベンスボルン」での生活と終戦前夜までが書かれる。


そして第二・三部は終戦後の話なのだが

第1部ででてきた登場人物と入れ替わりがあったり

誰が真実を述べているのかが曖昧になったりと

だんだん迷路のようになってくる。


そして、「あとがき」により、その混迷さはますます深まり

再読してもいっそう分からない。

うーん、ミステリ。


きっと真実は作者にしか分からない。


私は堪え性がないので

すぐにググッて他人の意見を聞いてしまう。


その中に、第二部以降について

「キャラクターの勢いでつっぱしるやおいエンタメ小説」

と述べている人がいた。

あぁ、そうかもしれない。


集中して読める時間のあるときをお勧めします。