- 怖い絵/中野京子
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内容紹介 by Amazon
凄惨・残酷・非情・無惨で……甘美。
心の底からゾッとする、名画の見方、教えます。
読み終わった後、もう一度絵を観てください。ドガ描くプリマ・バレリーナが、ホガース描く幸せな家族の肖像画が、ブロンツィーノ描く『愛の寓意』が、一変します――名画にひそむ、心胆寒からしめる恐怖の物語。本書を読めば、絵画の見方が変わります。
■よりすぐりの名画20点をカラー図版で掲載
ティントレット『受胎告知』/ムンク『思春期』 /クノップフ『見捨てられた街』/ブリューゲル『絞首台の上のかささぎ』/ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』/ホルバイン『ヘンリー八世像』など、見れば見るほど怖くなる名作絵画20点。
この本はいい。
私が絵が好きだからかもしれないけど
非常に興味深い。
早稲田大学講師という筆者の文章がとても上手く、
一枚一枚の絵の物語に引き込まれていく。
グリューネヴァルトの『イーゼンハイムの祭壇画』の紹介で
重病の巡礼者となってその絵までたどり着いたときの場面を想定するなど
(私にとっては)新しい絵の鑑賞の仕方を教えてくれる。
また、対象の絵の描かれた背景(時代・作者の環境など)が
よく分かる。
単なる絵の紹介本ではなく、
面白い読み物になっているのは
ひとえに作者の文章がすばらしいからだと思う。
惜しむらくは、絵が見開き2ページを使って
掲載されている場合で
絵自体の鑑賞(観察?)がしにくい場合があることか。







