こんな本、読んでます。 -4ページ目

こんな本、読んでます。

どれくらい本を読んでいるのか記録してみます。。

最高は☆5つです。

ヒートアイランド (文春文庫)/垣根 涼介
¥710
Amazon.co.jp

出版社/著者からの内容紹介 by Amazon
大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞W受賞作家の傑作ミステリー
ストリートギャング雅の頭アキとカオルがやばい金に関わった仲間を救うために立てた作戦とは。疾走する少年たちを描くミステリー


☆☆☆


「借金取りの王子」の作者によるミステリー。

もっとも、こちらの作品のほうが出版は早い。

だいぶ雰囲気というか、路線の違う小説だが

こちらもおもしろい。

クレバーな青年が主人公というところが共通している。


渋谷のアンダーグラウンドな世界を舞台に

窃盗団、暴力団、ストリートギャングが絡み合い

攻防を繰り広げる。

ハードボイルドっぽいけど、テンポがよいので

一気に読めてしまう。


主人公アキに関しては続編があるようなので

ぜひそちらも読んでみたい。



ゲルニカ ピカソが描いた不安と予感 (光文社新書)/宮下 誠
¥893
Amazon.co.jp

☆☆


カバーの折り返し by Amazon
二〇世紀の西洋美術を代表する『ゲルニカ』は、描かれた当時、多くの人に衝撃を与えた。この作品は、一九三七年という、ナチズムやロシア社会主義、フランス、ドイツ、イギリスなどの列強の思惑が交錯し、スペインでは内乱が激化するという、ヨーロッパが不安と緊張に包まれた時代に生み出された。
しかし、『ゲルニカ』には絵画としての「異質さ」が漂う。そして、これこそが、不安が先鋭化しつつある私たちを今でも虜にする魅力でもあるのだ----。
本書では、その制作過程を丹念に追いながら、美術史、歴史画、戦争画などの観点からピカソが直感した「予感」に迫る。さらに、私たちの美術鑑賞のあり方、一枚の絵を見つめるということの本質にまで思いを巡らす。


ゲルニカ。反戦をテーマにしたといわれる

ピカソの大作である。


本書では多角的にゲルニカについて解説するとともに

習作を元にピカソの製作過程を明らかにしている。

あのキュービックな様式にいたるまでに

ピカソがどのように完成させていくかが分かり面白い。


絵心がまったくない私にとって

ピカソなら、キャンバスに直感でかいていくのかと

漠然と思っていたが

実際は何枚もの習作を経て

また神話や聖書や各種背景を踏まえて

完成作にいたるということは

ちょっとした驚きだった。




ニッポンの大学 (講談社現代新書 1920)/小林 哲夫
¥777
Amazon.co.jp

☆☆☆☆


出席率、生活環境、就職率、国家試験合格率といった

学生に関するものから

教員の出身大学、論文引用数、マスコミ露出度、研究費、特許といったものまで

いろいろなランキングを掲載し

その上で著者なりの考察を加えている。


この考察が、教育に対する愛にあふれていて読み応えがあるため

この本が単なるランキング本ではなくなっている。


大学を選ぶ際に、偏差値や知名度、入りやすさだけではなく

こういう見方も重要なんだということに気付かされる。


著者は私学助成金を受け取っていない大学についての

危険性を何度か述べている。


また、特定の私大が東大の教員の受け皿になっていることや

定員をオーバーして教室に学生を詰め込む大学の存在など

知らないことが多かった。


また、特に理系に関しては東大がダントツで

予算や人的に恵まれていることが改めて浮き彫りになった気がする。



私も大学受験をする際は、

研究に対する予算が多い=設備がめぐまれている

という判断から、

目標を旧帝大に絞っていた。

実体験として、それは間違っていなかったと思う。


話はそれたが、この本は高校の図書室には

あって欲しいと思った。


入学後に感じたのは、教授のネットワークみたいなものが

研究を進める上では非常に重要であるので

受験生においては、志望分野が決まっているのであれば

積極的に研究室訪問をすべきだと思う。



有頂天家族/森見 登美彦
¥1,575
Amazon.co.jp

☆☆☆


内容紹介 by Amazon
第20回山本周五郎賞受賞第一作!著者が「今まで一番書きたかった作品」と語る渾身の作。偉大なる父の死、海よりも深い母の愛情、おちぶれた四兄弟……でも主人公は狸?!

時は現代。下鴨神社糺ノ森には平安時代から続く狸の一族が暮らしていた。今は亡き父の威光消えゆくなか、下鴨四兄弟はある時は「腐れ大学生」、ある時は「虎」にと様々に化け、京都の街を縦横無尽に駆けめぐり、一族の誇りを保とうとしている。敵対する夷川家、半人間・半天狗の「弁天」、すっかり落ちぶれて出町柳に逼塞している天狗「赤玉先生」――。多様なキャラクターたちも魅力の、奇想天外そして時に切ない壮大な青春ファンタジー。


京都に広がる狸ワールドに慣れるまでは、

ちょっと違和感があるかもしれないが

一旦浸ってしまうと、その面白さから抜けられなくなる。


狸と天狗と人間が入り乱れ

狸どうしの縄張り争いを軸に

物語は進んでいく。


でも

「これもまた、阿呆の血のしからしむるところ」

と飄々と生きていく

狸の矢三郎まれていく。


アニメ映画にしたいような

そんなお話。

私、好き。


「ほどほどの栄光あれ」

と、いうその心持ちが

おいたてらることの多い現実において

ひきつけるものをもつのかもしれない。



もっと!イグ・ノーベル賞/マーク・エイブラハムズ
¥1,995
Amazon.co.jp


☆☆


雑学としてはある意味最高レベルかもしれない。

「①世間を笑わせ、②考えさせた人」

が受賞するイグ・ノーベル賞。


日本人でもバウリンガルをはじめとして

数多くの受賞者がいる。

受賞基準に合致すれば、れっきとした科学的研究も対象となるところが

単なるノーベル賞のパロディでは片付かない。


例えば

・「派手なおたまじゃくしほど不味い」という仮説の実証について

・相続税率の低下に延命効果があることの実証




いろんな研究が、ちょっとした皮肉とともに紹介されていて

面白い。

寝る前のひと時にいいかんじです。


笑って読み流すのもよし、

いろいろ考えてみるのもよし。




黒いマナー/酒井 順子
¥1,500
Amazon.co.jp

☆☆☆


黒いマナーっていうから

どんなに腹黒いのかと思っていたら(失礼!)

ほとんどが、今時のマナーだった。


マナーを切り口にした、小気味良いエッセイ本。

ニヤッと笑う系ですな。

酒井順子さんっぽい、本人なのであたりまえだけど、

30代女性にとっては、ジャストフィットなものでございました。





やめたら、お家スッキリ!―モノと手間がグンと減る「楽チン生活」70のヒント/佐光 紀子
¥1,365
Amazon.co.jp


☆☆


内容(「MARC」データベースより)
ゴム手袋、炊飯器、トイレマット、雑巾、布団干し、大掃除、まとめ買い、夜型生活…。「いやなこと」「できないこと」を手放して、居心地のよいシンプルライフを手に入れる70のヒントを紹介。今日は、何をやめてみる?



いろんなものをやめる提案がおもしろい。

炊飯器など、もう使っていないものも多いけど

布団干しをしないために、綿毛布をやめて羽毛にするなど

面白いものも多い。


いろんなヒントがたくさんなので

パラパラとめくっているだけでおもしろい。



薄闇シルエット/角田 光代
¥1,470
Amazon.co.jp

☆☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより) by Amazon
ハナは下北沢で古着屋を経営している37歳。仕事は順調。同年代の男よりも稼いでるし、自分の人生にそれなりに満足していた。ある日、恋人から「結婚してやる」と言われ、小さな違和感を感じる。「どうして、この人は『私が結婚を喜んでいる』と思って疑わないんだろう…」―違和感は日に日に大きくなり、ハナは恋愛と仕事について模索していくことになるのだが…。人生の勝ち負けなんて、誰が分かるというのだろうか。圧倒的リアルと共感が心にささる傑作長編



30代以上の女性には身にしみるような

どこかしら自分が写されているような

そんな世界を、角田光代氏はとてもじょうずに描く。

女の幸せって、人生の成功って、なんだろうって


でも、こんなに赤裸々に語り合える親友をもっているというだけで

ハナはとても幸せなんだろうと、私は思う。


本当はちがうんだ日記/穂村 弘
¥1,470
Amazon.co.jp

☆☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより) by Amazon
今はまだ人生のリハーサルだ。本番じゃない。そう思うことで、私は「今」のみじめさに耐えていた。これはほんの下書きなんだ。いつか本番が始まる。そうしたら物凄い鮮やかな色を塗ってやる。塗って塗って塗りまくる。でも、本番っていつ始まるんだ?43歳・歌人の真剣エッセイ。



男の人のエッセイでこんなに面白いのは初めてだ。

視点が女っぽいけど、話題が男ものなので

なんだか知らない世界をのぞくみたいですごく面白い。


考え事が頭の中でぐるぐるまわってしまうタイプの著者。

会社で総務課長やってるくらいだから

立場的には恵まれているのだと思うのだけど

この哀愁ただようかんじはなんなのだろう。


Amazonのレビューをみていると、みんな

「途中で妻が突然出てきて驚いた。結婚できてよかったね」

と書いているのが笑えた。



桜色のハーフコート―杉原爽香三十四歳の秋 (光文社文庫 (あ1-107))/赤川 次郎
¥580
Amazon.co.jp

☆☆


15歳の爽香から一年一年と発刊とともに年を重ね

ついに34歳になりました。


だんだん登場人物が増えていくのは

このシリーズの宿命みたいなものだが、

やっぱり殺人事件は起こるので

登場しない人物もでてきたりして

ちょっと気になる。


今回は爽香の部下が殺される。

でも主役は爽香ではなく、

解決のコーディネイトみたいなかんじになっている。


次回作では爽香に子どもができるかな?