- 有頂天家族/森見 登美彦
- ¥1,575
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☆☆☆
内容紹介 by Amazon
第20回山本周五郎賞受賞第一作!著者が「今まで一番書きたかった作品」と語る渾身の作。偉大なる父の死、海よりも深い母の愛情、おちぶれた四兄弟……でも主人公は狸?!
時は現代。下鴨神社糺ノ森には平安時代から続く狸の一族が暮らしていた。今は亡き父の威光消えゆくなか、下鴨四兄弟はある時は「腐れ大学生」、ある時は「虎」にと様々に化け、京都の街を縦横無尽に駆けめぐり、一族の誇りを保とうとしている。敵対する夷川家、半人間・半天狗の「弁天」、すっかり落ちぶれて出町柳に逼塞している天狗「赤玉先生」――。多様なキャラクターたちも魅力の、奇想天外そして時に切ない壮大な青春ファンタジー。
京都に広がる狸ワールドに慣れるまでは、
ちょっと違和感があるかもしれないが
一旦浸ってしまうと、その面白さから抜けられなくなる。
狸と天狗と人間が入り乱れ
狸どうしの縄張り争いを軸に
物語は進んでいく。
でも
「これもまた、阿呆の血のしからしむるところ」
と飄々と生きていく
狸の矢三郎まれていく。
アニメ映画にしたいような
そんなお話。
私、好き。
「ほどほどの栄光あれ」
と、いうその心持ちが
おいたてらることの多い現実において
ひきつけるものをもつのかもしれない。