こんな本、読んでます。 -3ページ目

こんな本、読んでます。

どれくらい本を読んでいるのか記録してみます。。

最高は☆5つです。

映画の中のマザーグース/鳥山 淳子
¥1,365C
Amazon.co.jp

☆☆☆☆


たくさんのマザーグースが紹介されている。

映画の場面から引用していて

実際の使われ方がよくわかるし

いろいろな文化紹介にもなっていて面白い。


でもいかんせんメロディがわからないので

おもしろさ半減。

CDがついてたらいいのに。。


生命徴候あり/久間 十義
¥1,890
Amazon.co.jp

☆☆☆☆


内容紹介(Amazonより)
新人女性麻酔科医・鶴見耀子は医療事故の責任を押しつけられ、心臓外科医との恋にも破れ、アメリカに旅立つ。シングルマザーとして子育てに追われながらも、心臓カテーテルの最新技術を身につけて帰国した彼女は、IT企業家との恋や息子の事故など相次ぐ困難に立ち向かってゆく。ITバブルの崩壊を背景に描かれる恋と医療、病院の陰謀と人生の希望。綿密な現場取材から生まれた著者会心の医療エンターティメント小説。


閉鎖的で女性に厳しい医療現場で、いろいろな苦難にであいながら

人生を切り開いていく女性が主人公。


先輩の失敗を押し付けられ、頼りにしていた恋人も他と結婚し、

渡米して彼の子どもを生む。

子育てと勉学を両立しつつ最新技術を身につけて帰国。

でもその後もいろいろと起こる。。


まさにエンターテイメント小説!

けっこうな大作なのだが一気に読んでしまえます。


三面記事小説/角田 光代
¥1,300
Amazon.co.jp
☆☆
社会面にでてくるようなニュースを題材にして
6つの短編がおさめられている。

26年間、夫が殺した死体を床下に置きながら

家のまわりに高い塀を築き、夫婦生活を守り続けた姉と

夫との幸せな生活を続けながら、ある日夫に愛人と子供がいたことを

知った妹


介護に疲れて母を殺した息子


妹に嫉妬ににた複雑な感情を抱いた末に

朦朧とした意識の中で殺してしまった姉


などなど。


確かに新聞の社会面には様々な人間模様かある。

だれにでもある心の黒い部分を、増幅させてしまった結果だ。

だからこの短編を読んでいると、共感できるようなできないような

不思議な気持ちになる。


ただ、1つだけ生理的に受け付けない話があった。

16歳の男子高生を36歳の女性が脅して囲うはなしだ。

同じくらいの年頃の娘息子を持つ母親がせまる

そのどろどろとした関係はどうしても受け付けられなかった。


おひとりさまの老後/上野 千鶴子
¥1,470
Amazon.co.jp

☆☆☆


一人暮らしの人が老後を迎えるにあたって

「おさみしいでしょう」とか言われるのは「余計なお世話」と

上野さんは言い切る。


介護だっていろんな手段があるのだから

恐れるには足りない。


子どもと同居するよりは、住み慣れたところで別々に暮らしたほうが

お互いにストレスは少ない。




元気で友達もいて。まだ問題に直面していない人は

この本を読んだら前向きになれるし面白いと思う。


でも本当に孤独な人はどうだろう。

ますます「私には無理」とますます孤独になるかもしれない。

結局、上野さんは成功者であり、友達もおカネもある勝者なのだ。


親の介護におびえる子どもとしては

親にこの本のような心構えでいてもらえたら

これほどありがたいことはない。

さりげなくプレゼントしたいくらいだ。


正直、遺産なんていらないから

親は元気に楽しく自分で差配してほしい。


リバースモーゲージをはじめ、

これからは、そういう社会になっていくかもしれない。


でも介護保険は自宅介護を前提としているから

それも無理なのかな。

これから労働力が少なくなる日本において

自宅介護なんて非現実的なのに。絶対。

ワイルド・ソウル/垣根 涼介
¥1,995
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☆☆☆☆


垣根涼介氏の力作。

大藪春彦賞、吉川英治文学賞、日本推理作家協会賞を受賞というのも納得。


戦後すぐの政府・外務省によるブラジル移民政索が

実質は人減らし作戦で

外務省が誇大広告で移民を募り

荒野ジャングルに棄民された人々が苦しみながら死んでいく。

前半のこの件に関する記述は、著者の怒りにも満ちていて

圧倒された。

ブラジル移民に関してはもっと知らなければと思った。


中盤以降は前半の話を受けての復讐劇。

スピード感があってグイグイ飲み込まれていく。


誰にでもお勧めできる一冊。

官邸崩壊 安倍政権迷走の一年/上杉 隆
¥1,470
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☆☆☆☆


安部政権の誕生から衝撃の辞任直前までの1年間、

官邸とその周辺がどのように振る舞い

どのように体制が弛緩していったか。

ほんとに小説のように読みやすく面白い。

そんなに偏ったかんじでもないので

第3者的に眺められる。


こういう本を一冊読むと

実生活とは関係のない政治の世界がとても身近に感じられ

新聞の政治面が面白くなること請け合いである。


例えば、最近、政治家たちによるたくさんのワーキンググループが乱立しているが

それも衆議院選挙をにらんだ布石だと考えると

その構成員の人間関係が見えてきて面白い。

日常生活に新しい”眼”を与えてくれる本との出会い。

だから読書はすばらしい。


ホームレス中学生/麒麟・田村裕
¥1,365
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☆☆☆☆


ベストセラーになるのがわかる。

極めて読みやすい。

なんか頭の悪い中学生が書いたような文章だけど

もちろん故意であろう。


母がなくなり

父から突然、家族の解散を告げられるとともに

家をなくすという事態は

とっても辛く、心細いものであったと思う。

でもその体験をユーモアにつつんで

極めて前向きに綴っているので

とても明るい本になっている。


ひとつ不思議なのは

家族解散になったときに

福祉になぜ頼らなかったのかということ。

転校とかが嫌だったのか?

なんでだろう。

世界音痴/穂村 弘
¥1,365
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☆☆☆


作者は39歳の男性で、独身で、親とくらしていて、総務課長で、

自己啓発本を読み、青汁をすする。

そんな作者の自虐的な部分が過分にあるエッセイは

なかなか面白く

それに添えられている短歌も面白い。


短歌という57577の中で

表現されるもののとてつもない広さに

時折遠くをみつつも

ニヤリと笑いながら

その世界に浸る。


本書の前半は日経新聞に連載されていたものだけあって

素人受けして非常に面白いが

後半は短歌専門誌に掲載されたもので

とっつきにくい人もいると思う。



食堂かたつむり/小川 糸
¥1,365
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☆☆☆☆


母と折り合いが悪く、15歳で家を出た女の子が

25歳のときに傷心を抱えて実家に戻る。

そしてエルメスという母の豚のペットを面倒みることを条件に

実家の隣で食堂を始める。


一組だけのお客様のために

丁寧につくる品々。

それを食べた人は、幸せになるような食堂。


とても暖かく、やさしい物語。


小説の季節が冬なので

冬のほっこりとした場面が多い。

寒い日に暖かいココアでもすすりながら

しみじみと読みたい。


アルバムの家/女性建築技術者の会
¥1,890
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☆☆☆☆


女性建築家33人が幼い頃に住んだ家の間取りとともに

昔を振り返る。


昭和の家が満載。

五右衛門風呂、土間、かまど、七輪、仏間、井戸・・・。

ほとんどが廊下のない襖でしきるだけの家。

戦後すぐの子沢山の時代に

よくこんな広さでと思うとともに

暖かい家庭の香りが立ち上るようで

しみじみとしてしまう。


なんだか逆に新鮮ささえ覚えます。