今日は、久々に「無砂糖クッキー」を焼きました。
というのも、私が30年以上前登園していた幼稚園（埼玉県）
から注文が入ったからなのです。
幼稚園のおやつでこの素朴なクッキーを子供達に
食べさせたいとの事！≧(´▽｀)≦
写真左は「胡麻クッキー」・・・
材料はいたってシンプル。
「国産小麦粉・天然酵母・菜種油・白胡麻・自然塩」
粉による自然の甘味・胡麻の風味・ザクザク感が美味。
右は「玄米レーズンクッキー」・・・
材料はちょっと凝ってます。
「玄米の粉」「ココナッツパウダー」「レーズン」が特徴。
玄米とココナッツの風味、レーズンと粉の甘味が何ともイイ。
私にとって美味しいものとは、噛んでじっくり味わっているうちに
色んな美味しさがじわ～っと出てくるもの。
人づきあいの味わいと同じかな・・・。なんて。
これは、pocoパン工房からちょっとおつかいに
出かけるときの小道。
コーガ石（新島特産の石）の階段と建物が小道に
マッチして、何とも言えない イイ感じ…。
昔は、車など無く、島民はこんな小道を歩いては
道すがりの人と立ち話したり、あいさつを交わしたり
何とものどかだったのだろうな～などと空想にふける…。
新島には、こんな小道やコーガ石の建物が所々に
残っているが、いつまでも残してほしい新島の宝だと
思う。
そして、いつかコーガ石の建物でpocoパン屋を
開くのが夢・・・。
私が「生イースト」や「ドライイースト」ではなく、
いわゆる「天然酵母」を選ぶわけ…。
「風味や味がイイ」はもちろん。
「生イースト・ドライイースト」は、自然界に存在する
酵母菌の中から特に発酵力の強い菌を選んで 抽出し、
衛生的な環境で雑菌が混入しない様に、栄養価の
高い糖蜜等を使って効率よく培養しているものです。
｢酵母界のエリート中のエリートを英才教育で育てている。」
というような感じです。
もしくは「単一民族国家」のパン世界。
「強い菌も、弱い菌も、色～んな菌が共存している社会」
もしくは「多民族国家」のパンの世界。
要は、私の理想とする社会が「天然酵母」なのです。
pocoパンは、2種類の天然酵母をパンによって
使い分けています。
1種は、干しブドウ由来の天然酵母。
この酵母で発酵させると、ヨーロッパの
伝統的な田舎パンのようにパン生地に
多少の酸味が出ます。
酸味の出方は、その日の天候や発酵状況で
微妙に変化しますが、酸味パン好きには
たまらないパンが出来上がります。
（全粒粉で掛け継いでいるので茶色っぽいです。）
もう一種は「ホシノ天然酵母
」。
日本人（星野さん）が60年ほど前に研究開発した
天然酵母で、粉末状で販売しています。
米や麹由来の酵母で、酸味が全くなく日本人の
多くの人に好まれるパンが焼き上がります。
「干しブドウ酵母」は、個性派＆ヨーロッパ好み派
「ホシノ酵母」 は、日本人大衆派
と言えると思っています。
パンの注文の際に、好みの酵母を言って頂ければ
対応できますよ。
修行させて頂いたパン屋の商品の中で、
ベスト3に入るくらい大好きだった玄米キッシュ♪
圧力鍋で炊いたもちもち玄米に、玉ねぎ（ウチの畑の新物）と
人参とひじきがたっぷり！ 栄養満点！！
上にはチーズと胡麻がかかり、和と洋のコラボレーション。
意外な組み合わせだけど、はまります…。
１/８切れだけど、ボリュームありますよ～。
くれぐれも玄米はよ～く噛んで食べましょうね。
