懐かしいお気に入りスポーツ選手を偲ぶシリーズ。
第1回 ゴルフ編
第2回 野球編
第3回 バレーボール編
* なにぶん古い記憶を辿って書いていますので
細かい認識間違いなどご容赦ください。
ご指摘の点などありましたら
コメントしていただけると有難いです。
* 選手への愛を暑苦しく語るだけなので
興味ない方はサクッとスルーしちゃってください。
中2の夏休みにテレビにかじりついて見たロス五輪。
特に体操女子が好きでした。
個人演技ではゴムマリのように弾むパワフルな演技の
米国選手メアリー・ルー・レットンが金に輝きましたが、
私が冷静&公平に(開催国の贔屓目抜きで)見て
いちばん技能が高いと思ったのは
ルーマニアの2人の選手です。
エカテリーナ・サボー
平均台の演技では大抵はチラリとでもよろめいて
ドキッとする瞬間がいちどくらいあるものですが、
彼女のバランス感覚は想像を超えていて
まるで体が台に吸い付くようにピタリと止まり、
安心して演技を見ていられる選手でした。
短いバー上での連続4回のバク転に
驚き興奮しながら見入ったのを覚えています。
ローラ・クチナ
栗色の髪に白いリボン、細くて小さな体に長い手足。
愛らしい顔だちで、お人形が舞っているようでした。
柔軟性が高くて動きがとてもしなやか、
ジャンプ中の姿勢と着地の美しさが群を抜いていると
惚れ惚れしながら見ていました。
ルーマニア選手たちの正確で美しい演技。
個人演技では開催国のバイアスにやられた感があったので、
団体演技で金メダルを勝ち取ったときには
彼女たちの技が正当に評価されてよかったなと
他人事ながら嬉しかったものです。