カンポス・デ・リスカ 2013
生産地:スペイン フミーリャ地方 DO
生産者:ビネルヒア( www.vimergia.com )
品種:モナストレル 90%、シラー 10%
色・粘性:緋色がかったガーネット、粘性は強
香り:カシス、ブラックベリー、
魚をさばいた後水洗いしたまな板みたいな匂い
飲んだ後の余韻にパイン風味
ボリューム:軽い◯◯◯●◯重い
タンニン:控えめ◯◯◯●◯強い
甘味:ドライ◯◯◯●◯甘い
酸味:まろやか◯◯◯●◯シャープ
果実味:スパイシー◯◯●◯◯フルーティ
甘酸苦渋どの要素も濃くてパワフル。
アルコール度数が高い(14.5%)のもあってか
甘さがある割にはさっぱりした後味。
一見、最初の強い印象がそのまま続いて
スーッと消えていくようなストレートな印象。
多面的な面白みに欠けるか?と思ってしまうが、
実はそうでもない。
タンニンのシルクのような舌触りは芸術的で、
そこにパイン風味が加わった余韻は夢見心地。
アタックの力強さよりも
繊細で美しい余韻を楽しむワインだと思う。
マリアージュメモ。
春雨サラダ◯(ワインがまろやかになる)
マカロニサラダ△(ワインの苦味が増す)
ジャーキー、チキンカツ、コロッケ、ポプコーン◯
同じワイナリーの作品を以前にも飲んだことがある。
(→ カンポス・デ・ヴィエント・テンプラニーリョ )
ボトルやラベルのデザイン性の高さはさすがイタリア。
味わいのフルーティさやさっぱり加減なども
似てる気がする。
コスパはテンプラニーリョの方が上かなぁ。
モナストレル種は以前このワイン↓で初体験。
(→ カンポ・アリバ )
「幅広いタイプのワインを生む」ってことは
いろんな風味を内包してるってことなのかな~、
と今回味わって考えたよ。
個性は強くないけど、ほのかな風味として
いろんな側面が見えてくる気がしたから。
品種の特徴を捉えるには
もうちょっと飲み込んでみないと
断言できないかな。
(それくらいソフトな風味が特徴のように思われる。)