♪ いちねんせいに なったら ♪
♪ いちねんせいに なったら ♪
♪ ともだちひゃくにん できるかな ♪
♪ ・・・・・・・・・
友だち100人で 富士山の上でおにぎり食べたい
ぱっくん ぱっくん
友だち100人で 日本中を一回り駆けたい
どっしん どっしん
友だち100人で 世界中を震わせて笑いたい
わっはは わっはは
元気があっていいですね~
1年生、がんばれ~~
1966年に発表された童謡「一年生になったら」です。
作詞はまど・みちおさん、作曲は山本直純さん
今年の4月に小学校に入学したお子さん達も
入学から1か月近くが経ちました。
学校,慣れたかな?
友だち100人できたかな?
人生において友だちの存在はとても大きいですよね。
「結婚したら友だちが減った」とか
「仕事が忙しくて、なんとなく友だちが少なくなった」とか
環境の変化や話題のずれから
友だち環境も変わっていきますし、
学校、職場、サークルなどの場所での友だちは
その場所から離れてしまうと疎遠になってしまうこともあります。
「友だちはたくさんいた方がいい」とか
「いやいや、少なくてもいいので親しい友達がいればいい」
このいわゆる「質」と「量」のテーマは
世界共通で話題になっているようです。
イリノイ大学名誉教授のエド・ディエナー氏とマーティン・セリグマン氏が
幸福な人たちを調査した結果
幸せな人に共通していたことが
1つあったそうです。
その1つとは
「親しい人たちと過ごす時間を多くとっていたこと」です。
そのほかにもいろいろな研究発表がされています
☆ 愛知医科大学は
「幸せな友人の存在が幸福を著しく高める」という
研究結果を報告しています。
被験者に、幸せそうな友だちを想像してもらった時
被験者の幸福度が高まることがわかりました。
「幸せ」って伝染するんですね。
☆ アメリカのマサチューセッツ工科大学のシェリー・タークル氏は
友だちの数がある一定量を超えると
幸福度が下がっていき、
かえって孤独感が増すと発表しています。
☆ アメリカのアリゾナ大学の研究によると
幸福度の高い人ほど
「友人と深い話をしている」のだそうです。
霊長類の調査をしているロビン・ダンバー氏によれば
社会的な関係を持てる数は
脳の大きさに基づくそうです。
人間が管理できる数は150人まで
親友となると5人まで
仲のいい友だちは15人までが限界と
ロビン・ダンバー氏はおっしゃっています
この数字をあなたはどう思われますか?
ストレスを感じずに
丁寧にお付き合いしようと思えば
この数字は妥当なのかなとも思います。
「最強の二人」「ディア・ハンター」「きっとうまくいく」「Green Book」・・・
友情をテーマにした映画は数えきれないくらいありますよね。
「スタンド・バイ・ミー」はまさにその代表ではないでしょうか?
オレゴン州の田舎町
文才のあるゴーディー、ガキ大将のクリス、
メガネのテディ、のろまで肥満児のバーン
性格は違っていてもやたらウマが合う12歳の4人は
いつも木の上に組み立てた秘密基地で遊んでいました・
そして、ある少年の死体が放置されていると聞きつけ
家出をして、
30キロ先の森の奥まで、線路伝いに
「死体探しの旅」に出ます。
喧嘩しながら、また、いろいろなハプニングに見舞わられながらも
助けあって、旅を続ける4人
時には、将来に希望が持てない辛い胸の内を語り、
それぞれの将来を励まし合う場面もあります。
結局、死体を見つけた4人は、
匿名で警察に連絡して、短い夏の冒険は終わりました。
何年か経って、
作家になったゴディーは、
弁護士になったクリスが刺殺されたことを新聞で知ります。
そして
「あんなに仲間との友情を感じた友だちは
もう二度とできることはないだろう。」と思うのでした。
こうして、ジャズでおなじみの「スタンドバイミー」の軽やかな曲とともに
密度の高い友情劇が展開していくのです。
「死体探し」や「家出」は実際にはなかったにしても
ちょっと世の中に反抗的だった青春時代の友だち関係を
思い出させてくれます。
小林正観さんの「ありがとうの神様」には
次のようなエピソードが書かれています。
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お釈迦様は弟子のアーナンダと
最後の旅に出ます。
旅の中で、アーナンダはこんな質問をします。
「お釈迦様、良き仲間を得ることは
聖なる道の半ばまで来たと思って
いいのではないでしょうか。」
「聖なる道」とは
心に曇りや苦しみがなく
明るく穏やかに生きていけることです。
アーナンダの問いかけにお釈迦様は答えました。
「アーナンダよ、
良き仲間を得ることは、聖なる道の半ばではない。
聖なる道のすべてである。
闇の中で迷った時に、手を引いてくれる友人がいる。
闇を照らしてくれる灯になる。
それを良き仲間という」
良き仲間を持つことは、
幸せに生きることの絶対条件なのです。
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豊かに生きるには良き仲間が必要だということがわかりました。
ハーバード医科大学精神医学のロアート・ウォールディンガー教授と
プリンマー大学心理学のマーク・シュルツ教授は
「いくつになっても新しい友人をつくることはできる。」と言っています。
いつまでも素敵な友人に囲まれていたいし、
そして、素敵な友人であり続けたいと思います。
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ダイヤモンドは女の子の親友というわけではありません。
親友があなたにとってのダイヤモンドなのです。
ジーナ・バレカ 作家
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今日もお読みいただきありがとうございました。 明日もよろしくお願いいたします。