ニュージーランドの楽しみ
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マシュー・ペリーさん

 

マシュー・ペリーさんが亡くなりましたね。「フレンズ」、私も大好きでした。というか、今ニュージーランドではまた再放送しているので、結構な頻度で見ています。もう数十年前のものなのに、今見ても全然古い感じがしなくて面白いってすごいことです。若いファンが増えているというのも頷けます。

ドラマの中でみんながおうち電話を使っているのを見て、「あー携帯はなかった時代よね」、とは思いますが。

 

マシュー・ペリーさんが、アルコール問題でずっと苦しんでいたということは知っていましたが、、同じ問題を抱えている人を助けるために、自宅を改装してリハビリ施設にしたり、いろんな努力をしていたということは今回初めて知りました。

 

死亡のニュースが伝えられる中で、彼のインタビューの記事を読みました。その中で、

「(「フレンズ」に関して)俳優として良い仕事ができたことは嬉しく思っている〜(中略)でも、僕が死んで、僕の”業績”が語られる時、「フレンズ」はリストのずーっと後ろの方で、それよりも(自分と同じような問題を抱えた)人を助けようと努力したことの方を評価してくれると良いなあと思う。そうはならないって分かってるけど、そうだったら良いなと思う。」

という言葉を読んで、最初はちょっと悲しくなりました。そうはならないって言い切っているところがやるせない....。

 

でも「フレンズ」のチャンドラー役も、世の中のたくさんの人をハッピーにしたのは間違いないわけで、それってすごいことです。そして、本人がそれ以上にずっとずっと評価されるべきだと思っていることがあるって、さらにすごいことですよね。

 

自分だったら、この世を去る時に、自分の何を思い出して欲しいと思うかしら?と思います。

 

 

人生はパラドックス(ハロウィーン編)

今日はハロウィン。今でも渋谷や六本木ではコリに凝った衣装に身を包んだ若者達が盛り上がっているのでしょうか?

 

私は去年まで、ハロウィンに仮装した子供達が家にやってくるという経験をしたことがなく(住んでいる地域の問題なのかしら?)、子供も居ないので特にハロウィンに興味もなく、10月最後の日をごく普通の1日として過ごしていました。

 

ところが去年、10月31日の晩御飯前、トントンと玄関のドアがノックされて可愛い子供達に「Trick or Treat!」と言われたのです。

問題はうちにお菓子というものが存在しないことです。夫も私も基本的に甘いものを食べないため、うちには本当にクッキーもチョコレートもキャンディもマシュマロも、なんにもないのです。パニクった私は「うわーごめん、今日ハロウィンだったのね!うちねえ、何にもお菓子がないのよ...ほんとにごめん」と言うしかなく、グループの中で一番年長さんと思われる10歳くらいの女の子に「That's OK...」と大人な対応をされてしまい、もう本当に「うわーやってしまった、ごめんねっ!!」という気持ちでいっぱいでした。

 

そして学んだ今年、ちゃんとスーパーで可愛い目玉やお化けの模様が付いたマシュマロの大袋と、念のためにキットカットも購入し、朝から玄関の内側にセットして準備万端で臨みました。

夕方ちょっと出かけて帰って来たのが5時前くらい。帰り道には道端で仮装した子供達が歩いているのもしっかり確認し、「待ってるわよ〜」と思いつつ帰宅しました。でも5時半になっても6時になっても誰も来ない。7時を過ぎても8時になっても来ない...。どういうことでしょう??夕方留守にしている間に来ちゃったのかしら?それとも「あの家はお菓子くれないから」という噂が広まってしまったのでしょうか...。寂し過ぎます。

 

そしてこの余ったお菓子、どうしたら良いのだろう?来年までは保たないわよね...。

準備万端にしておくと来ない子供達。しばしばそういうものではありますが、本当に人生はパラドックスに満ちています(涙)。

 

 

ラム肉とピノノワール

先日誕生日を迎えて、ラムラックと夫の作るTAKA K WINES

のピノノワールBedford Estate 2022でお祝いをしてもらいました。ニュージーランドはラム肉の美味しい国ですが、久しぶりのラムラックです。改めてピノとの相性の良さにうっとりしました。

 

塩胡椒オリーブオイルとニンニク、ローズマリーでマリネして、レア寄りのミディアムレアに焼いたラムラックは、マイルドな「羊フレーバー」が臭みではなくアクセントになって、それが旨みを引き立てているような気がします。その旨味と脂が残る口にピノを含むと、バランスの良いエレガントな(自画自賛、身贔屓炸裂しております)ピノがその後を引き取って、絶妙のコンビネーションで美味しさを完結させてくれるのです。なんか怪しいグルメ評論家のようですが...。

 

実は赤ワインはそんなにたくさん飲めない私も、一口ラムをかじったらたっぷり一口ピノを含む、また一口ラムをかじって...と続けていると、あっというまにワインが進みます。食べ物とワインって、本当に相乗効果でどちらもより美味しくなるんだなあと実感します。

 

NZにおいでの方は、ぜひどこかでラムラックを食べて美味しいピノを飲んで頂きたい!宣伝したい美味しさです。

 

 

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