ニュージーランドの楽しみ -3ページ目

人とのご縁

 

我が家の遅咲きの桜の花が咲き始めました。毎日少しずつぽこっ、ぽこっとポップコーンがはじけるように花が開いています。

 

今、私の親しい友達が重い病気で入院しています。もういつ何があってもおかしくない状況で気分は沈みがちですが、彼女の友達数人でチームを組むようにしてお見舞いをしたり、必要なヘルプをしているので、一人でないのはとても助かります。

 

このチームメンバーとは、彼女が病気になるまではほぼ面識がなく、彼女のケアを通じて親しくなりました。彼女が居なくなった後にお付き合いが続いていくかどうかは分かりませんが、例えそれで繋がりが無くなってしまったとしても、知り合えて良かったと思える素敵な人たちです。

 

この病気の友達はとてもフレンドリーで手先が器用で家を美しく保つのが趣味みたいな人で、人との付き合い方とか家を飾る楽しみとかお掃除のコツとか、ついでに美味しいレタスの種類とか、いろんなことを彼女から学びました。彼女と知り合わなかったら、私のニュージーランドでの生活は今とは全然違ったものになっていただろうと思います。

 

そして今、彼女のケアを通じてこんなに良い人たちと知り合わせてもらえて、彼女には最後までお世話になりっぱなしだなあと思います。

感謝。

 

 

使い捨てプラスティック〜次にお願いしたいこと

 

いろんな使い捨てプラスティックの禁止を実施している、頑張っているニュージーランド政府に次になんとかして欲しいのは、野菜を育てているとどうしても必要なコンポストや土の入っている袋。

 

コンポストは、食べ物クズや庭のゴミを使って自分でも作っていますが、どうしてもそれだけでは足りないので時々買うことになります。レイズドベッドに入れている土もだんだん減っていくので、これも補充が必要です。その袋がどんどん溜まるのですよね。再利用の使い道もちょっと思いつかず、結局そのまま捨てることになってしまいます。

 

中身が湿り気のあるものだから紙のパッケージにするわけにはいかないし、コンポスト可能なビニール袋だと薄くてヘニャヘニャだから強度が足りないだろうし、難しいと思いますが、良い代替品を考えて頂きたい!

袋を持っていって量り売りしてもらえれば良いのでしょうが、そうすると品質管理が難しいだろうなあ...。

 

<庭のパセリとニラ>

 

庭で食べ物を育てるのは、無農薬の新鮮な野菜を食べられて体に良いし、環境に与える負荷を減らすことができるし、楽しい、と良いことづくめなのですが、その過程でこういうプラスティックゴミを作り出してしまうのが残念です。

 

 

 

 

使い捨てプラスティック禁止の取り組み

<何度も使えるシリコンや金属のストロー>

 

ニュージーランド政府は、近年使い捨てプラスティックの禁止を進めています。

 

まずスーパーのレジ袋が廃止され(レジで買うこともできません。買えるのはリユース可能な布のバッグです。)、その後プラスティック芯の綿棒、ドリンクをかき混ぜるための使い捨てのプラスティックのマドラーなどが全面禁止になり、テイクアウトフードのプラスティックの容器も一部禁止になって紙の容器などに変更されました。

 

そして今年の7月からはスーパーで果物や野菜などを欲しい分だけ取って入れるための薄いビニール袋、使い捨てのプラスティックのお皿やカトラリー、使い捨てプラスティックのストロー(障害がある方など、使用が認められる場合もあります)が禁止になりました。果物に貼ってあるラベルもコンポスト可能なものに徐々に変更される予定です。

この果物のラベルは、りんごとかキウイの皮を剥いてコンポストに入れる時に剥がすのを忘れると、これだけ分解されずに後々まで野菜畑の土の中から発見されるのが嫌なのです。

 

 

テイクアウトの容器に一部プラスティックが残っているのは気になりますが、サクサクと使い捨てプラスティックが減っていく、このフットワークの軽さが素晴らしい。

 

肉や魚を買う時はなるべく持参の容器に入れてくれる個人商店で買う、果物や野菜はビニール袋に入っていないものを選ぶなど、自分でできることはしなくては、と思います。