創作ラボ2 -657ページ目

国歌独唱

野球場に行った。


試合開始前に、国歌の独唱があった。


戦いとか試合の前に、日本国歌を聴いてもあまり気持ちが盛り上がらない。


アメリカの国歌と違って、日本の国歌は、もともと、モチベーションを高めるようなものではないし、ファイターを激励する歌でもない。


試合前に国歌を聴くのはどうもしっくりこない。



トリスバーとは?

松本清張の、『砂の器』の中に、登場する、『トリスバー』と何だろうかと、しばらく考えた。


『トリス』という名称のバーなのだろうかと単純に思ったのだが、どうも、そうではないらしい。


『トリス』といえば、サントリーのウィスキーの銘柄だったような気がする。


どうやら、安酒場のことをトリスバーと言ったらしい。


『トリス』は安い国産ウィスキーの代名詞だったらしい。


私は、そんな時代の事は全く知らない。


小説を読みながら、昭和の時代を勉強する。

敬語を使う妻

松本清張の、『砂の器』を読み始めた。


夫婦の会話文で気にな事がある。


妻が夫に対して敬語を使っている。


どうも違和感を感じる。


妻が夫に対して敬語使っている夫婦を私は知らない。


敬語を使われる、夫は、たぶん、気分がいいだろうと思う。


そして、明日も働こうという気分になるはずだ。


私の周りの夫婦はたいてい、怒鳴り合っている。

 


旅行死亡人にはなりたくない

八十歳で家を出て行方が分からない。


すでに、三十年が経過している。


行き倒れになっているかもしれない。


身元不明の死体は、年間どのくらいあるだろうか。


自宅で死亡しても、引き取る者がいない場合は、行き倒れと同じ扱いになる。


つまり、旅行死亡人。


そういう言葉があるという事を初めて知った。


現実の世界は、小説の世界よりも、はるかに、ミステリーに満ちている。


家族という言葉自体が死語になる世界はもうすぐそまできている。


旅行死亡人にはなりたくない。





松本清張の、『わるいやつら』を読み終える

松本清張の、『わるいやつら』を読み終えた。


この小説は、下巻から面白くなる。


主人公の戸谷がある女を絞殺しようとした時から、物語は大きく動きだす。


読者としては何がなんだか分からない展開になる。


主人公は大きなミスをしてしまった事に気付かない。


殺したはずの女が実は死んでいなかった。


そのために、主人公は情交を交わした女たちと、信頼していた友人の策略にはまってしまう。


登場人物はみんな、わるいやつばかりだけど、もちろん、もっとも悪いのは、やたらと女にモテる主人公だろう。


しかし、主人公以外の人物もみんな悪い。


女は、腹黒いやつばかり。


容姿端麗な女ほど腹の中は真黒。


愛などどこにもない。


所詮、男と女の間にあるのは、金のみ。


悲しいけれど、それが現実。