国歌独唱
野球場に行った。
試合開始前に、国歌の独唱があった。
戦いとか試合の前に、日本国歌を聴いてもあまり気持ちが盛り上がらない。
アメリカの国歌と違って、日本の国歌は、もともと、モチベーションを高めるようなものではないし、ファイターを激励する歌でもない。
試合前に国歌を聴くのはどうもしっくりこない。
トリスバーとは?
松本清張の、『砂の器』の中に、登場する、『トリスバー』と何だろうかと、しばらく考えた。
『トリス』という名称のバーなのだろうかと単純に思ったのだが、どうも、そうではないらしい。
『トリス』といえば、サントリーのウィスキーの銘柄だったような気がする。
どうやら、安酒場のことをトリスバーと言ったらしい。
『トリス』は安い国産ウィスキーの代名詞だったらしい。
私は、そんな時代の事は全く知らない。
小説を読みながら、昭和の時代を勉強する。
敬語を使う妻
松本清張の、『砂の器』を読み始めた。
夫婦の会話文で気にな事がある。
妻が夫に対して敬語を使っている。
どうも違和感を感じる。
妻が夫に対して敬語使っている夫婦を私は知らない。
敬語を使われる、夫は、たぶん、気分がいいだろうと思う。
そして、明日も働こうという気分になるはずだ。
私の周りの夫婦はたいてい、怒鳴り合っている。
旅行死亡人にはなりたくない
八十歳で家を出て行方が分からない。
すでに、三十年が経過している。
行き倒れになっているかもしれない。
身元不明の死体は、年間どのくらいあるだろうか。
自宅で死亡しても、引き取る者がいない場合は、行き倒れと同じ扱いになる。
つまり、旅行死亡人。
そういう言葉があるという事を初めて知った。
現実の世界は、小説の世界よりも、はるかに、ミステリーに満ちている。
家族という言葉自体が死語になる世界はもうすぐそまできている。
旅行死亡人にはなりたくない。
松本清張の、『わるいやつら』を読み終える
松本清張の、『わるいやつら』を読み終えた。
この小説は、下巻から面白くなる。
主人公の戸谷がある女を絞殺しようとした時から、物語は大きく動きだす。
読者としては何がなんだか分からない展開になる。
主人公は大きなミスをしてしまった事に気付かない。
殺したはずの女が実は死んでいなかった。
そのために、主人公は情交を交わした女たちと、信頼していた友人の策略にはまってしまう。
登場人物はみんな、わるいやつばかりだけど、もちろん、もっとも悪いのは、やたらと女にモテる主人公だろう。
しかし、主人公以外の人物もみんな悪い。
女は、腹黒いやつばかり。
容姿端麗な女ほど腹の中は真黒。
愛などどこにもない。
所詮、男と女の間にあるのは、金のみ。
悲しいけれど、それが現実。