松本清張の、『わるいやつら』を読み終える
松本清張の、『わるいやつら』を読み終えた。
この小説は、下巻から面白くなる。
主人公の戸谷がある女を絞殺しようとした時から、物語は大きく動きだす。
読者としては何がなんだか分からない展開になる。
主人公は大きなミスをしてしまった事に気付かない。
殺したはずの女が実は死んでいなかった。
そのために、主人公は情交を交わした女たちと、信頼していた友人の策略にはまってしまう。
登場人物はみんな、わるいやつばかりだけど、もちろん、もっとも悪いのは、やたらと女にモテる主人公だろう。
しかし、主人公以外の人物もみんな悪い。
女は、腹黒いやつばかり。
容姿端麗な女ほど腹の中は真黒。
愛などどこにもない。
所詮、男と女の間にあるのは、金のみ。
悲しいけれど、それが現実。