捉え後の世界(捉え暦):9ヵ月
原始体操開始から:9ヵ月21日
検証理論:北京原人理論(重心力トレーニング)
あっという間の1ヵ月で身体の開発はかなりの勢いで進んだようである。
色々とメモをしておこう。
●「伸び伸び大腰筋+捻る」
「捻る」という動作は非常に難しい。守るべき注意点があり、これを厳密に守って「捻る」には困難が伴う。しかしながら、胴体開発のおかげでだいぶ「捻る」がさまになってきたと思う。
注意点を見ながら「捻る」動きをメモする。
立位でも座位でも構わないのだが、
①捻る側の股関節に乗る。
②捻りを開始してから、けっして捻る側の骨盤を動かさない。
これらはこれまでメモってきた内容で重複である。とはいえこれだけでもかなり難しい。
次からが新しいメモである。
③『スーパーボディを読む』にもあるが、「捻った際に身体を丸めてはいけない」というのがある。これは上記の①②を厳密に守ってやろうとすると、身体が上手く捻れないものだからどうしても身体が丸くなる。やってみれば分かるが捻りと共に身体が丸くなる。伊藤氏に従うならこれはNG!
では、どうすれば身体は丸まらなくなるのか。
「伸び伸びした大腰筋」を維持して、①②を守って捻る。
これができると股関節―鳩尾ラインにある大腰筋が伸びたまま捻られるのが分かる。
しかしながら、これは胴体深部の柔らかさ及び癒着が取れていないとかなり難しい。ごく最近になってできるようになった。
何回か試していると、すぐに気づいたことがある。
それは鎖骨との連動である。
具体的に、右を例に説明する。
(1)鳩尾を右にスライドするようにして右股関節に乗る。股関節の上に鳩尾、鳩尾の上に鎖骨が乗るようにする。
(2)頭の後ろに手を組み、骨盤を動かさないように、ゆっくりと股関節を軸に捻っていく。
(3)股関節―鳩尾(大腰筋)ラインの伸びを維持しながら捻る。
(4)そうすると、まず、股関節を軸に鳩尾の捻れ、90度近くまでいく。決して、骨盤は動かさず、身体も丸めない。
(5)ここからさらに、鳩尾―鎖骨ラインに捻れを感じる。これでさらに捻れる。繰り返すが、骨盤は動かさず、身体も丸めず大腰筋は伸び伸びしたままを維持する。
つまり、股関節を軸として、「股関節→鳩尾→鎖骨」の順に捻れのグラデーションができる。
注意:かなりの胴体深部の柔軟性が問われる運動であるため、真似する人は自己責任で。無理に行うと、腰のみならず背骨全体を壊す恐れがある。
●大腰筋に身を委ねた「伸ばす縮める」+「捻る」
前回、以下の「伸ばす縮める」を書いた。
(映像提供:本のセンセさん)
この最大限「伸ばした」状態で、(もちろん腕は上がったままで)、上記の「捻る」を行う。
つまり、①大腰筋を最大限伸ばした状態でさらに、②腰を動かさず、③「股関節→鳩尾→鎖骨」の捻れのグラデーションを確保しながら「捻る」。
★参考動画(MAR10・2019)
(映像提供:本のセンセさん)
注意:上記のものよりさらに胴体深部の柔軟性が問われる運動であるため、真似する人は自己責任で。無理に行うと、腰が崩壊すると思います。背中・肩・首にもくると思う。
簡単にまとめると、「捻る」動作はやはり難しい。伊藤氏も著書の中で、「作りあげる動き」と言っているし、さらに「丸める反る」と「伸ばす縮める」が十分でないと「捻れない」とも言っている。背中の固さが「捻り」の動きを妨げる。
伊藤氏の言う「捻る側の股関節に乗る」、「骨盤を動かさない」、「身体を丸めない」の注意点を守って「捻れている」人はどれぐらいいるのだろうか。私見では最初の段階「捻る側の股関節に乗る」でアウト!が多いように思う。
●大腰筋と中丹田
まさか自分が中丹田という言葉を使うようになるとは思わなかったが、中丹田は姿勢制御にとってかなり重要であることが分かってきた。
中丹田の定義は感覚的には、鳩尾より少し上胸骨の下の方の身体の奥で、背骨の手前にある部分である。これは満1年10ヵ月【「歩き」に変化】で書いた通りである。この抽象的なものが具体的に感じられるのも【身体深部開発と感性の育ち】で書いたことが要因であろう。
どうやらここがはっきりしていると大腰筋との関係が良好になる。大腰筋との関係が良好なら、もちろん股関節の捉え、脚の内側のライン、踵の手前、拇指丘とも関係が良好になる。
図1
(図:PKGJ)
肋骨より上の骨格ユニットは、全て中丹田に乗せるような感覚?身をゆだねる?感じ。中丹田に乗る?と大腰筋が喜ぶ、つまり伸び伸びする。股関節の捉えは鋭くなり、腹(下丹田)がよりはっきりする。
中丹田スイッチとでも呼んでおこうか、それぐらいここがオンになると全身の統一感と脱力感が増す。
この部分に、垂直に棒みたいな板をはめ込む感覚が一番近い。この棒がハマっているなと感じるときが中丹田がオンになっている状態。この部分に凹があって、上手く凸を上からはめ込む。上半身をはめ込むといえばそうなのだが、それとは少し違う。しかし上手くハマると、その垂直延長線上に鎖骨・首・頭が乗る感じになる。あくまで感覚だが。
しかし、ここのオン状態の常態化はまだまだのようで、気を抜くとオフになってしまう。今後の躾の課題である。
以上、嘘か本当か身体内部からの報告でした。
始まりはいつも北京原人から。
