今のところ、私の考えはノーです。


アップグレードになるのか

月刊スラッガーのようにロッド・バラハスと比べてはいけない。
まず間違いなくアップグレードです。
しかし、奮闘虚しく出場機会が限定的だったマイケル・マッケンリーマーティンに、大きな差があるのでしょうか?
昨年のパフォーマンスではマッケンリーの方が上とも言えます。

マーティンのwRC+とwOBA、fWARは以下のとおり。
最後の赤字マッケンリーです。
     wRC+  wOBA  WAR
 09年  87   .309   1.7
 10年  90   .306   2.2
 11年 100   .324   3.0
 12年  95   .316   2.2

 12年 108   .330   1.9
wRC+とwOBAからすると平均程度か、それ以下の攻撃力です。
昨年はどちらもマッケンリーが上でした。
マッケンリーのWARは1.9で、出場試合数の差を考えるとこれも接戦以上の数字。
マーティンはBABIPが低かったですが、それを差し引いても打率.250以上は期待できません。
四球率もマッケンリーと同等でした。
明らかにマッケンリーより優れていると言えるのは、走力のみ。

ビル・ジェームズの予測値も見てみましょう。
上がマーティン、下がマッケンリーです。
 試合  HR   打点  打率 出塁率 長打率 wOBA  四球率  三振率
 132  16   60  .242 .340 .394  .322 11.8% 17.7%
 108  11   41  .239 .316 .404  .315  9.9% 22.9% 
ただの予測値ですが、アップグレードになったと喜ぶ気持ちにはなりません。
これに年俸10数倍の価値があるのでしょうか?
パイレーツにとっての850万ドルは、感覚的には金持ちチームの1700万ドルに当たります。
超奮発したのです。
その重みに相応しい獲得なのでしょうか。

マーティンには積み重ねた実績とトップクラスの捕手だった過去、ネームバリューがある。
マッケンリーにはそれがない。
特に打撃力の疑問は否定できませんが、選球眼が大きく向上していることは事実。
よりセレクティブなアプローチになり、ボール球に手を出す確率は激減しました。
それに、マーティンが積み重ねた実績には、もはや特別な捕手ではないことを証明した過去4シーズンも含まれます。

マーティンにはオールスター捕手という看板が、マッケンリーには控え捕手というレッテルがあります。
“印象”というものが、2人の“現在の評価”に少なからず影響を与えているように思えてなりません。
プロスペクト時代にも過小評価されていると言われることがありましたが、今もそうだと思います。
マッケンリーはしっかりした守備力を持つ捕手です。
“生まれながらのリーダー”と評されるほどのリーダーシップもあります。

これだけは断言します。
昨年後半にバラハスを切り捨ててマッケンリーに多くの出場機会を与え、正捕手としての資質を探っておくべきでした。
チームの勝ち越しのためにもそうすべきであり、柔軟性のない酷い采配でした。



他の選択肢はなかったのか

補強するにしても、マーティン以外に選択肢はなかったのでしょうか。
いえ、よりリーズナブルで戦力的にも差がない選択肢がありました。
デビッド・ロスの2年620万ドル、ジオバニー・ソトの1年275万ドルは、マーティンの2年1700万ドルよりよっぽど魅力的に見えます。

先ほどの予測値にロスソトも加えてみます。
上からマーティンマッケンリーロスソト
 試合  HR   打点  打率 出塁率 長打率 wOBA  四球率  三振率
 132  16   60  .242 .340 .394  .322 11.8% 17.7%
 108  11   41  .239 .316 .404  .315  9.9% 22.9% 
  93  12   42  .235 .321 .414  .322 10.9% 29.8%
 109  13   48  .241 .327 .423  .325 10.6% 23.1%

マーティンと契約したすぐあとに、ジオバニー・ソトのノンテンダーが決まっています。
なぜテンダー/ノンテンダー期限日まで待たなかったのか解せません。
マーティン以外は眼中になかったということでしょうか。
こういった柔軟性の欠如、視野の狭さは度々感じられ、疑問に思います。



獲るというならば3年契約以上は必須だった

「パイレーツにはマーティンが必要である」と譲歩して考えると、私は3年・・・いや、思い切って4年契約を結ぶべきだったと思います。
3年をオファーしたということはトニー・サンチェスにほとんど期待していないと受け取れます。
マッケンリーを完全な控え捕手と見なし、サンチェスにも期待していない。
つまり、パイレーツが長期的に捕手難であることを意味します。
それゆえのマーティンへの熱心なアプローチでしょう。
ですが中途半端です。
内部から正捕手を生む目処が全く立っていない以上、しっかりした正捕手を獲得するなら長い期間雇える方が望ましいです。
有力捕手は長期契約で囲い込まれる傾向が強く、今後もFA市場には期待できなません。

レベルの高い正捕手を外部から手に入れるのはいつだって難しい。
4年あればプロスペクトのワイアット・マティセン張進德がAA~AAAあたりに来ているでしょう。
契約最終年の2016年にはマティセンが22歳、は23歳になります。
4年契約ならスムースな正捕手切り替えができる可能性もあります。
それが2年契約だと、また外部からそれなりに力のある捕手を獲得せねばなりません。
非常に中途半端です。

4年3000万ドル程度でどうだったでしょうか?
実際は2年1700万ドル、パイレーツは3年2200万ドルをオファーしたとされています。
2年1700万ドル+650万ドル×2年ならそう悪くない話だと思います。
不満なら後ろの2年にインセンティブを付ければ良い。
例えば、実際の契約と年平均がほぼ変わらない4年3200万ドルで契約していれば、むしろGM、オーナーの本気度に感心させられたかもしれません。
何度も言いますが、実力に差がなく安価なソトに目もくれずマーティンにゾッコンだった割に、やることが中途半端なんですよね。
3年を断られたなら4年で攻めてやろう!くらいの気概があれば・・・。

マーティンは30歳です。
今オフのFAトップ捕手でFA補償もなかったにもかかわらず、人気が出ませんでした。
競合したヤンキースのオファーもかなり低かった。
2年後、32歳のマーティンが大きな契約を勝ち取れるでしょうか?
正捕手が2015年以降まで契約下にあるチームも多いです。
オリオールズ、ブルージェイズ、インディアンズ、タイガース、ロイヤルズ、ツインズ、エンゼルス、ブルワーズ、カージナルス、ダイヤモンドバックス、ロッキーズ、ドジャース、パドレス、ジャイアンツなど。
MLBに近いトッププロスペクトがいるマリナーズとメッツもこれに加えることができます。
また、今年限りで正捕手との契約が切れるチームもあります。
レッドソックス、レンジャーズ、ブレーブス、フィリーズ。
つまり、2014年オフFAのマーティンには不利と考えられます。
獲得に動きそうなチームがかなり限られるからです。
逆に2014年オフのFA捕手は薄いので人気が集まるのではないか、という見方もできますが、前述したように今オフもマーティンはトップ捕手でした。
さらに年齢を重ねたマーティンに、より大きな契約が舞い込むでしょうか。
それに、評価を上げて次のFAで大きな契約を狙うつもりなら、普通は1年契約を選ぶはずです。

4年契約は双方にメリットのあるものだと思います。



WBC


中心選手の1人としてカナダ代表でプレーする予定でしたが、辞退しました。
マーティンは代表で捕手をやる気がさらさら無く、SSとして出場したかった。
それに対しパイレーツ側がよしとせず、またカナダ代表側としても否定的だった模様。
そりゃそうだ。
マーティンはとにかくSSを守りたくて仕方がないみたいですね。
なお、現在は右肩の痛みで欠場中です。
次のタイガース戦ではDHで出場予定。



おわりに

ごちゃごちゃと愚痴らせてもらいました。
長ったらしくてめんどくさい文章だったと思います。
最後まで読んでいただいた方がいらっしゃれば心から感謝。


この獲得が正しかったという結果になることを願います。

いよいよ紅白戦で実戦段階に入りました。
パイレーツの場合はブラックvsゴールド。
ゲリット・コールvsジェームソン・タイオウンという超魅力な先発投手で始まりました。

ブラック
1(CF)アレックス・プレスリー
2(SS)チェイス・ドアーノウ
3(RF)ジェリー・サンズ
4(1B)クリント・ロビンソン
5(DH)ブランドン・インジ
6(3B)ジャレッド・ゴーダート
7(2B)ジョシュ・ハリソン
8(C) マイケル・マッケンリー
9(LF)アレックス・ピエ
 (SP)ゲリット・コール
 (RP)カイル・ウォルドロップ
 (RP)エリック・コルディエ
 (RP)ハンター・ストリックランド
 (控え)アンダーソン・ヘルナンデス
 (控え)ルーカス・メイ

ゴールド
1(LF)スターリング・マーテ
2(CF)ホゼ・タバタ
3(3B)マット・ヘイグ
4(1B)ギャビー・サンチェス
5(DH)ブラッド・ホープ
6(SS)ジョーディ・マーサー
7(C) トニー・サンチェス
8(2B)イバン・デヘスス
9(CF)ダレン・フォード
 (SP)ジェームソン・タイオウン
 (RP)クリス・ジョンソン
 (RP)ビクター・ブラック
 (控え)カルロス・ポーリーノ
 (控え)アリ・ソリスコールは2イニング1安打無失点無四球1三振。

・タイオウンは2イニング2安打無失点無四球3三振。
主に速球で、カーブは数球混ぜた程度。

・ブラックはやはりコントロールが酷い模様。
3四球を出し、盗塁も2回許しています。




グレープフルーツ・リーグの初戦は明日のレイズ戦。
先発投手はジェフ・ロックです。
他にクリス・レルーブライアン・モリスマイク・ザガースキーデューク・ウェルカービン・マザーロブルックス・ブラウンライアン・リードが投げる予定。
残念ながらMLB.TVの放送はありません。

明後日のブレーブス戦にはジェームズ・マクドナルドが先発します。
他にジョナサン・サンチェスジェイソン・グリーリマーク・マランソントニー・ワトソンジャレッド・ヒューズジャスティン・ウィルソンの登板が予定されています。
この試合も放送なし。
MLB.TVの放送は3月1日のレッドソックス戦までありません。


プエルトリコ代表候補のイバン・デヘススがメンバーから外れました。
パイレーツのSTに留まって枠を争うことを選んだとのこと。
WBCに出場するのは以下の7人。

カナダ:ジェームソン・タイオウンラッセル・マーティンクリス・レルー
ドミニカ:ワンディ・ロドリゲス
イタリア:ジェイソン・グリーリ
オーストラリア:ステファン・ウェルチ
メキシコ:アリ・ソリス

注目のタイオウンは3月10日のアメリカ戦に先発する可能性があるそうです。

今年限りの契約だったクリント・ハードルと2014年まで契約延長しました。
2015年はオプションになります。

ちなみに、GMのニール・ハンティントンも2011年にすでに契約延長しています。
ハードルと同じく2014年までで、2015年はオプションです。
5年連続で負け越してもGMを続けているのはハンティントンとロイヤルズのデイトン・ムーアだけなんですよね。
今年ダメならさすがに進退問題だろうと思っていましたが、ハードルと時期を合わせたということは・・・、そういうことなのでしょうか。

ちょうど監督とGMについて記事を書いているところでした。
ハードルとは今年限りでお別れしたいという内容なんですけど(苦笑)
せっかくなのでその記事も後日アップしたいです。


マッケンリーが盗塁したがっている?
お世辞にも足が速いとは言えない控え捕手のマイケル・マッケンリーが、もっと盗塁を増やそうと考えているようです。
MLBでは152試合で1度しか盗塁を試みていません(しかも失敗)。
カージナルスのヤーディアー・モリーナが結構盗塁していることに刺激を受けたらしい
走れる捕手のラッセル・マーティンからも学びたいとのこと。。
不遇にめげず向上心の高い選手です。


カーステンズが肩痛
開幕ローテ有力のジェフ・カーステンズが上腕二頭筋を痛めてブルペンセッションを回避。
細身だし耐久性への不安が常にある投手ですね。


●ベースボール・アメリカのトップ100プロスペクト
 7位 ゲリット・コール(投手4位、右腕4位)
19位 ジェームソン・タイオウン(投手9位、右腕8位)
51位 グレゴリー・ポランコ(OF15位)
61位 アレン・ハンソン(SS7位)
78位 ルイス・ヘレディア(投手35位、右腕30位)

 ↓2012年
12位 ゲリット・コール
15位 ジェームソン・タイオウン
60位 ジョシュ・ベル
73位 スターリング・マーテ

 ↓2011年
11位 ジェームソン・タイオウン
46位 トニー・サンチェス
79位 ステットソン・アリー


●開幕投手はバーネット
A.J.バーネットが開幕投手に指名されました。
2戦目はワンディ・ロドリゲスで、それ以降は未定。

 ↓暗黒時代(93年~)の開幕投手&その年の成績(勝敗、防御率、イニング)、★はオールスター
13年 A.J.バーネット ???
12年 エリック・ベダード 7勝14敗 5.01 125.2イニング
11年 ケビン・コレイア 12勝11敗 4.79 154イニング ★
10年 ザック・デューク 8勝15敗 5.72 159イニング
09年 ポール・マホーラム 8勝9敗 4.44 194.2イニング
08年 イアン・スネル 7勝12敗 5.42 164.1イニング
07年 ザック・デューク 3勝8敗 5.53 107.1イニング
06年 オリバー・ペレス 3勝13敗 6.55 112.2イニング
05年 オリバー・ペレス 7勝5敗 5.85 103イニング
04年 キップ・ウェルズ 5勝7敗 4.55 138.1イニング
03年 クリス・ベンソン 5勝9敗 4.97 105イニング
02年 ロン・ビローン 4勝6敗 5.81 93イニング
01年 トッド・リッチー 11勝15敗 4.47 207.1イニング
00年 ジェイソン・シュミット 2勝5敗 5.40 63.1イニング
99年 フランシスコ・コルドバ 8勝10敗 4.43 160.2イニング
98年 フランシスコ・コルドバ 13勝14敗 3.31 220.1イニング
97年 ジョン・リーバー 11勝14敗 4.49 188.1イニング
96年 ポール・ワグナー 4勝8敗 5.40 81.2イニング
95年 ジョン・リーバー 4勝7敗 6.32 72.2イニング
94年 ゼーン・スミス 10勝8敗 3.27 157イニング
93年 ティム・ウェイクフィールド 6勝11敗 5.61 128.1イニング

どれだけエースがいないのか、このメンツを見るだけでも分かりますね。
ドラフトで指名しながら契約に至らなかった主な選手です。
2008年以降。


《2008年》

2巡目(全体48位) タナー・シェパーズ RHP
 →セントポール・セインツ(独立)
 →2009年ドラフト1s巡目(全体44位)指名(レンジャーズ)
本来はトップ10級の素材ながら、肩を痛めていたため指名が遅くなりました。
しかしシェパーズの契約金要求は高いままで、パイレーツはそれに応じず不成立。
独立リーグのセントポール・セインツと契約し、翌年もトッププロスペクトとしてドラフトに臨みました。
やはり健康面を不安視され、1s巡目(全体44位)でレンジャーズから指名を受けました。
最速100マイル平均96マイルの速球に、決め球はカーブ。
ちなみに、シェパーズと契約できなかった補償として与えられた指名で、やはりクローザー候補のビクター・ブラックを獲りました。

10巡目(全体294位) ドリュー・ガニョン RHP
 →カリフォルニア州立大ロングビーチ校進学
 →2011年ドラフト3巡目指名(ブルワーズ)

最速95マイルの速球とカーブ、チェンジアップ。
ワークホースタイプの先発4番手になれる可能性アリ。

23巡目(全体684位) オースティン・ライト LHP
 →チポラ・カレッジ進学
 →2010年ドラフト23巡目指名(レッドソックス)
 →ミシシッピ大進学
 →2011年ドラフト8巡目指名(フィリーズ)

90~94マイルの速球にカーブ、チェンジアップ。
チェンジアップが伸びればローテ中盤クラスになれる素質があり、リリーフならセットアッパーになれる。



《2009年》
1巡目でケチって下位指名の高校生に金を使いましたが、両方とも失敗になっています。

16巡目(全体475位) マット・デンデッカー OF
 →フロリダ大残留
 →2010年ドラフト5巡目指名(メッツ)
BA94位のプロスペクトとしてドラフトへ。
100万ドルを要求され、契約ならず。
現状を見るに、無理に契約しなくて正解でしょう。
翌2010年のドラフトでたったの11万ドルで契約しました。
将来はレギュラーよりも4thOFという評価が主流ですね。
3年連続でメッツ傘下のベストに選ばれている守備力は評価が高いです。
俊足で打球の読みも上手く、肩は平凡ながら送球は正確。
動画
契約していればこのプレーもなかった。



《2010年》
ジェームソン・タイオウンステットソン・アリーの豪腕高校生を両獲りして盛り上がりましたが、アリーは早々に野手転向で大失敗が決定的となりました。
契約し損ねた選手の中に、今年のドラフト注目選手が何人かいます。
今シーズンの活躍次第では1巡目指名も有り得ます。

6巡目(全体177位) ジェイソン・ハーシュ RHP
 →オクラホマ州立大進学(2013年ドラフト対象)
BA173位のプロスペクトとしてドラフトへ。
昨年はTJ手術でシーズンを棒に振りましたが、復帰後は94~98マイル、さらには100マイルに届くともされる速球を投げて注目を集めています。
前回のドラフト時は最速94マイルでした。
1巡目に入ってくるかも。
動画

7巡目(全体207位) オースティン・クビザ RHP
 →ライス大進学(2013年ドラフト対象)
BA153位のプロスペクトとしてドラフトへ。
150~200万ドルの契約金を要求して契約不成立。
同期で1巡目指名のジェームソン・タイオウンと同じくライス大のコミットメントがあり、契約は難しいとされていました。
大学では2012年からエースを務めています。
1巡目候補。
動画

19巡目(全体567位) ケント・エマニュエル LHP
 →ノースカロライナ大進学(2013年ドラフト対象)
球は速くないものの制球力に優れた技巧派左腕。
全米屈指の強豪チームでエースを務めています。
高校時代に80マイル中盤程度だった速球は90マイル序盤に届くまで成長しています。
動画



《2011年》
史上最高額の800万ドルでゲリット・コール、1巡目以外では最高額の500万ドルでジョシュ・ベル、9巡目新記録の120万ドルでクレイ・ホームズと契約するなど、ド派手に札束をばら撒いて豪勢なドラフトになりました。
他にもアレックス・ディッカーソンタイラー・グラスノウなどがいて、今のところかなり満足のいく結果だと思います。
しかし、契約する選手の取捨選択を誤らなければ、もっと素晴らしいドラフトになり得たでしょう。
層が薄いとはいえ2013年ドラフト組を差し置いて、すでに大学生ナンバー1SSと言われるトレイ・ターナーを逃したのは特に痛い。

15巡目(全体452位) コーディ・ワッツ RHP
 →ポートランド大進学(2014年ドラフト対象)
BA139位のプロスペクトとしてドラフトへ。
ポートランド大のコミットメントが強く、指名順位が落ちました。
速球は89~93マイルで最速95マイル。
カーブ、スプリッター、スライダーを投げます。
動画

17巡目(全体512位) アーロン・ブラウン OF、LHP
 →ペパーダイン大進学(2013年ドラフト対象)
BA149位のプロスペクトとしてドラフトへ。
RFとして指名し、3巡目クラスの契約金をオファーしましたが契約ならず。
投手としては94マイルの速球を投げ、CFのレギュラーもこなす予定。
今年のドラフト対象になります。
投手と野手のどちらでも指名される可能性があり、早ければ1s巡目に顔を出すかも。
動画  動画2

20巡目(全体602位) トレイ・ターナー SS、3B
 →ノースカロライナ州立大進学(2014年ドラフト対象)
ドラフト当時はそれほど注目される存在ではなかったものの、今となっては是非とも契約して欲しかったです。
60ヤードを6秒30台で走る素晴らしい俊足が魅力。
2012年は全米トップの盗塁数を記録しています(57盗塁、4失敗)。
BAから大学生最速ランナーに選ばれると同時に、2013年前の時点で今年のドラフト対象者を押しのけてベストのSSと評価されています。
Preseason All-AmericaのFirst Teamにも選ばれていますが、野手でソフモアはターナーだけです。
1年目は3Bでしたが、今年はSSに戻るようです。
SSとしてのレンジと肩はしっかりしているものの、安定感を増す必要があります。
SSに残れることを示せれば一気に価値が高まるはず。
バットスピードが速く、打撃も見所がある。
2014年ドラフトが楽しみです。
動画  動画2



《2012年》
マーク・アペルウォーカー・ビューラーの両方と契約できず、ギャンブルに大負けした印象です。
アペルブランドン・トーマスが契約できなかったため、300万ドル以上の契約金枠を無駄にしました。
例えば1巡目に150万ドル程度で契約できる選手を指名していれば、ビューラーとも契約できたかもしれません。
この失敗を今年のドラフトで取り返す余地があるので、素晴らしいドラフトを期待します。

1巡目(全体8位) マーク・アペル RHP
 →スタンフォード大残留(2013年ドラフト対象)
BA4位のプロスペクトとしてドラフトへ。
契約成立の雰囲気すらなく、大学へ戻っていきました。
今年のドラフトでも全体1位候補。
シニアということで契約交渉し易くなり、今度こそ地元アストロズに指名されるでしょうか。
ジャスティン・バーランダーと比較される豪腕ながら、ゲリット・コールジェームソン・タイオウンよりは落ちると思います。
動画

4巡目(全体136位) ブランドン・トーマス OF
 →ジョージア工科大残留(2013年ドラフト対象)
BA89位のプロスペクトとしてドラフトへ。
バレット・バーンズを指名しているし、トーマスを指名する必要はなかったように思いますが・・・。
シニアなので契約金を抑えられる可能性があり、人気が出そう。

14巡目 ウォーカー・ビューラー RHP
 →バンダービルト大進学(2015年ドラフト対象)
BA50位のプロスペクトとしてドラフトへ。
指名当時から契約はかなり難しいと見られており、10巡目までで契約資金を浮かせることも出来ず不成立。
非常に細身ながら90~94マイルの速球に評価の高いカーブ、チェンジアップもしっかりしている。
フレッシュマンの中ではトップクラスのプロスペクトで、BAのプレシーズンランキングでは1位に選ばれています。
2年後には全体1位指名候補になってるかも。
動画

PITプレビュー① ホゼ・タバタ問題


マーク・マランソンは復活するのか

内容は悪くなかったことからマランソンが復活すると予想する識者やファンが多いですが、私はそこまで信用していません。
昨年はセットアッパーの仕事を全くこなせず、マイナー落ち。
昇格後は接戦で起用さることがほとんどなく、基本的にモップアップ。
41試合でホールドは2回しかありません。
セーブは1回だけ
僅差リードの8回に起用されることはありませんでした。
8回に登板した全13試合のうち、2点以上ビハインドが11試合、4点以上リードが2試合です。
内容はまずまずでもタフな場面で投げていません。

当然、パイレーツでは重要な場面で好投してもらわなければなりません。
そのために獲得したのだから。
場合によってはクローザーを任される可能性も十分あります。

マランソンはセーブシチュエーションの防御率が通算4.89、それ以外が3.80。
アストロズでクローザーを務めた2011年も、それぞれ3.86と2.14でした。
本当にタフな場面で投げさせられる投手なのか疑問が浮かびます。
ちなみに、2012年のジェイソン・グリーリはセーブシチュエーションが2.38で、それ以外は3.65。
もちろん前クローザーのジョエル・ハンラハンは、足首を痛めて制球難だった2012年も含めてセーブシチュエーションの方が好成績です。

8回セットアッパー~クローザーと考えた場合、マランソンの奪三振率は平凡です。
昨年は決め球のカーブがゴロ率、空振り率ともに大幅に低下しました。
速球の球速は上がっていますが、やはりゴロ率も空振り率も下がっており、武器になるレベルの速球ではありません。
カーブを確立させられなければ、カッターでこそこそゴロを打たせる投球に追い込まれるかもしれません。
うちにはカーブ使いが多いので好影響を与え合えれば良いのですが。


2013年、マランソンが普通のミドルリリーフ程度ならガッカリします。
試合終盤で僅差のリードを守るのが一番の仕事です。


毎年この時期に書いていますが、現時点で開幕メンバーを選んでみました。
誰も故障離脱しないことを前提とします。
赤字は新戦力。


【先発投手】
A.J.バーネット
ワンディ・ロドリゲス
ジェームズ・マクドナルド
ジェフ・カーステンズ
カイル・マクファーソン

正直、プレーオフを狙える顔ぶれには見えませんね(笑)

5番手は若手のマクファーソンジェフ・ロックの争い。
私はロックをあまり好んでいなく逆にマクファーソンは大好きなので彼の圧勝です。
AAAでの実績十分のロックに比べ、昨年出遅れたマクファーソンはAAAの経験が僅かです。
しかし、MLBでのピッチングから、マクファーソンにまだAAAでやることがあるようには見えませんでした。
両者ともAAAでやるべきことがないとして、純粋な実力で判断すれば私はマクファーソンを選びます。
ただし、予想をするならパイレーツはロックを入れるような気がします。
本当は2人とも開幕ローテに入れるべきだと思いますけどね。

これにフランシスコ・リリアーノチャーリー・モートンの故障組、ゲリット・コールの昇格がいずれやってくるわけですが、いまだにモートンと契約した意味が分かりません。
良いタイミングでマクドナルドをトレードできればね。



【ブルペン】
クリス・レルー
ジャスティン・ウィルソン
トニー・ワトソン
ジャレッド・ヒューズ
ブライアン・モリス
マーク・マランソン
ジェイソン・グリーリ

ワトソンヒューズモリスマランソングリーリは確定。
レルーも失いたくないだろうから開幕メンバーには入るでしょうし、そう望みます。

残り1枠ですが、左腕がワトソン1人では苦しい。
AAAで左打者を封じ込めたウィルソンは、リリーフに専念させるべきです。
AAAに戻して先発させるというなら、もっとマシなリリーフ左腕を獲得しておくべきだったはず。



【レギュラー】
 C:ラッセル・マーティン
1B:ギャレット・ジョーンズ
2B:ニール・ウォーカー
3B:ペドロ・アルバレス
SS:クリント・バームス
LF:スターリング・マーテ
CF:アンドリュー・マッカッチェン
RF:トラビス・スナイダー

これで決定的なので特に書く事はないです。



【控え】
マイケル・マッケンリー(C)
ギャビー・サンチェス(1B)
ジョーディ・マーサー(SS/2B/3B)
ジョシュ・ハリソン(3B/2B/SS/OF)
ホゼ・タバタ(OF)

マッケンリーサンチェスタバタは確定。
残る2枠をめぐる争いになりますが、まずSSを守れる選手が優先されるでしょう。
妥当な守備力を持つマーサーは入れるべきでしょう。
今さらAAAに戻すなら、昨年ベンチに入れ続けた意味がわかりません。
バームスをさっさと蹴落とすくらいのアピールが欲しいです。

あと1人ですが、個人的にはあまり買っていないものの、ユーティリティ性を重宝されるハリソンが最も選択しやすいタイプです。
2B、3B、SSを守れるという点では、より守備力&打撃ポテンシャルの高いマーサーが上です。
しかし、一応OFも守れるのは大きいし、スピードもあります。
フリースインガー気味なのでそれを直して欲しいですが。

マイナー契約のブランドン・インジも候補でしょうが、3Bの控えもマーサーがやればいいと思います。
インジが左腕に強いためアルバレスを補完できるという見方もありますが、ここ2年は純粋に打てていません。
対左腕のOPSも.854→.817→.717→.693と右肩下がりです。
OPS7割そこそこじゃ、とても左腕に強いとは言えません。
ちなみにマーサーのAAAでの対左腕OPSは.902→633。
過去2年とも60試合程度なのでサンプルが少なすぎますが。


充実度:

()は最終所属クラス、年齢は来季開幕時


1.ジェフ・ロック  (MLB) 25歳
2009年6月、ネイト・マクラウスの見返りの1人としてブレーブスから移籍。
新人王資格を失った準プロスペクトですが、左腕があまりにも人材不足で見栄えがしないので入れます。
AA→AAAと順調に進み、あとはMLBでしっかり投げられるかどうかの段階。
昨年よりは進歩しました。
BB/9は許容範囲でK/9は良かったです。
一方、34.1イニングで6HRは懸念材料。
AAAでは141.2イニングで9HRのみだったので、このレベルの違いに適応できるかどうか。
個人的にあまり期待していなかった投手ですが、今季はテッド・リリーを参考にフォームを変えてまずまず良いところを見せてくれたので期待度アップ。
 ・以前のフォーム
 ・2012年のフォーム
エリック・ベダードにも似ている気がする。

2.ジャスティン・ウィルソン  (MLB) 25歳
2008年ドラフト5巡目指名、契約金19万5000ドル。
AAAでは継投によるものも合わせて2度のノーヒッターを記録(①4月29日8月9日 )。
被打率(.189)の素晴らしさから分かる通り、制球が安定している時の支配力は増しています。
左打者に至っては被打率.129。
昨年から奪三振率が大幅にアップしました。
中途半端に扱うよりも、このままリリーフで使っていくべきだと思います。
先発で特別な投手になるのは難しいですが、リリーフなら可能性は広がります。
2011年に騒がせた99マイルを見せてくれ(メジャーでは最速96~97マイル)。
BAの評価の高さには少し驚きました。
クローザークラスになるには変化球のレベルアップが必要かなと。
動画  動画

3、アンドリュー・オリバー  (AAA) 25歳
今オフ、ラモン・カブレラとトレードでタイガースから移籍。
2009年ドラフトにおけるトップ左腕の1人。
オクラホマ州立大ではジョーディ・マーサーマット・ヘイグとともにプレーしています。
本来の素質ではロックウィルソンを上回るでしょう。
しかし、今は速球に力があるだけという状態。
制球は最悪で、スライダーとチェンジアップのクオリティも低い。
リック・ポーセロジェイコブ・ターナーなど、プロスペクトを早く上げすぎて素晴らしい素質をくすませてしまいがちなタイガースですが、オリバーも同じです。
もったいない。
正常なコントロールと変化球を1つでも使えるレベルにできれば先が見えてくるはず。
動画(2011年)  動画

4.ザック・ダドソン  (A) 22歳
2009年ドラフト4巡目指名、契約金60万ドル。
数少ないポテンシャルのある左腕ですが、大きな失望となっています。
2度目の薬物違反(ステロイドではない)で50試合の出場停止を食らい、来季も最初の3週間ほど出られません。

5.ダルトン・フレンド  (A-) 22歳
2012年ドラフト12巡目指名。
ドラフト時のBAランキング328位。
最速95マイルの速球とカーブが中心。
デビュー登板は散々でしたがそれ以降は順調に投げました。
リリーフとして気になる存在です。
動画

6.アーロン・ポレダ  (AA) 26歳
2011年12月、ルール5ドラフト(AAA)でパドレスから獲得。
巨漢から繰り出す最速100マイルの速球で、元トッププロスペクトだった左腕。
昨年は肩を痛め、3試合に先発しただけでシーズン終了。
リリーフならマット・ソーントンになれるかもと言われた素質は魅力で、まだ遅くはない。
アンドリュー・ミラーと印象が被ります。
健康第一。
動画(2009年)

7.ネイサン・ベイカー  (AA) 25歳
2009年ドラフト5巡目指名、契約金17万6000ドル。
ミシシッピ大では現在もチームメイトのフィル・アーウィン(21巡目)と同級生。
コントロールを失って苦戦。
スタッフが平凡なのに制球力も無ければ話になりません。
リリーフではK/BBがマシになったものの、印象的というほどでもない。
もう先発に見切りをつけてリリーフで鍛えていく方が良いと思います。
BAではベスト・チェンジアップに選ばれています。

8.クリス・ジョンソン  (AAA) 28歳
2011年5月にレッドソックスからリリースされ、12月に獲得。
元ドラ1。
今オフにマイナーFAでしたが、早々に再契約しました。
ドミニカ・ウインターリーグでは素晴らしい結果を残したものの・・・。
マイナー要員から抜け出すのは簡単ではありません。
LOOGYとして活路を見出せるでしょうか。

9.王維中 20歳
2011年夏に一旦35万ドルで合意するも、TJ手術の必要性が発覚。
10月に改めて減額で契約しました。
速球は80マイル後半でチェンジアップが良いらしい。
最速92マイルという情報も。
動画(2010年)

10.オーランド・カストロ  (A) 21歳
2009年9月に契約。
ホンジュラス出身の小柄な左腕。
後半は好成績を残しました。
期待度は高くないけど珍しい出身地の選手は応援したくなります。

11.リンク・シン  (A) 24歳
テレビ番組の企画で3万7000人以上の参加者の中で優勝し、ディネシュ・パテルとともに渡米。
野球の知識ゼロからトレーニングを経て、2008年11月にパイレーツと契約。
頑張ってるけどこれより上のクラスでもやれるのかな?
メジャーまではまだまだ遠いけど、インド人のパイオニアになって欲しい。
ディズニーが権利を買い、映画化 が予定されています。
動画(2008年)  動画



本拠地の形状が左腕有利であるにもかかわらず、長らく有望な左腕が不足しています。
過去3年間、ドラフト10巡目以内に指名した左腕はゼロ。
2010年なんて、33巡目のジャスティン・エニスただ1人しか契約していません。
ちなみに、エニスは速球が80マイル中盤の平凡な投手で、
昨年途中からナックルボールに挑戦していました
さっぱり上手くいかず、今オフにあっさりリリースされています。

今年のドラフトでは1人くらい面白そうな左腕を獲って欲しいです。
A.J.パク は体格を重視するパイレーツにピッタリでは?
2wayプレイヤーなので潰しも効く。
2010年に指名したケント・エマニュエルをもう1度指名するのもアリかな。

ホゼ・タバタ問題

ローリスクなはずの長期契約がリスクに晒されています。

デビューした2010年から年々悪くなっている。
昨年はAAAに降格させられる失望のシーズンになりました。
打撃・走塁・守備の全てにおいて内容が悪化し、調整不足を指摘する声も。
成績が悪いだけではなく、ハッスルに欠けるプレーぶりも批判されました。
ちょこちょこ故障もする。
パワーもいつまでたっても成長しません。
AAAでも158打数0HRでISO.057。
守備が特に良いわけでもなく、CFよりLF/RFタイプというのも価値を見出しにくくします。
盗塁の精度も低い。
マイナーオプションが切れているお陰で開幕メンバー入りは確実ですが、もしオプションが残っていればレギュラーどころかロスター争いする立場だったでしょう。

GMはトラビス・スナイダーを中心に起用し、タバタは4thOFだと明言しています。
スターリング・マーテスナイダーが順調な場合、タバタの出場機会はかなり限られるでしょう。
他にジェリー・サンズアレックス・プレスリーもいますからね。
タバタよりサンズの方が見たいです。
6年(最大9年)の長期契約を結んだ選手が早くも控えとは、失望以外の何物でもありません。
しかも昨年レベルでは控えとしても戦力になりません。


2013年はまだ100万ドルですが、2014年には300万ドルに上がります。

 13年 100万ドル
 14年 300万ドル
 15年 400万ドル
 16年 450万ドル
 17年 650万ドル(オプション)/25万ドル(バイアウト)
 18年 750万ドル(オプション)/25万ドル(バイアウト)
 19年 850万ドル(オプション)/25万ドル(バイアウト)

控えOFに300~450万ドルはキツイですよ(´д`)
パイレーツでレギュラーを掴むチャンスがどんどん減っているばかりか、2010年レベルの成績を残さないとトレードバリューも生まれません。

今年は本当に大事なシーズンになります。
ベン・リビアにあれくらいのトレードバリューがあるのなら、タバタがポテンシャルを発揮すればまずまず価値が出るはず。
淡い夢に思えますけど。


正直なところ、もう期待していません。
一応、まだ24歳でマーテと2ヶ月しか変わらないんですけどね。
若々しさを感じません。
スナイダーに開花して欲しいし、マーテにはもっと期待しています。
2015年くらいにはグレゴリー・ポランコも出てくるでしょう。

せめて意味のあるトレードで使えるレベルになってもらいたいです。
ネイト・マクラウスのように、延長してすぐにトレードした方が良かったのかもしれません。
今となっては、残念ながら、焦りすぎた長期契約という印象になってしまいましたね。

ノンテンダーFAのジェフ・カーステンズと1年250万ドルで再契約しました。
年俸調停で400万ドル程度になると予想されていたので、かなり安く契約できました。
フランシスコ・リリアーノの正式契約が滞り、ショーン・マーカムに興味を持っていると報じられたばかりというタイミング。
リリアーノとは契約せず、カーステンズがローテ入りするのが自然だと思います。

ローテーションに保険をかけるとすれば、フィリーズのように、アーロン・クックとマイナー契約(昇格すれば162万5000ドル)を結ぶというような選択肢もあったはずです。
そうはせず、カーステンズに開幕25人入りを保証しました。
先発控え兼ロングリリーフという使い方はありますが、それならクリス・レルーでもなんとかなりそうですし、ロングリリーフに250万ドルは高いです。
かと言って、シリアスな場面でリリーフさせるタイプでもありません。
リリーフとしてはクローザーのジェイソン・グリーリに次いで高額になります。

リリアーノのように野心的な選択ではないですが、5番手ならカーステンズは悪くない投手です。
安上がりな契約でラッキー。
タフさは信頼できませんが。

 ①A.J.バーネット
 ②ワンディ・ロドリゲス
 ③ジェームズ・マクドナルド
 ④カイル・マクファーソン or ジェフ・ロック
 ⑤ジェフ・カーステンズ

私はこれで構いません。
ショーン・マーカムジョー・ソーンダースのような補強は必要ないと思います。
最初からマクファーソンロックのスポットを奪うことがあってはならない。

デプスには④で負けた方が1番手。
他に、ブルペンに入ってそうなレルーゲリット・コールフィル・アーウィンのプロスペクト組、復帰を目指すチャーリー・モートン、生き残りをかけるアンドリュー・オリバーストルミー・ピメンテルザック・スチュワートなど。
経験不足が否めないメンツであるため、マイナー契約でベテランを加えておくべきだと思います。
前述したクックのような。