●ホゼ・タバタ問題
ローリスクなはずの長期契約がリスクに晒されています。
デビューした2010年から年々悪くなっている。
昨年はAAAに降格させられる失望のシーズンになりました。
打撃・走塁・守備の全てにおいて内容が悪化し、調整不足を指摘する声も。
成績が悪いだけではなく、ハッスルに欠けるプレーぶりも批判されました。
ちょこちょこ故障もする。
パワーもいつまでたっても成長しません。
AAAでも158打数0HRでISO.057。
守備が特に良いわけでもなく、CFよりLF/RFタイプというのも価値を見出しにくくします。
盗塁の精度も低い。
マイナーオプションが切れているお陰で開幕メンバー入りは確実ですが、もしオプションが残っていればレギュラーどころかロスター争いする立場だったでしょう。
GMはトラビス・スナイダーを中心に起用し、タバタは4thOFだと明言しています。
スターリング・マーテとスナイダーが順調な場合、タバタの出場機会はかなり限られるでしょう。
他にジェリー・サンズやアレックス・プレスリーもいますからね。
タバタよりサンズの方が見たいです。
6年(最大9年)の長期契約を結んだ選手が早くも控えとは、失望以外の何物でもありません。
しかも昨年レベルでは控えとしても戦力になりません。
2013年はまだ100万ドルですが、2014年には300万ドルに上がります。
13年 100万ドル
14年 300万ドル
15年 400万ドル
16年 450万ドル
17年 650万ドル(オプション)/25万ドル(バイアウト)
18年 750万ドル(オプション)/25万ドル(バイアウト)
19年 850万ドル(オプション)/25万ドル(バイアウト)
控えOFに300~450万ドルはキツイですよ(´д`)
パイレーツでレギュラーを掴むチャンスがどんどん減っているばかりか、2010年レベルの成績を残さないとトレードバリューも生まれません。
今年は本当に大事なシーズンになります。
ベン・リビアにあれくらいのトレードバリューがあるのなら、タバタがポテンシャルを発揮すればまずまず価値が出るはず。
淡い夢に思えますけど。
正直なところ、もう期待していません。
一応、まだ24歳でマーテと2ヶ月しか変わらないんですけどね。
若々しさを感じません。
スナイダーに開花して欲しいし、マーテにはもっと期待しています。
2015年くらいにはグレゴリー・ポランコも出てくるでしょう。
せめて意味のあるトレードで使えるレベルになってもらいたいです。
ネイト・マクラウスのように、延長してすぐにトレードした方が良かったのかもしれません。
今となっては、残念ながら、焦りすぎた長期契約という印象になってしまいましたね。