サンチャゴ巡礼サイクリング(Day 2 Esposende から)
9/17 サンチャゴ・デ・コンポステラまでの巡礼道 (Camino Portugal)サイクリング,2日目。(Day 1から続き)
特にスタート時間とか決まってないソロサイクリングなので適当に起床。日本をでてもう10日目ぐらいなのですが時差ボケなのか6時には目が覚めます。ホテルの朝食は7時半からが多いのでダラダラします。
ポルトガルのホテルの朝食は特に特長がないバフェが多いです。アメリカのホテルとあまり並んでるものは違いません。ポルトガル人は朝食はコーヒーだけとかの人も多いらしい。夕食が夜9時とか10時で遅いからでしょうか。
自転車はホテルの地下駐車場に停めることが多いです。ドアは係員が開けないといけないので安心です。eBikeが多いので充電コンセントもあります。
レンタルのTrekのMTB Excalibarです。GPSナビはツアー会社が用意した左のと自分が持ってきたGarmin EDGEの両方を着けてます。
iGPSPORTというメーカーのGarminに良く似たやつでした。これに各日のコースがセットされています。ほぼ同じデータがRide with GPSに公開されていたので事前にそれを自分のGarminにもセットしてきました。やはりいつも使うものが安心。
この日の計画ルートです。さらにツアー会社からRide with GPSのスマホアプリ用の"Tour Book"というパッケージのダウンロードパスワードをもらいこれをiPhoneに入れておきます。これにもルートデータがあってアプリでナビもできるのでスマホをハンドルにマウントすればナビにもなります。またそれ以外のコース説明、レストラン情報などもあって便利です。私は電池とか心配なのでナビには使わなかったです。
Esposendeから引き続き北に海岸沿いに進みます。この辺は歩行者用の石畳歩道と簡易舗装の自転車レーンが並行していて走りやすいです。
田園地帯に入ると石畳道だけになったりします。
こんな感じです。ポルトガルの海岸部は大体なだらかな平野で遠くになだらかな丘がある感じです。
時々はこういう完全なグラベル道にもなります。
かと思えば車道の路側帯の場合も。
典型的なポルトガルの田舎の教会です。タイル画で装飾されています。
大変荒れた古い石畳の登り坂がでてきました。乗車できません。押します。
こんな感じで徒歩巡礼の人が沢山あるいています。追い抜くときはなるべく後ろから"Bon Dia!"とか”Bon Camino!”とか挨拶の声をかけてゆっくり追い抜きます。
巡礼路には色々な形式の案内があります。基本的なシンボルは黄色い矢印と帆立貝です。右の青いプレートがよく見るタイプです。
こういう矢印だけペンキで書いてあるのもあります。
このグラベル道の出口あたりに砂が溜まっていてタイヤを取られて落車しました。砂の上だったので特に怪我とかなかったですが。路面コンディションは色々なので注意は必要です。基本は徒歩用の道なので。
なんか風情のある石の橋で小川を渡るところがありました。ちょっと狭くて不安なので押して渡ります。
いい感じの場所です。
巡礼路にはたまに猫がいます。馬や山羊が飼われていることもあります。
車道用にはこの標識のようです。
カフェでレモンジュースとボトル用の水補給して休憩。こういうカフェで巡礼手帳にスタンプもらいます。一応、一日二か所でスタンプが必要です。一つはホテルで貰えるのであとはこういうお店か途中の教会で。
大きな車道の交差点はラウンドアバウトがほとんどです。基本的にはループ内の車両が優先です。自転車の場合は前後の車が外に出る車かを注意します。
路側帯は結構広い場合が多いので走りやすいです。登り坂の場合は登坂車線があることも多いです。法律で車が自転車を追い抜く場合は1.5mの距離を確保しないといけないことになっています。
Viana do Casteloという町に近づいてきました。ポルトガルの町は大きな川の河口近くの港にあることが多いです。ここでは川をわたる橋は「エッフェル橋」でエッフェル塔のエッフェルが設計した橋です。これを渡ります。
車道が狭いので安全のため歩道を押してわたりました。1キロぐらいありました。
橋は鉄道と車道の2階建て構造です。
港の広いところで自撮り遊び。
ジャンプも。基本的には日本の夏の服装です。朝夕はちょっと肌寒いので薄いウィンドブレーカーを着ます。
海沿いのレストランでランチ。パンを頼むとオリーブ、ツナのパテ、バターとクリーミチーズとか色々でてきます。これだけで昼飯になりそうです。
フィッシュアンドチップスみたいなのがメインでした。パンとポテトとライス付き。
ポルトガルの海岸にはこういう古い城塞の跡がよくあります。長い海岸線を防衛するためのものでしょうね。
こういう見張り台みたいなのも沢山ありました。
この辺りのルートはこういう板張りの遊歩道です。
また乗って登れない石畳坂も。
この地域独特の道路標示。グラベル道が続きます。
Ancoraという海岸の町の教会。
イベリア半島の教会の内部は金を使ったゴシック様式です。
「王林」という中華レストランのようです。さすが中華とインド料理は世界のどこの町にもありますね。
お祭りの移動遊園地のようです。終わったのかこれからなのかよくわかりません。
ちょっとモダンな巡礼路標識。
馬が飼われている草原をいきます。遠くにみえている山はもうスペインです。
この日のホテル。Ponta del Solです。
ここはCaminyaという町なのですが、ホテルは街の中心からちょっと離れているのでチェックインしないで街の方に行ってみます。
ポルトガルの町は中心に教会とか広場のある旧市街があってその外側に新しい建物が建ってます。ここが旧市街の中心の広場。
当然教会があります。創建500周年のようです。
日本の仏壇みたいな祭壇です。
広場のカフェでコーラ飲んで休憩。まだ自転車乗ってるのでワイン飲めません。
ここも地下駐車場に自転車保管です。充電コンセント完備。
サドル位置調整が効いたのと体が慣れてきたのでこの日は特に体痛くなったりしませんでした、
ホテルの向かいの海岸沿いにレストランがあったのでそこで夕食にします。
Foz do Minho という名前です。ここも町は大河の河口なのですが、このミーニョ川はスペイン・ポルトガル国境なので対岸にみえる三角形の山はスペインです。
まず生ハム!
続いてタラのオムレツみたいなもの。
デザートにしっかりチーズケーキ。
夜になるとオシャレな感じです。
Caminyaの海岸の夜景。この辺の海岸(河岸)は干潟みたいな感じで泳ぐのには向いてないです。
ということで2日目でポルトガルはおしまい。
スペインに渡る Day3に続く。
ということで2日目でポルトガルはおしまい。
スペインに渡る Day3に続く。
サンチャゴ巡礼サイクリング(Day 1ポルト出発)
9/16日から6日間でポルトガルのポルトからスペインのサンチャゴ・デ・コンポステラまでの巡礼道 (Camino Portugal)を自転車で行くツアーに参加してきました。
スペインのほぼ西北の端にあるサンチャゴ・デ・コンポステラにはキリスト教の聖人聖ヤコブ(英語では St. Jamese、スペイン語ではSantiago)の墓である聖地があって古くからそこの大聖堂に巡礼する習わしがあります。一番有名なのはフランスからピレネーを越えていく「フランスの道」ですが、ポルトガルからいく「ポルトガルの道」もあります。
一般的には徒歩で行くのですが、自転車で行くこともできます。車で行くのは巡礼とは認められないようです。徒歩の場合は最低100キロ、自転車の場合は最低200キロを走破して大聖堂に到着すれば正式に巡礼したことを教会が証明してくれます。宗教的な意味はあるのですが、自己への挑戦、観光などの目的で参加する人も多いようです。
今回はポルトガルの自転車ツアーの会社 Top Bike Cyclingという会社のパッケージツアーに申し込みました。乗る自転車を貸してくれて、道中の行程のGPSナビ、宿泊するホテルなどを一式準備してくれます。ガイドは付かないので出発したあとは自力で予定の行程を走っていかないといけません。
9/16日、一度ツアー会社のオフィスに集合して、巡礼のスタート地点であるポルトの大聖堂の前まで行きます。集合といってもこの日のスタートは私とカナダ人夫婦の3人です。カナダ人は電動アシスト(eBike) MTB、私はTrekのMTBです。
ツアーのガイドのブラジル人のお兄さんと記念撮影。
ポルト市内を通りぬけて海岸沿いのサイクリングロードまではこのガイドのお兄さんが道案内してくれます。丁度この日は日曜でマラソン大会開催とかで、あちこち道路封鎖されていて坂の多いポルト市内をいろいろ迂回させられました。
海岸についたら後は各自自由走行です。eBikeの人たちとはペースが違うのでこの後、数回しか出会わないくて、基本的にはソロサイクリングです。こんな跳ね橋がありました。
設定されたコースは90%ぐらいは徒歩の巡礼路と同じです。自転車が走行困難な区間だけ別のルートがGPSに設定されています。この日のルートはほぼ海岸沿いでずっと海水浴場の横の道です。日曜なので賑わってます。気温は暑すぎずで、半袖ジャージで快適です。ただ快晴なので日焼けによる疲労、脱水はそれなりにあります。
ポルトガルやスペインには日本のように便利なコンビニ、道の駅はないし自販機や公衆トイレも大変少ないです。
時々、こういうカフェみたいな店に入って休憩などします。
こういう木の板の遊歩道みたいな区間もあります。この地点ではここから先は右側の遊歩道は自転車禁止のサインがあるので左側の舗装歩道の方にいきます。
こういう石畳区間もあります。新しいので石はキチンと並んでますが、やはり石畳なのでガタガタします。こういう路面が多いのでロードバイクでの走行は難しいです。殆どの自転車はMTBかeBike MTBです。
30キロぐらい走ったVila do Condeという町のレストランに11時半ごろに昼食に入りました。日曜のランチは大賑わいで予約が一杯で辛うじて入口近くの席に座れました。
メニューは野菜スープと鰯の塩焼きです。たっぷり大きいのが3匹も。
https://www.tripadvisor.com/Restaurant_Review-g8294623-d9750138-Reviews-Restaurante_Ruben_s_Dunas-Vila_Cha_Vila_do_Conde_Porto_District_Northern_Portuga.html
なんとなくこの辺で一番大きい感じの店に入ったのですがあたりでした。たっぷりいただいて休憩。
しばらく走ると大きな建物がある町に。
港には帆船がありました。
Povoa de Varzimというリゾート地みたいなところまできたのでおやつにします。
でかいアイスクリームパフェです。今回支払いはほぼすべてこの写真のWiseという送金ネットワーク会社のデビットカードを使いました。タッチ決済型のマスターカードです。出発前に円でこのカードの口座に入金しておくと決済するたびにユーロが円口座から引き落とされていきます。数ユーロでもこのタッチ決済で払うのは一般的なようです。
巡礼路らしいこういうキリスト教の祠みたいなのがたまにあります。
ゴールまでもう少しだったのですが、トイレに行きたくなったのでガソリンスタンドへ。強いて言えば、これが日本のコンビニに一番近いかも。軽食飲み物は買えるしトイレもあります。ただし巡礼路は車道ではないことが多いので探さないとないかも。
なんかよくわからないバナナジュース飲みました。
68キロ走ってこの日のゴールであるEsposendeという海岸の町のホテル到着。一応、この町一番のリゾートホテルみたいです。プールとレストランがあります。
この日は慣れないMTBで足首とか手首とか痛くなりました。路面の振動のせいかとおもったのですが、どうもサドルがちょっと高すぎてフォームがよくなかったようです。翌日、2センチぐらい下げたら痛くなくなりました。あるいはMTBに慣れたのかもしれません。フラットバーのMTBで長距離走ったのは15年ぶりぐらいです。
ホテルで一旦服を楽なのに着替えて近くの公園まで散歩してジャンプ自撮り!
大西洋に沈む夕日を眺めます。
ホテルのレストランでディナー。メインはバカリャオ・ア・ブラというポルトガルの定番料理です。バカリャオは鱈で通常、干した塩鱈です。ポルトガルの国民食です。それをライスと一緒に煮たものです。店によってはポテトやパスタの場合も。
デザートはやはり定番の「プリン」です。やや硬めのやつ。
この日の走行ルートです。 68キロ、獲得標高 385メートルでほぼ平坦です。
慣れないMTBにちょっと手こずりましたが、いい天気でずっと良い景色で最高のスタートだったと思います。
久しぶりに西にむかってロングライド
時々やる「自宅からひたすら西に行けるところまで」のサイクリングしました。
お盆休みの8月16日、暑いので、朝5時半にスタート。
三宮を早朝通過。六甲山が朝日を浴びてます。まだ涼しいです。
おなじみ明石海峡大橋到着。この日はすごくひさしぶりにカーボン車です。今年はずっと買ったばかりのアルミのグラベルロードばっかり乗ってました。やはりカーボン車と細いタイヤは軽い!
8時過ぎに加古川市到着。2度目の朝食をこのコーヒー専門店「英珈」で。
蔵を改造した店内はおしゃれな感じです。開店したばかりですが、もうほぼ満席です。
モーニングセットのフレンチトースト。朝からアイスクリーム付き。
さらにどんどん進んで12時過ぎにおなじみ「道の駅 みつ」(たつの市)到着。
お盆なのでさすがに人は多めです。
ちょっと待って中のレストランでランチ。海鮮丼に地元名産のそうめん。美味しくいただきました。
道の駅から少し先にある最近リニューアルしたレストラン。こっちはセルフサービスです。こっちの方が空いていた。次はこっちにしよう。
久しぶりに室津の港と町に寄ってみた。お盆でお店とかはお休みなので静か。
立派過ぎる門のある交番。
この辺りは「播磨シーサイドライン」の一番景色の良いところ。
低い峠を越えて相生市に下ります。
相生の「道の駅 ペーロン城」が見えてきました。
道の駅到着。まだ3時頃で先に進む時間はあったのですが、気温が35度ぐらいらしく、苦しいので岡山県まで行くのは断念。
道の駅の「まねき」食堂(姫路の「えきそば」の会社)でチョコパフェをいただいて体を冷やします。
ここには温泉があるのでさっぱりして帰ろうと思ったらお盆でお休みでした。残念。
相生駅までちょっと自転車で行って、JRで神戸に帰りました。いつもなら相生駅前の居酒屋に寄って帰るのですが、まだ早い時間だったのでパス。
この日の走行ルート104キロ。たつの市まではほぼ平坦。明石からたつのまではずっと播磨工業地帯の道路なので退屈です。ストイックに走る練習にはなるのですが、楽しくサイクリングするなら姫路か網干スタートで日生、備前を目指したほうが良いです。
実は去年の年末にもほぼ同じコースを走っていたのでした。
個人的には気に入ってるコースなのでまた来ると思います。