「オーガストウォーズ」

夏休みだよな、なんか映画みよう、と思い”映画.COM"の上映中リストを見ていて発見。なんだこれは?聞いてないぞ。これはロシア版”パシフィック・リム”か?でっかいロボットと戦争と子供がでてくる映画だな。
と、思ったら、配給会社(ブロードメディア・スタジオ)の手にはめられていたのです。始まって3分でわかるネタばれ以前のことなので、書いちゃいますが、この映画に出てくる巨大ロボットは主人公の少年の想像の中の世界に出てくる「戦争」の象徴みたいなものなんです。
そのロボットの部分のCGはよく出来てるし、視覚的にもいい演出なんですが、この映画の本筋はそこではないのです。
この映画は実際におこった2008年のグルジア紛争(南オセチア紛争)を舞台にしたガチの戦争映画です。主人公の少年は、ふとしたことで、その戦争が勃発した瞬間にその最前線に取り残されてしまい、母親がそれを決死的状況のなか助けに行く、という話です。
視点は徹底的にロシア軍の視点から描かれていて、グルジア軍から逃げてきたロシア人を救出する、という作戦と、息子を救出する母親の行動が交錯していきます。
戦闘シーンはものすごくリアルで、わざとちょっと荒くした映像、手持ちカメラ、などで、臨場感高いです。ミリ・オタ方面ではロシア軍の戦車が出てくるのがポイント高いのではないでしょうか?
モスクワの司令部でメドベージェフ大統領がカッコよく命令するシーンが数回でてくるのは、アメリカの戦争映画にかならずホワイトハウスが出てくるのと同じですね。最近のアメリカ映画(「トランスフォーマ―」とか)で、アメリカ軍が大活躍するのと同じく、ロシア映画なんだからロシア軍万歳なんです、文句ありますか、みたいな感じです。
途中で軍なのに「無線が使えない、携帯で連絡しろ」と叫んでいたりするのが妙にリアルです。携帯電話はこの映画では重要な小道具なんです。
主役の母親は、キャラクタは「エレン・ブロンコビッチ」のジュリア・ロバーツみたいです。ちょっと頭悪いんだけど、すごく意思が強くて、とんでもないことをやり遂げてしまいます。スベトラーナ・イバーノブナさんという女優です。名前、絶対おぼえられないですね。
戦争が始まるときに夜空に花火のようにミサイルが大量に頭上を飛んでいったと思えば、回りにどんどん落ちてくるいシーンとか、視覚的にもよくできてるシーン多かったです。
というわけで、ロシア製 現代戦映画として宣伝すれば、それなりに評価されると思うのですが、ロシアの製作者も日本の配給会社も巨大ロボットのCGをちょっと混ぜて「トランスフォーマ―」「パシフィック・リム」の流れをいただきする誘惑には逆らわえなかったということなんでしょう。
でも、そのお蔭で、東京でもロシアの戦争映画を見る機会ができたともいえるので、いいのでが。でも、これを「トランスフォーマ―」みたいなお気楽SF映画だと思って見に行ったら、兵隊がどんどん死ぬマジな戦争映画だった、というお客さんは怒るんじゃないでしょうかね。
ちなみに渋谷TOHOの夜の回にみたのですが、お客さん20人ぐらいでした。カップルとかいなかったので、「わかっている」お客さんだけだったと思いたいです。
実際のグルジア紛争が、この映画のように一方的にグルジアが悪者の戦争だったのかは、私はよくわかりません。多分、グルジア側にも言い分があったのでしょう。中東とロシアの間の旧ソ連の国々というのはいろいろ民族問題とか複雑なんだと思います。機会があったら勉強しておきたいところです。
「ゴリアテ ロリスと電磁兵器」 スコット・ウェスタ―フィールド
- ゴリアテ ―ロリスと電磁兵器― (新ハヤカワ・SF・シリーズ)/早川書房

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リヴァイアサン」「ベヒモス」から続く架空第一次大戦SF3部作の完結編。
このシリーズはディーゼル機関など機械文明が実際より発達している「クランカー」派のドイツと、遺伝子工学が異常に発達している「ダーウィニスト」派の英国などが戦争を始める、という架空の第一次大戦が舞台です。
第3巻のこの本では、舞台は前作の最後のイスタンブールから、ロシア、東京、ロサンジェルス、ニューヨークと主人公たちを乗せた巨大空中クジラ飛行戦艦は進んでいきます。この世界では、日本とアメリカは、「クランカー」「ダーウィニスト」の両方の技術を使っていて、どちらの陣営にも属していないのです。
この巻の重要な登場人物はニコス・テスラ博士です。第二巻にも、テスラ博士の発明した「テスラ・キャノン」という兵器がでてくるのですが、ついに本人登場。しかも、「ツングース大爆発」の現場にいきなり登場!もうSFオタクの心わしづかみのツカミです。テスラ博士は期待どおりの「歴史上最高のマッドサイエンティスト」の役をきっちり勤めてくれます。
日本人もだまってはいません。日本軍の最強人造生物兵器「カッパ」が登場します。これがなかなか恐ろしい。日本人はなぜか豊田佐吉と御木本幸吉が名前だけセレブとして登場します。
アメリカにわたると今度はランドルフ・ハースト本人や、ピンカートン探偵社とか、メキシコのパンチョ・ビラ将軍とかも登場して期待を裏切らないです。最後のクライマックスは当然 ニューヨークが舞台です。
主人公2名はオーストリアの(身分を隠した)皇太子と、イギリス人の航空士官候補生(じつは女の子)という、絵に描いたような、ベタベタな設定です。最後は当然.....
もういつでも日本アニメの原作として使えそうですが、日本があまり出てこないので、宮崎駿も手を出さなかったのかも。(飛行機、戦争、美少女、と好きなモノがそろってるのですが。) ハリウッドで巨大予算でフルCG実写作品になってオオコケ、というパターンは避けていただきたいです。
元々、ジュブナイル(中高生ぐらい向け)として書かれたみたいで、このハヤカワ新SFシリーズ版はきちんと原版の挿絵が使われてます。ハリポタみたいに、子供向けでもベストセラーも狙えるので、ハヤカワさん頑張ったんでしょうね。でも、ちょっとネタがディープすぎたかも。表紙の挿絵がちょっと昭和の子供向けSFみたいなのも雰囲気出てたんですが、一般的にはどうなんでしょう。
このシリーズは全編にでてくる「ダーウィニスト」が開発した数々の人造生物でもっているようなものです。それ抜きにはどうでもいい歴史改変小説になってしまいます。そういれば、「才智ロリス」という肩に乗って、中途半端に人語を解する、動物が主人公について回ります。これって、ガンダムのハロとか、ソランのチャッピー(古い!)みたいなアニメSFの定番キャラですよね。その他にも恐ろしい「巨大戦闘熊」とかもでてきます。
さて次はハヤカワ新SFシリーズ、どれを読もうかな。
鶴峠 雨で助かる
朝8時に武蔵五日市駅で私の自転車の師匠Iさんと待ち合わせ。もうこの時点で暑いのです。ここから、奥多摩方面へ出発。

上川乘の交差点で休憩。どんどん、自転車のりがやってきて10人近くたまってました。いつもはここを直進して風張峠(奥多摩周遊道路)にいくのですが、今日は初めて左折します。
本日最初の峠の「甲武トンネル」まで登りました。割と楽にすぐ登れました。暑いんですけどね。トンネルの中は涼しくて気持ちよかった!
一旦、トンネルからくだって、今度は「鶴峠」をめざします。鶴峠の手前に「田和峠」というのがあり、まずそこを登るのですが、日蔭が全然なく暑くてばてます。熱中症になってはいけないので、水を飲み、ときどき休憩しながらヨロヨロと登っていきます。景色はいいんですけどね。
田和峠をくだって、鶴峠を登るまえに「びりゅう館」という道の駅的なのがあったのでここで昼食にします。これが大正解。
「さいばら定食」というのを食べて休憩していると、雷の音が段々近づいてきて、ものすごい雨が降ってきました。もし、ここで休まず鶴峠に登っていたら、この土砂降りのなか激坂を登る、というのを先週の栄村につづけてやってしまうことになっていたはずです。ああ、よかった。
30分ほどで雨はあがり、雷雲は東京のほうに行ってしまったようです。そらには晴れ間が。しかも。気温がぐっと下がって涼しくなっています。
雨上がりの道を鶴峠に向かって登坂開始。結構きついところもあり、涼しくなったとはいえ、ゆっくり休みながら登ります。
無事、本日の最高標高地点、鶴峠に到着。
看板の標識もなく、この寂しい時刻表のバス停があるのみです。
ここから小菅経由で、奥多摩湖までくだります。奥多摩湖はまだ水面が低いですが、先月よりは上がっているのではないでしょうか?
奥多摩駅のあたりではお祭りをやっていてました。ちょっと山車の通過するのを待たされました。
さらに下って、青梅の手前でお土産に「へそまんじゅう」を買います。8個入りの箱を買うと一個おまけにもらえたのでおやつにいただきます。
5時ごろ、青梅駅に到着して、解散。同行のIさんは、ご近所なので自走でご帰宅。私は「ホリデー快速おくたま」で帰宅しまいた。ハイキング客が一杯で座れなかったです。
奥多摩までいけばちょっと涼しいかと思ったのですが、午前中はやっぱり暑かったです。雨のおかげで午後は楽でした。
今日は、真夏の日差し、山、夕立、湖と夏休みらしい一日でした。やっぱり夏はいい!
本日の走行距離は108キロ。 走行ルートは
鶴峠 (Garmin Connect)
本当なら、鶴峠の後にもう一個、小菅から丹波山まで抜ける「小川峠」も登るはずだったのですが、今日は前半の暑さでバテたので、次回のお楽しみです。











