ロードバイクを待ちながら -149ページ目

オホーツクサイクリング(二日目)

(一日目の記事はこちら)

さて、カーリング場の寝袋で爽やかに目覚めて、二日目のコースに出発します。


二日目は一日目と逆の順番で各グループが出発します。つまり一日目に最終グループだったチーム大王は今日は先頭集団で走れるのです!このためにH支部長が毎年チームメンバーのゼッケンを最終グループにしてもらっているそうです。

別に先頭だといっても先頭の指導員を追い抜いて走れるわけではないのですが、気持ちはいいです。また小学生の参加者はあらかじめ遅れても大丈夫なように先頭でスタートします。


常呂町から網走まではサイクリングロードを行きます。どうもこの道はかつてのJRの線路があった廃線跡のようです。ところどころに駅や踏切の痕跡やSLの展示がありました。


網走市の総合庁舎前で長い休憩がありました。


このイベントの先導車はこの陸上自衛隊のトラックです。怪我人の手当てとかもしてました。さすが北海道です。


ここでは「ミス流氷」が通過スタンプを押してくれたり、東京農大チアリーダー部の演技とお見送りなどがありもりだくさんでした。この日は70キロぐらいしか走らないので時間調整の意味もあったのかも。


東京農大は網走に広大な「オホーツクキャンパス」というのがあって地元最大の大学みたいです。



しばらくオホーツク海よりの歩道を走ります。このあたりトラックとかも多いので仕方ないですね。

実は網走の休憩所を出る前にちょっと昼寝してしまい、チーム大王と一緒にスタートしそこなってしまい、一人旅に。

右がとうふつ湖の湿原で左側が原生花園で有名な海岸沿いの草地です。





浜小清水の休憩所でもらった「ほがじゃ」という地元のお菓子とそのゆるキャラ。この辺でそろそろゆるキャラが出ると思ってました。




「ほがじゃ」の工場のそばを通過するチーム大王を中心とする先頭集団です。


斜里に向かう極端に真っ直ぐな国道です。ずっと先に陸自のトラックとパトカーの先導車が見えたのですがこの写真はわからないですね。





ゴール直前で待ち合わせをして集合してチーム大王全員そろって並んでゴールしました。



最近のお約束の完走証をもったドヤ顔セルフィーです。

ゴールは知床斜里駅から500mぐらい離れた場所です。チーム大王もここで解散して、バス、車、電車などそれぞれの手段で帰ります。私はこのあと網走を起点にサイクリングに行くので、荷物と自転車を全部自力で網走まで運ばないといけないのです。


荷物を全部背負ったり自転車に取り付けたりするとこんな姿に。バックパック二つ背負って、宅配用の大型輪行バッグを肩から下げ、自転車には大型のサドルバッグがついてます。

この姿で自転車に乗るのは危険な感じだったので、おとなしく駅まで自転車を押していきました。




知床斜里駅前で自転車を荷造りし直して網走までJRでもどりました。

その夜は網走市内の居酒屋「いしざわ」でホタテときんきの刺身で一人反省会。




このきんきは目の前でおろしてくれてコリコリしていて美味しかったです。ただし一皿(半身)で2000円です。この店でずっと飲み食いしていると東京並にお金がかかりそうだったので、早々に引き揚げて別の店でラーメン食べて宿に帰りました。

宿は駅そばの「北海ホテル」という安くて親切なビジネスホテルでした。

いろいろユニークなイベントで二泊三日の「合宿」にいったような感じでした。いつも単独か少人数での自転車乗りが多いので面白かったです。H支部長をはじめとする大王北海道の皆様、大変お世話になりました。

(この後の単独北海道サイクリング編に続く)



オホーツクサイクリング (一日目)

7/12,13に北海道 紋別・網走方面で開催された「第33回 インターナショナルオホーツクサイクリング」に参加してきました。

いろいろ通常のサイクリングイベントとは違う楽しい大会でした。




これがコースでスタートの雄武(おうむ)から斜里まで二日間でほぼ海岸にちかい平地の国道周辺を走ります。

通常のイベントといろいろ違います。

(1)スタート地点と中間宿泊点に数百人も泊まれる旅館とかが多分ないので、参加者ほぼ全員が体育館で寝袋で「合宿」する。

(2)コースになる国道は交通量が関東などに比べれば少ないが地元の幹線道路なので、邪魔にならないように40人ぐらいのグループになって「指導員」のペース(22Km/hぐらい?)で固まって一列で進む。原則的に追い越しは禁止。

(3)平地で、ゆっくり走るので、小学生の親子組、中高年の女性など、通常のイベントではみないタイプの参加者も多くてみんなちゃんと210キロ完走する。

(4)なんと33年間毎年開催されていて、30回以上参加の「ゴールドゼッケン」の参加者が10名ぐらいおられた。

私はこれ以外にこのイベントに参加するおおきなモチベーションがありました。それは後で。

前日まで大型台風が列島通過中でいろいろ心配ではあったのですが...



Air Do で羽田から女満別空港へ。


さらに空港からスタートの雄武町までコース下見をしながら専用バスで2時間。


スタート地点での説明会はもう夕方です。今年は600名ぐらい参加です。過去には1000人以上だったこともあったそうです。


イベントの食事といえば豚汁が定番ですが、ここではカニ汁!


これが宿泊するスポーツセンター。なんか寒々しいですが......


今回は私は所属する「自転車百哩走大王の会」(通称「大王」)の北海道支部の皆様のチームに入れていただいて参加しました。

そしてその「大王」チームには特別のメニューが!



カニ!カニ!

大型の毛ガニが一人一杯。でかいタラバも一人一本ぐらい。

これを体育館ロビーに新聞紙をひいて車座になって10数人のチーム大王がむさぼりたべるのです。毛ガニは味噌が最高。足の肉もタラバより味が濃いです。ただしたべるのがいろいろ大変ではありますが、ちゃんとH支部長が人数分のカニスプーンを用意してくださってました。



そして場所を体育館内に移って10時の消灯までチーム大王で宴会!大先輩から最近クロスバイクを買ったという若者までいて楽しいです。

さて寝袋に入って翌朝6時前には起きて朝食の弁当を食べたり荷造りをしたりします。荷物はトラックで2日目の宿泊場所に運んでくれます。






鼓笛隊に送られながらグループごとにスタートします。


小学生も210キロに向けてスタート!


チーム大王はなぜか最終の第14グループで出発。それには深いわけが。

綺麗に一列縦隊で進みます。午前中はまだちょっと曇ってました。


おこっぺの道の駅でエイドステーション。日本全国「道の駅」は自転車の味方です。ここはかつて鉄道の駅があった場所のようです。今回のルートは鉄道遺跡がよく出てきます。

大分晴れてきました。紋別のあたりで一カ所だけ丘越えがあります。このように歩道走行が指定される区間も多かったです。登坂では遅れる参加者もいるのでその場合は例外として追い抜いていいことになってます。


真っ直ぐな先に登り坂が見えます。


午後になると快晴に!


この方は通りすがりの出前持ちではなくて、立派な参加者です。この自転車でネクタイしたまま二日間を完走してました。そういえばこの大会はヘルメット必須じゃないのです。



初日の最後あたりの常呂(ところ)町の手前の林のなかの道。このあたりで私はスタミナが切れてちょっとチームから遅れてしまいました。「だいおうよ、100キロのへいちできれてしまうとはなさけない。」


とはいえちょっと遅れはしましたが無事ゴール。


これは二日目の宿泊所です。氷の上は寒かったです、ということは当然なくて体育館とおなじでした。ここはカーリング業界では有名な町らしくて隣に新しい立派なカーリングセンターが出来たそうです。。



そして今夜の大王スペシャルメニューは「北海しまえび」が山盛りです。これで6人分ぐらいです。お腹一杯になります。もう前夜と合わせて全身が甲殻類になりそうです。


そしてまた車座、新聞紙、日本酒、バーボンで酒盛りです。楽しいなあ。

ということで私のモチベーションはお判りいただけましたでしょうか。

(二日目レポートに続く)



知られざるコンピューター博物館 (東京理科大近代科学資料館)

今日は、なんとか雨が降らないらしいので、自転車に乗って、とりあえず都心を横断して荒川にタッチしてもどってきました。

午後は、主たる目的地である神楽坂の東京理科大学へ。特に縁はない大学ですが、ここの博物館でユニークな企画展をやっていると聞きつけたので。




計算機や通信網の歴史に興味があるので、ときどきそういう博物館・展示館にいくのですが、ここは素晴らしい!

まず企画展は「アナログコンピューター展」なので、デジタルを使うものはないのです。計算尺とかオペアンプで計算する機械とか展示されているのですが、驚愕なのは歯車、円盤、モーターなどで微分方程式を解く、戦前に大阪大学で開発された、機械式微分解析機の「実演」です。今日はその実演で動作を見ることができました。

機械式微分解析機は歴史上 イギリスのバベッジ卿が開発した「差分解析機」が有名です。私は今回の展示はそれの一部を再現した模型かなんかと思ったのですが、全然違うものでした。

バベッジの差分解析機は、確か歯車と数字を使う半ばデジタルなものだったと思いますが、今日見たのは、完全にアナログで歯車と直角に交差する大小の円盤を動かして、曲線を入力すると曲線を出力する、というようなものです。MITの、かのヴァネバー・ブッシュ教授が発明したものだそうです。

この機械が、ジャンクとしてどこかに眠っていたのを発掘してきて、整備して、理科大の先生が学生たちと実際に動作するようにしたそうです。核心部分が「トルクアンプ」という微弱な回転信号を大きなトルクでコピーするメカニズムで紐とプーリーが巧妙な組み合わせで動作するものです。

言葉で書いても全く伝わらないと思いますので、歯車系、古いコンピューターがお好きな方は是非、展示は8/8まで、実演は毎日14:30です。

くわしくは

http://www.tus.ac.jp/info/setubi/museum/main/event.html

ところで、この博物館の常設展示もすごいのです。1F全体が「計算機の歴史」の展示になっていて算盤からNeXTまで展示されてます。特に圧巻なのが「タイガー計算機」のコーナーで様々なモデルが数十台展示されていて、しかも自由に使えるものまで数台ありました。

私はあのハンドルで回して計算する計算機を触ったことがなかったので今回初めて使ってみました。ちょっと最初は原理がよくわからなかったのですが、なんとか理解して 256 x 32 とか計算してみました。

その他にも1970年代、1980年代のNEC,ソニー、富士通、東芝、シャープ、カシオ, IBM, Appleなどの電卓、マイコン、パソコンなどが大量に年代順に展示されていたり、紙テープをよむテレタイプ端末ASR-33の現物があったり、昭和のコンピューターファンにはたまらない展示です。私なんか自分でもっていたあれ、学校にあったあれ、友達がかったそれ、会社にあったそれ、とかが一杯で懐かしかったです。

珍しいソニーのSOBAXの現物が2台もあったりもします。

とにかく、そっちの業界の歴史に興味がある方は是非!ここは「理科大コンピュータ博物館」に改名するべきではないでしょうか?多分、世界レベルのコレクションだと思います。日本一は多分間違いないです。