「スターマン・この星の恋」第3話~全部ウソでした・・・失踪夫戻る | 日々のダダ漏れ

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「スターマン・この星の恋」

第3話
全部ウソでした・・・失踪夫戻る


ミチル) 何がわかるよそれくらいだよ。はぁ? え?何? 
    女の勘?男いない寂しい女が何偉そうなこと言っ
    てんだよぉ!そんなに女の勘が働くんだったらね、
    男拾わなくてもいいくらい幸せなってんだろ!
佐和子) いや、ちょっとそれは、言い過ぎなんじゃ・・・
ミチル) 言い過ぎじゃねぇし! 何が星男だよ。ロマンチ
    ックな名前とか
付けてんじゃねぇぞ、ばばあ!
星男) いや、あのぉ・・・
佐和子) 悪かったわね。寂しいばばあで!
     あぁそうですよ!ロマンチックな夢、見ましたよ。
     このままここにずっといてくれたらいいなって思
     いました。いなくなっちゃうこと考えて泣いたりも
     しました! 
しましたよ! 間違ってることぐらい、
     わかってるけど、でも、
この人が、運命の人な
     んじゃないかって、
神様がくれた、プレゼントな
     んじゃないかって、
考えたりもしました。
     悪い? 悪いですかあ? 女だったらね、共感
     してくれる人多いと思いますけどね~!!

**********

ミチル) ・・・戻れば? あんた。
星男) え?
ミチル) 何か腹立つけど、そのほうが幸せそうだし、あ
    んたは。羨ましいねえ。自分の事忘れちゃうなん
    て。羨ましい。
ぜ~んぶ忘れたいよ、あたしも。
星男) すみません。
ミチル) だから、気持ちワリぃんだよ。あんたからそん
    な丁寧な言葉聞くと。は・・・星男か・・・。
星男) 星を見るのが好きなんです。
    だから、佐和子さんはそういう名前にしたんだと。
ミチル) 星? あんたが? そんな趣味なんか全くない
        よ。ホントのあんたには。
夜中に真っ黒いサング
        ラスとかしちゃってさあ。
星男) そうなんですか?
ミチル) そうなんですよ。あんたの好きなもんつったら
    さあ。まあいいや、やめとこ。じゃ、そういうことで。
星男) あの・・・俺は・・・どういう人だったんでしょうか?
ミチル) 教えない。知ったら絶望するよ?
星男) え?
ミチル) あっ、あんたさ、
    あたしの部屋から持ってった
薬全部飲んだの?
星男) 薬?
ミチル) あぁ覚えてないのか。まあ、全部飲んでたら
    死んでるもんね。飲んでないよね。
じゃあ・・・
    思い出して、帰りたくなったら、帰ってくれば?
    まあ、なんねぇと思うけど。
    送らないよ。自力で帰って。
星男) ありがとうございました。
ミチル) だから気持ちワリぃんだよ。うまくやれよ。



**********

星男) だから、俺は星男です。
佐和子) え?
星男) 星男になりたいんだ。佐和と一緒にいたい。
佐和子) そんな・・・そんなさ、そんな夢みたいな事
     ってあり? いいのかな。なんか怖いな。
星男) 怖い?
佐和子) うん。
星男) あ、そうだ。あの人から伝言があるんだ。

(回想)
ミチル) あの女に伝えといて。
    正確に、言葉どおりにね。
星男) はい。
ミチル) 夢見る年増女におとぎ話をプレゼントして
    やるよ。
ま、せいぜい人生最後のおままごと
    を楽しめば
いいんじゃない? ず~っとは続
    かないと思うけど。
だから、星男君がどんな
    男だったかは
教えないでおいてあげる。
    気になんだろ? ざまぁ見ろ! 
ってね。

星) あ・・・って、あの人が言ったんだよ?
佐和子) うん、わかってる。
     はぁ・・・星男は、それでいいの?
星男) うん。だって俺、佐和のこと好きだし。
    よくわからないけど、本当の俺が、
    嫌なやつだったと
したら、戻りたくない。
    星男のほうがいい。




佐和子) やさしいんだね、星男は。
     最後のおとぎ話かぁ・・・。

**********

星男) あのさ。
佐和子) ん?
星男) 本当の俺は、最低な男だったみたいで。
    俺が、思い出したとして・・・本性が出るって
    いうか、
そんなふうになっちゃって。
    そしたら・・・ゴメン。
佐和子) なんか。信じられないよ。悪い星男?
     でも、一度死んだと思えばいいじゃん。
     これから始まるんだよ、星男の人生は。
     あたしが育てちゃう。いい男にしちゃう。
星男) よろしくお願いします。
佐和子) いえいえ、そんな・・・
     ありがたき幸せでございます。
     思い出したら思い出したでさ、
     そんときはそんとき。
星男) うん。
佐和子) 怖い?
星男) うん。
佐和子) 大丈夫だよ。あたしが、あなたを守る。
     思い出したとしても、元には戻さない。
星男) うん。



佐和子) 星・・・綺麗だね、星男。
星男) うん。
佐和子) こんなに綺麗だったっけ? いつも。
     綺麗に見えちゃうのかもねえ。恋が始ま
     った時にはね。なんつってなんつって。
星男) そうかもしれない。
佐和子) 覚えといて。この顔は、
     キスがしたいなあっていう、顔だから。
星男) 了解しました。





●最新の相関図



**********

ムラサキがかっけ~!(ついつい、勇者ヨシヒコでの
役名で呼んでしまう木南晴夏。暴力的な女の役がな
んて似合うんだ~、惚れ惚れしちゃうじゃないかー!

口は悪いが、言ってることは正論で、しかも当たって
るというか容赦ないというか、言葉通りなだけに、言
われた側はキツイんだけど・・・。おとぎ話でも、人生
最後のままごとでも、いいんだよねえ、それでも。そ
れが束の間でも、儚い夢でも、おとぎ話でも、何もな
いよりあったほうが、ずーっとずっと何百倍も人生は
輝く。星男のような男が道に落ちてたら、そりゃあ拾
っちゃうよ。神様からのプレゼントかと思っちゃうよ。
年増女の見るロマンチックな夢、それこそが恋だよ。
バカで愚かでしょうもないけど、世界がキラキラと輝
いて、何もかもが綺麗に見えて、それこそが恋だよ。

なんて、このハチャメチャな物語が、どうしようもな
く愛おしい恋物語に思えてくるわけです。これこそ、
恋の物語だって。申し訳ないけれども、たぶん自分
が年増女の側だからだろうけど(自虐)、サマーヌ
ードの、ダラダラとメンドクサイ若者たちの恋よりも、
宇宙人だか悪い男だか、星男だか達也だか、わけ
のわからない男に恋する子持ちの年増女のほうが、
よっぽど王道の、切ない恋物語に思えるわけです。

いくつになっても、恋する女は可愛い。恋にときめく
事ができる女は可愛い。そう思えるドラマなのです。


●「スターマン・この星の恋」HP

「スターマン・この星の恋」関連ブログ↓
第1話 「運命の男・・・許せ母も女だ!」
第2話 「急展開!星男パパ元カノ襲来」
第3話 「全部ウソでした・・・失踪夫戻る」
第4話 「失踪夫VS星男・・・遂に記憶戻る」
第5話 「星男の本性は凶暴新たな謎が」
第6話 「遂に正体が!奇跡のはじまり」
第7話 「恋人は星の王子様新章始まる」
第8話 「新たな真実・・・別れの予感」
第9話 「宇野家に大事件!お迎え襲来」
第10話 「サヨナラの後に訪れる涙・・・」


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