どうして雪は白いのか・・・?(ピグミャンの思い出話)
やぁピグミャンだよ
東京では大雪が降ったね
みんなツル〜っしてないかな
ピグミャンも雪ですべらないように歩く時は気をつけてたんだけど
家に着いた途端に油断してバナナの皮ですべっちゃった
トホホのホ
さてそんなマヌケなピグミャンだけど
今年はピグミャンカッコイイ化計画が進行中〜っ
「今年はカッコよくなるぞ〜っ」て言ってたら
ダニエルに、そのセリフほっぺマンみたいだねってつっこまれちゃった
そんなカッコイイ計画第1弾・・・
今月下旬か来月頭に、ついにクラウドファンディングが始まります
当初、ショートムービーを作る予定だったんだけど
いろいろな話し合いの結果、今回は・・・
写真集を作ることになりました
写真集の内容はこれから発表することと思うけど
今までのピグミャンのイメージをガラリと変える
カッコイイ写真集になることだけは間違いなさそう
みんなの支援によってピグミャンの今年のカッコ良さが決まります
ぜひプロジェクトにお力を貸してくれたら嬉しいです
開始までの最新情報はツルッター(Twitter)でもアップしていくので
まだフォローしてない人はぜひTwitterもフォローしてね
さ~て・・・今日はすご~く久しぶりに・・・
ピグミャンの思い出シリーズをお届けします
ピグミャンのブログくんには冒険、戦い、歴史、参加型ゲームなど・・・
いろ~んな「テーマ」のお話があるけど・・・
思い出シリーズが一番好きって言ってくれる生徒も多くて
ピグミャンも書く時は頬に気合いが入っちゃう
「宝箱のオルゴール」
「渚のマリーちゃん」
「幸せの赤い靴」
「おばあちゃんの思い出」
「ブドウ園の少女」
「文化祭の思い出」
などは特にオススメなのでまだ読んだことない生徒は一度は読んでみてね
さぁて今回はどんなお話が待ってるかな
ーどうして雪が白いか知ってるかい?ー
ーそれはね・・・ー
いつもここで目が覚める
だからその続きはわからない
誰との会話なのかも覚えていない
いつかのおぼろげな記憶
小学3年生のピグミャンが朝窓を開けると
そこは一面の銀世界
わぁ〜雪が積もってる〜っ
雪だるま作ろう〜っと
あとほっぺ雪合戦しよう〜っと
ママ「ピグミャンあんまり遠くへ行っちゃだめよ」
パパ「知らない人について行っちゃダメだぞ」
ブラザー「僕に肉まん買ってこなきゃダメだよ」
ピグミャン「ダメダメダメダメうるさいなぁ〜
は〜い×877(←聞いていない時の返事)」
ピグミャンは外へ飛び出し雪の中でおおはしゃぎ
ゆ〜きやコンコンほ〜っぺやポンポン
ん・・・あれは・・・
「雪の白・・・故郷の色・・・」
雪の日ににしては随分薄着のおじさんが
一人で何かをぶつぶつ言いながら立っています
ピグミャン「おじさん何してるの?」
おじさん「白い雪が・・・見たくてね・・・」
ピグミャン「いま見てるじゃん」
おじさん「もっと・・・もっと白い雪さ」
ピグミャン「ふ〜ん、でもこんな寒い中わざわざ外に出てくるなんてピグミャンと一緒だね
雪ってテンションが877倍上がっちゃうよね〜っ
かまくらに住みたいくらいだよ
それにしてもおじさんずいぶん薄着だね
手袋しなきゃ寒いでしょ
はいっピグミャンの手袋あげる」
おじさん「手袋・・・温かいなぁ・・・」
ピグミャン「よかったぁ」
おじさん「お嬢ちゃん、どうして雪が白いか知ってるかい?」
ピグミャン「それは・・・白いからじゃないかなぁ(←人類が考え得る最低の答えです)」
おじさん「明日教えてあげるからここへおいで」
ピグミャン「うん」
お家に帰ってきたピグミャンはまだ興奮冷めやらず
ピグミャン「ねぇどうして雪が白いか知ってる」
パパ「知らないなぁ〜白いからじゃないかな?(←親譲りでした)」
ピグミャン「ふっふっふ〜明日教えてあげてもいいけどね」
パパ「あれ、ピグミャン手袋は」
ピグミャン「寒そうなかっこしてるおじさんにあげたよ」
パパ「こらピグミャン
知らない人について行っちゃダメだって言っただろ」
ピグミャン「おじさんはさっき知ったから知らない人じゃないもん」
パパ「屁理屈言わないもし危ない目にでもあったら・・・」
ピグミャン「おじさんはそんなんじゃないもん
パパのバカ」
ピグミャンが部屋ですねているとドアの向こうからパパの声がしました
パパ「ピグミャンさっきは怒ってごめんな
ピグミャンは困ってる人に優しくしてあげただけだもんな」
ピグミャン「ふ〜んだ、知〜らないっと」
ピグミャンはふて寝してしまいました
翌日起きるとまだ雪が積もっています
うるさく言われるから黙って遊びに行こう〜っと
ピグミャンはそ〜っと外に出ました
そして昨日の場所に行くとあのおじさんがいました
ピグミャン「おじさん」
おじさん「お嬢ちゃん、お嬢ちゃんが好きなかまくら作ったから見に来るかい?」
ピグミャン「うん行く行く」
ピグミャンはおじさんについて歩いて行きました
しばらく歩くとそこは・・・
ピグミャン「あれ、ここ駅だよね
ねぇ、かまくらどこ」
おじさん「かまくらはね、故郷にあるんだ」
ピグミャン「えっ」
おじさん「お嬢ちゃん、おじさんと一緒に故郷に帰ろうか」
ピグミャン「えっピグミャンの故郷はうちゅ・・・ここだよ」
ピグミャンはだんだん怖くなってきました
ピグミャン「ピグミャン、そろそろ帰ろうかな」
おじさん「かまくら見たくないのかい?」
ピグミャン「でも・・・」
おじさんはピグミャンの手を引っ張りながら言いました
おじさん「お嬢ちゃんは雪だよ
だから・・・一緒に故郷に帰るんだ!」
その時・・・
車のクラクションの音がしました
パパ「ピグミャン」
ピグミャン「パパ」
パパ「どなたか知りませんが家の子をどうするつもりですか」
おじさん「す、すみません・・・」
おじさんはそそくさと逃げるように駅の改札をくぐって行きました
次の瞬間ピグミャンはパパに泣きながら抱きついていました
ピグミャン「パパごめんなさい・・・ごめんなさい」
パパ「いいんだよ・・・いいんだよ・・・」
帰りの車の中でピグミャンは安心したのかウトウト眠りかけていました
ピグミャンに毛布をかけながらパパが話しかけます
パパ「ピグミャン昨日の質問の答えだけど・・・」
ピグミャン「ん〜何の話・・・むにゃむにゃ」
パパ「雪がどうして白いのか・・・それはね
光だよ
雪は透明だから色はないんだけど
中の光が反射して白く見えているんだ」
ピグミャン「パパすごいね」
パパ「ははっ、実は昨日あの後調べたんだ」
ピグミャン「ピグミャンあのおじさんに雪だって言われたけど
雪じゃなくて・・・
雪が溶けても消えない光になりたい
むにゃむにゃ・・・」
ピグミャンはいつのまにか助手席で眠りについていました
パパ「ピグミャン・・・
パパにとってピグミャンは光だよ・・・」
現在
ーどうして雪が白いか知ってるかい?ー
ーそれはね・・・ー
その答えを今でははっきり覚えている
ちょうど先日東京に大雪が降った日
久しぶりのこの話をピグミャンパパにしてみました
ピグミャン「パパ、雪が白いのは光なんだよね」
パパ「んっなんの話」
ピグミャン「どうして雪は白いのかってことだよ」
パパ「へぇ〜そうなんだ〜ピグミャンは物知りだなぁ」
まさかのパパが覚えていなかったというオチに
ツル〜っとすべってしまったピグミャンでした
ちゃんちゃん
さて・・・
久々のピグミャン思い出話どうだったかな
そうそうピグミャン最新写真もアップップしておくね
それじゃあまたね