ゆるゆるゆるっとぴっぴこぴ☆ -25ページ目

ゆるゆるゆるっとぴっぴこぴ☆

快!楽!健やか!超低燃費で綺麗を目指す!慢性腰痛(椎間板症、ヘルニア、血行不良、冷え)で
激しく動けないアラサーりこぴんです。
安くて栄養バランスの良い簡単な自炊と、
極軽い運動でゆる健やかな
ダイエット経過をご報告!

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)/山田 詠美
¥420
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出会いは13年くらい前。15回以上読み返してます。今も本棚のどこかにあるはず。

すごく面白いです。
言葉がすっと自分の中にしみこんでいきます。
共感できる、納得できる。主人公の人生の考え方が好き。
主人公は高校生。
大人と呼ばれる年になって早数年超えな自分でもこの本を読むと素直に「うん」とうなづけます。
なんといったらいいのか・・・納得のいく作品です。好きなんです。

表題作他収録の「分度器」がどうたらっていう作品も好きです。
辛いことを抱えた幼い日の主人公の言葉、
「三角形の角を足すと180度。ふたつで360度の転がる円になる。僕らはもう円になるための一つ目の角を手に入れているんだ」(角=辛いことの意)
確かそんな言葉だったとおもう。色々うろおぼえだけど大好きな言葉だ。
自分にハマる作品です。いい作品です。
鴨川ホルモー (角川文庫)/万城目 学
¥540
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ばかばかしくてかなり面白いです。
軽いタッチでストーリーは大体読めちゃうんですけど・・・。
主人公もとくに好きなタイプの男のひとでもないんですが。
これ、京大生や京都の学生、土地勘に詳しい人が読んだらさらに面白いんじゃないでしょうか。

ちょっと読んだとき、「ホルモーとはスポーツだ」とあったので、題名がスポーツ名なのに、過去アメフトのマネージャーやってたことすらあったのにスポーツへの熱狂があまりわからないという私でも楽しめるだろうか?(ならなんで買ったんだ?映画がばかっぽくて面白そうだったから原作から読もうと思って。映画はまだ観てないです。スポーツに関しては超にわかライトなこのひとかっこいい!とかです。)と少し思ったんですけど、杞憂でした。
スポーツスポーツしてないので、スポーツに思い入れの無いひとでも気軽に楽しめます。大学生のくそばかばかしい(褒めてます)内気な恋愛物です。ひたすらばかばかしいです。買ってよかった!
娯楽作、名作というには軽すぎますね。一服の清涼剤といったところでしょうか。この本大好き!!

最近続編が出ていますね。これより恋愛色がかなり強いようです。今のところ手に取らなそう。
伊豆の踊子 (新潮文庫)/川端 康成
¥380
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いつか読もうと思って、やっと読みました。
表題他、短編が収録。

読んでてスッキリさっぱりしますね。
登場する女性が、男の想像する憧れ?ロマン?を良くも悪くも具現化させたような存在で、同じ女性として少々「男ってしょうがねえな」と思わされるところはありましたが、それでも、読んでて気持がいい部分もありました。女性が潔くて素敵に描かれているんですよね。
川端康成、このひと女性に対して結構憧れがあるのかも。こういう女性がいたらいいなって思いながら書いているのかなー、なんて思いました。

表題「伊豆の踊り子」。
名作というからどれほどのものか?と思ったけど、
どこらへんが名作なのか、
本を数読んでない私にはあんまりわかりませんでした。
大人びた14才に惚れた20代前半学生のロリコン話・・・?なんて失礼ですね。
たぶん、男性が読んだらこの話の良さがさらに分かるのかもしれません。
女性が読んでも踊り子がとても可愛いと思う。
「伊豆の踊り子」のヒロインは、特に生き生きと元気で魅力的に描かれていて、私は好きです。
主人公には特に魅力は感じませんでしたが、作者も特にそんな意図はなかったのかもしれません。毒にも薬にもならない特に印象に残らない主人公・・・。好きでもありませんが嫌いでもありません。旅芸人に対してちょっと高飛車だけど。語り部ということで、これでいいのかもしれません。旅芸人ってそんなにばかにされる存在だったのかな?

でもやはりなんだかんだいって、名作といわれるものは一度読んだらいいなと思わされました。何かしら得るものがあるよ。不思議な力がある。これからも気に入ったものがあったら手を出してみよう。


追記:

主人公は踊り子を一目見て淡い恋心を抱き、踊り子の素直さ、生き生きとした感じ、美しさ、慕ってくる感じ、子どもの持つ無垢な感じ、かわいらしいかんじ、などなどそういうことをひっくるめた愛着があった・・・。「大人びた14歳に惚れたロリコン話」なんて、「伊豆の踊り子」への冒涜だ。あたりまえだけど、それだけじゃない、主人公の気持はそんな一言で言える気持じゃない。もっと、彼の人生を開かせるかんじ。そんな一言ですませようなんて、なんて心が貧困でさびしく感受性がないんだろう。「伊豆の踊り子」は名作だろうな、と思い直した。川端康成と「伊豆の踊り子」ファンの皆様、すみませんでした。そこの部分削除しようかとも思ったけど、昨日書いたときには「大人びた・・・」なんてちょっとそんなふうにも思ってしまったので、痕跡と反省をこめてあえて削除しませんでしたが・・・。とても自分が恥かしい・・・。誰も気にしてないから削除して書き直せば?そうですね・・・。
走れメロス (新潮文庫)/太宰 治
¥420
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表題のほかに短編がいくつか収録。
おもしろかった。さすがだなあ。
読ませる力がものすごい。
借りてから読み終わるまで期間はかかったけど、
1回1回の読書時間ですごく感じる。
名作名作いつか読もう・・・と思って、
このほど初めて読みました。
太宰治、このひとすごい。

この本を書いたころの太宰治は、
割合人生が落ち着いている時期で、
なら安心して読めるかなと思って借りました。
表題、「女生徒」は完全に創作だけど、
他短編はほぼ自伝みたいな読ませ方。
借金、女、酒、自堕落な生活・・・最後は自殺してしまうんだけど、
このころは自殺周辺の記述はないので精神衛生上良い。

作中の主人公に対して、
この人ダメなひとだなあ、
こんなダメなひとがいるなら自分などたいしたことはない
(私は借金、男、酒に溺れたり等はしていませんが)。と思ったりした。
「なるべく素晴らしい人生を送らなければいけない」という自分の思い込みの世界から、甘美な自堕落の世界へGOGOだ。
甘美な自堕落にいろいろと共感できるところもあり、
読んでて安心したりした。
お前は文才など特別な才能がないので、
太宰のようにダメ生活を送ってみたところでまるで救いはないですけどね。
転落人生まっしぐらです。
小説で楽しむくらいがちょうど良い。

この小説、まだまだ続きそうな感じで終わります。
続きが読みたくなりましたが、続きはなんという題名で文庫になってるのかな。
小説の後ろみたらわかるんですけどね。
図書館に返しちゃったから、今度図書館で調べてみよう。

表題の「走れメロス」の感想は、
熱いかんじがよかったです。

名作といわれる「女生徒」は、
主人公の女性は私の理解を超えるタイプでしたが、
最後にはなんとなくそのひとの気持になって一体となって読めたという、
太宰治の手腕にころっとやられました。

純文学は今までそんなに読んできませんでしたが、
読んだら読んだでいいものだな。
昭和特有の女に対する男の、社会の押し付けめいた偏見にはなじめませんけど・・・・。
「走れメロス」娯楽としてはなかなかです。
立山 梅酒 11度 1800ml
¥2,999
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これの小瓶、300mlを飲みました。
梅酒の梅食べてる味がして、とってもおいしいです。
甘くない梅酒が好きな方、おすすめです。
日本酒ベースのリキュールという変わったお酒。
とってもおいしいです!!