特設艦船戦史 雑想ノート -20ページ目

特設航空機運搬艦「りおん丸」

【特設軍艦】

特設航空機運搬艦「りおん丸」 

日本郵船 貨物船 

【排水量】
7,017総トン 
【速力】
14.6ノット
【徴用】
昭和16年3月 特設航空機運搬艦籍に編入
【船籍変更】
昭和19年1月 特設運送船(雑役)籍に編入

 
【所属】
第一一航空艦隊


ラバウル~パラオ間の飛行機輸送に従事。
 

昭和18年12月12~18日
ボルネオ島バリクパパンを護衛の旧式駆逐艦「若竹」(南西方面艦隊所属)と出港。パラオに向かう。

昭和18年12月13日
米潜水艦「ポギー」の雷撃を受けるが回避。
護衛の「若竹」が「ポギー」を探知し、爆雷6発を投下。
《米軍記録》
損傷:潜水艦「ポギー」(魚雷発射管とエンジン補機が損傷、作戦を中止し帰投した) 
*「ポギー」は、伊一八三潜、駆逐艦「峯風」等16隻の日本艦船を沈めた。 
 
昭和19年1月
特設運送船(雑役)に艦籍変更される。 
 

 
【参考文献】
テーマ一覧「主要参考文献」を参照下さい。 
 
調査未完のため、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております 
 
初稿  2005-08-24
第2稿 2005-12-04 一部加筆
第3稿 2005-12-16 一部加筆

特設巡洋艦(特設運送船)「愛国丸」

【特設軍艦】

特設巡洋艦「愛国丸」


大阪商船(アフリカ東岸経由南米航路用貨客船の第二船)


姉妹船「報国丸」(第一船)、「護国丸」(第三船)

【竣工】
昭和10年8月31日
【徴用】
昭和16年9月1日付 特設巡洋艦籍に編入
【艦籍変更】 

昭和18年10月 特設運送船籍に編入

【排水量】

10,437総トン

【速力】

20.9ノット

【装備】

14センチ単装砲8基、13ミリ連装機銃2基、53センチ魚雷発射管2基
【搭載機】
三座水上偵察機1機

【所属】

連合艦隊・第二十四戦隊(水上艦による通商破壊作戦の実施部隊) 〔昭和16年〕

第六艦隊(潜水艦部隊)に編入 〔昭和17年〕


昭和16年12月8日~昭和17年1月下旬

「東南太平洋方面通商破壊作戦」


昭和17年3月

第二四戦隊は解隊された。

 

昭和17年3月10日付
新編成された第八潜水戦隊に配属され、甲先遣支隊に部署された。

昭和17年4月26日まで
甲先遣支隊はペナンに進出。

昭和17年4月22日
「愛国丸」は伊三〇潜とともに出撃。

昭和17年4月27日
洋上補給を行い、ペナンに帰還。

昭和17年4月30日
甲先遣支隊の伊一〇、一六、一八、二〇潜と「報国丸」とともにペナンを出撃。

昭和17年5月17日
甲先遣支隊は、マダガスカル島南端から約300浬地点で分散配備についた。
この間、「愛国丸」「報国丸」は油槽船1隻を拿捕した。

昭和17年6月17日
甲先遣支隊は予定の集合地点で「愛国丸」「報国丸」より補給を受けた。

昭和18年1月下旬

「丙一号輸送」

東部ニューギニアのウエワクへの陸軍部隊輸送作戦

19~23日 ウエワク着

【編成】

丙一号輸送部隊

第一艦隊・第九戦隊〔指揮官:岸 福治少将〕

 軽巡洋艦「北上」(旗艦) 「大井」

第三水雷戦隊

 駆逐艦「初雪」「敷波」 

 特設巡洋艦「護国丸」「愛国丸」

 特設潜水母艦「靖国丸」

 特設運送艦「筥崎丸」「讃岐丸」「相良丸」

 特設敷設艦「新京丸」「寿山丸」

    ?   「新玉丸」



昭和18年10月

特設運送船に艦籍変更

  


昭和19年2月

「トラック空襲」

米艦載機の攻撃を受け沈没。 


 

【参考文献】

テーマ一覧「主要参考文献」を参照下さい。 

 

調査未完のため、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております。 

 

初稿  2005-12-03

第2稿 2005-12-17 一部加筆

第3稿 2006-08-13 一部加筆

 


特設巡洋艦「報国丸」

特設巡洋艦「報国丸」


大阪商船(アフリカ東岸経由南米航路用貨客船の第一船)

姉妹船「愛国丸」(第二船)、「護国丸」(第三船)


【竣工】

昭和15年6月 

【排水量】

10,439総トン

【速力】

20.9ノット

【装備】

14センチ単装砲8基、13ミリ連装機銃2基、53センチ魚雷発射管2基

【搭載機】

水上偵察機1機

【所属】

連合艦隊・第二十四戦隊(水上艦による通商破壊作戦の実施部隊)

第六艦隊に編入


昭和16年12月8日~昭和17年1月下旬

「東南太平洋方面通商破壊作戦」


昭和17年3月

第二四戦隊は解隊された。


第六艦隊(潜水艦部隊)に編入。


昭和17年5月~7月

「インド洋通商破壊作戦」


昭和17年11月~

「インド洋通商破壊作戦」


昭和17年11月11日

オランダ油槽船「オンディーナ号」に対する臨検のため接近中、同船より砲撃を受け、水上偵察機の燃料に引火、その後、魚雷発射管の魚雷及び、補給用の魚雷が誘爆、全船炎上し沈没。


 

【参考文献】

テーマ一覧「主要参考文献」を参照下さい。 

 

調査未完のため、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております。 

 

初稿  2005-12-03