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美しい大人を目指す私の日々

先日、札幌に帰った時、親戚一同で中華を食べに行きました。


話の中でチラッと登場した島崎藤村の「破戒」。父も叔父も、当たり前に読んでいる様子です。父が読書家なのは知っていたけど、叔父のほうも文学に精通(とまではいかないのかな?)していたとはね。叔父は相当なマニア気質で、コレクター。なんでも全集集めるのが好きな人だから、文学にハマッた時期もあるのかもしれないね。


やば。


私も「あぁ、あれね」なんていう顔しましたが、知っているのは本のタイトルと題材くらい。試験勉強で無理矢理詰め込みましたので。こんなところで張り合ってもしょうがないのは承知で言いますと、叔父が読んでいて、私が読んでいないなんて!!!悔しい!!!


そこで、東京に戻ってすぐさま古本屋でふっるい文庫本を調達しました。学校の図書館にあるような、ページが薄茶色に変色した本が150円って、高いのか、安いのか。よく分からない金額です。


深いテーマを扱う文学作品に対して言うのも気が引けるんですけれど、予想以上にスーパーハッピーエンディング。島崎先生、いいね、いいね。私、最後に希望がある話、大好きです。なかば熱くなり、なかば緊迫感に圧倒され、はたまた通勤電車でこぼれ落ちそうになる涙、ティッシュでそっと拭った瞬間もありました。


あぁ、なんで私、もっと若い頃にこういう上質な文学、読まなかったのかしら。今から読めばいいんだけど…


しかし、一番驚いたのは、長年の自分自身の間違った認識です。


ふむふむ、なるほど。従来の古い考え方を「破壊」する、という話か。


そうか、がちがちにはりめぐらせた自分自身を覆う殻を「破壊」して、主人公が生まれ変わる話なのか。


最初から最後まで、やたらとタイトルと内容をリンクさせて読みましたが、読後、ブックカバーをはずしたとき、ハッとしました。


「破戒」


バカバカ、私、やっぱりバカ。


「破壊」じゃなくて、「破戒」なんだね。15歳のときからずーっと誤解し続けてきたようです。よかった、これで少し利口になれた。


破戒とは、文字のごとく「戒を破ること」(広辞苑より)だそうです。確かに、そういうお話でした。



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世の女性に比べてどうかは分かりませんが、私、個人的にはわりと料理しているほうだと自負しています。


参考までに、昨日の晩の我が家のメニューは、バルサミコ酢のトマトサラダ、バジル風味のポテトサラダ、しし唐をトースターで焼いたもの、ゴルゴンゾーラのパスタ、そして前日の残りのオニオンスープ。


よ、ヘルシー!もしかしたら、ヘルシーすぎたかもしれない。


うちの草食系のだんなさんは、この手の野菜たっぷりごはんをもっとも好み、肉や魚がなくてもなんら不満はないのです。いいっちゃ、いい。でも、もっと肉食べたほうがいいんじゃない?、と思った人がたくさんいるはず。そうだよね~、もうちょっとねぇ。


先日、会社の飲み会がありました。


久々にお会いした関西にある兄弟会社の40代男性は、私が結婚したという事実に気を遣ってくれたようで、


「料理とかするん?得意料理は何やん?」


(こんな大阪弁ってないか?!)


と、話を振ってくれました。


いや~、こういうときのために、模範解答を用意しておかなくてはなりませんね。私ったら、「料理けっこう得意です」と豪語しているくせに、言葉に詰まってしまいました。うーん、えーっと、えーっと、なんだっけ…。いつも作っているものを思い出そうとしましたが、こういうときに限って何も頭に浮かびません。私の作るものって、名前もないような簡単メニューばかりだし。手のかかる調理は大嫌いで、がっつり系は不得意です。あぁ、困った。


「野菜スティック」


人間、追い詰められると、おかしなことを口走ります。


そんなん、料理と呼べないやん。切るだけだもん。と突っ込んだのは、私です。心の中で。でも、これが日々の生活で一番頻繁に作っているメニューなんです。心優しい質問主は、


「あ、バーニャカウダのソースとかつくれるん?」


と話を広げてくれましたが、


「いや、それは作れませんね」


せっかくのお心遣いを一撃でつぶしてしまいました。あーん、バカバカ。


その後も彼は、


「好きな芸能人って誰なん?」


などとコミュニケーションをはかろうとしてくれました。


「マイケル・ジャクソンですね」


これは即答できたのですが、会話自体も即終了。あれ、からみにくい回答だった?向井理とか答えておけば、もう少し会話が弾んだのかなぁ。


とにかく私は、早急に得意料理をひとつ定めたいと思います。


とんかつとかビーフシチューとかメジャーな名前があって、みんな「いいね~」とよだれがたれそうになる豪華なやつ。肉じゃが、みたいなお袋の味もポイント高いかもしれないね。なんだろうな~、インパクトがあって、万人ウケする料理って。本当にわからない。

みなさまの温かいご協力により、昨日、ガイアシンフォニー第一回目のチャリティー上映会 は無事終了することができました。


たくさんの方に来ていただいて、自分一人のお財布からは出せないような東日本大地震の支援金も集まりました。ありがとうございます。上映会の発案者であるコヲジ氏が責任を持って支援先に振込みします。


さて、頭を悩ませた私の受付らしい格好は、こんな感じになりました。



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私にとって、受付とはこんなイメージ。


おそらく、5年以上前に祖母に買ってもらった(いい年して、おばあちゃんに買ってもらったというのも、お恥ずかしい話だとは思うのですが…)ジル・スチュアートのジャケット風カーディガンは毎年必ず一度は着る重宝アイテム。キレイ目カッチリスタイルとカジュアルのあいだに位置して、使いやすい一着です。これだけ長年愛用すれば、祖母に買ってもらったかいもありますな。


これから二ヶ月、上映会は6回ほど続きます。


私は毎回、受付係の予定です。


ということは。あと6回、受付らしいコーディネートを考えなくてはなりません。思うに、ここが私の力の見せどころ。誰に頼まれたわけでもないけれど、私は私なりに、手持ちのワードローブを活かして、自分のセンスの限界に挑みたいと思います。だって、小奇麗な女子がお出迎えするほうが、印象っていいじゃない?

我が夫ながら、思います。精力的だね、コヲジ君。


このたび、彼は国分寺でチャリティー上映会をやることにしました。


「地球交響曲 ガイアシンフォニー」、シリーズ全7作品!入場料500円!


この場を通じて東日本大地震で被災された方のために何か出来たら、という思いが根底にあり、当日は募金箱を設置します。



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2011.05.14(土)

『地球交響曲第一番』


2011.05.24(火)

『地球交響曲第二番 -第一番から第二番へ-』


2011.05.31(火)

『地球交響曲第三番 -故 星野道夫に捧ぐ-』


2011.06.02(木)

『地球交響曲第四番 -21世紀に生まれ育つ子どもたちのために-』


2011.06.26(日)

『地球交響曲第五番 -全ての存在は時空を超えて繋がっている-』


2011.07.06(水)

『地球交響曲第六番 -全ての存在は響き合っている-』


2011.07.18(祝)

『地球交響曲第七番 -全ての生命が潔く健やかに生き続けるために-』


各回 19:00スタートです。


ご興味のある方、ご近所の方、ぜひいらして下さい。




そう、今日が第一回目なのです。私は受付の手伝いをします。


今、一番気になっているのは、受付らしい服装です。カッチリ系がイメージだけど、日々、カジュアル通勤のためデキル女風スーツは持っていないし、10年前の就職活動で使ったリクルートスーツも捨ててしまった…。何着よう?それよりも、時間の読みの浅い私、この調子でパソコンに向かっていると、確実に遅刻しそう。あぁ、計画的に動ける女になりたい。


節電が声高に叫ばれる昨今、我が家の電気代は驚異的な値を示しました。あまりに顕著な変動に、我ながらビックリです。


震災が起こり、停電も2~3回経験した3月。


そんな3月の電気代は、2月のちょうど半分でした。


やったぜ!!!やればできるもんですね~。


この節電、一番の要因はおそらくエアコン。少しずつ暖かくなって、暖房なしでも何とかやっていけるという、季節的なものもありますけど、うちのだんなさんはすさまじい「がんばろう、日本魂」で、家の中でも朝から晩までダウン着用で頑張っておりました。


「カイロとか、貼ればいいじゃん」


在宅で仕事する彼に、私はカイロを推奨したのですが、


「いや、なんかあったときのためにとっておく」


と、頑なに拒否。


私は会社で、設定温度を下げつつも暖房のお世話になっていたのにね…


根性とか忍耐という点では私より彼のほうが勝っていますが、私のほうが優れている点もあります。


それは、家中のコンセントを抜くことです。炊飯器、電子レンジ、トースター、DVDプレーヤー、ホットカーペットなどなど、使わないときは全てコンセントから即座に抜く。多少なりとも、きっと効果はあったはず。


大きな視点はさておき、家計の電気代が二分の一になったということは、ただ普通にうれしいです。


節電でセーブしたマネーがどこへ消えたのか分かりませんが(たぶんワイン代)、これからもこの調子でやっていこうと思います。



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先月、初めて停電があった日、私はなぜか興奮して、
結婚祝いにいただいたロゼのシャンパンを開けました。
(長らく取っておきすぎ??)
イチゴまで浮かべたりなんかして。

確か夜6時半からの計画停電。
くるぞ、くるぞ~
テーブルセッティングはばっちり。
緊張の面持ちで、そのときを待つ。


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きたーーー!
夜の停電は、本当に暗い。
それなのに、ヘッドバンド付き懐中電灯を頭に装着して、
暗がりの中でパスタを茹でました。

なんであんなに張り切っちゃったんだろう…
うまれて初めての体験だから、
変にハイテンションになっちゃったんだろうね、きっと。


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あの日、シャンパンを飲んだこと、
私、忘れないよ…