世の女性に比べてどうかは分かりませんが、私、個人的にはわりと料理しているほうだと自負しています。
参考までに、昨日の晩の我が家のメニューは、バルサミコ酢のトマトサラダ、バジル風味のポテトサラダ、しし唐をトースターで焼いたもの、ゴルゴンゾーラのパスタ、そして前日の残りのオニオンスープ。
よ、ヘルシー!もしかしたら、ヘルシーすぎたかもしれない。
うちの草食系のだんなさんは、この手の野菜たっぷりごはんをもっとも好み、肉や魚がなくてもなんら不満はないのです。いいっちゃ、いい。でも、もっと肉食べたほうがいいんじゃない?、と思った人がたくさんいるはず。そうだよね~、もうちょっとねぇ。
先日、会社の飲み会がありました。
久々にお会いした関西にある兄弟会社の40代男性は、私が結婚したという事実に気を遣ってくれたようで、
「料理とかするん?得意料理は何やん?」
(こんな大阪弁ってないか?!)
と、話を振ってくれました。
いや~、こういうときのために、模範解答を用意しておかなくてはなりませんね。私ったら、「料理けっこう得意です」と豪語しているくせに、言葉に詰まってしまいました。うーん、えーっと、えーっと、なんだっけ…。いつも作っているものを思い出そうとしましたが、こういうときに限って何も頭に浮かびません。私の作るものって、名前もないような簡単メニューばかりだし。手のかかる調理は大嫌いで、がっつり系は不得意です。あぁ、困った。
「野菜スティック」
人間、追い詰められると、おかしなことを口走ります。
そんなん、料理と呼べないやん。切るだけだもん。と突っ込んだのは、私です。心の中で。でも、これが日々の生活で一番頻繁に作っているメニューなんです。心優しい質問主は、
「あ、バーニャカウダのソースとかつくれるん?」
と話を広げてくれましたが、
「いや、それは作れませんね」
せっかくのお心遣いを一撃でつぶしてしまいました。あーん、バカバカ。
その後も彼は、
「好きな芸能人って誰なん?」
などとコミュニケーションをはかろうとしてくれました。
「マイケル・ジャクソンですね」
これは即答できたのですが、会話自体も即終了。あれ、からみにくい回答だった?向井理とか答えておけば、もう少し会話が弾んだのかなぁ。
とにかく私は、早急に得意料理をひとつ定めたいと思います。
とんかつとかビーフシチューとかメジャーな名前があって、みんな「いいね~」とよだれがたれそうになる豪華なやつ。肉じゃが、みたいなお袋の味もポイント高いかもしれないね。なんだろうな~、インパクトがあって、万人ウケする料理って。本当にわからない。