若い棋士が大きな旋風を起こして、すでに何年も経ちますが、今も持続している事は大変な偉業だと思います。
何かの記事で読んだ事で、この棋士のトレーニングで印象に残ったものが、自作PCを使った実践シュミレーション、そして特に驚いたのが、AIが導き出した最善手を理解する事。将棋に興味が無い僕には、全く想像出来ない話でした。
そして、かつて無敵を誇ったベテラン棋士には、今どきのこう言ったトレーニングに、理解が追いつかないのだとか。
絶対という事はありませんが、その理論で言うと、無敵だったベテラン棋士は二度と勝てないことになる訳で、とても残酷な世界なのだと感じました。
まあこれは、とてつもなく次元の高い話なので、僕の様な超凡人に、そのまま当てはまる事ではありませんが、とても興味深い参考事例にはなりました。
ピアノはとてもアナログで、半世紀前の工作機械でも問題無く作れる製品です。実際ウチの工場でも、使っている機械類のほとんどが、半世紀前のものばかりですが、不自由を感じる事はありません。
ですが一方で、外部から供給される部品はというと、現代のNC加工機で作られたものばかりです。
古い機械で対応できる事は自社でやりますが、ハイテク機器が必要な分野は外部に委託する、結局新しい技術抜きでは、今の時代のクオリティは実現できません。使う道具も適材適所を考えないと、まともな仕事はできないのです。
この業界にいると、今だに戦前生まれの職人が使っていた道具と手法で、懸命にピアノ修理に挑む平成生まれを見かける事がありますが、お世辞にも良い仕事ができているとは言えません。それはキャリアに於ける貴重な時間、とても損をしているし、その頑張りで得られるものは無いと思っています。
AI技術が一般的に認知されて来た頃は、凄いものが出て来たと思う一方で、自分が使いこなせる代物ではないと思っていました。
ですが最近では、何らかの調べ物をすれば、そのほとんどはAIによる自動解答が示され、気付けば誰もが、自然と利用するアイテムになりました。
「AIは間違える事もある」と言われているので、特に重要な案件は自分なりに裏付けを取ってから行動してます。ですが今の所、特に間違った情報に出会った事はありません。
最近試しに、あるAIアプリを使って自分自身の事を尋ねたのですが、若い頃からどの様にして現在に至ったのか、大まかではあるものの、一切間違いのない回答が返って来て、びっくりしました。
会社についてはもっと具体的で、業務内容から仕事を依頼する上での留意点、さらに、類似名称の他社の情報まで、もうこれで会社案内が作れるのでは? というレベルでした。
ちょっと嬉しい反面、薄気味悪くもなって、更に3種類ほどダウンロードして同じ質問をしてみましたが、最初のアプリ以外は回答が出ず。
それについては「まぁ、そんなもんだよね😅」という感じでした。
先日、同じ年齢の会社経営者と話したのですが、店舗の運営や今後の事業戦略など、日々の相談事は、AIとの会話で決めているのだそうです。
確かに人間相手では、相談相手を間違えて、芳しく無い事態に陥るといった危険もあるので、ある意味賢明な判断かもしれないと感心しました。
僕自身、作業方法についてAIの助言を取り入れる方法が無いものかと、色々考えていたのですが、頭の良い人は同じ事に気付いても、実行に移すスピードが遥かに速いのだと実感しました。
新しいものに対して、中々若い人のような速さで順応する事はできませんが、幾つになっても、また時間が掛かっても常に関心を持ち、必要なアイテムを取捨選択できる判断力を持ち続ける事は重要だと、最近特に感じるようになりました。



































