指導者としての責任

京田辺市の　ピアノ教室ｍoｍo　吉田けえこです

やってみたいな！の思いをたいせつにします。

レッスン可能な時間が少なくなりました

火曜日 １７時２０分 の１枠

木曜日 １５時１０分 の１枠になりました。

夏より水曜日夕方からのレッスン枠を作ります。 予約受付中（１８時～）

水曜日の午前中、平日の遅い時間は大人の方のフリータイムのレッスンを行なっています。

体験レッスン受け付けています。

お気軽にお問い合わせください 　 0774－64－0641　　　

ホームページご覧ください http://momo-pianostudio.com/

最近指導者としての責任の大きさを改めて感じることがありました。

ブログに載せることはためらいましたが、だんだん やはりこれはある意味悪ではないか という思いが強くなってきたのです。

極端な事を言えば「私ピアノ教えるわ」と思えば、誰でもピアノ教室をできます。資格試験などありません。大学出てすぐにY音楽教室に入った時の、私の前任者はクラリネット専科卒の先生でした。

別にピアノ科を卒業していないからいけないとかは全く思いません。ピアノ科を出ていようがそうでなかろうが、とにかく「私やる！」と思えば出来るという例であげました。

Y音楽教室も私が入った２０うん年前などは、「後からグレード取ってね」もありだったようですが、今はそういうわけにもいかずグレード試験を取らなければ講師として雇って（厳密には契約）貰えません。

でも自宅でピアノ教室を開催するには全くもって誰でも出来るのです。

ではどのような教室、先生がよいか。


◯◯音楽大学、◯◯芸術大学の教授とか、音楽高校の先生？

いやいや、えら～い先生が一人ひとりに合わせた指導が適切的確に出来るかと言えばそうでもない話は沢山耳にしますし経験もしてきました。

私はこう考えます。

ひとり立ちできるよう先を見据えた指導が出来る先生

ひとり立ち

それは

自分のレベルに合った楽譜を選び
自分で楽譜から作曲者のメッセージを少しでも読み取り
フレーズに合った適切な指使いを選び演奏することができる

そのためには読譜力、正しい手の形、正しい姿勢、身体の使い方、ソルフェージュ、楽典などなど学んでいかなければなりません。

最近私の教室に通ってくるようになったある少女がいます。

長年にわたりこれらの事を学んで来ず、学ばないなら未だしも、数々のあり得ないこと（内容は敢えて伏せます）を学んできた事実。

これまでも、特にY教室のみでレッスンしていた時は、曜日合わずとか先生との相性の問題やらで移動してきた生徒さんのレッスン内容に多少驚いた経験はありますが、今回のは最強最悪です。

お母さまも「❓❓」「いいのかしら？」など度々感じて何回か先生に聞いてみられたそうですが、ことごとく否定されご自分のやり方を強く肯定されたため、従ってきたことを悔やんでらっしゃいます。

これは悪です。

ピアノの弾き方、楽曲の捉え方は嘘を教えてはいけません。その為にはプロ意識を持ってしっかりと勉強し続けるしかありません。

医者が大学で学んだ事だけで治療や診察に携わっていたら怖いです。

もう充分なくらい勉強し専門家として大成している大学教授などはそこはプロかもしれませんが、前にも述べたように個人個人に合わせた適切的確な指導ができるかは ？です。

ピアノ講師は自宅の狭い空間で自分の思い込みでレッスンしがちです。

だからこそ外に目を向け、他の先生方の教授法や新しい教材など常にアンテナを張り巡らせ、より良い指導を目指し、自分自身の演奏技術も磨いていくべきだと思います。

勉強会や研究会、セミナーなどでは音大卒ではない先生方の熱心な様子や優れた指導をされる先生を沢山お見かけします。

教える立場の人間は、常に勉強し続けなければならないと思っています。

私は悪を行っていないか？自問自答し、指導者としての責任の重さを改めて感じた出来事でした。


最後までお読みくださり有難うございました(^^)


よろしくお願いいたします。


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